黒木くんと白崎くん

ハル*

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ずるい 3

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~白崎side~


花火どころじゃなくなる割合が、どんどんどんどん…高くなっていく僕。

多分もうすぐ花火は終わるだろうという頃合いには、先輩の体が僕にぴたりとくっついていた。

「最後にはいつも、白くて大輪の……なんだっけな、ほら…しだれ桜みたいな花火があるだろ? あれが数発連続で上がる。その後に音だけの花火が鳴って、本当に終わりだ」

花火が上がっている方を指さしながら、初めての後夜祭の花火について説明をしてくれているだろう先輩。

なのに僕と言えば「は…、そうな…んですねぇ?」といつもよりも若干声が上ずってしまい、変な返事ばかりだ。

(カッコ悪いなぁ)

まさか先輩がこんな風に花火に誘ってくれると思っていなかった上に、サンに触れていた僕の手に手を重ねてきて、そのまま気づけば恋人つなぎみたいになったままだし。

(あぁぁああああ…キャパオーバーです。先輩)

ここが暗くてよかった。先輩に見せられない顔をしているに違いない。

「もうちょっとで終わりそうだな、花火」

先輩がスマホを取り出して、時間を確かめた。

「あっという間ですね」

そう返した僕の手を、先輩がキュッと軽く握ってきた。

「せぇっ…んぱぃい??」

声がひっくり返ってしまった僕のそれを、先輩がわずかな間の後に「…ふ」と小さく笑ったのが聞こえた。

「もしかして、からかってます? 先輩」

こんな風にしてくれること自体が、なんだかおかしいんだ。まるで夢でも見ているようじゃないか。

(――いや。夢だな、これ)

じゃないじゃなくて、夢だ。僕の本体は初めての学校祭で疲れて、どこかでうたた寝でもしているのかもしれない。

(でもそうなると、先輩との約束を果たすことも出来ずに寝ているってことにならないか?)

なんて想像してみて、絶対にそれはもったいない! とか思っていた僕。

「……白崎」

ふいに先輩に名前を呼ばれて、いつものように「はい」とだけ返す。

先輩が自分の方へと、つないだままの手を引っ張る。

それに合わせるように、僕は先輩の方へと上半身をよじって向けた。

互いの顔の半分に、花火の色がかすかに映る。

先輩の大きな瞳にも、淡く光っては消えていく花火が見えた気がした。

いつもとはどこか違う空気を纏った先輩は、今、何を考えているんだろう。

心臓が強く鳴り続けていて、早く話をしなきゃ心臓がいつまでもつかわからないや。

「なんですか?」

焦れて、すこしだけ急かした僕に先輩の声が聞こえた。

「耳を貸せ」

と。

たった二人きりなのに? と疑問を感じつつも、先輩の方へ耳を近づける。

さっきよりも心臓が強く脈打つのを感じながら……。

息を飲み、先輩の言葉を待つ。

先輩の顔が僕の耳に近づき、小さく息を吸う音も耳に入る。

ゴクッと唾を飲み、言葉を待ち続けた僕の耳に至近距離で「なぁ、白崎」といつもの声より低めの声がする。

どくんと心臓が鳴って、ぎゅっと心臓そのものをつかまれたと錯覚するほどのインパクト。

「お前が好きで、キスしたい相手……誰」

偶然、花火と花火の間で、ハッキリと聞こえたその言葉。僕の心臓はひと際大きく鼓動を打つ。

「想像して、顔を赤くしていなくなっただろ。……誰だ? 想像した相手」

顔が見たい。

からかってるのか、それとも真剣に聞こうとしているのか。表情が見えたら、わかるかもしれないのに。

「…あ」

口を開くけど、言葉が出てこない。

終わりの前の連続花火が、白く…大きく…夜空に咲く。その花火の光が強くなっていくにしたがって、先輩の顔がかすかに見えた。

「…からかってない…んです、ね」

いつも見ている、まっすぐな瞳。僕をからかう様子は微塵もないように見えた。

「さっき会った仲間はからかうのが日常だけどな、俺はそういうのは得意じゃない」

下手すれば人の感情を逆なでしてしまうかもしれない、この話題。それを使ってでも誰かをからかうような人じゃないことを、僕は知っているじゃないか。

「聞いて……も、面白くもなんとも…ないですよ?」

そう言いながらも、もしかして告白のタイミングなのか? と思いたくなる。

この花火の時に告白をして上手くいった話があった。…その後、別れたって話も聞きはしたけど。

「別に面白い話が聞きたくて、質問したんじゃねぇよ」

今なのかな。今、この瞬間に気持ちを伝えたら、受け入れてもらえる? …なんて頭によぎった次の瞬間、頭が急に冷める。

(そんな訳ないだろ? 先輩と俺は、男同士。先輩は今まで彼女がいたことがあるんだから、恋愛対象に男の僕が該当できるはずなんか…あるはずないだろ? 何を期待してるんだよ)

天国と地獄。浮かれた気分でここに来て、自分のこの後の行動次第でこれからを地獄のような日々にしてしまうかもしれないだろ?

学校祭マジックじゃあるまいし、そこまで自分に都合がいい展開になるはずがない。

(先輩は、ただの後輩としか見ていない。……そのポジションでも十分だろ。……伝えたいとは思っていたけど、まだまだ学校生活は続くんだ。居心地悪くしたって、いいことなんか…きっと)

――――揺れる。

伝えたい気持ちは常にあるのに、それが本音だって知ってるのに…いざ告白となると冷静になれよと引き留める自分がいるのも事実だ。

出そうになった言葉たちをグッ…と飲み込み、口を引き結ぶ。

そうこうしているうちに、音だけの花火が鳴って終わりを告げる。

「学校祭、終わっちまったな」

その言葉に、この時間ももう終わりなんだと知る。

「…ですね」

質問への返事をしない僕に、先輩が「白崎さ」と声をかけてきた。

…その時だ。

さっきと変わらずに耳へ囁いているとわかっていたはずなのに、僕は先輩へを顔を向けてしまった。

先輩の身長に合わせてすこしだけ身を屈めていたのもあった。顔を寄せていたのもあった。

いろんな偶然が重なって、僕の唇にやわらかなものが触れて、と同時に鼻先がぶつかった。

「……っっ」

「あ…」

息を飲んだのは僕。声をあげたのは先輩。

反射的に体を後ろに引き、唇に手をあてる。

一瞬だったけど、触れたのは先輩の唇…で間違いない? 今のってようするに、アレってこと?

「…ファーストキス」

思わず漏らしたその言葉を先輩は拾い、僕に呟いた。

「初めてのキス、俺で…よかったのか?」

って。

「っていっても、軽く触れた程度だったし、キスってキスでもなかったから、ノーカンか? …白崎的にはどうなんだよ」

ドキドキがおさまらない。体中が心臓みたいになっていて、先輩に言われていることに冷静に返せない僕がいる。

(簡単に動揺しちゃうなんて、経験がないって言ってるも同然じゃないか)

恥ずかしい。

別にめちゃくちゃ経験ある人間に見られたいとか思ったことはないけど、いかにもって思われるのもなんだかカッコつかなくて嫌だ。

「そ…そそそ…そんなこと、ないですよ? 先輩が最初…とか、光栄の至りでして。…でも本当に触れただけのキスでしたね。…はは。触れるだけのキスじゃないキスって、どこまでがボーダーラインなんでしょうね」

言ってることがめちゃくちゃになってきているのに、一回吐き出してしまったものは飲み込めない。

「…光栄の至りって、お前な…」

「はは…」

支離滅裂になりかかっている僕の言葉に、先輩はすこし笑いながらツッコミを入れてくれる。

「ボーダーライン……知りたいのか? 白崎」

そして、僕がした謎の質問にも答えようとしてくれている? もしかして。

「はぁ、まあ…わからないことがわかるのはいいことって言いますよね」

まだ混乱している僕を、誰か止めてほしい。

「先輩なんて、今まで彼女がいたんですし。キスだっていっぱいしたんですよね? いいなぁ、キスする相手がいた人は」

本当に誰か僕を止めて。

「僕にもキスする相手がいたら」

一度しゃべりだした口が止まらなくて、僕が一番困惑している。

(こんなことを言いたいはずがないのに)

泣きたい気持ちになって、じわりと涙が浮かんできた。

「……白崎」

花火の明かりもない、暗がりの中。

先輩が僕の襟元を思い切りつかんできて、よろけるような勢いで自分の方へと引き寄せた。

「う…わっ?」

よろけた僕の顔に、ひた…と両頬を抑えるように手のひらが触れたのがわかって。

「…え」

声をあげたのは、一瞬。

気づけばさっきよりもハッキリとわかる、唇の感触がそこにあった。

ちゅ…ちゅ…と啄むようなキスを何度か繰り返され、フリーズしたままの僕の頭を抱き寄せるように先輩の腕が僕の後頭部に回って。

「……んっ」

逃がしてもらえないような力強さで抱きしめられて、啄むようなキスから深く嚙みつくようなキスへと変わったのがわかった。

息継ぎが出来ない。わからない。呼吸があがる。クラクラする。

「は…っ」

溺れたように息をする僕から先輩の気配が遠のくかと思ったら、最後におまけみたいなキスをひとつされた。

「……せ、んぱ…ぃ?」

涙なんか、とっくに引っ込んでいる。

どういう意味のキスなのか教えてほしいのに、聞くのが怖い。

それともやっぱりこれは、僕だけに都合がいい夢?

くらむ頭と回らない思考に困惑する僕に、先輩が告げた。

「これだったら、ファーストキスになるか?」

なんて。

「…………え」

やっぱり夢だ、これ。

「先輩がこんなこと…いうわけ…ない」

違う! と自分の中の僕が叫んでいる。そんなはずがないって。

「現実だよ、白崎。……これで、今日のお前の頭の中は俺でいっぱいになるか?」

まるで僕の心を読んだような言葉が返される。

その言葉に、自然と出てきた想い。

「僕の中はずっと…先輩ばかりです」

まるで告白めいたセリフが、当たり前のようにすべり出た。

「…そっか」

「はい」

最後に確認のような会話をして、何も言わずに窓を閉める。そして、先輩に腕を引かれながら暗い音楽室を出る。

廊下の明かりがやけにまぶしくて、出た瞬間は顔をしかめた。

「…ぷ。ひっでぇ顔」

先輩がそういって笑うんだ。

「先輩もあまり変わらないような?」

僕も笑う。

「玄関が閉まる前に出るぞ、白崎」

「はい」

互いの教室に寄って鞄を取り、そのまま校門まで一緒に歩いていく。当然の流れのように。

「送るか? 白崎」

「…大丈夫です。一人で帰れますよ? お姫様はもうやめたので、エスコートはいらないです」

「……そっか。じゃあ、気をつけて帰れよ」

「はい」

校門を出て程なくして、分かれ道でそんな会話をしてから左右に分かれていく僕ら。

先輩と離れて歩き出してから、時間が経つにつれて逆に実感がわいてきた。

「ファースト…キス、しちゃった」

脳内が乙女の自分を、今は許してやりたい。今だけでいいから。

僕よりも身長が低い先輩が僕を抱き寄せてしてくれたキスは、している最中だけ…僕よりも大きな人に包まれているように錯覚しかけた。

ドキドキした。

先輩の唇、やわらかかった。

「男の人みたいだった…」

同年代のはずなのに、キスの最中だけものすごく大人に感じた先輩。

唇に指先をあてて、横へとスライドさせる。

(さっきまでここに先輩の唇が触れていたんだ)

胸の奥からふわふわしたものがあふれて止まらない。

「困るよ…先輩」

手を動かし、胸の中のふわふわしたものがあふれないようにと手のひらをあてる。

「好きって言えないのに、これ以上…好きになったら…どうしよう」

きっと思いがあふれて止まらなくなって、先輩との関係が変わってしまうかもしれないことなんか頭に浮かびもせず、告げてしまうかもしれない。

「ずるいですよ…先輩。僕ばっかり、こんなに先輩を想ってて」

キスひとつで、簡単に落とされた。惹かれた。今まで知らなかった先輩を知ってしまった。

「本当に先輩のことが頭から離れないじゃないですか…」

空には月が浮かんでいて、足を止めた僕はその月に届くはずもないのに手を伸ばす。

見ているだけで切なくなってくる。

「……先輩」

伸ばした手を引っ込めて、月明かりの中をまた歩き出す。

「明日の休みも、先輩のことばっかりになりそうだな」

そう呟いた僕のスマホが震えて、メールの着信を知らせる。

「…え」

メールの相手は、小鳥遊。

明日、クラスの有志で集まって打ち上げをしようってことになったという。

「めんどくさいなぁ」

返信を保留にして、僕はスマホをポケットに入れてまた先輩のことを想う。

たとえ明日の打ち上げに参加するんだとしても、今日は先輩のことだけで満たされたい。

(今日だけは、自分のわがままを許してやってもいいよね)

そう思いながら、先輩が勉強の時に聴いていると言っていたクラシックを鼻歌にして歩いていった。


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