婚約破棄の理由………王子の心を射止めたにゃんこ

ミクリ21

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魅惑のにゃんこ

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「ミーシャ、婚約破棄をしたいんだ」

王子であるアレクは、婚約者の令嬢であるミーシャに婚約破棄したいと素直に言いました。

今現在、二人は応接室で話し合いの最中です。

「何故ですの?他に好きな方がいますの?」

ミーシャは冷静に、アレクを睨みました。

「ああ、彼の愛らしさに、私の心はもう彼の虜だ。彼のことが好き過ぎて、もう彼しか愛せない。ミーシャ、すまない」

(アレク…貴方が不貞行為をしていたなんて………正直ガッカリですわ)

アレクは、誠実な人だと思っていたミーシャは、アレクの不貞に愛情がなくなりました。

「それで、お相手はどなたなのかしら?」

「ああ、紹介しよう」

アレクは、持ってきていたカゴにかけていた布を取りました。

ミーシャは、何かは気になっていましたが、あえて気にしないことにしていました。

しかし、布がなくなったカゴの中をみて、ミーシャの瞳にまるでハートが煌めくみたいにカゴの中に夢中になりました。

「んにゃ♪」

「私の愛するティアだ。ちなみに、オスだ」

「か…か…か…可愛い!可愛いですわ!」

カゴの中には、愛らしい黒いモフモフのにゃんこがいたのです。

実は、ミーシャはにゃんこ大好き人間なので、触りたいとか匂いを嗅ぎたいとか、にゃんこのティアに瞳が釘付けです。

「私はティアのことを本気で愛している。ティア以外は愛せないんだ。ミーシャ、婚約破棄を受け入れてくれないか?」

「条件がありますわ!」

アレクが、本気で愛してしまったティア。

正真正銘のにゃんこだが、それでもアレクは本気です。

「婚約破棄を受け入れる代わりに、私にもティアを愛でさせてくださいな。それがダメなら受け入れませんわ!」

ミーシャは、アレクよりティアにもう夢中です。

「私から奪わないなら構わない。ミーシャもティアを可愛がってくれたら私も嬉しいよ」

「うふふ、では決まりですわね!婚約破棄を受け入れますわ!」

「ありがとう、ミーシャ!」

こうして、アレクとミーシャの婚約関係がなくなりました。



後日。

ミーシャは、たまにティアを愛でに来ます。

それはおいといて。

「あぁ~ん!ティア~♪私のティア~♪誰よりも、どんな物よりも可愛いティア~♪愛しているよ~~~!!」

アレクは、ティアにスリスリしたりモフモフしたりで、常にティアを連れているから皆からは『にゃんこ王子』と呼ばれています。

アレクとティアは、幸せに暮らしましたとさ。

めでたしめでたし。
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