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第二章【旅路編】
23.おつかい完了!?
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「ほんとに……本当に、置いて行ってよかったんですけどね……。」
翌朝、無事貞操を守り抜いた男が、やつれた顔で宿屋の扉の前にいた姿を見たマクレーンは、開口一番そう言ってきたのであった。
そんなマクレーンに、アランは泣きそうな顔をしながら抗議の声を上げる。
「ほんっとうに、ヤバかったんだぞ!!」
「れっきとした成人男性が何言ってるんですか?そんなの自分で何とかしてくださいよ。」
と、涙ながらに訴えてきたアランに、マクレーンの辛辣な答えが返ってきた。
「マクレーンさん、それはあんまりだと……。」
激辛塩対応に、二コルもアランの肩を持つ。
「はあ、無事だったんだから良かったじゃないですか。別に人魚に魅了されたところで、今は取って喰われたりはしないんですから。」
「ううう、だからってなぁ……。」
マクレーンの返答に、アランは納得がいかない様子だった。
しかし、今は魔女の監視下に置かれている人魚たちは、昔と違って随分大人しくなっているのだ。
婚前交渉をした後は、相手をちゃんと生かして返しているのだから何の問題も無いはずだ。
昔はもっと……いや、やめておこう。
マクレーンはアランに説明しながら、騒ぎ過ぎだと進言した。
「そんな事より、素材が全部揃いましたよ。」
そう言って、今回の旅で揃えた品を見せながら、マクレーンが嬉しそうに言ってきた。
「……お前なぁ……。」
そんなマクレーンに、アランは何やら諦めたように溜息を吐くと項垂れる。
そんなアランを放って置いて歩き出した途端、マクレーンの足が宙に浮いたのだった。
「へ?」
「はぁ……、これで勘弁してやるよ。」
気づくとマクレーンは、背後からアランに抱き付かれていたのだった。
「ちょっと、降ろしてください!」
プラーンと宙に浮く足をバタつかせながら、マクレーンはアランに抗議の声を上げる。
「嫌だ、置いて行った仕返しだ!」
そう言って、背後からマクレーンの体を覆うように抱き付いてきたアランは、仕置きだと言いながらぎゅうっと腕に力を入れてきた。
「ぐえっ、ちょっと苦しい!離してください!!」
マクレーンの声に対抗するように、アランはぎゅうぎゅうと抱き付いてくる。
そして――
「よし、このまま次の場所に移動しよう。」
「はあ!?」
アランはそう言うと、すたすたと歩き出したのだった。
「ちょ、離してください恥ずかしい!!」
「はははは、俺の苦しみが分かったか!?」
「わかりませんよ!このっ馬鹿力!離せ!離して~~!!」
行き交う人々にクスクスと笑われながら、マクレーンは本当に次の場所まで抱っこされたまま、移動させられたのであった。
やばい、本当にやばかった……。
アランは、宿で自分に宛がわれた部屋の中で一人呻いていた。
人魚に魅了を掛けられた時、実は少しだけ効果が残ってしまっていたのだった。
人魚の魅了には催淫効果もあるらしく、人魚から逃げた後に体が昂って仕方が無かったのだ。
そして気が付いた時には、マクレーンを抱き締めていた。
抱き上げてすぐ、お茶らけて見せたから相手にはバレなかったようだが、あの時アランは確かにマクレーンを抱いてホッとしたのだった。
そして、気づいてしまった。
「う~ん、多分……だよなぁ……。」
少し前から薄々感じていた事に、アランは一人納得する。
「ま、どっちでもいいんだけどな。」
アランはそう言うと、部屋を出るべく立ち上がったのだった。
素材を全て手に入れたマクレーンが次にやるべきことは、もちろん面倒なお使いを頼んできた姉達に素材をさっさと渡しに行く事だった。
マクレーンは、もうすぐお使いが終わるという嬉しさから、珍しく鼻歌を口ずさみながら転柱門へと向かっていた。
次に向かう場所は、西の大地イーストウィンだ。
ここも来るのは二度目なので、さくさくと手続きを済ませスムーズに移動する予定だった。
のだが……
「へっへっへっ、こいつを返して欲しければ、人魚の鱗を置いて行きな!」
転柱門に向かう途中、あろうことか金髪碧眼の旅の連れが、また人攫いに遭ってしまったのであった。
今回もまたか、と既視感に見舞われながら賊を追いかけて行くと、人気のない場所でこちらを振り返った賊が、得意げな顔で先程の台詞を言ってきたのであった。
つい最近聞いたことがある台詞だな、と賊の顔を見ると昨夜、人魚のチェリーを網で捕獲しようとしてきた密猟者達だった。
性懲りも無くまた来たのかと、マクレーンが辟易していると、密猟者達は勝ち誇った顔で催促してきたのだった。
「早くしろ!こいつがどうなっても良いのか!?」
そう言って、手に持っていたナイフを二コルの顔に近付けながら脅してきた。
「す、すいません、マクレーンさん……。」
眼前に迫るナイフに怯えながら、二コルは疲れた顔で申し訳なさそうに謝罪してきていた。
ここまで来る間に、だいぶ抵抗していたのだろう、賊の顔には引っかき傷が無数付いていた。
力尽きぐったりしている二コルに、マクレーンは「気にしないでください」と優しく声をかける。
ひ弱な二コルにしては、よく抵抗してくれたと思うので責める気は無かった。
「鱗は、ここにあります。二コルさんを離してください。」
「鱗が先だ!」
密猟者の男は、そう言うと二コルの首筋に更にナイフを突き付けてきた。
思いのほか警戒心の強い相手に、ちらりとアランを見ると……
「おっと、連れの兄ちゃんも動くなよ。あんた、どうやら剣士みたいだからな。」
見ると、いつの間にかアランに剣を突き付けながら密猟者の仲間が警告してきていた。
くそ、とマクレーンは内心舌打ちする。
鱗を渡している間に、アランに賊を捕らえて貰おうと思っていたのだが、見透かされていたらしい。
昨夜はそうは思わなかったけど、思ったよりも連携が取れているな……。
その場限りの寄せ集めの集団だと思っていたマクレーンは、相手の鋭さと対応の早さに舌を巻いていたのだった。
それに、仲間意識もあるようだ……これはもしかして……。
マクレーンはある仮定に思い当たり、眉間に皺を寄せる。
「鱗は、ここです。」
マクレーンは渋々、バックから鱗を取り出すと、賊に見せてきた。
「それをこっちに投げろ!」
「人質が先です!そうでなければ渡しません!!」
二コルにナイフを向けていた賊の一人が叫ぶが、マクレーンは首を振って拒否してきた。
そんなマクレーンに、賊は顔を真っ赤にさせて怒鳴り散らす。
「こいつが、どうなっても良いのか!?」
そう言いながら、二コルの首筋に当てられていたナイフを強調するように見せつけてきた。
「二コルさんに何かしたら、鱗はこうしますよ。」
マクレーンは賊の脅しに、更に眉間の皺を深くしながら言ってきた。
そして鱗を持っていない方の手から、ボっという音と共に火が噴き出した。
「なに!?」
突然、炎を上げた掌に賊たちが驚いていると、マクレーンは良く見えるように燃え盛る魔石を見せてきた。
「炎の魔石です。人質を離さないのであれば、鱗を燃やします。」
「やめろ!わかった、わかったから……ほらよ。」
二コルを掴んでいた賊は、舌打ち交じりにそう言うと、二コルの肩を掴んで前に押し出してきた。
「こいつと同時に交換だ。」
「わかりました。」
マクレーンは頷くと、賊の方へ近づいていった。
「マクレーン!」
「アランさん、動かないでください。」
思わずアランが叫ぶと、マクレーンは振り返らずに言ってきた。
その声に、アランは唸る。
一歩、また一歩とゆっくりと賊に近づいて行くマクレーン。
二コルを盾にした賊も、ゆっくりとマクレーンに近づいてきた。
そして、二コルと鱗を持ったマクレーンが平行に並ぶ位置まで来ると、マクレーンはゆっくりと鱗を持った手を賊へと伸ばす。
賊もゆっくりと二コルから手が離れ、鱗を持った瞬間
シュンッと、賊が持っていたナイフがマクレーン目がけて一閃してきた。
マクレーンは予測していたのか、二コルを庇いながら避けると、二コル毎ゴロゴロと地面を転がる。
賊から距離を取ったマクレーンは、素早く立ち上がると護身用に持っていたショートソードを懐から出して構えた。
「ちっ。ずらかるぞ!!」
マクレーン達を仕留め損ねた賊は、舌打ちすると仲間達に合図を出す。
その声に他の賊たちは素直に従い、あっという間にマクレーン達の前から消えてしまったのであった。
「あ……う、うう……マクレーンさん、すみません。」」
二コルはマクレーンの背後から、賊が逃げて行った方角を見ながら悔しそうに呟いてきた。
「ああ、それなら大丈夫ですよ。」
そんな二コルに、マクレーンは焦る様子も無く言ってきたのであった。
翌朝、無事貞操を守り抜いた男が、やつれた顔で宿屋の扉の前にいた姿を見たマクレーンは、開口一番そう言ってきたのであった。
そんなマクレーンに、アランは泣きそうな顔をしながら抗議の声を上げる。
「ほんっとうに、ヤバかったんだぞ!!」
「れっきとした成人男性が何言ってるんですか?そんなの自分で何とかしてくださいよ。」
と、涙ながらに訴えてきたアランに、マクレーンの辛辣な答えが返ってきた。
「マクレーンさん、それはあんまりだと……。」
激辛塩対応に、二コルもアランの肩を持つ。
「はあ、無事だったんだから良かったじゃないですか。別に人魚に魅了されたところで、今は取って喰われたりはしないんですから。」
「ううう、だからってなぁ……。」
マクレーンの返答に、アランは納得がいかない様子だった。
しかし、今は魔女の監視下に置かれている人魚たちは、昔と違って随分大人しくなっているのだ。
婚前交渉をした後は、相手をちゃんと生かして返しているのだから何の問題も無いはずだ。
昔はもっと……いや、やめておこう。
マクレーンはアランに説明しながら、騒ぎ過ぎだと進言した。
「そんな事より、素材が全部揃いましたよ。」
そう言って、今回の旅で揃えた品を見せながら、マクレーンが嬉しそうに言ってきた。
「……お前なぁ……。」
そんなマクレーンに、アランは何やら諦めたように溜息を吐くと項垂れる。
そんなアランを放って置いて歩き出した途端、マクレーンの足が宙に浮いたのだった。
「へ?」
「はぁ……、これで勘弁してやるよ。」
気づくとマクレーンは、背後からアランに抱き付かれていたのだった。
「ちょっと、降ろしてください!」
プラーンと宙に浮く足をバタつかせながら、マクレーンはアランに抗議の声を上げる。
「嫌だ、置いて行った仕返しだ!」
そう言って、背後からマクレーンの体を覆うように抱き付いてきたアランは、仕置きだと言いながらぎゅうっと腕に力を入れてきた。
「ぐえっ、ちょっと苦しい!離してください!!」
マクレーンの声に対抗するように、アランはぎゅうぎゅうと抱き付いてくる。
そして――
「よし、このまま次の場所に移動しよう。」
「はあ!?」
アランはそう言うと、すたすたと歩き出したのだった。
「ちょ、離してください恥ずかしい!!」
「はははは、俺の苦しみが分かったか!?」
「わかりませんよ!このっ馬鹿力!離せ!離して~~!!」
行き交う人々にクスクスと笑われながら、マクレーンは本当に次の場所まで抱っこされたまま、移動させられたのであった。
やばい、本当にやばかった……。
アランは、宿で自分に宛がわれた部屋の中で一人呻いていた。
人魚に魅了を掛けられた時、実は少しだけ効果が残ってしまっていたのだった。
人魚の魅了には催淫効果もあるらしく、人魚から逃げた後に体が昂って仕方が無かったのだ。
そして気が付いた時には、マクレーンを抱き締めていた。
抱き上げてすぐ、お茶らけて見せたから相手にはバレなかったようだが、あの時アランは確かにマクレーンを抱いてホッとしたのだった。
そして、気づいてしまった。
「う~ん、多分……だよなぁ……。」
少し前から薄々感じていた事に、アランは一人納得する。
「ま、どっちでもいいんだけどな。」
アランはそう言うと、部屋を出るべく立ち上がったのだった。
素材を全て手に入れたマクレーンが次にやるべきことは、もちろん面倒なお使いを頼んできた姉達に素材をさっさと渡しに行く事だった。
マクレーンは、もうすぐお使いが終わるという嬉しさから、珍しく鼻歌を口ずさみながら転柱門へと向かっていた。
次に向かう場所は、西の大地イーストウィンだ。
ここも来るのは二度目なので、さくさくと手続きを済ませスムーズに移動する予定だった。
のだが……
「へっへっへっ、こいつを返して欲しければ、人魚の鱗を置いて行きな!」
転柱門に向かう途中、あろうことか金髪碧眼の旅の連れが、また人攫いに遭ってしまったのであった。
今回もまたか、と既視感に見舞われながら賊を追いかけて行くと、人気のない場所でこちらを振り返った賊が、得意げな顔で先程の台詞を言ってきたのであった。
つい最近聞いたことがある台詞だな、と賊の顔を見ると昨夜、人魚のチェリーを網で捕獲しようとしてきた密猟者達だった。
性懲りも無くまた来たのかと、マクレーンが辟易していると、密猟者達は勝ち誇った顔で催促してきたのだった。
「早くしろ!こいつがどうなっても良いのか!?」
そう言って、手に持っていたナイフを二コルの顔に近付けながら脅してきた。
「す、すいません、マクレーンさん……。」
眼前に迫るナイフに怯えながら、二コルは疲れた顔で申し訳なさそうに謝罪してきていた。
ここまで来る間に、だいぶ抵抗していたのだろう、賊の顔には引っかき傷が無数付いていた。
力尽きぐったりしている二コルに、マクレーンは「気にしないでください」と優しく声をかける。
ひ弱な二コルにしては、よく抵抗してくれたと思うので責める気は無かった。
「鱗は、ここにあります。二コルさんを離してください。」
「鱗が先だ!」
密猟者の男は、そう言うと二コルの首筋に更にナイフを突き付けてきた。
思いのほか警戒心の強い相手に、ちらりとアランを見ると……
「おっと、連れの兄ちゃんも動くなよ。あんた、どうやら剣士みたいだからな。」
見ると、いつの間にかアランに剣を突き付けながら密猟者の仲間が警告してきていた。
くそ、とマクレーンは内心舌打ちする。
鱗を渡している間に、アランに賊を捕らえて貰おうと思っていたのだが、見透かされていたらしい。
昨夜はそうは思わなかったけど、思ったよりも連携が取れているな……。
その場限りの寄せ集めの集団だと思っていたマクレーンは、相手の鋭さと対応の早さに舌を巻いていたのだった。
それに、仲間意識もあるようだ……これはもしかして……。
マクレーンはある仮定に思い当たり、眉間に皺を寄せる。
「鱗は、ここです。」
マクレーンは渋々、バックから鱗を取り出すと、賊に見せてきた。
「それをこっちに投げろ!」
「人質が先です!そうでなければ渡しません!!」
二コルにナイフを向けていた賊の一人が叫ぶが、マクレーンは首を振って拒否してきた。
そんなマクレーンに、賊は顔を真っ赤にさせて怒鳴り散らす。
「こいつが、どうなっても良いのか!?」
そう言いながら、二コルの首筋に当てられていたナイフを強調するように見せつけてきた。
「二コルさんに何かしたら、鱗はこうしますよ。」
マクレーンは賊の脅しに、更に眉間の皺を深くしながら言ってきた。
そして鱗を持っていない方の手から、ボっという音と共に火が噴き出した。
「なに!?」
突然、炎を上げた掌に賊たちが驚いていると、マクレーンは良く見えるように燃え盛る魔石を見せてきた。
「炎の魔石です。人質を離さないのであれば、鱗を燃やします。」
「やめろ!わかった、わかったから……ほらよ。」
二コルを掴んでいた賊は、舌打ち交じりにそう言うと、二コルの肩を掴んで前に押し出してきた。
「こいつと同時に交換だ。」
「わかりました。」
マクレーンは頷くと、賊の方へ近づいていった。
「マクレーン!」
「アランさん、動かないでください。」
思わずアランが叫ぶと、マクレーンは振り返らずに言ってきた。
その声に、アランは唸る。
一歩、また一歩とゆっくりと賊に近づいて行くマクレーン。
二コルを盾にした賊も、ゆっくりとマクレーンに近づいてきた。
そして、二コルと鱗を持ったマクレーンが平行に並ぶ位置まで来ると、マクレーンはゆっくりと鱗を持った手を賊へと伸ばす。
賊もゆっくりと二コルから手が離れ、鱗を持った瞬間
シュンッと、賊が持っていたナイフがマクレーン目がけて一閃してきた。
マクレーンは予測していたのか、二コルを庇いながら避けると、二コル毎ゴロゴロと地面を転がる。
賊から距離を取ったマクレーンは、素早く立ち上がると護身用に持っていたショートソードを懐から出して構えた。
「ちっ。ずらかるぞ!!」
マクレーン達を仕留め損ねた賊は、舌打ちすると仲間達に合図を出す。
その声に他の賊たちは素直に従い、あっという間にマクレーン達の前から消えてしまったのであった。
「あ……う、うう……マクレーンさん、すみません。」」
二コルはマクレーンの背後から、賊が逃げて行った方角を見ながら悔しそうに呟いてきた。
「ああ、それなら大丈夫ですよ。」
そんな二コルに、マクレーンは焦る様子も無く言ってきたのであった。
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