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運命の出会い
運命の出会い
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「ヒロト殿・・・だと」
「何あんた知ってるの?」
「異世界からくる魔法なんて第一位魔王サタンですら無理な話ですよ」
「いや、それは案外簡単だったよ」
「えっ?何言ってんですかすずの?」
シャロンの言う通り異世界にくるなんて普通に考えて無理な話だ。しかし、今はそういう問題ではない。彼女が探している人って・・・
「まさか知っているのか?」
彼女は俺の反応に疑問を抱いたようだ。目をまん丸と見開いてこっちを見ている。
ここで俺はかつての恋愛シュミレーションゲームのようにいくつかの選択肢を考えた。
一つ いえ知りません
二つ 異世界からくるなんて無理ですよ
三つ もしかして俺のことですか?
この場合において一つ目の選択肢を選んだ結果、彼女は悲しそうな目でベルフェゴールを連れてどこかに行ってしまう。二つ目の選択肢を選んだ場合もそうだ。三つ目を選んだ場合相手が何をするのかを読めない。こうなったら
「仮に見つかったとしてどうするつもりですか?」
俺の質問に対し、彼女は顔を赤らめた。なにか間違ったことを言ってしまったのかな。
「思いを伝える。ただそれだけ」
「そうですか」
復讐する的な表情ではない。これならもし探している人が俺でも危険にさらさわれることはないだろう。
「実は・・・」
俺は今までの経緯を話した。これはまだシャロンとティアにも話していないこと。元の日本という世界で1回死んだはずだけど最高神と名乗るユーピテルにこの世界に転生されられたこと。そしてシャロン、ティアと出会う前の経緯など。
「そうか、君だったのか」
「もしかして前の世界で俺と会っているのか?」
友達がいない俺は一番低いであろう可能性について問うた。なぜすずのではなく俺に用があるんだろう。
「画面上でだよ。拙者ヒロト殿にどうしても会いたくてユーピテル殿の力を借りてここまで来たでござる」
その口調は戦国武将のような喋り方で違和感が感じられるが、俺はそれを聞いたいや見たことがある。
「ティルト・・・ティルトなのか?」
「そうだよ、やっと思い出した?」
「誰なの?あんたの知り合い?」
よく話が分かってないすずのにも俺とティルトの経緯について語った。
「なに、この人めっちゃいい人じゃん!」
話をきいて無性に感動する妹。
「ならベルちゃんを解放して」
「ああ分かってる、君たちには済まないことをした」
そして解放されたベルフェゴールはティルトに向かって迎撃体制をとったが、それを宥めるようにティアは敵ではないことを教えた。
「ヒロト殿にいろいろ話したいことがあったんだよ。もっともっと話したい!」
いきなり焦り始めたティルト。
「どうしたんだ?ティルト」
「ティルトじゃないよ、冬花」
「と、冬花・・・」
「もう時間がなくなっちゃったたよ」
「何あんた知ってるの?」
「異世界からくる魔法なんて第一位魔王サタンですら無理な話ですよ」
「いや、それは案外簡単だったよ」
「えっ?何言ってんですかすずの?」
シャロンの言う通り異世界にくるなんて普通に考えて無理な話だ。しかし、今はそういう問題ではない。彼女が探している人って・・・
「まさか知っているのか?」
彼女は俺の反応に疑問を抱いたようだ。目をまん丸と見開いてこっちを見ている。
ここで俺はかつての恋愛シュミレーションゲームのようにいくつかの選択肢を考えた。
一つ いえ知りません
二つ 異世界からくるなんて無理ですよ
三つ もしかして俺のことですか?
この場合において一つ目の選択肢を選んだ結果、彼女は悲しそうな目でベルフェゴールを連れてどこかに行ってしまう。二つ目の選択肢を選んだ場合もそうだ。三つ目を選んだ場合相手が何をするのかを読めない。こうなったら
「仮に見つかったとしてどうするつもりですか?」
俺の質問に対し、彼女は顔を赤らめた。なにか間違ったことを言ってしまったのかな。
「思いを伝える。ただそれだけ」
「そうですか」
復讐する的な表情ではない。これならもし探している人が俺でも危険にさらさわれることはないだろう。
「実は・・・」
俺は今までの経緯を話した。これはまだシャロンとティアにも話していないこと。元の日本という世界で1回死んだはずだけど最高神と名乗るユーピテルにこの世界に転生されられたこと。そしてシャロン、ティアと出会う前の経緯など。
「そうか、君だったのか」
「もしかして前の世界で俺と会っているのか?」
友達がいない俺は一番低いであろう可能性について問うた。なぜすずのではなく俺に用があるんだろう。
「画面上でだよ。拙者ヒロト殿にどうしても会いたくてユーピテル殿の力を借りてここまで来たでござる」
その口調は戦国武将のような喋り方で違和感が感じられるが、俺はそれを聞いたいや見たことがある。
「ティルト・・・ティルトなのか?」
「そうだよ、やっと思い出した?」
「誰なの?あんたの知り合い?」
よく話が分かってないすずのにも俺とティルトの経緯について語った。
「なに、この人めっちゃいい人じゃん!」
話をきいて無性に感動する妹。
「ならベルちゃんを解放して」
「ああ分かってる、君たちには済まないことをした」
そして解放されたベルフェゴールはティルトに向かって迎撃体制をとったが、それを宥めるようにティアは敵ではないことを教えた。
「ヒロト殿にいろいろ話したいことがあったんだよ。もっともっと話したい!」
いきなり焦り始めたティルト。
「どうしたんだ?ティルト」
「ティルトじゃないよ、冬花」
「と、冬花・・・」
「もう時間がなくなっちゃったたよ」
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