【完結】たとえ彼の身代わりだとしても貴方が僕を見てくれるのならば… 〜初恋のαは双子の弟の婚約者でした〜

葉月

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白い粉と訪問者 ④

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「ミカエル…ダメ、だ…」
 快楽に顔を歪めなが、悲しそうなサイモンの声がした。

 頭の上でサイモンがら、ふぅふぅと荒い息をしているのを感じる。
ー 一度達してからの精の方が、妊娠しやすいから

 母様の声が頭の中でする。
 妊娠するためだけにする行為。
 互いの愛を確かめることなく、一方的にする行為。
 悲しさと虚しさで涙が出てくる。

 それでもサイモンが達するまで、口の中で楔を扱く。
「ダメだ…ミカエル…、口を、離せ…!…っつ!」
 言い終わらないうちに、サイモンは口の中で勢いよく達した。
 喉の奥に精がぶち当たり、むせ返りそうになるのを飲みこんだ。

 サイモンの味がする。
 前は口の中で達してくれて嬉しかったのに、今は悲しみでいっぱいだ。
「ごめんね…サイモン…」
 僕はサイモンの足の上に跨り、もう硬くなったサイモンの楔の先端を蕾に当てる

「な、何を…!?」
 今からされることを感じ取ったサイモンは、力無くだらんと垂れ下がっている腕に力を入れようとしているが、痺れ薬がよく効いていて力が入らなさそうだ。

「ごめんねサイモン…」
 もう一度謝り、サイモンの楔をゆっくりと挿入する。

 すこしでも痛みがあればいいのに……。

 そう思ってわざと後ろをほぐしていなかったのに、痛みどころか恍惚とさせるほどの快楽が電気のように、身体を駆け巡る。
 ゆっくりとサイモンを感じるように、媚肉が飲み込んでいく。

 指で虐められ躾けらただけでもおかしくなりそうだったのに、今まで届かなかった場所に楔が挿入されていく。

「あ、んんっ…きもち…いい…っ」

 この快楽がずっと続けばいいのにと思ってしまうほどの、悦楽。
 サイモンの楔をすぐに飲み込んでしまうのが勿体くて、小刻みに腰を前後しながら受け入れていく。
 ずぶりずぶりと奥に入ってくる。
 中からは蜜液が溢れだし、太ももを伝う。

 もう我慢できない!
 自分の体重をかけて、ずんっと最奥に楔を押し込む。

「んんん、ああぁぁぁ……っ!」

 目の前が真っ白になり、一突きしただけなのに白濁とした蜜液が放出する。

「はぁ、あぁぁ……あぁっ……」

 頭の先からつま先まで快楽が貫き、サイモンの体に倒れ込む。
 するとサイモンから強烈なアルファの香りがした。
 体内でオメガのフェロモンが爆発的に弾けた。

「くっ!」
 サイモンが呻いたかと思うと、ガブリと首筋を噛まれ鋭い痛みが走る。
「……っ!、あぁぁ…っ」
 その痛みすら感じてしまい、また達してしまう。
 サイモンと自分の腹部が蜜が滴り落ちる。

 この凶暴な楔で奥を侵されたら、どうなってしまうんだろう?

 思うより先に楔の先端が最奥にめり込むように、律動する。
 どうしよう、止まらない!

「サイモン…サイモン…っ、はぁぁ、、ああぁぁ…っ!」

 初めてサイモンと繋がれたのに、愛のない行為。
「ごめんなさい…、ごめんな、さい……、ひぃ、あぁぁ…」

 何度も何度も謝りながら、でも感じてしまう自分が穢らわしい。
 我慢していた涙が溢れ出し、喘ぎ声と共に嗚咽が混じる。

「ミカエル…ミカエル…っ!」
 強制的にラットになってしまったサイモンは、ミカの名前を呼びながら、何度も最奥に精を放つ。

 蜜と精が混じり合いながら、その度に2人で達し、互いに意識が飛ぶまで獣のような行為は続いた。
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