【R20】螺旋の果て

雪田 瑠魔

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あの日あの時(螺旋のはじまり)

第6章 【偽りの日常】

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 あの日から数ヶ月。

いつもと変わらない日常。

いつものように仕事をして、彼女とは、普通に会話し、普通に小さなヤッホーですれ違う。

理想的な別れ。

そう思っていた。

・・・・・・・・・・・・・・・・

 久しぶりだった。
彼女からのメール。
飲み会の誘いだった。

今、思えば、時期的にもメンツも、どうでもいい飲み会。

なぜか、彼女は車で来ていた。

飲まない割に、周りに酒を薦める彼女。

騒がしくなってきた頃、彼女がチョコンと私の隣に座った。

暫く、笑って話していたが、私の社交事例のカラカイに、彼女は本気で怒りだした。

泣きだした。

場を納めるのが大変だった。

次の日、メールで彼女を諫(イサ)めた。

わかっているくせに。
嬉しいくせに。
決して逢ってはいけないのはわかっているくせに・・・。

諫めるという名目で、逢うことにした。

・・・・・・・・・・・・・・・・

向き合って口から出る私の話。

全て、建て前の話。

私の一言の度に、
「だって・・・。」を
俯いたまま繰り返す彼女。

「どうしたいの!」

困ったふりをする私に、顔を上げて見つめる目。

あの目だ。

開き直った私が、どんなに嫌らしく、非道なプレイの話で脅かしても、
「してください。」
「やってください。」
の一点張り。

彼女は、既に、私の奴隷だった。
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