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依頼者
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トントントントン……
リズミカルに食材を刻む音が響く。朝のキッチンに流れるには、これ以上ないBGMだろう。
「ったく、昨日のうちに買い出しに行っておくんだった」
黄色い半月のようなオムレツを焼きながら、昨夜の自分を呪った。
歓迎会の後、青野のアツい配慮の言葉を受けて気力を使い果たした俺は、そのまま就寝。
晴れて冷蔵庫は空っぽの状態だ。
2日連続で、早朝から買い出しに行く羽目になってしまった。
「早朝シフトの店員さんと顔馴染みになっちまうだろ」
ワンプレートに盛り付けた朝食が、2人分。
昨日の歓迎会の礼だ……それに食材って1人用で済まそうとすると逆に高くつくから。
様々な言い訳を並べながら、時計をチラリと確認した。
「7:20……あと20分は自由にできるな、コレは執務室に持って行くか」
「と、いうことはそれは私の分か?」
「どわぁ?!」
背後からの問い掛けに、思わず飛び上がる。
「ッ、おい!音もなく背後に立つな」
「今日も作ってくれたのか」
「……昨夜の礼だよ」
「ありがとう、ここで頂いても?」
白王はいつものお堅い表情を少し緩ませて、こちらを見ている。
生温い熱を持ったような視線が絡み、どうしようもなく居心地が悪く感じた。
「家主の好きにしろって」
「そうか、では君もそこに座ってくれ。共に食べてから執務室へ行こう」
「……おう」
緩慢な動作で席に着くと、どちらからともなく会話が始まった。
「いつも自炊を?」
「あぁ、まあな。生活費を浮かせるためだ……それに、チェーン店の外食だけだと流石にバランスが悪くなるからな」
「なるほど」
モグリとオムレツを口に含むたび、少しずつ生気を取り戻していく顔をじっと眺める。
(コイツ……あのレストラン以外では、食を楽しもうという気はなさそうだな)
かく言う自分も、食を楽しむ以前に食うに困っていたから、人の食生活をとやかくは言えない。
「食事を終えたら、依頼者への聞き取り内容を固める。こちらばかり見ていないで、食べ進めてくれ」
「へいへい」
***********
白の高級車が、徐々に速度を落としていく。
依頼者の住居は、昨日聞き取り調査をした公園から車で20分ほど離れた場所にあった。
昨日、白王が言っていた通りだ。
先日までの俺であれば、見ただけで恨みが募りそうなほど、立派なマンション。
外観は西洋風な造りで、小さな城といっても差し支えない素晴らしい建造物だった。
「依頼者はここの5階に数年前から住んでいる、管理会社に確認も取っているからまず間違い無いだろう」
「うわぁ、さすが不動産王」
「探偵と呼んでくれ」
(……不動産王ってのは否定しないのか)
涼しい顔で屋内に足を進めると、凝った造りの調度品が俺達を出迎える。
白王が用意したインテリアにしては、過度なオシャレさに圧倒され、来客用と思わしきソファにすら座るのが憚られる。
「501号室、ここだ」
「依頼者の菖蒲さんの御自宅だな」
「黒谷君、私の顧客でもあるんだ。粗相のないように」
「……殺しのヤマは俺の方が経験値あるんだが」
白王は俺の言葉には全く耳を貸さず、玄関のインターフォンを鳴らしている。
(……さて)
1度、ゆっくりと目を閉じて心を落ち着かせる。
全ての物事に耳をそばだて、鼻を効かせ、注視するには平静な思考が不可欠だ。
「菖蒲さん、白王です。お話を伺う予定でアポイントを取っていました」
『お待ちしていました、今開けます』
パタパタ……軽い足取りで玄関に辿り着いた人物、おそらく依頼人だろう。
ビジネスで履くものよりも幾分か高い音の鳴る、細いヒールの靴に履き替えて玄関の扉を開け放った。
顔色をチラリと覗って、すぐさま足下に視線を流すと、ドンピシャ。
彼女の足先は黄色のピンヒールで飾られていた。
「こんにちは……あら、新しい方もいらっしゃる?」
「ええ、詳しくは中でお話ししても?」
「もちろん。どうぞ、お入りになって下さい」
声のトーンは至って平常。
一定のリズムで言葉を紡いでいるように聞こえる。
(……亡くした婚約者の話をするには、些か明るすぎるか?)
2年と言う月日が心の傷を癒したのだろうか。それとも、衝撃を受けるほどの傷が齎されなかったのか。
依頼者の身につけた華やかな青色のワンピースが、ふわりと風を纏うように揺れた。
「こちらは助手の黒谷です。探偵業は素人同然ですが、鼻は良いですよ」
「は?おい……」
それは聞き捨てならないと反論しようとしたところ、依頼者に隠れて白王の手が背中へと回される。
トントンと背を叩く掌の温かさを感じるうちに、なんだかあやされている気分になってきた。
直情的な俺の未熟さを指摘されているようで嫌気が差す。
「……よろしくお願いします」
「こちらこそ、よろしくお願いします。白王さんの助手ですし、信頼できる人なんでしょう」
意志の強さを体現する声色と、話口調。俺を値踏みするような視線が降り注ぎ、話にも数拍の間が空いた。
(な、なんか居心地悪いな……)
「彼女が今回の依頼者、菖蒲 咲子さんだ」
「白王さんが管理されているこのマンションの部屋を買っているから、彼に調査を頼んだの。普段は小さな会社を経営しているわ」
「そ、そうですか」
依頼者の生業を聞いて納得する。
人を見定めんとする視線から、少しの傲慢さ感じ取っていたのは間違いではなかったようだ。
きっと実績に裏付けされた自信が形となっているんだ。
「私の婚約者……ハジメが雲隠れのように消息を絶って、あんな姿で発見されたなんて、今でも信じ難いわ」
「心中お察しします。姿を消される直前のご様子は、いつもと変わらなかったんですか?」
「ええ、彼はいつもの優しい笑顔で私を送ってくれた……ああ、社までは彼が一緒に来てくれるの」
「優しい方ですね」
「ええ、本当にね……どうしてこんな事になってしまったのかしら」
ほう、と思い息を吐くと、依頼者は水の入ったグラスをぐいと煽った。
「あの子ほどの子は中々いないわ」
「あの子……ってハジメさんですか?」
「そうよ、私たちは少し歳が離れているの。でも、そんな事は些細な問題でしょう?」
含みのある言い方が気になり白王の方を窺うと、俺の背に回された腕がゆるりと動き、腰骨あたりを手で突いた。
トントントントン…トン
(計8回……もしかして、8歳差ってことか?)
「そうですか、ありがとうございます。ちなみに、依頼いただいたタイミングについてですが……「そうよ!」おわっ?!」
それまで冷静に話を続けていた依頼者が、俺に向かって飛び付くように話に食って入ってきた。
背に回された白王の手も、心なしかビクついたような気がする。
(な、なんだぁ?!)
「最近になって、あの子が目撃されたんです。そんな情報を聞いたら居ても立っても居られなくなって……!」
「白王に依頼をしたと」
「ええ、前々から白王さんが探偵業を営まれていたことは知っていたの。周辺では有名な話ね」
そんなまさか、思わず白王のいる左隣に顔を向けた。
「……黒谷君、なんだその訝しげな目は」
「いや、別に?意外と馴染んでるんだなと思っただけだ」
「君は私のことをなんだと思っているんだ」
そんな白王の問いにフンと鼻を鳴らして答えると、向かいからクスクスと笑う声が聞こえる。
あ、そういえば面談中だったと我に返るも後の祭り。
依頼者は控えめに微笑みながら、首を傾げた。
「随分仲良しなのね?」
「いえ、全く」
「……」
俺の食い気味な否定で、一度場が静まり返る。
「ふふ、隠さなくても良いのに……あ、そうそう、依頼に関してなんだけど。貴方達に、あの子を見つけて欲しいの」
事もなげに伝えられた依頼内容は、俺の肝を冷やすのには十二分だった。
リズミカルに食材を刻む音が響く。朝のキッチンに流れるには、これ以上ないBGMだろう。
「ったく、昨日のうちに買い出しに行っておくんだった」
黄色い半月のようなオムレツを焼きながら、昨夜の自分を呪った。
歓迎会の後、青野のアツい配慮の言葉を受けて気力を使い果たした俺は、そのまま就寝。
晴れて冷蔵庫は空っぽの状態だ。
2日連続で、早朝から買い出しに行く羽目になってしまった。
「早朝シフトの店員さんと顔馴染みになっちまうだろ」
ワンプレートに盛り付けた朝食が、2人分。
昨日の歓迎会の礼だ……それに食材って1人用で済まそうとすると逆に高くつくから。
様々な言い訳を並べながら、時計をチラリと確認した。
「7:20……あと20分は自由にできるな、コレは執務室に持って行くか」
「と、いうことはそれは私の分か?」
「どわぁ?!」
背後からの問い掛けに、思わず飛び上がる。
「ッ、おい!音もなく背後に立つな」
「今日も作ってくれたのか」
「……昨夜の礼だよ」
「ありがとう、ここで頂いても?」
白王はいつものお堅い表情を少し緩ませて、こちらを見ている。
生温い熱を持ったような視線が絡み、どうしようもなく居心地が悪く感じた。
「家主の好きにしろって」
「そうか、では君もそこに座ってくれ。共に食べてから執務室へ行こう」
「……おう」
緩慢な動作で席に着くと、どちらからともなく会話が始まった。
「いつも自炊を?」
「あぁ、まあな。生活費を浮かせるためだ……それに、チェーン店の外食だけだと流石にバランスが悪くなるからな」
「なるほど」
モグリとオムレツを口に含むたび、少しずつ生気を取り戻していく顔をじっと眺める。
(コイツ……あのレストラン以外では、食を楽しもうという気はなさそうだな)
かく言う自分も、食を楽しむ以前に食うに困っていたから、人の食生活をとやかくは言えない。
「食事を終えたら、依頼者への聞き取り内容を固める。こちらばかり見ていないで、食べ進めてくれ」
「へいへい」
***********
白の高級車が、徐々に速度を落としていく。
依頼者の住居は、昨日聞き取り調査をした公園から車で20分ほど離れた場所にあった。
昨日、白王が言っていた通りだ。
先日までの俺であれば、見ただけで恨みが募りそうなほど、立派なマンション。
外観は西洋風な造りで、小さな城といっても差し支えない素晴らしい建造物だった。
「依頼者はここの5階に数年前から住んでいる、管理会社に確認も取っているからまず間違い無いだろう」
「うわぁ、さすが不動産王」
「探偵と呼んでくれ」
(……不動産王ってのは否定しないのか)
涼しい顔で屋内に足を進めると、凝った造りの調度品が俺達を出迎える。
白王が用意したインテリアにしては、過度なオシャレさに圧倒され、来客用と思わしきソファにすら座るのが憚られる。
「501号室、ここだ」
「依頼者の菖蒲さんの御自宅だな」
「黒谷君、私の顧客でもあるんだ。粗相のないように」
「……殺しのヤマは俺の方が経験値あるんだが」
白王は俺の言葉には全く耳を貸さず、玄関のインターフォンを鳴らしている。
(……さて)
1度、ゆっくりと目を閉じて心を落ち着かせる。
全ての物事に耳をそばだて、鼻を効かせ、注視するには平静な思考が不可欠だ。
「菖蒲さん、白王です。お話を伺う予定でアポイントを取っていました」
『お待ちしていました、今開けます』
パタパタ……軽い足取りで玄関に辿り着いた人物、おそらく依頼人だろう。
ビジネスで履くものよりも幾分か高い音の鳴る、細いヒールの靴に履き替えて玄関の扉を開け放った。
顔色をチラリと覗って、すぐさま足下に視線を流すと、ドンピシャ。
彼女の足先は黄色のピンヒールで飾られていた。
「こんにちは……あら、新しい方もいらっしゃる?」
「ええ、詳しくは中でお話ししても?」
「もちろん。どうぞ、お入りになって下さい」
声のトーンは至って平常。
一定のリズムで言葉を紡いでいるように聞こえる。
(……亡くした婚約者の話をするには、些か明るすぎるか?)
2年と言う月日が心の傷を癒したのだろうか。それとも、衝撃を受けるほどの傷が齎されなかったのか。
依頼者の身につけた華やかな青色のワンピースが、ふわりと風を纏うように揺れた。
「こちらは助手の黒谷です。探偵業は素人同然ですが、鼻は良いですよ」
「は?おい……」
それは聞き捨てならないと反論しようとしたところ、依頼者に隠れて白王の手が背中へと回される。
トントンと背を叩く掌の温かさを感じるうちに、なんだかあやされている気分になってきた。
直情的な俺の未熟さを指摘されているようで嫌気が差す。
「……よろしくお願いします」
「こちらこそ、よろしくお願いします。白王さんの助手ですし、信頼できる人なんでしょう」
意志の強さを体現する声色と、話口調。俺を値踏みするような視線が降り注ぎ、話にも数拍の間が空いた。
(な、なんか居心地悪いな……)
「彼女が今回の依頼者、菖蒲 咲子さんだ」
「白王さんが管理されているこのマンションの部屋を買っているから、彼に調査を頼んだの。普段は小さな会社を経営しているわ」
「そ、そうですか」
依頼者の生業を聞いて納得する。
人を見定めんとする視線から、少しの傲慢さ感じ取っていたのは間違いではなかったようだ。
きっと実績に裏付けされた自信が形となっているんだ。
「私の婚約者……ハジメが雲隠れのように消息を絶って、あんな姿で発見されたなんて、今でも信じ難いわ」
「心中お察しします。姿を消される直前のご様子は、いつもと変わらなかったんですか?」
「ええ、彼はいつもの優しい笑顔で私を送ってくれた……ああ、社までは彼が一緒に来てくれるの」
「優しい方ですね」
「ええ、本当にね……どうしてこんな事になってしまったのかしら」
ほう、と思い息を吐くと、依頼者は水の入ったグラスをぐいと煽った。
「あの子ほどの子は中々いないわ」
「あの子……ってハジメさんですか?」
「そうよ、私たちは少し歳が離れているの。でも、そんな事は些細な問題でしょう?」
含みのある言い方が気になり白王の方を窺うと、俺の背に回された腕がゆるりと動き、腰骨あたりを手で突いた。
トントントントン…トン
(計8回……もしかして、8歳差ってことか?)
「そうですか、ありがとうございます。ちなみに、依頼いただいたタイミングについてですが……「そうよ!」おわっ?!」
それまで冷静に話を続けていた依頼者が、俺に向かって飛び付くように話に食って入ってきた。
背に回された白王の手も、心なしかビクついたような気がする。
(な、なんだぁ?!)
「最近になって、あの子が目撃されたんです。そんな情報を聞いたら居ても立っても居られなくなって……!」
「白王に依頼をしたと」
「ええ、前々から白王さんが探偵業を営まれていたことは知っていたの。周辺では有名な話ね」
そんなまさか、思わず白王のいる左隣に顔を向けた。
「……黒谷君、なんだその訝しげな目は」
「いや、別に?意外と馴染んでるんだなと思っただけだ」
「君は私のことをなんだと思っているんだ」
そんな白王の問いにフンと鼻を鳴らして答えると、向かいからクスクスと笑う声が聞こえる。
あ、そういえば面談中だったと我に返るも後の祭り。
依頼者は控えめに微笑みながら、首を傾げた。
「随分仲良しなのね?」
「いえ、全く」
「……」
俺の食い気味な否定で、一度場が静まり返る。
「ふふ、隠さなくても良いのに……あ、そうそう、依頼に関してなんだけど。貴方達に、あの子を見つけて欲しいの」
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