異世界にツンデレ属性の妹と引きこもり気味系の兄が転生したら?

あぐる

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運命の出会い

過酷なジャンケン

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   圧倒的な戦力差があるのに彼女はジャンケンで決めようと言った。

   「じ、ジャンケン?」
   「あれ?ジャンケン知らないの?」
   「いや知っていますけど」
   「ならOK、代表者決めて」

   なにか裏があるのか予知ができる固有スキルとか。

   「イカサマとかは?」
   「バレた時点で負け」

   逆にバレなければイカサマではない。

   「少し時間を下さい」
   「いいよ、あまり遅くはならないでね」

   俺たちは彼女に聞こえないようヒソヒソ話し合った。でも聴覚が高まるスキルとかを使われれば終わりだけど。彼女を見てるとそんなフェアじゃないことはやらないだろう。

   「今までの話をまとめると俺がジャンケンをする」
   「で僕とすずのが魔力感知。イカサマしたら知らせる」
   「シャロンは万が一負けた場合、俺が隙を作るから準備しといて」
   「了解です」

   これが俺たちにできる最大限の努力。守りに回らずに攻めを意識した。

   「準備できた?」
   「できましたよ、早速ジャンケンをしましょう」

   俺は心を悟られないように焦らず余裕ある表情で立ち向かう。

   「じゃあ、私が勝ったらベルフェゴールを連れて行く。君が勝ったらベルフェゴールにかけた魔法を解いて私は退くよ」
   「分かりました」
   「せーの、ジャンケン・・・」

   俺がだすのはパー。引き分けでどっちの要求を呑まない方向に賭ける!
   人は緊張するほど顔に表情がでやすくなる。彼女はそこをついた。
   だす瞬間まで相手の顔と手を見て、ヒロトがパーをだす可能性が高いことがもうすでに分かっていた。

   ポン

   勝負はパーとチョキでヒロトの負けだった。

   「イカサマか?」
   「魔力に反応はなかったわ。イカサマしている可能性は・・・」

   すずのが言うのと同時に

   「ない」

   そこには余裕ある表情でかまえている彼女がいた。
   当初の作戦通り俺が足止めしてシャロンが一撃で倒しにいく。

   「!」

   足が動かない。

   「なにか企んでそうだったから私の固有スキル停滞で足回りの時を止めたから足を動かせないよ」

   周りを見るとシャロンもすずのもティアも同じようになっていた。

   「それじゃあ、またね」
   「待ってくれ!」

   考えろおれ!この状況を打破できる策を。

   「なんでベルフェゴールに用があるのか教えてくれないか?」

   彼女は少し立ち止まって考えていたがやがて

   「探している人がいてベルフェゴールの固有スキルならと思ってね」
   「それは誰なんだ?」
   「君たちは知ってるかな?異世界からきたひとたちのことを。名前はヒロト殿って言うんだ」
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