Closed castle ー閉ざされた城ー

ー AKIRA ー

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無知な二人

行き着く先で 4

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「ようこそ、よくここまで来たわね」

 突然声を掛けられ、振り向くと担任の先生が立っていた。
白い白衣を羽織り、タイトなワンピース姿にヒールを履いている。

「「先生!」」
「ここ、変なんです。
 部屋より明るいし、ロボットが」
「ああ、あれね。
 ここでの重要な機密組織よ」

 なぜか先生は平然と答えた。

「重要?あれが?
 あれは、俺らを殺そうとしたんだぞ。
 どうしてそれを今まで黙ってたんだ!」
「黙るも何も、言ったでしょ?
 あれは重要な役割があるの。
 貴方達に話してなるものですか」

 先生はまるで相手にしてくれない。

「なぜだ!
 お陰で俺らの仲間は何人餌食になったと思ってんだ!
 仲間が殺されたんだぞ、それを何とも思わないのか!」
「だから何?
 自ら身を守れなかった結果でしょ?
 私のせいではないわ」
「やめなよ桐生、この人に何言っても無駄よ」
「話が分かる子ね。
 さすがX002、他の物とは比べ物にならないわ」
「悪いけど、人を物みたいに言わないでくれる?」

 安西に殺気が満ちた。

「あら、恩師に歯向かうつもり?
 それは人としてどうなのかしらね」

 言う端から先生は、甲高い声で笑みを浮かべた。

「コイツ、狂ってる!」
「桐生、いいの。
 言いたいだけ言わせればいいわ」

 その態度に先生は関心を向けたようだ。

「あんた達、まさか……ふーんそれで。
 興味深いわ」
「行くよ」

 安西は目も合わせず手を繋ぐと、桐生を連れ出した。

「精々、二人で楽しむのね!」

 先生の声だけが辺りに響く。

「安西……」
「いいの、気にしてない」

 それでも気にせず、安西は歩き続けた。
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