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第七話 熱く眩しい夏(3)
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彼女の再びの着替えを待ちながら、俺は思った。
もしかして、俺達はいま、世間で言うところのバカップルというやつになっているのではないだろうか、と。
だが、バカップルでもいいか、と思った。
「おまたせ~」
そしてしばらくして彼女は再びバスタオルを巻いて風呂場から戻ってきた。
二度目だから慣れたのか、
「じゃーん!」
戻ってくるなり早々、彼女は御開帳した。
それを見た俺は思わず、おお! とうなってしまった。幸いなことに声には出さなかったが。
それは上下が繋がっていない、いわゆるビキニタイプの水着であった。
こんなに露出度が高い彼女を見たのは初めてだった。おへそがまぶしい。
「どう? エイジくんはどっちが好き?」
俺は迷わず「こっち」と即答した。ちょっと食い気味だったかもしれない。
そして俺のその即答っぷりに対し、彼女は口を開いた。
「そっかあ~。エイジくんはこっちがいいかあ~。でもこれはちょっと……」
彼女は少し迷うような表情を見せたあと、再び口を開いた。
「……う~ん、勢いで買っちゃったけど、やっぱりこれは少し恥ずかしい、かな。エイジくん以外には見せられないよ」
え? ということは、この水着はこれで見納め?
……。
ダメだ。これで終わりなんてもったいない! 本能からのその叫びを俺は受け入れ、声に出してしまった。
「せっかくだし、一緒にこのままお風呂に入って気分だけでも楽しまないか?」
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