【更新】「陵辱の果てに、悲恋の花は咲くか」/与太エロifまとめ

末野みのり

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皇帝になったので兄を手籠めにして嫁にした

番外:側室チャレンジ令嬢、後略(3) わたくし、お道具イキさせて調子に乗ったら、雄堕ちさせられました ※男女の間接絡み

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 これは、すごいものを買ってしまったのではないかしら。
 魔力を込めれば、ウィィイン、と唸り声のような音を立てて、その道具は動き出した。

「……っ、っ、ぅ…っ」

 穴開きの道具に陰茎を捏ねられているフォルスが、体を捩らせて善がっている。ジョセフィンが生身でどんなにがんばっても、少し汗ばんだ顔で、困ったように微笑んでいたフォルスがである。
 ぞくぞく、とジョセフィンの背を良からぬ快感が走った。
 これが世の変態さんたちが仰る、加虐欲というものかしら。

「フォルス様……♡もう少し、強くしますね……♡」
「や、め……っ」
「だめです♡今日は、本気ですからね♡」

 ああ…♡懇願されると余計にやってしまいたくなりますわ♡ああ、ああ、フォルス様…♡罪な方♡
 わたくし、こんな風に色事に関心を持つなんてはじめてですの♡
 ジョセフィンは涙の浮かんだフォルスの顔を見ながら、その股の間で震える道具に手を伸ばす。
 カチチ、そのダイヤルを回して、合わせた場所はその道具の最大出力。
 ヴヴヴ、と道具が音を変え、フォルスの体が跳ねる。

「っんっ、んっ、んぅ……っ!!」
「ふふっ♡お可愛らしい♡もっともっとお感じになってよろしいのですよ…♡」

 ああ、わたくし、わたくしったらはしたない…♡
 こんな、殿方が気持ちよくなっているところを見て、もっともっと見たいだなんて思うなんて……♡
 でも、でも……初恋のあの方が、こんな、こんな風に乱れたら、わたくし、きっと……♡♡♡

「っぁ、止め、とめ、て…っ、ん、ぁ、あっ……っ!」
「まだお時間頂いていますから。ほら、ほら♡フォルス様♡勃起して、射精してよろしいのですよ♡」

 そうすればわたくし、お義父さまに褒めてもらえる…っ♡フォルス様、フォルス様、どうか。

「あ、あっ、あ!やだ、やっ、ヴェルっ、ごめ、ごめんなさ…っ!!」

 ああ、閨では陛下のことをそう呼んでらっしゃるのね…♡可愛らしいわ、フォルス様♡
 でも、どうしてお謝りになられたのかしら。
 ジョセフィンが疑問に思っていれば、その答えは兄が悶える様を静かに見ていたクレイヴェルの口から出てくる。
 ジョセフィンが初めて聞く、皇帝の甘く優しい声だった。

「いいよ、兄上。イって。俺に見られて、俺に命令されて……イって」
「っあ!っあ、あーっ!!」

 びくんびくんと体を跳ねさせて極めたフォルスを、クレイヴェルはじっと愛おしく見つめていた。
 ジョセフィンは納得して、驚愕した。
 ああ。
 雄の許しを求めていたのだ。
 なんて、貞淑。自分の雄以外で絶頂させられることを、恥じて、許しを乞うなんて。

「っぁ、あ………止めっ、止め、て………っ」
「はい…♡」

 誰もが、この正妃に敵うはずない。
 気高い雌に、ジョセフィンは見惚れた。このように想われたのなら、なんて幸せなのだろうとも思った。

「…っは、はぁ……は……」

 道具を外し、息を荒くするフォルスのを見ながら、感銘と共に、ジョセフィンに実感が沸いてくる。
 最後の一押しは皇帝の言葉だったとは言え、フォルスを絶頂させることに成功したのである。ならば。

「やっ………やった!やりましたわよ!!陛下!見てらして!?」
「見ていたが。本題を忘れていないか?」
「はい?」
「雄に戻す、のだろうが。雌としてイカせてどうする」
「は……」

 呆れた声で指摘されて、ジョセフィンはフォルスの体を改めて見た。
 刺激され続けた陰茎はぷっくりと腫れ赤く染まっているが、射精の気配はないどころか、勃起すらした気配がない。
 その代わりに、濡れた女陰から、愛液がこぷ、こぷと漏れ出していた。
 これは。
 子宮の方で絶頂したというのか。陰茎を嬲られていながら。

「……ええ!?陰茎に触れても女性器の方が気持ち良くなるのですか!?」
「声が大きい」
「驚きもします!!そんな、両性を持つ者としてあり得るのですか!?そんな、まるで生まれつき雌の性器しか持たぬ者のようではありませんか!?」
「……ジョセフィン嬢」

 なおも大声でフォルスの体について言い募るジョセフィンに、当の本人から声がかかる。
 冷えた声だった。フォルスのそのような声を、ジョセフィンは始めて聞いた。皇妃としてはもちろん、温厚だが厳格も持ち合わせた政王としても、聞いたことのない声色である。

「あ……あの……わたくし、失礼を……」

 さすがに矜持を傷つけたか。ジョセフィンは長らくこの国の長たる雄として君臨した政王の顔を見た。
 紅潮した顔に湿った肌、だというのに、視線はしかと芯をもっていっそ冷徹なほど。

「叱責するつもりはない。少し話を。こちらへ」
「はい……」

 おずおずとベッドに乗り上げたジョセフィンを、フォルスは引き倒して組み伏せた。

「きゃっ……あ、あの……フォルスさま……」

 これは、フォルスさまの雄を、呼び起こすことに成功したのでは。
 ジョセフィンはそう期待して、フォルスの顔を見上げた。
 美しい正妃が、微笑んでいる。

「君の方が、俺よりよほど雄に向いているのでは?」
「はい?」

 そう言って、フォルスの手が空を滑る。
 魔力が渦巻いて、見えない大きな力がそこにあるのを、肌で感じて、ジョセフィンは身を震わせた。
 フォルスの紫の瞳が、淡く光っている。王族の選定において、第二位賢者の座。皇帝を除けばもっとも強い群れの雄、だった、男。
 その男から施される仕置きが、一体どのようなものか、ジョセフィンは恐怖して、ただただ身を震わせた。
 痛みを覚悟して目を閉じれば、魔力の風は、ジョセフィンのドレスの中へと入る。元より性的に触れ合う目的で来たため薄着のその中で、フォルスの作ったその魔力の風は、不可視の手となってジョセフィンの股の間を撫でる。
 そうして、雄になるなど考えたこともないジョセフィンの、小さな陰茎を捉えた。

「っぁ!ああっ!」
「皇帝の妃と望むのなら、当然雌同士の触れ合いなどで、雄になどならないね?」
「も、もちろんです…わっ……」

 フォルスのあからさまな挑発に、ジョセフィンはまんまと乗ってしまった。
 膝立ちで見下ろすフォルスの、長い指がいやらしく動く。不可視の手も同じ動きをして、ジョセフィンの小さな陰茎を優しく撫でて、ゆっくりとその強さと速度を上げていく。

「すまないね、自分のものをどう慰めていたかも忘れてしまったから、拙いものだけれど」
「おっお気遣いなく……ですわ……っ!」

 ああ、あ、あ、気持ち、いい、気持ちいい。ここをこんなに触られてしまっては、雄になってしまいます…っ!
 ジョセフィンは心の内で堪えた。それほどにフォルスの愛撫は気持ち良かった。
 美しい顔で微笑む正妃は、先ほど乱れたことなどなかったかのような、清廉な面持ちで、淡々と指先を動かしている。

「陛下には、手でして差し上げる機会もそれほどなくてね。……俺も、口や、子宮を突かれるのが好きなものだから」

 ふふ、と美しい正妃が妖艶に笑う。
 口、美しい口、赤い赤い舌が、蠢いている。そこに入れたらどれだけ気持ちいいだろう。そこに入れて、自分の雌にしたら。
 ……違う!
 違う、違うわ、わたくしは、わたくしが、女で雌であらねばならない。そうして父の役に立たないと。陛下の側室になって、お義父さまに褒めてもらうのよ!
 ああ、でも、手が、手が、気持ちいい、フォルスさま、美しい正妃、美しい陛下の雌。その手が私を、雄へと導く。

「君は、どうして側室になりたいと?」
「父が……っ父がそうせよと……っ!」

 あ、あ、腰が動いてしまう。下品に腰が動いてしまうっ!こんなっこんなのっ、種付けする雄の動きだわっ!

「将軍からは無理することはない、と言葉を頂いているのだろう?君はきっと、雄の方が向いているのに、どうして無理をして側室になろうと?」
「っぁ、あ!だって、だって、お義父さまに褒めてほしくてっ♡」

 最初は撫でるだけだったフォルスの不可視の手は、ジョセフィンの陰茎を握って扱いている。フォルスの本来の手も、筒のように握る形になっている。その手の中の空白が、段々、段々と、広がっていく。
 もうそれほどに、勃起している。その事実に気がついて、ジョセフィンは顔を真っ赤に染めた。

「側室になるだけが、父君に褒めて貰える方法かな?よく考えてご覧」
「あっ、あっ♡わか、わかりませんっ♡」
「こら、雄にならないと言っただろう。こんなにペニスを膨らませて。俺の手に擦り付けてないで、ちゃんと考えるんだよ」
「あっ♡あっ♡♡♡わかりませんっ♡♡♡わかりませんんんん♡♡♡♡」

 なんて優しい声でひどいことをおっしゃるのかしら♡こんなっ♡こんなっ♡こんな風に扱かれたらっ♡♡射精っ♡射精のことしか考えられなくなってしまうのにっ♡♡♡

「あのような道具を取引して手に入れたというなら、商才もあるだろう。君の手紙の筆跡はとても美しかったし、書記官として実績を上げる事もできる」
「あっ♡♡♡♡ああっ♡♡♡♡♡」

 へこっ♡へこっ♡へこっ♡へこっ♡

 こんなっ♡♡こんなガニ股でっ♡♡無様に腰を振ってしまうなんてっ♡♡♡はしたないっ♡♡♡はしたないっ♡♡♡♡
 はしたないのにっ♡♡♡♡雄っ♡♡♡♡雄イキしたくてっ♡♡♡♡♡我慢できませんわっ♡♡♡♡♡♡

「だから、側室にこだわることはない。ほら、雄になってもいいんだよ。ペニスしごかれるの、気持ちいいね……?」

 ああっああっ♡♡フォルスさま♡♡そんな優しい声で囁かれてはっ♡♡♡私、わたくしっ♡♡♡
 雄♡雄になっちゃう♡♡♡おちんちん気持ち良くて♡♡♡♡雄になっちゃうっっ♡♡♡♡

「……ふふ、ずいぶんと膨らませて。手に余るようになってきた。俺が雄だった頃より、もう大きいかもしれないな。やはり向いているんだよ。ほら、我慢しないで……」
「あっあっ♡♡♡出るっ♡出ちゃうっ♡精液っ精液出ちゃうっ♡♡♡」

 ぬちっ♡ぬちっ♡ぬちっ♡ぬちっ♡♡♡♡

 こんなっこんな♡♡♡♡ドレスの中で射精しちゃう♡♡♡わたくしっわたくしっ♡♡♡♡♡♡♡♡雄イキっ♡♡♡♡雄イキしてしまいますっ♡♡♡♡♡♡

「いいよ、出して」
「だめっ♡♡♡だめっ♡♡♡射精っ♡射精なんかしたらっ♡ほんとにっほんとにっ雄になっちゃう♡♡♡」
「大丈夫。雄になっても、お義父さんに褒めてもらう方法はいくらでもあるよ。大丈夫、ほら……想像してみて。君が商売で成功して、父君に大金を持って帰る。そうしたら、父君はどうやって君を褒めるかな……?」

 私の愛しいジョセフィン。よくやってくれたね。素晴らしい私の娘。ジョセフィン、ジョセ。

「ぁっ♡あっ♡あっ♡お義父さまっ♡♡♡♡お義父さまっ♡♡♡♡♡♡」
「……いい子だね」

 いい子だね、ジョセフィン。

 お義父さま♡♡わたくしの、わたくしのお義父さまっ♡♡♡♡♡お許しくださいっお許しくださいっ♡♡♡♡♡♡♡♡♡
 わたくしっ♡♡♡♡♡♡わたくしっ♡♡♡♡♡♡♡

「あ~~~~っ!!♡♡♡♡♡♡♡」

 雄にっ♡♡♡♡♡♡雄になりますっ♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡

 ジョセフィンの妄想の父の声と、フォルスの声が重なった。それが最後の一押しだった。
 びゅくっびゅくっと勢いのある射精は長く続いて、ドレスに濃いシミを作った。
 ドレスの中側は酷く濡れて、知らぬ者が見ればこの令嬢が乱暴を受けたのだと誤解するほど。だがその股ぐらでは、いまだ芯のある陰茎がビクビクと震えて、小さく射精を繰り返している。

「あーっ……♡♡あ、あ~…っ♡♡♡わたくし、わたくし、雄っ…雄になっちゃったぁ……♡♡」
「ほら、君の方が俺よりよほど雄に向いているだろう?」

 くすくすと笑う美しい正妃に、ジョセフィンの陰茎はまたむくむくと膨らんだ。この美しい雌に、雄にされた。ならば、この昂りを治めるのもこの雌の責任ではないのか。

「フォ…ルスさま……♡」

 許さない……っ♡許さない……っ♡わたくしのおちんちんの責任っ♡♡♡とってくださらないと………っ♡♡♡♡♡

「こら」

 ジョセフィンがフォルスに手を伸ばそうとしたその瞬間。
 フォルスの体を、皇帝が引き寄せた。

「雄になったのなら、俺の雌に触れるな。……しかし兄上も悪いな」

 言葉の割に、クレイヴェルは心底おかしそうに言って、フォルスの手に自らの指を絡ませた。

「雌同士の戯れならば、こちらを触るのが筋だろうに」

 くく、と笑って、クレイヴェルはフォルスの陰部に指先を差し込んだ。途端、フォルスの顔色が変わる。捕食者のものから、被食者のものへ。

「っぁ、あっ!ヴェルっ、まって……っヴェル…っ!」

 道具で快感を高められ、散々に濡れていたそこは、くちゅり、という音を立てて、皇帝の太い指を飲み込んでいく。
 ごくり、とジョセフィンの喉が鳴った。
 あれほどジョセフィンを翻弄したフォルスが、クレイヴェルの前ではただ蹂躙される雌に成り果てて喘いでいる。

「ああ、こんなに熟れて濡れて。相当疼いただろうに。待たせたな、兄上」
「っぁ、あっ、あ…っ、ヴェル……っ!あ、あ!」

 くちゅ♡くちゅ♡くちゅ♡くちゅ♡

 なんて、なんてたまらない音っ♡♡♡♡
 ああ、ああ、わたくしを雄にした雌が、啼いている♡♡至高の雄に啼かされて、蕩けていく……っ♡♡♡♡

「きっと今入れたら、すごく気持ちがいいだろうな。なぁ。兄上?」
「ぁ、あ、うん、うん…っ!入れ…入れて…っ!」

 フォルスさまっ♡そんな声でおちんちんをねだるのですね♡♡♡ああっ♡♡そんな♡♡そんな甘えた雌声で……♡♡♡
 
「さて。俺の側室に志願したのだったな。どうする?俺に抱かれたいか?それとも……」

 クレイヴェルは、急にジョセフィンへと視線を向けた。そして、見せつけるようにぐちゅぐちゅとフォルスの女陰を攻め立て、見せつける。
 どろどろに溶けて、ひくひくと震えて雄を誘う雌穴が、太い指に懐いて愛液を垂れ流している。

「ああっ!…っぁ、あっ!」

 フォルスの一際高い喘ぎ声に、ぐん、とジョセフィンの陰茎が立ち上がる。太く高く固くなったそれは、ドレスの中心にテントを作った。
 だめだめ♡♡♡だめなのに♡♡♡♡おちんちん♡♡♡おちんちんっまたっ気持ちよくなりたい…っ♡♡♡♡
 ああ、ああっ♡♡♡射精っ射精したいっ♡♡♡♡♡

「…っフォルスさまっ♡フォルスさまのおまんこにっ♡わたくしのおちんちん入れたいですっ!♡♡」

 我慢が、できなかった。
 羨ましい、と思った。皇帝のことを。この美しい雌が、気高く知性に溢れたこの雌が、皇帝の前では甘えて啼いて、性器をねだるしか出来ない生き物に堕ちて、それを当然のように享受するこの皇帝を。

「ハハ。立派な雄だな。全く兄上は、こんな可憐な令嬢も雄にするか。……魔性め」
「おねがっ♡♡♡おねがいしますっ♡♡♡皇妃さまの穴にっ♡♡♡♡入れたいっ♡♡♡入れたいです♡♡♡」
「控えろ。これは、皇帝の所有物だぞ」

 冷たく言い放って、クレイヴェルは秘所にいれた指を引き抜くと、フォルスを自身と対面になるように抱え込んだ。
 そうすると、ジョセフィンからはフォルスの顔が見えない。ただただ、真っ赤になった耳と、たらり、と尻の狭間から愛液が垂れるのが見えるだけだ。
 皇帝はそのまま、ソファへと腰を下ろした。そうするとフォルスは膝立ちになり、クレイヴェルの股ぐらに跨る形になる。
 ちゅう、と一つ、クレイヴェルは自身の雌にキスをした後、下衣の前を寛げた。途端いきり立った陰茎が飛び出して、フォルスの尻を掠る。

「兄上、自分で腰を振れるな」
「うん……うん………っ」

 ゆっくりと、フォルスの腰が落ちる。
 ぴた。フォルスの尻とクレイヴェルの陰茎が触れる。ジョセフィンはそれを食い入るように見つめ、息を吐いた。

「見るのだけは許してやる。ほら、皇妃に導かれたように、自分の手で擦ってみろ」

 ああ、ああ、陛下の凶暴なおちんちんが、フォルス様の、フォルス様の溶けたおまんこに、飲み込まれて、ああ、ああっ♡♡♡

「…っぁ、ん、ん…………っ」
「っはぁ、は……兄上、中、すごいことになってるな……っ」

 クレイヴェルの息が詰まる。射精を堪えているのがジョセフィンにもわかった。
 それほど、それほどにそこは気持ちいいのですか。ジョセフィンは身も世もなく、ドレスの裾を手繰り上げて、立ち上がった陰茎を擦り始めた。
 ああっ♡気持ちいい♡♡♡おちんちん気持ちいいっ♡♡♡♡

「っあ、あ、ヴェル、ヴェル…っ、ぁ、あっ!」

 とちゅ、とちゅ、とフォルスがゆっくり腰を振る度に、いやらしい水音が鳴る。とろりとフォルスの陰部から愛液がとめどなく流れ、皇帝の股ぐらを濡らしていく。
 はぁ、はぁ。荒く息をして、ジョセフィンは自分の陰茎を激しく擦る。指先にしか包まれていない性器が寂しかった。もっともっと濡れて熱い場所に迎えられたい!

「はは、物足りなりなさそう、だな?」

 強く美しい兄を自らの雌に堕として、その献身を受ける皇帝は、精通したばかりの陰茎を猛らせて自慰をするジョセフィンを嘲笑った。

「ずるいっ♡ずるいですっ♡♡♡わたくしもっ♡わたくしもおまんこに入れたいっ♡♡♡♡♡」

 射精どころか勃起も初めてだというのに、ジョセフィンは陰茎を擦る自慰に夢中になった。
 挿れたいっ♡挿れたいっ♡挿れたいっ♡♡♡おまんこにっ♡♡♡おちんちん挿れたいっ♡♡♡♡

「は、は……ああ、そうだろうな。自分の雌にペニスを入れて、可愛がってもらいたいだろう」

 ああっ♡♡わたくし、思い違いをしていました♡♡♡♡陛下の方が甘えてらっしゃるのだわ♡♡♡♡陛下の方こそが、フォルスさまのおまんこに、おちんちんで甘えてらっしゃる♡♡♡♡♡
 フォルスさまっ♡♡♡おまんこで撫で撫でするのが本当にお上手なのねっ♡♡♡♡♡

「だがそれは、お前の雌にやれ。わかってよかったな?お前の本性はそちらだぞ。お前は、自分の雌に種付けしたい雄だ」
「あっ♡あっ♡陛下♡♡♡わかりました♡♡♡♡わかりました♡♡♡♡♡わたくしの雌っ♡♡♡♡わたくしだけの雌を探しますっ♡♡♡♡♡」
「それまでは……自分の雌の胎の中で、射精する妄想をしてみろ」

 あ♡あ♡あ♡わたくしの、わたくしの雌♡♡♡♡雌になってくださいませ♡♡♡♡♡♡私の初恋の、あなた♡♡♡♡♡♡♡♡
 あなたにっ♡♡♡♡あなたの中に射精してっ♡♡♡♡♡♡孕ませたいわ♡♡♡♡♡♡♡♡♡
 お義父さまっ♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡

「あっ♡あっ♡あ~~~~~っ♡♡♡♡♡」

 びゅっびゅっとジョセフィンの陰茎から精液が飛び出す。先ほど射精したばかりというのに、勢いよく飛び出したそれは、彼女自身の顔を汚した。

「あ…っ♡あぁ…っ♡♡♡」
「一つ、助言をしてやろう」
「は……い………♡」

 ちゅ、ちゅ、とフォルスは腰の動きを止めて、クレイヴェルの頬にキスをしている。
 絶頂までは、わたくしには見せないつもりなのだわ。それは二人きりの、唯一無二の雄と雌、そのつがいの密事だから。ジョセフィンはぼんやりと本能的に理解した。

「お前の雌を求めるなら、甘やかしてくれる年上にしておけ。おそらくお前と俺は、好みが似ている」

 皇帝の予言のような、透視のような助言に、ジョセフィンはふふ、と笑った。その顔をたらり、と精液が滴り落ちる。
 ああ……♡そう、そうです♡♡♡フォルスさまは、あの方によく似ている……♡♡♡きっと、あの方も、フォルスさまが陛下にするように、わたくしのおちんちんを可愛がってくださるわ……♡♡♡♡♡




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