BLゲームのモブ(俺)は誰にも見つからないはずだった

はちのす

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DLC本編

近くて、遠い ※

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⚠︎attention!

飛ばしてもストーリー進行上問題はありませんが、*で展開変える時点まで読んでいただけると、展開に納得感があるかと思います。



******************


目を覚ますと辺り一面が真っ暗だった。
俺が今、どんな状態かも分からない。


「ひぇ、何…?!真っ暗!」


歩いても歩いても、この空間に終わりはなく、マイハウスの中にいる訳ではないことは分かった。


「うぅ、誰か…誰か助けてぇ」


この暗い空間の中で、1時間かもしれないし、1日だったかも知れないけど…俺は無限とも思える時間を過ごしていた。

"もう駄目だ、頭がおかしくなる"と思ったその時、あたりが明るくなった気がした。

そして、男の声が響いた。


『俺、触ってないよな…なんで動いてんだ』

「っ!え、江隅!江隅だ…迎えに来てくれたんだぁ」


口調はいつもより荒いが、この声は江隅だ。

(安心したら、力抜けてきちゃった…)

俺はその場で寝転がると、江隅が来るのを待った。

…だけど、待てど暮らせどやっては来ない。

(もしかして、江隅には俺が見えていないのかも。)


立ち上がって呼び掛けてみたりしたが、返事はない。

それに、江隅の声だけは聞こえても、姿は見えないのだ。


『アイツ、自分の写真をデスクトップ画面に設定してんのか?痛ッ』


それでも根気強く待っていると、なんだか不名誉な罵りが聞こえてきた。

(え、俺デスクトップに自分の写真なんて設定してないぞ。)

なんでだ?もしかして、スチルに吸い込まれている状態なのか…と、思考を巡らせていると、唐突に全身に快感が迸った。


「ッぁ!」


(え?!何が起きた?!)

思わず膝をついてしまう。
起きた事を把握出来ないでいると、今度は更に強い快感が、胸や腹を突くように刺激する。


「ッ、ひぁん!やめ…」


まさか、江隅が何かしてるとか?

でも、俺に興味がある素振りは一切なかったし、人を寄せ付けないタイプだからそれはない…よな。

でも、今も江隅の独り言が耳元で囁かれるように聞こえてくる。


「あう、!」


また強い快感の波が襲う。
何かに突かれているような、そんな快感。

しばらく耐えていると、今度は腹の奥に強い刺激を受けた。


「あ、あぁ…っ」

「ぁん!やめ、やめてぇ…江隅ッ!」


思わず名を呼んでしまった。
江隅な筈ないって思ってたのに。

中が収縮して、自身を締め上げる感覚に陥る。ほぼ本能のまま、身体を反らしてその場で果てた。

(うう…最悪だ)


江隅が暗闇に現れたのは、その数秒後だった。



******************



「え、江隅さ~ん…?この状況は?」

「僕も戸惑ってるんだから、黙っててよ」


江隅に珍しく励まされたと思ったら、次の瞬間馬乗りで押し倒されていた。

え?さっきまでそんな雰囲気じゃなかったよね?

俺は両頬を濡らした涙を強めに拭われ、なんとか露出を抑えようとかき集めた布を剥ぎ取られた。

(あ!俺が出したモノが付いてるのに…っ!)

江隅は服だった布を放り投げると、俺の身体をマジマジと眺めた。


「田中君、キスマ付いてるよ」

「ひっ、あ」

「これ彼女?…そんな訳ないか。男子校だし、田中君だし」

「馬鹿にして…っひん!」

「ココ弱い?後ろは…した事あるの?」


胸の突起を摘まれ、後ろの口をスルリと撫でられた。

秀先輩としたばかり、かつ先ほど散々刺激され尽くした身体は指先一つで敏感になり腰が跳ねてしまう。

それが答えになっていたらしい。



「そっか、なら遠慮はいらないかな…ねぇ、考えるに君がイッたら戻れるんじゃないかな。

さっき俺がこの空間に連れてこられたのも、君が…「わか、っぁ…分かったから!恥ずかしいから言わないで」…そうか」


これ以上の恥の上塗りはゴメンだ!と江隅の服を掴んで引っ張る。

その動作でスイッチを押してしまったのか、江隅は前髪をかき上げて雰囲気を一変させる。


「ぁ、っふ…」


俺の首筋、鎖骨、胸…とキスを落としていく。

指も身体の線をなぞる様に降りて行き、そのまま下の口を解し始める。


「え、イクだけなら後ろは…っぁん!」

「それじゃあ、俺に旨味が無いだろ?」

「ん、んぅ」

「ほら、グズグズになってんぞ…ここ」


ぐちゅり、と指をくの字に曲げられ、中を押し上げられる。
肉壁が擦られ、形を変えるような刺激が、俺の喉を痙攣させた。


「あ"はぁ…ッ」

「はは、エロ…自分だけ楽しんでるのは腹立つな。なぁ、俺に奉仕はないのか?」

「ん、そんなこと…っ」


腹の中で動く指の熱に浮かされ揺れる視界で、江隅が意地悪く笑う様が見えた。

(奉仕、ほうし…)

江隅をこちらに引き摺り込んだ、と言われたら詫びも何もなくやり過ごすことは出来ない。

腹を蹂躙する指を腹に埋めたまま、震える上半身に鞭打って身体を浮かせる。


「ちゅー、します」

「…はっ、そうかよ。田中君、お好きにどうぞ?」

「んっ」


唇が合わさり、舌はいとも簡単に口内に侵入出来た。

時折腹奥から迫り上がるように出てしまう嬌声を我慢しつつ、歯列をなぞり、上顎を舌で舐め上げた。
オマケにと舌を甘噛みすると、江隅は仕返しに強めに噛んでくる。

ピリッとした痛みで、少し思考が冴える。


「ん、っ」

「ハァ…ほら、挿れるぞ?」

「…うん」


恥ずかしいが、ここで応じないのも酷だろう。お互いに。


再び押し倒され、向かい合う形になると、独特な粘性のある音を立てながら、熱が腹の奥を暴かんと侵入してくる。


「あぁ…あ!」

「クソ熱ぃな」


ゆっくりじっくりと抜き差しされる熱に合わせて、俺の中がまとわりつく様に蠢く。
…そんな事まで分かるようになってしまったんだ。


「イケるか?」

「もっと、奥、ゆっくり入れて…っ」

「奥?ああ」


ニヤッと口角を上げた江隅は、そのまま極限まで熱を引き抜くと、浅いところで抽挿を繰り返す。

(こんの、ドSめっ…!)


「奥、おくがいいっ!あっ」

「入り口だけでもイキそうになってるやつが良く言うな…オネダリは?」


(もう嫌だこの人…っ!!)


「ん、あっ…おくっに、熱いの、下さい…ッぁあ!」


「良いな、それ」


俺が言い終わるや否や、入り口でユラユラと揺蕩っていた熱が最奥まで俺の体を縦断する。

先ほどの倍は大きな音を反響させながら、俺の中を喰らい尽くす熱は、数度弾けるまでその動きを止めることはなかった。

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