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7,保護
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「この子が保有者の…」
「はい、ヒナタと言います。10歳だそうです」
アラシも部屋に入り、ため息をつくカンパにその少年を紹介される。
少年、ヒナタは金眼の保有者。オレンジ色の伸びきったクセのある髪、左目には小さな顔に不釣り合いな眼帯、10歳にしてはやや小柄で細身である。彼は生まれて間もなく、街の児童養護施設の前に置き去りにされていた。そのままその施設で保護されていたが、この異変の連絡を受けた施設は他の子どもたちの安全を考慮し、ヒナタの保護を拒否してきたのだ。そこで、一時的に駐在所で保護しているのだが。
「こんにちは、ヒナタ君。私はアラシだ。王室ご」
「ねえ、のど渇いた」
「…」
アラシは腰を屈めて自己紹介をするが、完全無視されて絶句する。
「こ、コラ、ヒナタ君!あいさつくらい…っ」
「お菓子も食べたい」
「…」
カンパがあわてて注意するが、やはり完全無視で絶句する。
保護されてからずっとこの調子で、保有者ゆえに強く怒ることも出来ず、街の警備員もお手上げなため、カンパは城に助けを求めたのだ。ちなみに、この街でも暴走した金眼保有者がおり、すでに制圧済みだが、ヒナタは幼いからなのか今のところ異変が表れる様子はない。
「ガキ相手に何してんだ」
「レン様…っ」
傍観していた蓮だが、半泣きの大人たちを見かねて部屋に入ってくる。
ヒナタは珍しい黒髪やウェア王と同じ顔に驚いているのか、蓮を呆然と見上げる。
「…お前」
蓮はヒナタをじっと見下ろしてから、彼の前に座り込む。
「何でんなの付けてんだ」
「えっ?!な、なんだ、テメーっ?!」
左目につけた眼帯を指され、ヒナタは驚いて手を払おうとするが、あっさり掴まれる。
「取れ」
「や…っやめろ!」
焦って顔を背けても、かまわず眼帯をむしり取られる。
「はっ、この方がずっとマシじゃねーか」
アイツ(シオン)じゃねーんだからと、蓮は嫌がるヒナタの長い前髪をぐいっと上げる。右目はあかね色で、左目は少しくすんではいるが美しい金色の瞳。顔立ちも「美少年」という言葉が合うかわいらしさだ。
「な、なんだよ…っ!テメー、おれが怖くないのかっ!」
ヒナタは前髪を離さない蓮の腕を握り、戸惑いながら怒鳴る。今まで、養護施設の職員も他の子どもたちも自分を腫れ物に触るかのように接していて、何をしようとやんわりあしらわれるだけだった。異変が起きてからは、化け物かのように恐れられているのがわかった。ここに来てからも大人たちの態度は同じで、されたことのない蓮の行動が信じられなかった。
「あ?んなワケねーだろ」
蓮は訳がわからないと言った様子で、顔をしかめる。
「ただのガキのクセに」
ヒナタは目を見開く。
初めて、普通の子どもとして、見てくれた。
ひどい言われ方なのに、嬉しさが込み上げる。この気持ちを表せなくて、涙があふれ出てくる。
「泣くな、バカ」
「ひぐ…っな、泣いてない…っ」
くしゃくしゃと頭をなでられながら、ヒナタはしばらく泣きじゃくっていた。
「ああ…こうして、レン様とお話が出来るなんて、至福の極み…!」
カンパは恍惚として蓮の向かいに座る。
「キモい」
と、足を投げ出して椅子に座る蓮の隣には、ヒナタがちょこんと座っていた。前のテーブルには温かいお茶と要求していたお菓子も置かれていたが、手をつけることなくおとなしくしている。
ヒナタは彼の希望もあり、ウェア城で保護することが決まった。散らかっていた部屋を片付け、荷物も自分でまとめ、別人かのようでカンパも警備員も驚いていた。
「保有者の暴走はあったんだな」
蓮は目的である、確かめたいことを聞くため、カンパに話を切り出す。
「はい、まだ1件ですが」
この街には把握している保有者がヒナタ含め、3人いる。
「どうだった」
「どう…と、言いますと…警備員と共に抑制しましたが…」
蓮の質問の意図がわからず、カンパは探り探り答える。
「そうじゃねーし。保有者のそばに誰かいたか」
「え…と、確かご家族が」
「家族はどうだった」
「どう…?止めようとしたご兄弟がお怪我をされました」
「そうじゃねーって。あーも、いい」
質問がおおざっぱ過ぎて伝わらないだけなのだが、確認出来なさそうなので蓮は面倒になり話を止める。
「えっ!そ、そんなっ!私、もっとレン様のお役に立ちたいのです!!いや、でもその素っ気ないお姿も素敵で…っうぉぶ!!」
立ち上がり身を乗り出してきたカンパを、無言で振りかぶって殴った。
「わぁ…」
床に派手に倒れたカンパを見て、ヒナタは思わず感動の声をもらす。小柄な蓮が体格のいい男を簡単にぶっ飛ばす様はヒーローそのもの。カンパが自分を疎ましく思っていた、というのもあるが。
アラシはもう何も言うまいと、お茶をすすった。
その後。蓮とアラシはいったん城に戻って嫌がるヒナタを使用人たちに預けた後、まだ保有者に異変が出ていない街を2箇所回った。特に収穫はなく、日が落ちてから城に戻って来た。
「遅いぞ、レン!」
裏口から入るなり、待ちかまえていたヒナタが出迎える。
「言われたとおり、待ってたぞ」
と、ほめろとばかりにマントを脱いだ蓮の腕に掴まってくる。
「お帰りなさいませ…」
彼を預けた使用人たちは相当振り回されたらしく、皆ぐったりして出迎える。
「レン、これから何するんだ?」
「メシ食う」
「おれも!」
蓮にくっついて行くヒナタを見て、使用人たちはさっきまで夕食はいらないと散々ごねていたくせに…と、行き場のない怒りと呆れでさらに疲弊する。
「…お疲れ様、でした」
アラシはそれを察し、彼らに心の中で感謝と敬意を表した。
蓮とヒナタ、アラシは食堂に来ていた。主に城に住み込みの護衛や使用人が利用する、ビュッフェスタイルの食事処だ。
「レン様、私がご用意します」
「いい。構うな」
「はい…」
アラシは蓮に世話を拒否され、がっかりして自分のトレイを手に後ろに並ぶ。
「レンは何を食べるんだ?」
「あ?」
「たまご?おれも食べる」
用意されている料理は種類も量も豊富で、普通子どもなら目移りしてしまうだろうが、ヒナタは蓮の脇にくっついて、同じものを取っていた。
「いただきます…」
「いただきまーす!」
テーブルにつき、蓮がぼそっと言ったあいさつに気づいて、ヒナタもきちんとあいさつをして食べ始める。
アラシはそんなヒナタを見て、蓮がいれば彼の扱いに困ることはなさそうだと安堵する。一息ついて、蓮の隣に座ろうとすると
「よう!今、夕飯か」
「ぅおっ?!」
トレイを手にしたクラウドがやってきて、アラシを押し退け蓮の隣に座る。
「こいつか、保護してきたっていう子どもは」
蓮の反対側の隣に座るヒナタをのぞきこむ。
「…っなんだ、テメー」
ヒナタは目付きの鋭いクラウドにびくっと身構えるが、強気ににらみつける。
「おっ!かわいい顔に似合わず口悪いな。お前といい勝負だ」
「るせーよ」
クラウドは楽しげに笑い、仏頂面になった蓮の肩に手をやる。
「俺はクラウド。お前は?」
「…ヒナタ」
「よろしくな、ヒナタ。ちなみに俺はレンの恋人だぞ」
「こ…っ恋人?そうなのか?」
予想外な自己紹介にヒナタは不安げに蓮を見上げる。
「ははっ!焼きもちか?かわいいな、お前!」
クラウドは無言でにらむ蓮にかまわず、ヒナタをからかうように笑う。そこへ
「ご一緒してもよろしいですか」
音もなくやって来たシオンが蓮の向かいに座る。
「ふぉっ?!」
ちょうどそこに座ろうとしていたアラシは、焦って避ける。
「クラウド、子どもに悪影響な発言は感心しませんね」
「はぁ?!悪影響?!」
苦言され、クラウドはカチンときて怒鳴るが
「嘘つくな」
「ぐ…」
蓮にも言われて口をつぐむ。
「あなたがヒナタですね。私はシオンと言います。よろしくお願いします」
シオンはヒナタに目線を合わせ、丁寧にあいさつをする。
「あ…うん」
穏やかな雰囲気とそのきれいな笑顔に見惚れ、ヒナタは頬を染めてうなずく。
「レン様、陛下に彼の顔をお見せしましたか」
「いや」
「陛下もご存知でしょうが、早めにお会いした方がよろしいですよ」
「ん、ワリ」
城で保護することになったのだから、まず城主に会わせるのは当然かと、蓮は素直に謝る。
「レン様の責任ではありません」
「?!」
目線こそ蓮に向いたままだが、ゾッとするような殺気が自分に刺さり、アラシは中腰で硬直する。
「アラシ!!そのくらいちゃんとやってやれよ!」
「はい!!申し訳ありません!!」
さらにクラウドに怒鳴られ、ビシッと姿勢を正して謝る。
「夕食の後、伺いましょう。私がお供いたします」
「ああ」
「俺も行ってやるよ」
「来るな」
「何で?!」
と、3人が会話をし始め、これ以上のおとがめはないようでアラシはほっとする。少し離れた席にようやく座ろうとするが
「…!!」
ヒナタが軽蔑するような目で見下していることに気づく。護衛長は心の折れる音が聞こえた気がした。
「はい、ヒナタと言います。10歳だそうです」
アラシも部屋に入り、ため息をつくカンパにその少年を紹介される。
少年、ヒナタは金眼の保有者。オレンジ色の伸びきったクセのある髪、左目には小さな顔に不釣り合いな眼帯、10歳にしてはやや小柄で細身である。彼は生まれて間もなく、街の児童養護施設の前に置き去りにされていた。そのままその施設で保護されていたが、この異変の連絡を受けた施設は他の子どもたちの安全を考慮し、ヒナタの保護を拒否してきたのだ。そこで、一時的に駐在所で保護しているのだが。
「こんにちは、ヒナタ君。私はアラシだ。王室ご」
「ねえ、のど渇いた」
「…」
アラシは腰を屈めて自己紹介をするが、完全無視されて絶句する。
「こ、コラ、ヒナタ君!あいさつくらい…っ」
「お菓子も食べたい」
「…」
カンパがあわてて注意するが、やはり完全無視で絶句する。
保護されてからずっとこの調子で、保有者ゆえに強く怒ることも出来ず、街の警備員もお手上げなため、カンパは城に助けを求めたのだ。ちなみに、この街でも暴走した金眼保有者がおり、すでに制圧済みだが、ヒナタは幼いからなのか今のところ異変が表れる様子はない。
「ガキ相手に何してんだ」
「レン様…っ」
傍観していた蓮だが、半泣きの大人たちを見かねて部屋に入ってくる。
ヒナタは珍しい黒髪やウェア王と同じ顔に驚いているのか、蓮を呆然と見上げる。
「…お前」
蓮はヒナタをじっと見下ろしてから、彼の前に座り込む。
「何でんなの付けてんだ」
「えっ?!な、なんだ、テメーっ?!」
左目につけた眼帯を指され、ヒナタは驚いて手を払おうとするが、あっさり掴まれる。
「取れ」
「や…っやめろ!」
焦って顔を背けても、かまわず眼帯をむしり取られる。
「はっ、この方がずっとマシじゃねーか」
アイツ(シオン)じゃねーんだからと、蓮は嫌がるヒナタの長い前髪をぐいっと上げる。右目はあかね色で、左目は少しくすんではいるが美しい金色の瞳。顔立ちも「美少年」という言葉が合うかわいらしさだ。
「な、なんだよ…っ!テメー、おれが怖くないのかっ!」
ヒナタは前髪を離さない蓮の腕を握り、戸惑いながら怒鳴る。今まで、養護施設の職員も他の子どもたちも自分を腫れ物に触るかのように接していて、何をしようとやんわりあしらわれるだけだった。異変が起きてからは、化け物かのように恐れられているのがわかった。ここに来てからも大人たちの態度は同じで、されたことのない蓮の行動が信じられなかった。
「あ?んなワケねーだろ」
蓮は訳がわからないと言った様子で、顔をしかめる。
「ただのガキのクセに」
ヒナタは目を見開く。
初めて、普通の子どもとして、見てくれた。
ひどい言われ方なのに、嬉しさが込み上げる。この気持ちを表せなくて、涙があふれ出てくる。
「泣くな、バカ」
「ひぐ…っな、泣いてない…っ」
くしゃくしゃと頭をなでられながら、ヒナタはしばらく泣きじゃくっていた。
「ああ…こうして、レン様とお話が出来るなんて、至福の極み…!」
カンパは恍惚として蓮の向かいに座る。
「キモい」
と、足を投げ出して椅子に座る蓮の隣には、ヒナタがちょこんと座っていた。前のテーブルには温かいお茶と要求していたお菓子も置かれていたが、手をつけることなくおとなしくしている。
ヒナタは彼の希望もあり、ウェア城で保護することが決まった。散らかっていた部屋を片付け、荷物も自分でまとめ、別人かのようでカンパも警備員も驚いていた。
「保有者の暴走はあったんだな」
蓮は目的である、確かめたいことを聞くため、カンパに話を切り出す。
「はい、まだ1件ですが」
この街には把握している保有者がヒナタ含め、3人いる。
「どうだった」
「どう…と、言いますと…警備員と共に抑制しましたが…」
蓮の質問の意図がわからず、カンパは探り探り答える。
「そうじゃねーし。保有者のそばに誰かいたか」
「え…と、確かご家族が」
「家族はどうだった」
「どう…?止めようとしたご兄弟がお怪我をされました」
「そうじゃねーって。あーも、いい」
質問がおおざっぱ過ぎて伝わらないだけなのだが、確認出来なさそうなので蓮は面倒になり話を止める。
「えっ!そ、そんなっ!私、もっとレン様のお役に立ちたいのです!!いや、でもその素っ気ないお姿も素敵で…っうぉぶ!!」
立ち上がり身を乗り出してきたカンパを、無言で振りかぶって殴った。
「わぁ…」
床に派手に倒れたカンパを見て、ヒナタは思わず感動の声をもらす。小柄な蓮が体格のいい男を簡単にぶっ飛ばす様はヒーローそのもの。カンパが自分を疎ましく思っていた、というのもあるが。
アラシはもう何も言うまいと、お茶をすすった。
その後。蓮とアラシはいったん城に戻って嫌がるヒナタを使用人たちに預けた後、まだ保有者に異変が出ていない街を2箇所回った。特に収穫はなく、日が落ちてから城に戻って来た。
「遅いぞ、レン!」
裏口から入るなり、待ちかまえていたヒナタが出迎える。
「言われたとおり、待ってたぞ」
と、ほめろとばかりにマントを脱いだ蓮の腕に掴まってくる。
「お帰りなさいませ…」
彼を預けた使用人たちは相当振り回されたらしく、皆ぐったりして出迎える。
「レン、これから何するんだ?」
「メシ食う」
「おれも!」
蓮にくっついて行くヒナタを見て、使用人たちはさっきまで夕食はいらないと散々ごねていたくせに…と、行き場のない怒りと呆れでさらに疲弊する。
「…お疲れ様、でした」
アラシはそれを察し、彼らに心の中で感謝と敬意を表した。
蓮とヒナタ、アラシは食堂に来ていた。主に城に住み込みの護衛や使用人が利用する、ビュッフェスタイルの食事処だ。
「レン様、私がご用意します」
「いい。構うな」
「はい…」
アラシは蓮に世話を拒否され、がっかりして自分のトレイを手に後ろに並ぶ。
「レンは何を食べるんだ?」
「あ?」
「たまご?おれも食べる」
用意されている料理は種類も量も豊富で、普通子どもなら目移りしてしまうだろうが、ヒナタは蓮の脇にくっついて、同じものを取っていた。
「いただきます…」
「いただきまーす!」
テーブルにつき、蓮がぼそっと言ったあいさつに気づいて、ヒナタもきちんとあいさつをして食べ始める。
アラシはそんなヒナタを見て、蓮がいれば彼の扱いに困ることはなさそうだと安堵する。一息ついて、蓮の隣に座ろうとすると
「よう!今、夕飯か」
「ぅおっ?!」
トレイを手にしたクラウドがやってきて、アラシを押し退け蓮の隣に座る。
「こいつか、保護してきたっていう子どもは」
蓮の反対側の隣に座るヒナタをのぞきこむ。
「…っなんだ、テメー」
ヒナタは目付きの鋭いクラウドにびくっと身構えるが、強気ににらみつける。
「おっ!かわいい顔に似合わず口悪いな。お前といい勝負だ」
「るせーよ」
クラウドは楽しげに笑い、仏頂面になった蓮の肩に手をやる。
「俺はクラウド。お前は?」
「…ヒナタ」
「よろしくな、ヒナタ。ちなみに俺はレンの恋人だぞ」
「こ…っ恋人?そうなのか?」
予想外な自己紹介にヒナタは不安げに蓮を見上げる。
「ははっ!焼きもちか?かわいいな、お前!」
クラウドは無言でにらむ蓮にかまわず、ヒナタをからかうように笑う。そこへ
「ご一緒してもよろしいですか」
音もなくやって来たシオンが蓮の向かいに座る。
「ふぉっ?!」
ちょうどそこに座ろうとしていたアラシは、焦って避ける。
「クラウド、子どもに悪影響な発言は感心しませんね」
「はぁ?!悪影響?!」
苦言され、クラウドはカチンときて怒鳴るが
「嘘つくな」
「ぐ…」
蓮にも言われて口をつぐむ。
「あなたがヒナタですね。私はシオンと言います。よろしくお願いします」
シオンはヒナタに目線を合わせ、丁寧にあいさつをする。
「あ…うん」
穏やかな雰囲気とそのきれいな笑顔に見惚れ、ヒナタは頬を染めてうなずく。
「レン様、陛下に彼の顔をお見せしましたか」
「いや」
「陛下もご存知でしょうが、早めにお会いした方がよろしいですよ」
「ん、ワリ」
城で保護することになったのだから、まず城主に会わせるのは当然かと、蓮は素直に謝る。
「レン様の責任ではありません」
「?!」
目線こそ蓮に向いたままだが、ゾッとするような殺気が自分に刺さり、アラシは中腰で硬直する。
「アラシ!!そのくらいちゃんとやってやれよ!」
「はい!!申し訳ありません!!」
さらにクラウドに怒鳴られ、ビシッと姿勢を正して謝る。
「夕食の後、伺いましょう。私がお供いたします」
「ああ」
「俺も行ってやるよ」
「来るな」
「何で?!」
と、3人が会話をし始め、これ以上のおとがめはないようでアラシはほっとする。少し離れた席にようやく座ろうとするが
「…!!」
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