異世界にツンデレ属性の妹と引きこもり気味系の兄が転生したら?

あぐる

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魔王を倒すには遠距離攻撃が欲しい

それ相応の代償を

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   「トーカとやら貴様を我の眷属にしよう」

   あれ、あの時私はたしかエクス・マキナに槍で胸を撃ち抜かれた・・・

   「貴様!我の言葉を無視するとはいい度胸だな!ベルフェゴールよ、此奴を人間界に転送させよ」
   「承知しました」

   耳で分かっていても頭がこの状況についていけてない。だれか私に・・・

   「転送準備完了。ランダム転送まで五秒前・・・」

   ベルフェゴールがゼロと言葉にした瞬間私は見知らぬ土地に足をおろしていた。
   刹那、私の探索スキルに反応があった。約二百メートル先に人らしきものがいる。ここの土地の情報を集めるためには他の人に聞くと良い。
   偶然、通りすがった感じをだしつつ

   「すみません、ここらへんに住んでる人ですか?」

   数秒反応がなかった。吸血鬼だと気づかれたか?なるべく分からないように気を付けていたのに。

   「そうです。もしかして冒険者のかたですか?」

   冒険者。人間界にとってこの役職は私たちがスパイをする時にまず最初になるであろう役職だ。冒険者という肩書きだけでできる限りの協力をしてくれる。

   「そうなんですよ、まだ駆け出しですけどね」

   無論うそだ。

   「すごいですね!私も駆け出し冒険者でサーチ能力には自信があります。見たところレベルが高いですね、それと・・・」





   冒険者のなかには厄介なスキルを持つものもいる。

   「固有スキル 停滞・・・」

   誰かが聞いているわけでもなく一人こっそりぼそりと言い放った。
   私の望み。ヒロトとあの止まった時間を何度でもやり直す。それが停滞することを選んだ私への呪縛なのか。死んでも停滞する言い換えれば私はこの世界で死ぬことはない。

   「RPG系のゲームのキャラはこんな気持ちだったのかな、何度でも死んで死なない」

   空を見ながら自分を言い聞かすように言い放った言葉。

   「異世界はプレイしなければ神ゲーでプレイしたらクソゲーだったな」
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