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シオンがコンタクトレンズを付け始めてから、3日後の午後。
「お父さん、ここ教えて!」
学校から帰宅したシオンは宿題のノートを掲げ、珍しく平日休みを取って自宅にいる父親にかけ寄る。
「これは先週教えただろう」
「だって、難しいんだもの」
リビングのソファーでくつろいでいた父親はノートを見て指摘する。シオンはあまり勉強が得意ではなく、口をとがらせてうつむく。
「しょうがないな。おいで、シオン」
「うん!」
そんな次男坊に甘い父親は膝を叩き、シオンはパッと笑顔になってその膝に乗る。夕食の仕度をする母親はその様を微笑ましく見つめる。
何でもない、幸せな家族の日常のひとコマ。それをたやすく壊すものが、一歩一歩、迫っていた。
「サンカ、遅いわね。どこかで遊んでいるのかしら」
母親は時計を見、帰宅しない長男が気になってくる。いつもならとっくに学校から帰っている時間だ。
「サンカはもう中等部2年だ。心配しなくてもちゃんと帰ってくるさ」
「ええ…」
血縁のない息子なのもあり、つい過保護になってしまうが、14歳にもなれば親の心配や気遣いがうっとうしくなるもの。父親がそう諭し、母親はやはり心配ながらもうなずいた。
「あら、誰かしら」
玄関の来客を知らせるチャイムが鳴り、母親は夕食を作る手を止める。
「私が出るよ」
調理を中断するのは面倒だろうと、父親は膝のシオンを降ろし、玄関に向かう。
「はい」
開けた玄関ドアの先にいたのは、見覚えのない若者。後ろ手に手を組み、にこやかな表情で立っている。ラフな服装なのでセールスマンの類いとは思えず、息子たちの友人だとしたら年齢が合わない。
「どちら様…?」
何も言わない客人に不気味さを感じつつたずねると、彼の振り上げた手が握る光るものが目に入る。次の瞬間、父親の口はそれ以上の言葉を発せなくなっていた。
ドンという鈍い音がした後、玄関から物音さえしなくなる。
「あなたー?お客さまなの?」
母親はどうしたのかと夫を呼ぶ。しかし、返事はない。
「誰か来たの?」
「わからないわ…。シオンはここにいなさい」
「うん」
玄関はリビングを出た廊下の先。ここからは様子を見ることが出来ないため、母親はシオンに言いながら手を拭き、リビングを出る。
「…シオン!!逃げて!!」
「えっ?!」
母親の悲鳴にも近い叫び声にシオンはビクッと身体が跳ね、握っていた鉛筆を落とす。急に『逃げて』と言われても、どうしたらいいのか幼いシオンに判断は出来ない。またしん…と静かになった玄関の方にしか、意識が向かわなかった。
「お母さん…?どうしたの…?」
立ち上がり、リビングを出ておそるおそる玄関をのぞく。
「やあ、5日ぶりだね」
見慣れた自宅玄関に立っているのは見慣れない男。軽くウェーブした茶色の髪、優しげでにこやかな表情でシオンを見つめる彼は服も顔も真っ赤に染まり、その手には大きなナタが握られていた。その先からポタポタと赤い液体が滴り、床に水たまりを作る。
「お母さん…?お父さん…?」
男の足元には同じ赤にまみれた父親と母親が重なるように横たわっている。呼んでもぴくりとも動かないふたり。両親がどのような状態なのかも、シオンには理解出来ない。
「あれ、コンタクトレンズにしたの?綺麗な眼なのにもったいないなぁ」
男はシオンの深紫色の右目に気づき、両親をまたいで廊下を歩いてくる。ポタ、ポタとナタから滴る赤が廊下に点々と跡をつける。
「…ひ…!」
近づいてくる男に、笑顔にも拘わらずとてつもない恐怖を感じ、シオンはガクガクと足を震わせてその場に座り込んでしまう。
「取ってよ、こんなもの」
「あ…っ?」
男はシオンの前にしゃがみ込むとあごをつかみ、右目に指先を入れる。外した深紫色のレンズを背後に投げ、それがコロコロと床に転がっていく。血溜まりで止まり、ジワリと赤く染まった。
「ほら、すごく綺麗だよ」
「…っ」
クイッとあごを上げ、男は生来の金色の眼をうっとりと見つめる。あまりの恐怖でシオンは涙も出ず、目も閉じられず、血の気が引いていくのだけを感じる。
「もっと、綺麗にしたいなぁ…。ねぇ、シオン?」
青ざめた頬を、男の舌がベロリとなめ上げた。
「ひぁっ?!や、ヤダぁあっ!!」
服を脱がされ、リビングの冷たい床に組み敷かれ、血まみれの男の手がシオンの肌を這い回る。嫌悪と気持ち悪さに、シオンは泣きながら手足をバタつかせる。
「そんなに暴れないでよ」
さすがにじれた男はゆらりと身体を起こすと、脇に置いてあったナタを手繰り寄せる。
「?!」
そして、シオンの顔の横スレスレにそれを振り下ろした。ズガンと大きな音を立て、床に重い刃が突き刺さる。
「あ、ぁ…」
「そう、いい子だね」
赤黒くなっているナタの破壊力を見て、抵抗する気など失せたシオンに笑み、男はその細い首筋に吸い付いた。
「ぅ、あ…っ」
精通すらしていない幼いものを執拗にもまれ、なめられ、後孔にまで指を入れられる。快感とはほど遠い苦痛を与え続けられ、シオンは泣きながら、ただただ、それに耐える。
「う…で、でる、ぅ…」
しかし、性器を刺激し続ければ、生理現象は誘発される。こみ上げてくる尿意でシオンの肌が粟立ち、ブルブルと身体が小刻みに震える。
「うん?おしっこかな。いいよ、出して」
「ヤダ、ヤダぁ…っ」
それに気づいた男はつんつんと震えるものの先端をつつき、羞恥が上回るシオンは嫌々と首を振る。
「ほら、我慢しない」
「あっ!あぁぁ…」
ぎゅっと下腹部を押され、後孔をかき回す指も中から尿意を刺激する。我慢の限界を超え、力ない声と共に尿があふれ出て下腹部から太ももを濡らしていく。羞恥でシオンは顔を真っ赤に上気させ、涙がポロポロとこぼれる。
「…っ!」
男はシオンの顔を見て、思わずゴクリと喉を鳴らす。排尿による性的快感に近い気持ち良さで、シオンの右目が光り輝いていた。金眼は感情の高まりや性的な興奮を与えられると、いっそう美しく輝くのだ。
「すごい…なんて、綺麗な…」
初めて見る、光り輝く金色の眼。どんなに高価で美しいとされる宝石も、この美しさには遠く及ばないだろう。男は引き寄せられるかのように、シオンの右目に手を伸ばした。
遅くなってしまった。
サンカは右肩にかけたリュックをつかみ、家路を急いでいた。辺りは暗くなり始め、街灯がポツポツ灯き出している。特定のクラブ活動をしていないサンカだが、今日はあるクラブチームの負傷したメンバーに代わり、練習試合に出場してきた。運動全般が人並み以上に得意なため、よく様々な運動クラブから助っ人を頼まれるのだ。途中で抜けるつもりが、引き止められてつい最後まで残り、こんな時間になってしまった。それを知らない心配性な母親に叱られるだろうなと思いながら、さっきまで試合で走り回っていた疲れもなく、住宅街を疾走した。
自宅は住宅街の外れ。隣家と離れているため回覧板を届けるのが面倒だが、騒音を気にしなくていいのでサンカはこの家が気に入っていた。その4年住んだ自宅に違和感がある。何故か玄関ドアがわずかに開いているのだ。
「?」
誰か家族が庭に出ている訳ではないし、単純に閉め忘れか。不思議に思うが、これから母親に叱られて言い訳をする方が面倒だなとため息をついてドアを開けた。
そのドアの中、叱られる方がどんなにマシかと思える光景がサンカの黒い目に飛び込む。鼻をつく、むっとする生臭いにおい。目の前の玄関には折り重なるように倒れている血まみれの両親。天涯孤独になった自分を引き取り、育ててくれた優しいふたり。
「…父さん、母さん…?」
素直ではない自分がいつの間にかそう呼べるようになったのは、彼らが本当の息子と変わらず接してくれたから。14歳のサンカにはその両親が今どんな状態なのか、嫌でもわかった。肌は色を失い、硬くなり、呼吸を感じない。
死んでいる。
肩のリュックがズルリと床に落ちる。何が起こったのか、何故なのか、頭の中は絶望と疑問で混乱する。気持ち悪い汗が吹き出し、貧血を起こしたかのように眼前がゆがみ、膝がガクガクと笑う。
「…っ」
サンカはハッとする。玄関に倒れているのは両親ふたりだけ。もうひとりの大切な家族、弟のシオンがいない。まさか、シオンまで。震える膝を叱咤し、両親を避けて廊下を走り、リビングに飛び込む。
「シオン!!」
弟はすぐに見つかった。リビングの床に倒れている。生きていてくれと祈り、シオンにかけ寄る。
「シ…オ、ン…っ」
ヒュッと息が出来なくなる。床に突き刺さる大きなナタ。衣服が乱れ、白い肌をさらして横たわる弟の小さな身体。床に膝をつき、震える手を柔らかな頬に当てる。かわいらしい顔は真っ赤な血にまみれ、美しい右目があったはずの部分は赤黒くぐちゃりと潰れていた。
「うあ、ああぁあっ!!何で…っなんで!!あぁああ!!」
サンカは変わり果てた弟に覆い被さり、狂ったかのように泣き叫んだ。
「お父さん、ここ教えて!」
学校から帰宅したシオンは宿題のノートを掲げ、珍しく平日休みを取って自宅にいる父親にかけ寄る。
「これは先週教えただろう」
「だって、難しいんだもの」
リビングのソファーでくつろいでいた父親はノートを見て指摘する。シオンはあまり勉強が得意ではなく、口をとがらせてうつむく。
「しょうがないな。おいで、シオン」
「うん!」
そんな次男坊に甘い父親は膝を叩き、シオンはパッと笑顔になってその膝に乗る。夕食の仕度をする母親はその様を微笑ましく見つめる。
何でもない、幸せな家族の日常のひとコマ。それをたやすく壊すものが、一歩一歩、迫っていた。
「サンカ、遅いわね。どこかで遊んでいるのかしら」
母親は時計を見、帰宅しない長男が気になってくる。いつもならとっくに学校から帰っている時間だ。
「サンカはもう中等部2年だ。心配しなくてもちゃんと帰ってくるさ」
「ええ…」
血縁のない息子なのもあり、つい過保護になってしまうが、14歳にもなれば親の心配や気遣いがうっとうしくなるもの。父親がそう諭し、母親はやはり心配ながらもうなずいた。
「あら、誰かしら」
玄関の来客を知らせるチャイムが鳴り、母親は夕食を作る手を止める。
「私が出るよ」
調理を中断するのは面倒だろうと、父親は膝のシオンを降ろし、玄関に向かう。
「はい」
開けた玄関ドアの先にいたのは、見覚えのない若者。後ろ手に手を組み、にこやかな表情で立っている。ラフな服装なのでセールスマンの類いとは思えず、息子たちの友人だとしたら年齢が合わない。
「どちら様…?」
何も言わない客人に不気味さを感じつつたずねると、彼の振り上げた手が握る光るものが目に入る。次の瞬間、父親の口はそれ以上の言葉を発せなくなっていた。
ドンという鈍い音がした後、玄関から物音さえしなくなる。
「あなたー?お客さまなの?」
母親はどうしたのかと夫を呼ぶ。しかし、返事はない。
「誰か来たの?」
「わからないわ…。シオンはここにいなさい」
「うん」
玄関はリビングを出た廊下の先。ここからは様子を見ることが出来ないため、母親はシオンに言いながら手を拭き、リビングを出る。
「…シオン!!逃げて!!」
「えっ?!」
母親の悲鳴にも近い叫び声にシオンはビクッと身体が跳ね、握っていた鉛筆を落とす。急に『逃げて』と言われても、どうしたらいいのか幼いシオンに判断は出来ない。またしん…と静かになった玄関の方にしか、意識が向かわなかった。
「お母さん…?どうしたの…?」
立ち上がり、リビングを出ておそるおそる玄関をのぞく。
「やあ、5日ぶりだね」
見慣れた自宅玄関に立っているのは見慣れない男。軽くウェーブした茶色の髪、優しげでにこやかな表情でシオンを見つめる彼は服も顔も真っ赤に染まり、その手には大きなナタが握られていた。その先からポタポタと赤い液体が滴り、床に水たまりを作る。
「お母さん…?お父さん…?」
男の足元には同じ赤にまみれた父親と母親が重なるように横たわっている。呼んでもぴくりとも動かないふたり。両親がどのような状態なのかも、シオンには理解出来ない。
「あれ、コンタクトレンズにしたの?綺麗な眼なのにもったいないなぁ」
男はシオンの深紫色の右目に気づき、両親をまたいで廊下を歩いてくる。ポタ、ポタとナタから滴る赤が廊下に点々と跡をつける。
「…ひ…!」
近づいてくる男に、笑顔にも拘わらずとてつもない恐怖を感じ、シオンはガクガクと足を震わせてその場に座り込んでしまう。
「取ってよ、こんなもの」
「あ…っ?」
男はシオンの前にしゃがみ込むとあごをつかみ、右目に指先を入れる。外した深紫色のレンズを背後に投げ、それがコロコロと床に転がっていく。血溜まりで止まり、ジワリと赤く染まった。
「ほら、すごく綺麗だよ」
「…っ」
クイッとあごを上げ、男は生来の金色の眼をうっとりと見つめる。あまりの恐怖でシオンは涙も出ず、目も閉じられず、血の気が引いていくのだけを感じる。
「もっと、綺麗にしたいなぁ…。ねぇ、シオン?」
青ざめた頬を、男の舌がベロリとなめ上げた。
「ひぁっ?!や、ヤダぁあっ!!」
服を脱がされ、リビングの冷たい床に組み敷かれ、血まみれの男の手がシオンの肌を這い回る。嫌悪と気持ち悪さに、シオンは泣きながら手足をバタつかせる。
「そんなに暴れないでよ」
さすがにじれた男はゆらりと身体を起こすと、脇に置いてあったナタを手繰り寄せる。
「?!」
そして、シオンの顔の横スレスレにそれを振り下ろした。ズガンと大きな音を立て、床に重い刃が突き刺さる。
「あ、ぁ…」
「そう、いい子だね」
赤黒くなっているナタの破壊力を見て、抵抗する気など失せたシオンに笑み、男はその細い首筋に吸い付いた。
「ぅ、あ…っ」
精通すらしていない幼いものを執拗にもまれ、なめられ、後孔にまで指を入れられる。快感とはほど遠い苦痛を与え続けられ、シオンは泣きながら、ただただ、それに耐える。
「う…で、でる、ぅ…」
しかし、性器を刺激し続ければ、生理現象は誘発される。こみ上げてくる尿意でシオンの肌が粟立ち、ブルブルと身体が小刻みに震える。
「うん?おしっこかな。いいよ、出して」
「ヤダ、ヤダぁ…っ」
それに気づいた男はつんつんと震えるものの先端をつつき、羞恥が上回るシオンは嫌々と首を振る。
「ほら、我慢しない」
「あっ!あぁぁ…」
ぎゅっと下腹部を押され、後孔をかき回す指も中から尿意を刺激する。我慢の限界を超え、力ない声と共に尿があふれ出て下腹部から太ももを濡らしていく。羞恥でシオンは顔を真っ赤に上気させ、涙がポロポロとこぼれる。
「…っ!」
男はシオンの顔を見て、思わずゴクリと喉を鳴らす。排尿による性的快感に近い気持ち良さで、シオンの右目が光り輝いていた。金眼は感情の高まりや性的な興奮を与えられると、いっそう美しく輝くのだ。
「すごい…なんて、綺麗な…」
初めて見る、光り輝く金色の眼。どんなに高価で美しいとされる宝石も、この美しさには遠く及ばないだろう。男は引き寄せられるかのように、シオンの右目に手を伸ばした。
遅くなってしまった。
サンカは右肩にかけたリュックをつかみ、家路を急いでいた。辺りは暗くなり始め、街灯がポツポツ灯き出している。特定のクラブ活動をしていないサンカだが、今日はあるクラブチームの負傷したメンバーに代わり、練習試合に出場してきた。運動全般が人並み以上に得意なため、よく様々な運動クラブから助っ人を頼まれるのだ。途中で抜けるつもりが、引き止められてつい最後まで残り、こんな時間になってしまった。それを知らない心配性な母親に叱られるだろうなと思いながら、さっきまで試合で走り回っていた疲れもなく、住宅街を疾走した。
自宅は住宅街の外れ。隣家と離れているため回覧板を届けるのが面倒だが、騒音を気にしなくていいのでサンカはこの家が気に入っていた。その4年住んだ自宅に違和感がある。何故か玄関ドアがわずかに開いているのだ。
「?」
誰か家族が庭に出ている訳ではないし、単純に閉め忘れか。不思議に思うが、これから母親に叱られて言い訳をする方が面倒だなとため息をついてドアを開けた。
そのドアの中、叱られる方がどんなにマシかと思える光景がサンカの黒い目に飛び込む。鼻をつく、むっとする生臭いにおい。目の前の玄関には折り重なるように倒れている血まみれの両親。天涯孤独になった自分を引き取り、育ててくれた優しいふたり。
「…父さん、母さん…?」
素直ではない自分がいつの間にかそう呼べるようになったのは、彼らが本当の息子と変わらず接してくれたから。14歳のサンカにはその両親が今どんな状態なのか、嫌でもわかった。肌は色を失い、硬くなり、呼吸を感じない。
死んでいる。
肩のリュックがズルリと床に落ちる。何が起こったのか、何故なのか、頭の中は絶望と疑問で混乱する。気持ち悪い汗が吹き出し、貧血を起こしたかのように眼前がゆがみ、膝がガクガクと笑う。
「…っ」
サンカはハッとする。玄関に倒れているのは両親ふたりだけ。もうひとりの大切な家族、弟のシオンがいない。まさか、シオンまで。震える膝を叱咤し、両親を避けて廊下を走り、リビングに飛び込む。
「シオン!!」
弟はすぐに見つかった。リビングの床に倒れている。生きていてくれと祈り、シオンにかけ寄る。
「シ…オ、ン…っ」
ヒュッと息が出来なくなる。床に突き刺さる大きなナタ。衣服が乱れ、白い肌をさらして横たわる弟の小さな身体。床に膝をつき、震える手を柔らかな頬に当てる。かわいらしい顔は真っ赤な血にまみれ、美しい右目があったはずの部分は赤黒くぐちゃりと潰れていた。
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