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第24話
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結局、美桜が敵のふりをするなら可能だろうということになり、視聴者の意見も取り入れて今回の作戦を実行することにしたのだ。
雨村から犯罪の証拠を聞き出せるかはボクとさくらにかかっていたんだけど、勝ち誇った雨村はまんまと口を滑らせてくれた。
ちなみに美桜がタイミングよく入ってきたのは、なんのことはない。美桜はさくらのドローンを撮影モードのまま部屋に残し、タブレットを持って扉の外で待機していたんだ。そしてボクの呼びかけに応じて入室してきたわけ。
雨村が追い出した見張りが心配だったけれど、何事もなく美桜がやってきたからにはうまく対処してくれたんだろう。まあ、十中八九、気絶させられてるんだろうけどね。
「く、来るな! この娘がどうなってもいいのか!」
お? 雨村の立ち直りが予想外に早い。片腕でさくらを背後から抱きしめるようにして立たせ、ポケットにでも入れていたであろう短刀を首筋に当てる。
さすがの美桜も動きを止めた。それを見て雨村は勝ち誇った笑みを浮かべる。
「そ、そうだ、おとなしくしていろ。動くんじゃないぞっ!」
さくらを抱えるようにして、ジリジリと移動していく雨村。と、人質にされているさくらと目が合った。
「……ミヤコちゃん、もういいよね?」
「うん。よく我慢したね」
「な、なにを話して……は?」
雨村が不思議そうに動きを止めた。それはそうだろう、短刀を持つ手をガッシリと掴まれたんだから。
誰に? ……さくらだよ。
美桜が敵のふりをするんだから、本当に手足を縛るわけないじゃん。簡単にほどけるように特殊な縛り方をしていたわけ。
雨村のセクハラに、さくらがいつ我慢の限界を超えて手足の縄をほどくんじゃないかと心配してたけど、本当によく我慢してくれたよ。
「こんの、よくもっ!」
「ぐわっ!?」
うわあ、さくらが雨村の手に噛みついた。ずっと我慢してきて、怒り爆発なんだろう。
さくらは短刀を取り落とした雨村に向き直ると、
「ベロベロと人の顔を舐めて……この変態っ!」
そのまま足を振り上げた。
チーン!
そんな効果音が聞こえてきそうだ。
雨村は声もなく、股間を押さえてそのまま崩れ落ちる。ひっひっと途切れ途切れに息を吐きながら、ビクンビクンと痙攣する。……うわあ。
「ミヤコちゃん、どうしたっすか?」
「いや……なんでもない」
おもわず内股になったボクを不思議そうに見る美桜。
元男としては見ているだけでお腹が痛くなる。出産の苦しみは男にはわからない、とよく言われるけれど、股間を蹴られた時の痛みは女性にはわからないだろうなあ……。
「き……貴様ら……。私にこんなこと……をして、無事にここ……から出られ、ると思うな、よ……。」
「その言葉、そっくりお返ししますよ」
ダラダラと冷や汗を流しながら、それでも雨村は強気だ。
そんな雨村に、さくらは美桜から受け取ったタブレットを突きつける。その画面には……。
【『悲報』ムラサメマテリアルの社長、玉が潰れる】
【自業自得で草】
【いや、潰れるまではいってないだろう、あれは】
【どっちにしても地獄だがな】
【見ててもヒエッてなるw】
【いや~、しかし、期待以上にベラベラと喋ってくれたな社長ww】
【同時接続が35万!? ついさっきまで10万だったろw】
【まだ増えてるぞ。これ、100万いくんじゃね?】
【おい、みんな。ムラサメの株価がすげえことになってるぞ、見てみ?】
【株?】
【ちょっ、これはw】
【『悲報』ムラサメマテリアル株、ナイアガラ】
【うわっ、真っ逆さまw】
【まあ、当然だわなw 社長自ら社の悪事を自慢して、セクハラしてたんだからなw】
【ネットでもトレンドに挙がったし、株主の耳に入るのも当然だわなw】
【違法採掘に殺人、強制労働、セクハラ、婦女暴行……あとなにかあるか?】
【叩けばまだまだ出てくるだろ】
【さくらちゃん、叩いていいよw】
【これ以上は潰れちゃうw】
【なにがだよっ!w】
【私に言わせようっていうの!?】
【www】
【社長~、新しい玉よ~】
【やめろwwww】
【なあ、ムラサメのHP落ちてるw 電話も繋がらねえ】
【マジかw】
【問い合わせが殺到してるんだろうなあ】
【社長、どうしましょう!? ご指示を!】
【社長はダンジョンで瀕死ですw】
ずらずらっと流れていくコメント。ただでさえ悪かった雨村の顔色がさらに悪くなる。
「こ、これは一体……」
「あなたの今までの発言と行動、みんな配信されていたんですよ」
そう、美桜は敵のふりをしながら、配信モードのドローンを部屋全体が見渡せる位置に置いておいたんだ。そして雨村が得意げに自らの悪事を話し始めたタイミングで、視聴者が打ち合わせ通りにさくらのチャンネルをネット上で拡散したのだ。
日本有数の大企業・ムラサメマテリアルのスキャンダル暴露動画だ。とんでもない勢いで拡散したことだろう。その結果が株価の大暴落なわけだ。
「あなたはもう詰んでいます。大人しく出るところに出て、裁きを受けてください」
さくらの言葉に雨村は観念したように動かなくなった。
「じゃ、美桜。雨村を縛って」
「任せるっす」
自分を縛っていた縄をほどき、美桜に渡す。雨村は社会的に終わったけれど、逃亡されては困る。
美桜は嬉々として雨村を縛りはじめる。その間にボクとさくらは外されていた装備を整えた。
と、さくらがドローンに向かって頭を下げた。
「皆さんの協力によってムラサメの犯罪を暴けました。ありがとうございます」
【いいってことよ】
【こっちこそ、楽しませてもらった】
【なあ、俺の友人がマスコミなんだが、その友人曰く、耳の早いジャーナリストが何人かダンジョンに向かってるらしい】
【ダンジョンには入れないだろ】
【そも、ダンジョンの領域に入ったらレコーダーの類は壊れるぞ。多分、探索者ギルドへの取材申し込みだろ】
【だからまあ、社長を逃がすことがないようにな】
「……だそうです」
「ミヤコちゃん、魔法鞄に人間って入らないんすか?」
物騒なことを美桜が言う。いやまあ、気持ちはわかる。魔法鞄に人が入れれば移動も楽だし、アイディア次第で使い道は広がるだろう。今回だって雨村を地上に運ぶのがずっと楽になる。……だけど入らないんだよね、生き物は。
「茸や卵なら出し入れできるんだけどね。多分、一定以上複雑な生き物は出し入れできないんだと思う」
「そうっすか。残念」
「それはそうと美桜、なにしてるんだ?」
「社長を縛ってるんだよ。……よし、終わり」
パンパンを手をはたく美桜。その足下には……。
【ボンレスハム!wwwww】
【『悲報』ムラサメ社長、ハムにされる】
【なんて芸術的なwwwww】
【いや、これ、一歩間違うとS────】
【それ以上はいけない!wwww】
【美桜ちゃん、才能あるよwww】
【なんの才能だよ!ww】
【だからS────】
【だから、それ以上はいけない!www】
普通に縛ればいいのに、どうしてこう……変な感性を爆発させるんだ美桜は。
まあ、これなら簡単にほどけないし、逃げられないだろう。
……だからってなあ……。
「まあまあ、さっさと逃げましょう」
さらに雨村に麻袋を被せ、軽々と担ぎあげる美桜。ああ、そうか、顔が見られてはマズいけれど、服だって雨村はダンジョンでは浮きまくりだ。いくら美桜が仲間のフリをしても、担いでいるのが社長とわかれば意味がない。そういう機転は利くのになあ。
まあ、いいか。さっさとここから出よう。まずは扉の向こうを確認して……。
ゾワッ!
背筋に冷たいものが走った。
「下がれ!」
叫んで飛び退く。
理屈じゃない。これはダンジョンで長く活動していたボクが身につけた危険察知のようなものだ。勘と言ってもいい。なにも考えずに扉を開けたら……死んでた! それが証拠に────。
キンッ!
鋭い音とともに青い閃光が走り、扉が両断される。そして部屋に飛び込んできたのは……。
(鋼!?)
今までどこにいたのか、鋼が剣を振りかぶって突進してきたのだ。
雨村から犯罪の証拠を聞き出せるかはボクとさくらにかかっていたんだけど、勝ち誇った雨村はまんまと口を滑らせてくれた。
ちなみに美桜がタイミングよく入ってきたのは、なんのことはない。美桜はさくらのドローンを撮影モードのまま部屋に残し、タブレットを持って扉の外で待機していたんだ。そしてボクの呼びかけに応じて入室してきたわけ。
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「く、来るな! この娘がどうなってもいいのか!」
お? 雨村の立ち直りが予想外に早い。片腕でさくらを背後から抱きしめるようにして立たせ、ポケットにでも入れていたであろう短刀を首筋に当てる。
さすがの美桜も動きを止めた。それを見て雨村は勝ち誇った笑みを浮かべる。
「そ、そうだ、おとなしくしていろ。動くんじゃないぞっ!」
さくらを抱えるようにして、ジリジリと移動していく雨村。と、人質にされているさくらと目が合った。
「……ミヤコちゃん、もういいよね?」
「うん。よく我慢したね」
「な、なにを話して……は?」
雨村が不思議そうに動きを止めた。それはそうだろう、短刀を持つ手をガッシリと掴まれたんだから。
誰に? ……さくらだよ。
美桜が敵のふりをするんだから、本当に手足を縛るわけないじゃん。簡単にほどけるように特殊な縛り方をしていたわけ。
雨村のセクハラに、さくらがいつ我慢の限界を超えて手足の縄をほどくんじゃないかと心配してたけど、本当によく我慢してくれたよ。
「こんの、よくもっ!」
「ぐわっ!?」
うわあ、さくらが雨村の手に噛みついた。ずっと我慢してきて、怒り爆発なんだろう。
さくらは短刀を取り落とした雨村に向き直ると、
「ベロベロと人の顔を舐めて……この変態っ!」
そのまま足を振り上げた。
チーン!
そんな効果音が聞こえてきそうだ。
雨村は声もなく、股間を押さえてそのまま崩れ落ちる。ひっひっと途切れ途切れに息を吐きながら、ビクンビクンと痙攣する。……うわあ。
「ミヤコちゃん、どうしたっすか?」
「いや……なんでもない」
おもわず内股になったボクを不思議そうに見る美桜。
元男としては見ているだけでお腹が痛くなる。出産の苦しみは男にはわからない、とよく言われるけれど、股間を蹴られた時の痛みは女性にはわからないだろうなあ……。
「き……貴様ら……。私にこんなこと……をして、無事にここ……から出られ、ると思うな、よ……。」
「その言葉、そっくりお返ししますよ」
ダラダラと冷や汗を流しながら、それでも雨村は強気だ。
そんな雨村に、さくらは美桜から受け取ったタブレットを突きつける。その画面には……。
【『悲報』ムラサメマテリアルの社長、玉が潰れる】
【自業自得で草】
【いや、潰れるまではいってないだろう、あれは】
【どっちにしても地獄だがな】
【見ててもヒエッてなるw】
【いや~、しかし、期待以上にベラベラと喋ってくれたな社長ww】
【同時接続が35万!? ついさっきまで10万だったろw】
【まだ増えてるぞ。これ、100万いくんじゃね?】
【おい、みんな。ムラサメの株価がすげえことになってるぞ、見てみ?】
【株?】
【ちょっ、これはw】
【『悲報』ムラサメマテリアル株、ナイアガラ】
【うわっ、真っ逆さまw】
【まあ、当然だわなw 社長自ら社の悪事を自慢して、セクハラしてたんだからなw】
【ネットでもトレンドに挙がったし、株主の耳に入るのも当然だわなw】
【違法採掘に殺人、強制労働、セクハラ、婦女暴行……あとなにかあるか?】
【叩けばまだまだ出てくるだろ】
【さくらちゃん、叩いていいよw】
【これ以上は潰れちゃうw】
【なにがだよっ!w】
【私に言わせようっていうの!?】
【www】
【社長~、新しい玉よ~】
【やめろwwww】
【なあ、ムラサメのHP落ちてるw 電話も繋がらねえ】
【マジかw】
【問い合わせが殺到してるんだろうなあ】
【社長、どうしましょう!? ご指示を!】
【社長はダンジョンで瀕死ですw】
ずらずらっと流れていくコメント。ただでさえ悪かった雨村の顔色がさらに悪くなる。
「こ、これは一体……」
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そう、美桜は敵のふりをしながら、配信モードのドローンを部屋全体が見渡せる位置に置いておいたんだ。そして雨村が得意げに自らの悪事を話し始めたタイミングで、視聴者が打ち合わせ通りにさくらのチャンネルをネット上で拡散したのだ。
日本有数の大企業・ムラサメマテリアルのスキャンダル暴露動画だ。とんでもない勢いで拡散したことだろう。その結果が株価の大暴落なわけだ。
「あなたはもう詰んでいます。大人しく出るところに出て、裁きを受けてください」
さくらの言葉に雨村は観念したように動かなくなった。
「じゃ、美桜。雨村を縛って」
「任せるっす」
自分を縛っていた縄をほどき、美桜に渡す。雨村は社会的に終わったけれど、逃亡されては困る。
美桜は嬉々として雨村を縛りはじめる。その間にボクとさくらは外されていた装備を整えた。
と、さくらがドローンに向かって頭を下げた。
「皆さんの協力によってムラサメの犯罪を暴けました。ありがとうございます」
【いいってことよ】
【こっちこそ、楽しませてもらった】
【なあ、俺の友人がマスコミなんだが、その友人曰く、耳の早いジャーナリストが何人かダンジョンに向かってるらしい】
【ダンジョンには入れないだろ】
【そも、ダンジョンの領域に入ったらレコーダーの類は壊れるぞ。多分、探索者ギルドへの取材申し込みだろ】
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「……だそうです」
「ミヤコちゃん、魔法鞄に人間って入らないんすか?」
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【いや、これ、一歩間違うとS────】
【それ以上はいけない!wwww】
【美桜ちゃん、才能あるよwww】
【なんの才能だよ!ww】
【だからS────】
【だから、それ以上はいけない!www】
普通に縛ればいいのに、どうしてこう……変な感性を爆発させるんだ美桜は。
まあ、これなら簡単にほどけないし、逃げられないだろう。
……だからってなあ……。
「まあまあ、さっさと逃げましょう」
さらに雨村に麻袋を被せ、軽々と担ぎあげる美桜。ああ、そうか、顔が見られてはマズいけれど、服だって雨村はダンジョンでは浮きまくりだ。いくら美桜が仲間のフリをしても、担いでいるのが社長とわかれば意味がない。そういう機転は利くのになあ。
まあ、いいか。さっさとここから出よう。まずは扉の向こうを確認して……。
ゾワッ!
背筋に冷たいものが走った。
「下がれ!」
叫んで飛び退く。
理屈じゃない。これはダンジョンで長く活動していたボクが身につけた危険察知のようなものだ。勘と言ってもいい。なにも考えずに扉を開けたら……死んでた! それが証拠に────。
キンッ!
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