異世界にツンデレ属性の妹と引きこもり気味系の兄が転生したら?

あぐる

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魔王を倒すには遠距離攻撃が欲しい

不条理な世界で

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   「そういえばここの世界って魔王とかいる?」

   俺はふと俺たちをこの世界に転生させた張本人、ユーピテルの言葉を思い出した。仮にこの世界はもうすぐ破滅するんだとしたら魔法とか使えるファンタジー世界なんだから魔王がいるのかなっと思った。

   「いますよ」
   「い、いるんだ・・・」

    少々驚いた。まさかいるとは。

   「魔王ってよく男子とかがやるゲームでラスボス的なやつでしょ!なら私たちとかも冒険者だし戦うのかな?」
   「すずの、この街は比較的魔王が住む魔界から離れているので安心ですよ」
   「そっか、よかったー。魔王なんかがこの街来るわけないか」

   なんか、思いっきり妹が地雷を踏んだような気が

-緊急事態発生!!
    冒険者はすぐに街の南門に集まっくだささい!繰り返します・・・-

   「街の放送です。余程のことがない限りあれは使いません、行ってみましょうヒロト!」
   「ああ」

   なぜか俺は行っては行けないような感じがした。でも俺には行ってみたくなった。

   「まさか魔王が・・・」
   「どうしたんだ、シャロン?」

   1番速くついたのはシャロンだった。シャロンのあとに着いた俺たちはシャロンが見ている方向を見た。

   「まずは手始めにこの街を消すぞ」
   「魔王様に任せます」
   「お前は俺様の右腕のくせに何もやらねーな」
   「お楽しみは独り占めさせてあげよーかと思いまして」
   「よく分かってるじゃねーか」

   これが魔王?魔王と思わしき人物の笑い声は大地を震わせた。嫌な笑い声だ。
   いつの間にか他の冒険者も集まっていた。

   「ここは私と他の冒険者に任せて、2人とも遠くに逃げてください。私これでも勇者何ですからね」
   「冗談だろ。俺も戦うに決まっているだろ!お前1人に任せとけないよ!」
   「そうよ!ヒーラーの私がいなきゃシャロン死ぬわよ」

   こういう時こそ男の俺が二人を守ってやらなくては。最弱だが盾となり時間を逃げる時間を稼ぐことは出来るだろう。

   「うっ!」

   なぜか胸の底が痛くなって、その場に倒れてしまった。情けないなこれでもリーダーかよ。

   「大丈夫ですか!?」
   「あんたしっかりしてよ!」

   俺を心配している時間はないだろ!魔王が来てるぞ!
   やばい声が出ない、意識が薄れてきた・・・

   「弱い、弱いぞ!もっと俺様を楽しませろ!」
   「みんな同時に畳み掛けるぞ!今ここに冒険者の力を見せつけろ!」
   「みんなあんなに鍛えていたのにどんどんあいつに殺されていくよ」
   「レベルが違いすぎます!もう私たちもダメ見たいですね。さっきから体が震えて動きません」
   「お兄ちゃん、私迷惑な妹だったでしょ?今までごめんね」

   俺が弱いから・・・
   せめてこいつらを守れる力を
   レベルで強さが決まるこの不条理な世界を
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