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5 寝起きは危険
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▫◇▫
「ん、」
陽光を浴びてふかふかのベッドから起き上がったアザリアは、朝からむさくるしい訓練などの声が聞こえず清潔なところで寝食ができできることに心底感謝しながら、もそもそとお布団の中に潜り込んで武器の手入れを始める。
幼き頃に師範からいただいた唯一無二の武器。
唯一なくさなかった使い捨ての武器を磨きながら、今日こそは王子さまを殺してやると意気込んだ。
「おはよう、リア。とってもいい朝だね。
そんなにキラキラと武器を磨くだなんて、———とっても悪い子だ」
「!?」
(き、気づかなかった………………。
………また、気づけなかった)
唐突に後ろから現れられれて抱きつかれたことに息をのみながらも、アザリアはうっとりと微笑んで見せる。
悔しさなんておくびも出さない。悔しんでいるという風に見られことこそが、なんとなく屈辱的にしか思えないのだ。
「王子さま、いたずらが過ぎるわ。わたくし、とってもびっくりしてしまいましたもの」
「そうだね。鼓動が早くなっている」
「……………………、」
(そういうことは言わなくていいことよっ!!このくず王子がっ!!)
密かにした罵倒がばれてしまったらしい。
王子ことアルフォードは、くしゅんと見た目に似合わぬ可愛らしさでくしゃみをした。
「ふっふふふっ!!あはははっっ!!」
「わ、笑うな!!」
アザリアはちょっとだけ王子の優位に立てて満足したが、次の瞬間にはベッドに押さえつけられてその優位も崩れてしまった。無念。
*************************
読んでいただきありがとうございます🐈🐈🐈
「ん、」
陽光を浴びてふかふかのベッドから起き上がったアザリアは、朝からむさくるしい訓練などの声が聞こえず清潔なところで寝食ができできることに心底感謝しながら、もそもそとお布団の中に潜り込んで武器の手入れを始める。
幼き頃に師範からいただいた唯一無二の武器。
唯一なくさなかった使い捨ての武器を磨きながら、今日こそは王子さまを殺してやると意気込んだ。
「おはよう、リア。とってもいい朝だね。
そんなにキラキラと武器を磨くだなんて、———とっても悪い子だ」
「!?」
(き、気づかなかった………………。
………また、気づけなかった)
唐突に後ろから現れられれて抱きつかれたことに息をのみながらも、アザリアはうっとりと微笑んで見せる。
悔しさなんておくびも出さない。悔しんでいるという風に見られことこそが、なんとなく屈辱的にしか思えないのだ。
「王子さま、いたずらが過ぎるわ。わたくし、とってもびっくりしてしまいましたもの」
「そうだね。鼓動が早くなっている」
「……………………、」
(そういうことは言わなくていいことよっ!!このくず王子がっ!!)
密かにした罵倒がばれてしまったらしい。
王子ことアルフォードは、くしゅんと見た目に似合わぬ可愛らしさでくしゃみをした。
「ふっふふふっ!!あはははっっ!!」
「わ、笑うな!!」
アザリアはちょっとだけ王子の優位に立てて満足したが、次の瞬間にはベッドに押さえつけられてその優位も崩れてしまった。無念。
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