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本編
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醤油があれば食生活の8割もう勝確なんだよな!!ってなわけで、スローライフ、充実がほぼ確となってきました。
まあ欲を言えば米も食べたい。でもその辺はじわじわ聞いていこう。大体自分の家で食べる食事、元からほとんど惣菜パンとカップ麺の交互生活だったし……。
推しの生身の人間っぽいところも見れたし、朝から大満足してしまった。
大満足しているところで、おじいちゃん執事に緊迫した顔で迫られた。なに!?
「アーウィン坊ちゃんも来て頂きます」
「僕はいいのに」
「いいえ、この頃は3カ月保ちませんからな。ルドガー様も」
「いやオレこそいいですって」
二人も同時に迫られて気圧されている。ほんとになに!?
「なになになに、何始まるの!?」
「不安なご友人を捨て置く訳には行かぬでしょう。ほら、お二人も来てください」
「はーい」
「わかりましたよ~……」
おじいちゃんに敵わないお坊ちゃんたち面白いな。関係が漫画すぎる。
そうして三人まとめて連れて行かれたのは、衣装室……なのかな?
「いつまでも借り物の服ではユウ殿も過ごしにくいでしょう。急ぎで二着ほど仕立てさせますので、後はお好みでお申し付けいただければ」
しゅるっと衣装係の召使いさんがニコニコとメジャーを構えている。そんな武器みたいな感じで!?
「オーダーメイド服!!??いやそんないいですよ!?」
「陛下から一通りの生活準備のための金銭は頂戴しておりますので」
「いやそれこそ『ひのきのぼうとぬののふく』でいいですよ!?」
「それはそれで作業服として用意いたしますので」
どういう意味合いで伝わったの今の俺の発言!?初期装備で言ったつもりだったけど!?ヒノキの木あるのかな!?
「アーウィン!!これ普通の待遇なの!?」
「うーん、服持ってきてないお客さんは基本いないから、普通かどうかはわかんないけど。貴族の家で新しく使用人雇う時に服仕立てたりって言うのはまあまあ普通かな~」
言いながらアーウィンはすでに黙って採寸されている。そういうのに慣れてる。さすが貴族。
「服あんま興味ないウチでもそうだな。服の意匠、ウチの家の者ですよって意味ももたせるし」
「あ!?そういえばルドガーも貴族だった!!」
「お~い、忘れんなよ」
ルドガーもそういやそうだった。天才魔術師ユリウスの弟って部分がデカすぎて……ラドウィン家ってそう言えば侯爵だった……。
「御三方とも揃いの意匠で仕立てましょうか。何かあった時に服装で分かりやすいように」
「うーん、そうだね」
いよいよ本当に修学旅行っぽくなってきたんだけど。揃いの意匠、それは実質制服なんだよな。
「オレまでいいんですか?」
「ルドガー様もご実家から持って来られた服がそろそろ丈の足りなくなって来るところでしょう」
「あ~まあ……」
「ルドガーって、長いことユーノヴェルト家にいるのか?」
友だちとは言え、その滞在期間は長くない?
「救世主が来る年だからって、その前の年からユーノヴェルト家にいたんだよ。まあ、昔からちょくちょくこっちに寝泊まりはしてたんだけどな」
「ほら、ユリウスさんが魔竜討伐前から調査に来てたから、僕とルドガーはその時からの付き合い」
それじゃあ8年以上前からってことか。ゲームでも幼馴染とはされてたけど、あんまり詳しい時期までは語られなかったからなぁ。
どちらかと言えば、魔竜討伐の失敗はお前の兄の力が足りなかったせいだ、ってお互いピリピリしてたぐらいだし……。
「やっぱユリウスさんとルドガーって仲良し?」
「いや仲良いっつーか。……その辺『ゲームの話』じゃしてなかったか?オレ魔術の才能からっきしだから、親戚から嫌がられてんだよな」
「あ」
あった。その話。お前に魔術の才能があればって、親戚の人たちに責められてもいた。こんちくしょー!って思って、俺はルドガーのレベルをカンストさせてメインタンクにしました。
「直接の兄弟は気にしてないんだけど、まあそういうこともあるから、兄貴なりに色々考えてのことだったんだろ」
さらっと言ってるけど、ゲームの中だとお前が代わりに死ねばよかったんだまで言われてるからな。さすがにこっちではないだろうけど、そういう土壌はあるはずで。
ていうかルドガー、そんな過酷な状況でオタクに優しいヤンキーしてるの?えらすぎ。
「同じ年の友だちが出来て僕は大喜び!で助かったけどね」
「まあ、うん。今じゃこっちの方が実家ぐらいの気持ちはある」
アーウィン、実弟とか幼馴染の強力カードを抜きにしても、人を照れさせる天才なのかもしれない。ていうか、本当に仲よくて羨ましいなちくしょ~。俺もそういう友だち欲しかった。
まあ俺のコミュ障で出来なかったんですけどね。
「ルドガー様、いつでもお待ちしておりますので、用事がなくてもお気軽にお立ち寄りくださいね」
「ありがとうございます」
おじいちゃん執事にお礼を言うルドガーは本当に嬉しそうだ。ここスチル!イベントスチル出たって!俺、生で見てる。
「ユウ、何かオタク心で噛み締めてない?」
「噛み締めてる……推しはクロード…さんなんだけど、俺ルドガーに対してはもう親の気持ちだから……」
「なんだよそれは」
プレイヤーキャラで一番気合い入れて育てたキャラなのでね!!親戚の人たちとの激ツライベントもあいまって、保護者心が働いてしまってね!!
「ルドガーにパパって呼ばせてみる?」
「そういうことじゃなくて。アーウィンわざと言ってる?」
「いや、思いついたことは何でも言っておこうかと思って……」
やっぱ人生エンジョイ勢だよこのアーウィン。まあゲームみたいに死に損なったみたいな顔してるより全然いいんだけど。
「実際どう?ゲームの中と現実の僕たち」
「いや、まず状況が違いすぎて……8年前から状況違って育ったら、もうほとんどそれは別人なんだよな~って思った」
クロードとユリウスは、もうほとんど人間出来上がってたからあのまんまだけど、アーウィンとルドガーはまだ子どもの頃から状況が分岐しちゃってるんだもんなぁ……。
「あはは、まあそりゃね。そもそも仲良く出来た?ゲーム中の僕たちと」
「まあ……好感度上げればなんとか」
「好感度」
あ~これ言ったら良くないのかな。いいのかな。ていうか俺たちの会話を静かに聞き流してる執事さんも衣装係さんすごいな……とか思ってる場合ではなく。
一応なんでも共有しといたほうがいいか。報連相は異世界でも大事そうだし。
「会話の選択肢とか、贈り物とかで好感度あげて……その~……結婚とかしたり、したこともありますね……」
そう。俺の知ってるその『ゲーム』、恋愛要素あり結婚アリのゲームなんだよな。
俺、ゲームの中でアーウィンとも、ルドガーとも結婚したことある。
「へえ。じゃあこういうのとか」
顎クイされた。
え!?顎クイされた!?
「あわ、アワワワワ」
「どう?した?」
「し、し、した、したけど」
「泡吹きそうになってる。やめろって」
「ごめんね、まさかそんなにとは」
うわびっくりした!びっくりした!!推しがクロードなだけで、イケメンに慣れてるわけじゃないんだけど!?
「こえーよアーウィン。なんなのお前の一歩距離詰めたらゼロ距離まですっ飛ばすの」
「一歩詰めるのが異様に早い人に言われたくないんだけど。こういうの嬉しいものかと思って……」
善意が突拍子がなくてデカいタイプだね!?
「いや俺、憑依型より傍観型オタクだから!」
「えーと、体験より閲覧したいタイプ?」
「そう!!」
「そっか。それは本当にごめん」
素直。えらい。オタクへの理解を深めてくれて何よりです。
「お詫びに書庫でも行く?一応魔竜討伐の経緯の記録とかも書庫にあるし、暇はしないと思うよ」
「え!?マジ!?原作の原典じゃんそんなの!!」
「立ち直りはえ~。ところで採寸これぐらいで大丈夫ですか」
「あと数カ所取らせていただいて終わりになります。……その、真っ直ぐ立って頂けると……」
「はいっ!すいませんっ!!」
採寸してもらってたの忘れてた!
ルドガーとおじいちゃん執事さんが笑っている。も~っこういうの慣れてないんだから仕方ないじゃんか。
まあ欲を言えば米も食べたい。でもその辺はじわじわ聞いていこう。大体自分の家で食べる食事、元からほとんど惣菜パンとカップ麺の交互生活だったし……。
推しの生身の人間っぽいところも見れたし、朝から大満足してしまった。
大満足しているところで、おじいちゃん執事に緊迫した顔で迫られた。なに!?
「アーウィン坊ちゃんも来て頂きます」
「僕はいいのに」
「いいえ、この頃は3カ月保ちませんからな。ルドガー様も」
「いやオレこそいいですって」
二人も同時に迫られて気圧されている。ほんとになに!?
「なになになに、何始まるの!?」
「不安なご友人を捨て置く訳には行かぬでしょう。ほら、お二人も来てください」
「はーい」
「わかりましたよ~……」
おじいちゃんに敵わないお坊ちゃんたち面白いな。関係が漫画すぎる。
そうして三人まとめて連れて行かれたのは、衣装室……なのかな?
「いつまでも借り物の服ではユウ殿も過ごしにくいでしょう。急ぎで二着ほど仕立てさせますので、後はお好みでお申し付けいただければ」
しゅるっと衣装係の召使いさんがニコニコとメジャーを構えている。そんな武器みたいな感じで!?
「オーダーメイド服!!??いやそんないいですよ!?」
「陛下から一通りの生活準備のための金銭は頂戴しておりますので」
「いやそれこそ『ひのきのぼうとぬののふく』でいいですよ!?」
「それはそれで作業服として用意いたしますので」
どういう意味合いで伝わったの今の俺の発言!?初期装備で言ったつもりだったけど!?ヒノキの木あるのかな!?
「アーウィン!!これ普通の待遇なの!?」
「うーん、服持ってきてないお客さんは基本いないから、普通かどうかはわかんないけど。貴族の家で新しく使用人雇う時に服仕立てたりって言うのはまあまあ普通かな~」
言いながらアーウィンはすでに黙って採寸されている。そういうのに慣れてる。さすが貴族。
「服あんま興味ないウチでもそうだな。服の意匠、ウチの家の者ですよって意味ももたせるし」
「あ!?そういえばルドガーも貴族だった!!」
「お~い、忘れんなよ」
ルドガーもそういやそうだった。天才魔術師ユリウスの弟って部分がデカすぎて……ラドウィン家ってそう言えば侯爵だった……。
「御三方とも揃いの意匠で仕立てましょうか。何かあった時に服装で分かりやすいように」
「うーん、そうだね」
いよいよ本当に修学旅行っぽくなってきたんだけど。揃いの意匠、それは実質制服なんだよな。
「オレまでいいんですか?」
「ルドガー様もご実家から持って来られた服がそろそろ丈の足りなくなって来るところでしょう」
「あ~まあ……」
「ルドガーって、長いことユーノヴェルト家にいるのか?」
友だちとは言え、その滞在期間は長くない?
「救世主が来る年だからって、その前の年からユーノヴェルト家にいたんだよ。まあ、昔からちょくちょくこっちに寝泊まりはしてたんだけどな」
「ほら、ユリウスさんが魔竜討伐前から調査に来てたから、僕とルドガーはその時からの付き合い」
それじゃあ8年以上前からってことか。ゲームでも幼馴染とはされてたけど、あんまり詳しい時期までは語られなかったからなぁ。
どちらかと言えば、魔竜討伐の失敗はお前の兄の力が足りなかったせいだ、ってお互いピリピリしてたぐらいだし……。
「やっぱユリウスさんとルドガーって仲良し?」
「いや仲良いっつーか。……その辺『ゲームの話』じゃしてなかったか?オレ魔術の才能からっきしだから、親戚から嫌がられてんだよな」
「あ」
あった。その話。お前に魔術の才能があればって、親戚の人たちに責められてもいた。こんちくしょー!って思って、俺はルドガーのレベルをカンストさせてメインタンクにしました。
「直接の兄弟は気にしてないんだけど、まあそういうこともあるから、兄貴なりに色々考えてのことだったんだろ」
さらっと言ってるけど、ゲームの中だとお前が代わりに死ねばよかったんだまで言われてるからな。さすがにこっちではないだろうけど、そういう土壌はあるはずで。
ていうかルドガー、そんな過酷な状況でオタクに優しいヤンキーしてるの?えらすぎ。
「同じ年の友だちが出来て僕は大喜び!で助かったけどね」
「まあ、うん。今じゃこっちの方が実家ぐらいの気持ちはある」
アーウィン、実弟とか幼馴染の強力カードを抜きにしても、人を照れさせる天才なのかもしれない。ていうか、本当に仲よくて羨ましいなちくしょ~。俺もそういう友だち欲しかった。
まあ俺のコミュ障で出来なかったんですけどね。
「ルドガー様、いつでもお待ちしておりますので、用事がなくてもお気軽にお立ち寄りくださいね」
「ありがとうございます」
おじいちゃん執事にお礼を言うルドガーは本当に嬉しそうだ。ここスチル!イベントスチル出たって!俺、生で見てる。
「ユウ、何かオタク心で噛み締めてない?」
「噛み締めてる……推しはクロード…さんなんだけど、俺ルドガーに対してはもう親の気持ちだから……」
「なんだよそれは」
プレイヤーキャラで一番気合い入れて育てたキャラなのでね!!親戚の人たちとの激ツライベントもあいまって、保護者心が働いてしまってね!!
「ルドガーにパパって呼ばせてみる?」
「そういうことじゃなくて。アーウィンわざと言ってる?」
「いや、思いついたことは何でも言っておこうかと思って……」
やっぱ人生エンジョイ勢だよこのアーウィン。まあゲームみたいに死に損なったみたいな顔してるより全然いいんだけど。
「実際どう?ゲームの中と現実の僕たち」
「いや、まず状況が違いすぎて……8年前から状況違って育ったら、もうほとんどそれは別人なんだよな~って思った」
クロードとユリウスは、もうほとんど人間出来上がってたからあのまんまだけど、アーウィンとルドガーはまだ子どもの頃から状況が分岐しちゃってるんだもんなぁ……。
「あはは、まあそりゃね。そもそも仲良く出来た?ゲーム中の僕たちと」
「まあ……好感度上げればなんとか」
「好感度」
あ~これ言ったら良くないのかな。いいのかな。ていうか俺たちの会話を静かに聞き流してる執事さんも衣装係さんすごいな……とか思ってる場合ではなく。
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そう。俺の知ってるその『ゲーム』、恋愛要素あり結婚アリのゲームなんだよな。
俺、ゲームの中でアーウィンとも、ルドガーとも結婚したことある。
「へえ。じゃあこういうのとか」
顎クイされた。
え!?顎クイされた!?
「あわ、アワワワワ」
「どう?した?」
「し、し、した、したけど」
「泡吹きそうになってる。やめろって」
「ごめんね、まさかそんなにとは」
うわびっくりした!びっくりした!!推しがクロードなだけで、イケメンに慣れてるわけじゃないんだけど!?
「こえーよアーウィン。なんなのお前の一歩距離詰めたらゼロ距離まですっ飛ばすの」
「一歩詰めるのが異様に早い人に言われたくないんだけど。こういうの嬉しいものかと思って……」
善意が突拍子がなくてデカいタイプだね!?
「いや俺、憑依型より傍観型オタクだから!」
「えーと、体験より閲覧したいタイプ?」
「そう!!」
「そっか。それは本当にごめん」
素直。えらい。オタクへの理解を深めてくれて何よりです。
「お詫びに書庫でも行く?一応魔竜討伐の経緯の記録とかも書庫にあるし、暇はしないと思うよ」
「え!?マジ!?原作の原典じゃんそんなの!!」
「立ち直りはえ~。ところで採寸これぐらいで大丈夫ですか」
「あと数カ所取らせていただいて終わりになります。……その、真っ直ぐ立って頂けると……」
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