裏社会に巻き込まれたらセックスを強要された件

こうたろ

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3章

唯一の存在

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紬渾身の出来のカレーライスを頂いて俺は風呂に入った。

千歳と千春はリーナに連れて行かせて既に寝かせているはずだ。



面倒なことになったなぁ。

食事前の千歳と千春の言い合いのことではない。

千歳が俺を毛嫌いしているは知っていた。

まあ、そこで千春が意見したのは予想外だったが展開の半分は予想していた。

本当に問題なのはこのままあの禄でもない両親の元に返しても良いのかどうか・・・



まず間違いなく、また巻き込まれるよな。

返さなかったらそれはそれで向こうは文句を言ってくるだろうし・・・

面倒くさっ!

これは色々覚悟を決めるかな・・・



俺がどうしようかと考えていると風呂場の戸がノックされた。



「ん?」



モニカたちではないだろう。

彼女たちは声をかけてくるか有無を言わさず入ってきて一物に飛びついてくる。

マリーフォンも今の時間帯は梓さんに弄ばれているころだ。

となれば該当ずる人物は限られる。



「どうぞ・・・」



俺の了承を得て扉を開けたのは身体をタオルで巻いた千春だった。



「お、お邪魔、します・・・」



恐る恐る浴場に入ってくる千春。



「風呂には入ったんじゃなかった?」



「うん・・・でもお兄ちゃんと、入りたくて・・・」



タオルを取って俺の横に入ってくる千春、男が苦手のはずだったが俺に横から身体を寄せてくる。







上山家ではヒエラルキーが形成されていた。

元々学生時代もカースト上位に蚤のようにくっ付いていた両親は自分たちよりも上の存在が居ない家庭で自分たちを神だと思い込む節があった。

文武両道で理想以上に育った千歳の存在が更に両親の慢心を肥大化させていき能力の無い章人を格下の人間として扱った。



千歳は両親の歪んだ愛を受けて育ったが一方の千春は両親から小さいことは見向きもされなかった。

千春の周囲が思春期になってきたところで千春の容姿に惹きつけられる男子が増え始め、そこでようやく両親に価値を認められた。

それまでは千春の残りカスのように思われており、一人で居ることも多かった。



そんな千春の遊び相手が章人だった。

甘えれば絶対構ってくれる章人は千春にとって正真正銘兄で頼りなくても頼ってしまう存在だった。

小学生の頃まで章人と一緒にお風呂に入っていたのは今では恥ずかしくて人には言えなかった。



中学生になると男子たちが言い寄ってきて親の千春を見る色も変化してきたので一人で居ることは少なくなったが、それでも千春が一緒に居て一番楽しいのは章人といる時だ。

じーっと眺めるだけでも退屈しない章人が好きなのだと理解したのは皮肉にも広瀬組の屋敷で堅炭に精神まで溶かされて性欲に目覚めてからだった。



久しぶりに章人の姿を見たら駆け出さずに居られなくなりつい飛びついた。

章人の姿が、匂いが効力を失っている媚薬並に千春の身体を疼かせる。

身体を触って欲しい、おっぱいを揉んで欲しい、章人の手でイかせて欲しかったのだ。



「お兄ちゃん、大好き」



章人の腕に自分の腕を絡めて少し小さい胸も押し付ける。

淫乱でもいい、大好きなお兄ちゃんになら淫乱にもなりたい。







千歳は与えられた部屋のある10階のエントランスホールで吹き抜けの手摺に腕を乗せてため息を吐く。

激動過ぎる1日に疲れきってしまった。



そんな千歳の隣に章人が歩んできた。



「何か用?」



「いや、千春にベッドを占領されたから少し散歩してる」



「・・・どうしてこんなところに住んでいるの?」



「それは羨ましがっているからか?・・・まあいいや、先ずは・・・」



章人の話す悠里に協力するまでの内容に千歳は顔を顰める。



「何それ、ただ運が良かっただけじゃん」



「そうだな、お前も運が良かった。俺が手を出さなければ一生性奴隷で使い潰されていた」



「・・・感謝して欲しいの?自分のおかげで助かった。馬鹿馬鹿しい、私たちを理由に犯罪行為を楽しんでいるだけじゃない」



「そうか・・・なら戻るか?広瀬組の屋敷では自分で股を開いていたみたいだし向こうがいいなら返してもいいよ」



数時間前の痴態を思い出して千歳の表情が屈辱に歪む。



「千春はこっちで預かるからお前はどこにでも行っていいよ。家の方に連絡を入れておこう」



・・はる・・・



勝手に話を進めてスマホを取り出す章人の耳にかすかな声が聞こえた。



「千春千春千春・・・皆千春ばっかし・・・そんなに可愛いのが良いの?・・・勉強も運動も私の方が上なのに、ただおどおどしているだけで寄って言って馬鹿じゃないの」



こいつ、もしかして・・・

千歳は感情が爆発したかのように両手でポカポカと俺に当たる。



「そんなに千春が良い!?いつもそう!いくらがんばっても千春ばっかり!何で!?私はがんばって勉強も運動もしてるのにとろいあいつが!いっつも!いっつも・・・」



両手の攻撃を止めて俺の胸板の下に顔を埋め、小さな声で・・・



「何で遊んでくれないの・・・」



そうか、千歳は構って欲しかったのか。

いつも両親が間に居たから千歳の心が分からなかった。



「そうか、気づいてあげられなくてごめん」



千春にしたように優しく頭を撫でる。

千歳は感極まったように泣き出した。



「兄さん・・・うう・・・うわぁぁぁ!!」



千歳が泣き止むまでの間強く抱きしめる。







時間を戻して処女貫通式が行われた皐月。

その現場を岩崎に目撃され驚愕と膣内を蠢く肉棒が罪悪感と共にゾクゾクと背徳の快楽を生み出す。



「こ、こいつら!」



「あん?」



わなわなと怒り震える岩崎は飛び出し皐月の処女膜を破壊した男を殴り飛ばす。

その力はすさまじく男は壁に日々を作りながら血を撒き散らして白目を向いて倒れる。

死んではいないだろうが脳に深刻なダメージを与えているだろう。

男が殴り飛ばされたことに悲鳴を上げる女たち、皐月は強引な形で肉棒が引き抜かれた際に膣内を引っかかれて艶かしい声を出す。



「こいつ!こいつ!・・・よくも!・・・」



岩崎の怒りに任せた攻撃は男の顔を見る見るうちに変形させていく。

恐怖する女たちは自らの身の危険を感じ取り男を放置して自分の服を掴んで部屋を飛び出していく。

男と女たちの間に助け合うような強い関係は無い。

女たちはちょっと良い顔で野生的なセックスで気持ちよくなれる男をセックスフレンドとして使っており、男も女たちによるハーレムで自己満足を満たしていただけだった。

だからこのように捨てることが出来る。

この女たちはまた直ぐに好みの男を捕まえるだろう。



ひとしきり男に制裁を加えた岩崎は返り血を浴びた顔で皐月の方を振り向いた。



「ごめん・・・遅くなった」



その表情には男を殴りつけていた鬼の形相を無く、失意の顔であった。

実際皐月の処女を奪われたので岩崎の心は失意の中にあったであろう。



「琢磨君・・・」



手足の縄を解いて口のテープを剥がすと身体を震わせている皐月を優しく抱きしめる。

その後は警察を呼んでボコボコな男とグルだったカラオケ館の店員の一人が捕まり警察へ連れて行かれた。

岩崎の男への攻撃は過剰防衛とも思われたが皐月の擁護もあって不問とされた。

その後、男は18歳でまだ高校生だったが岩崎の精神操作により警察から情報がマスコミを通してお茶の間のテレビに大大しく報じられた。

ネットでも個人情報が拡散してしばらく非難の的となった。

彼はその後の人生、いわれの無いことで非難を受け、ありもしない冤罪を押し付けられるだろう。

しかし、そんなことは岩崎には知ったことではない。

岩崎の目をつけていた女に手を出したこと、知らなかったとはいえチート能力者の岩崎に間接的に攻撃したことが破滅の原因であった。







皐月の両親は共働きで岩崎が皐月を家に送ったときにはまだ帰ってきていなかった。

傷心している皐月と彼女の家で二人っきり、処女が無くなっても皐月が美少女であることは変わらないのでこれをチャンスと思った岩崎は少しだけ皐月の精神に介入した。



「待って!」



わざとらしく、じゃあ・・・と言って背を向けた岩崎の服の裾を皐月が掴んだ。



「今日、お母さんもお父さんも帰ってくるの遅いの・・・だから・・・少しだけ、一緒にい、て・・・欲しい」



最後の消え入りそうな言葉もしっかり聞こえた。



「・・・俺も男だけど、2人っきりで・・・」



「良いよ・・・」



演技っぽく言う。

先ほど男に犯されたことを指摘して岩崎自身のこと、性のことを意識させる。



「私、琢磨君になら・・・されても、良い・・・好き、だから・・・」



精神を操られているとは知らない皐月は心からの告白をする。

実はカラオケボックスで縛り、伏せられている皐月を目撃した時点で岩崎は興奮していた。

必死にもがき、苦しみ、快感に耐える姿を妄想して肉棒に血液が充満していったのだ。

告白を受けた答えを返す必要は無い。

皐月は岩崎に必要とされたいのだ。

それが肉体だけだとしても皐月にとって岩崎は唯一自分を守ってくれる人として神のような存在に昇華した。

たとえ岩崎が他の人を好きになっても自分を使って遊んでくれればそれで満足できる。

今回の一件と岩崎のちょっとしたチート能力で完全に依存させた。

こうなれば岩崎が性欲を我慢する必要は無い。

最初っからこうなる算段をしていた。

転校先で最初の性奴隷を手に入れた。

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