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第一章【出会い編】
47.西の街のおつかいは終わりました!
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「しっかし何だって赤の魔女をだしに使ったんだろうな、緑の魔女でも良かったんじゃないか?」
事件後、いつもの姿を取り戻したポルターオの街を出てから半時。
今回の戦利品?である赤の魔石を弄びながらアランがポツリと言ってきた。
「そうですねぇ、でも緑の魔女様の土地であんな事をやっていたら本当に本物が出てきてしまう確立の方が高いからじゃないですか?その点赤の魔女様は元々引きこ……いえ、元々そんなに人前に姿を見せる事がありませんしばれないと思ったんでしょうねえ。」
街の領主から今回のお礼にと貰った魔石を指で弾いて遊んでいるアランに苦笑しながらニコルが答える。
その言葉にアランは「ふーん」と素っ気無く返した。
「それに赤の魔女様は最近どこかへ出かけたという噂もありましたからね、それも理由の一つだと思いますよ。」
「え?そうなのか?」
「噂だけですけど。」
赤の魔女の珍しい話にアランが驚いた顔で食いつく。
その様子に苦笑しながらニコルはそう付け加えてきた。
「なんだ、ただの噂か……。」
見るからに落胆するアランにニコルが更に苦笑した。
もし仮に赤の魔女が出かけていたとしても会える確立など無いに等しいのに、アランはまるで会えるものだと思っているのだろうか?
だとしたらちょっと楽観的過ぎですよね……。
そうニコルが胸中で呟いていると。
「ま、でもその噂あながち嘘じゃないかもしれないぞ!」
アランが何故か力強く言ってきたのだった。
その言葉に思わず弾かれたようにアランを見上げるニコル。
ニコルの視線に気づいたアランが意味ありげにニッと口角を上げるとこう言ってきた。
「だって俺たちはあの時赤の魔女に会ってるからな♪」
あの時とは盗賊に襲われた時だろう。
しかも2回もだ。
「あ……。」
つい最近の出来事だった事を忘れていたニコルは内心焦った。
「そ、そうですね。」
「ま、だからまた会えるかもしれないだろ、なあマクレーン♪」
そう言いながらアランは前を行く人物に上機嫌で同意を求めてきた。
その言葉に前を歩いていたマクレーンがぴたりと立ち止まり心底嫌そうに振り返る。
ニコルは内心ドキドキしながら相手の言葉を待った。
「そんなわけ無いでしょう。」
しかし返ってきた言葉は予想外の返事だった。
もちろん肯定してくれると思っていたアランは驚いた顔でマクレーンを見る。
「おいおい、マクレーンこんなに何度も会えてるんだぜ?俺たちには魔女に会えるすごく強い運か何かがあるんだって!」
そう力説するアランに残念そうな視線を送ったマクレーンは。
「そんなのただの偶然に過ぎませんよ、たまたま赤の魔女が緑の魔女に会いに来てただけかもしれないんですよ?それでたまたま助けてもらっただけなんじゃないんですか?きっとそうですよ。」
「そんなに世の中甘くありません!」とぴしゃりと言い放つマクレーンにアランは何も言い返せなかった。
確かにそう言われてしまえばそうかもしれない……でも。
「でも、もしかしたら強運が……。」
「ああはいはい、この話は終わりです、それで次の目的地はですね……。」
やれやれとばかりにマクレーンは肩を竦めるとアランの言葉を無視して先へと歩いて行くのだった。
事件後、いつもの姿を取り戻したポルターオの街を出てから半時。
今回の戦利品?である赤の魔石を弄びながらアランがポツリと言ってきた。
「そうですねぇ、でも緑の魔女様の土地であんな事をやっていたら本当に本物が出てきてしまう確立の方が高いからじゃないですか?その点赤の魔女様は元々引きこ……いえ、元々そんなに人前に姿を見せる事がありませんしばれないと思ったんでしょうねえ。」
街の領主から今回のお礼にと貰った魔石を指で弾いて遊んでいるアランに苦笑しながらニコルが答える。
その言葉にアランは「ふーん」と素っ気無く返した。
「それに赤の魔女様は最近どこかへ出かけたという噂もありましたからね、それも理由の一つだと思いますよ。」
「え?そうなのか?」
「噂だけですけど。」
赤の魔女の珍しい話にアランが驚いた顔で食いつく。
その様子に苦笑しながらニコルはそう付け加えてきた。
「なんだ、ただの噂か……。」
見るからに落胆するアランにニコルが更に苦笑した。
もし仮に赤の魔女が出かけていたとしても会える確立など無いに等しいのに、アランはまるで会えるものだと思っているのだろうか?
だとしたらちょっと楽観的過ぎですよね……。
そうニコルが胸中で呟いていると。
「ま、でもその噂あながち嘘じゃないかもしれないぞ!」
アランが何故か力強く言ってきたのだった。
その言葉に思わず弾かれたようにアランを見上げるニコル。
ニコルの視線に気づいたアランが意味ありげにニッと口角を上げるとこう言ってきた。
「だって俺たちはあの時赤の魔女に会ってるからな♪」
あの時とは盗賊に襲われた時だろう。
しかも2回もだ。
「あ……。」
つい最近の出来事だった事を忘れていたニコルは内心焦った。
「そ、そうですね。」
「ま、だからまた会えるかもしれないだろ、なあマクレーン♪」
そう言いながらアランは前を行く人物に上機嫌で同意を求めてきた。
その言葉に前を歩いていたマクレーンがぴたりと立ち止まり心底嫌そうに振り返る。
ニコルは内心ドキドキしながら相手の言葉を待った。
「そんなわけ無いでしょう。」
しかし返ってきた言葉は予想外の返事だった。
もちろん肯定してくれると思っていたアランは驚いた顔でマクレーンを見る。
「おいおい、マクレーンこんなに何度も会えてるんだぜ?俺たちには魔女に会えるすごく強い運か何かがあるんだって!」
そう力説するアランに残念そうな視線を送ったマクレーンは。
「そんなのただの偶然に過ぎませんよ、たまたま赤の魔女が緑の魔女に会いに来てただけかもしれないんですよ?それでたまたま助けてもらっただけなんじゃないんですか?きっとそうですよ。」
「そんなに世の中甘くありません!」とぴしゃりと言い放つマクレーンにアランは何も言い返せなかった。
確かにそう言われてしまえばそうかもしれない……でも。
「でも、もしかしたら強運が……。」
「ああはいはい、この話は終わりです、それで次の目的地はですね……。」
やれやれとばかりにマクレーンは肩を竦めるとアランの言葉を無視して先へと歩いて行くのだった。
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