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Ep.1 調査隊の船から回収した記録(13)
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思わず逃げ出したシェリーとレイモンドを含む三人だけが生き残っていた。
あのおぞましいトイレのほうに全力で逆戻りしている。
しかしその足は決して速いと言えるものでは無かった。
レイモンドの足に穴が開いているからだ。
「くそ、痛ぇ……くそ、くそ!」
その激痛に足を引き摺りながら、レイモンドが悪態を吐く。
「頑張って! 集中して!」
肩を貸しているシェリーが励ます。
直後、
「正面、いるぞ!」
もう一人の隊員が叫ぶと同時に銃撃を開始した。
床から火花が散り、そこを這っていた何かがミンチと化す。
シェリーとレイモンドも拳銃で加勢する。
そして一通り倒したとシェリーが思った瞬間、隊員が叫んだ。
「クリア! 走れ!」
後ろから聞こえてくるおぞましい音から逃げるために再び足を前に出す。
無我夢中で走り、トイレの前を駆け抜ける。
その時、レイモンドはふと思った。
あのランベルトを襲った生存者はどこに? と。
わき腹から胸部にかけて穴がいくつも開いていたはずだ。
あれで動けるとは思えない。
だが、その疑問は突然目の前に現れた問題の前に吹き飛んだ。
隔壁だ。
「この隔壁を開けろ!」
隊員が叫ぶ。
どうやって、シェリーが尋ねるよりも早く、レイモンドが叫んだ。
「こいつは気密用じゃない! ただの防火扉だ! どこかに非常用の作動装置があるはずだ!」
「あった!」
もっとも早くそのボタンを見つけたシェリーが飛び付く。
そしてシェリーの手がそのボタンに触れた直後、
「?!」
防火扉はゆっくりと開き始めた。
「よし、進め、進め!」
隊員が後ろを警戒しながら二人を急かす。
だが、シェリーの足は動かなかった。
なぜなら、
(まだ……!)
押していないからだ。
なのに勝手に開いた。
誰かが遠隔操作した、そうとしか考えられなかった。
なにかに招かれている、それは恐怖以外のなにものでも無かったが、
「何してる、シェリー! 早く行け!」
怒気を含んだ隊員の声に、シェリーは従うしか無かった。
あのおぞましいトイレのほうに全力で逆戻りしている。
しかしその足は決して速いと言えるものでは無かった。
レイモンドの足に穴が開いているからだ。
「くそ、痛ぇ……くそ、くそ!」
その激痛に足を引き摺りながら、レイモンドが悪態を吐く。
「頑張って! 集中して!」
肩を貸しているシェリーが励ます。
直後、
「正面、いるぞ!」
もう一人の隊員が叫ぶと同時に銃撃を開始した。
床から火花が散り、そこを這っていた何かがミンチと化す。
シェリーとレイモンドも拳銃で加勢する。
そして一通り倒したとシェリーが思った瞬間、隊員が叫んだ。
「クリア! 走れ!」
後ろから聞こえてくるおぞましい音から逃げるために再び足を前に出す。
無我夢中で走り、トイレの前を駆け抜ける。
その時、レイモンドはふと思った。
あのランベルトを襲った生存者はどこに? と。
わき腹から胸部にかけて穴がいくつも開いていたはずだ。
あれで動けるとは思えない。
だが、その疑問は突然目の前に現れた問題の前に吹き飛んだ。
隔壁だ。
「この隔壁を開けろ!」
隊員が叫ぶ。
どうやって、シェリーが尋ねるよりも早く、レイモンドが叫んだ。
「こいつは気密用じゃない! ただの防火扉だ! どこかに非常用の作動装置があるはずだ!」
「あった!」
もっとも早くそのボタンを見つけたシェリーが飛び付く。
そしてシェリーの手がそのボタンに触れた直後、
「?!」
防火扉はゆっくりと開き始めた。
「よし、進め、進め!」
隊員が後ろを警戒しながら二人を急かす。
だが、シェリーの足は動かなかった。
なぜなら、
(まだ……!)
押していないからだ。
なのに勝手に開いた。
誰かが遠隔操作した、そうとしか考えられなかった。
なにかに招かれている、それは恐怖以外のなにものでも無かったが、
「何してる、シェリー! 早く行け!」
怒気を含んだ隊員の声に、シェリーは従うしか無かった。
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