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13◆リンジュ視点
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とりあえず、お気に入りの場所が特になかったから普通に学園内を案内した。
「エリアス、あとみていない場所はないが、この後はどうする?」
「えっとね、じゃあ………お姉ちゃんのお部屋に行きたいな!」
「ふふ、いいだろう」
エリアスはずっと私の腕にくっついていたが、この甘えん坊なところが可愛いと私は思う。
まぁ、甘えん坊過ぎて家族(主に兄たち)の過保護が大変らしいが。
私たちは、私の部屋に移動してお互いにベッドに腰かけた。
昔から不思議に思っているんだが、エリアスは椅子よりベッド派なんだ。
必ずベッドに座る。
まぁ、飲んだり食べたりの際はちゃんと椅子やソファーに座るんだが、それ以外はベッドを好む傾向にある。
それで、私も流れでベッドに座るんだ。
「お姉ちゃん、今日はありがとうね!お姉ちゃんと一緒だと、どんなことをしても僕は幸せになれるんだ。もう僕、お姉ちゃんがいないと生きていけないよ」
「大袈裟だな?」
エリアスの言葉を聞いて、私はつい微笑みを浮かべた。
私はエリアスの頭を撫でてやり、そして抱き締めた。
「エリアス、お前はもう16歳だ。ずっと私ばかりに構っていたら、ずっと婚約者ができないぞ」
ズキッ!
お姉ちゃん離れができないエリアス。
しかし………そんな私も弟離れができないでいる。
好きという気持ちは厄介だな。
エリアスには幸せになってほしいのに、私の存在が妨害になっている自覚がある。
私は、エリアスの婚約者が決まった時………ちゃんと喜んでやれるだろうか?
ちゃんと………手放してやれるだろうか?
私は弟離れができるだろうか………?
この気持ちが…………ブラコンというのだな。
世の中の兄や姉の気持ちがよくわかるぞ。
「ねぇ、お姉ちゃん………」
「ん、エリア……ス………?」
ぼふっ!
一瞬、私は何が起こったのかわからなかったが、エリアスが私をベッドに押し倒しただけだと気づいた。
「エリアス、眠いのか?」
この時の私は、エリアスが眠いから一緒に寝たいのだと思った。
しかし、実際は違った。
「お姉ちゃん、僕はね、本当にお姉ちゃんが好きなんだよ。お姉ちゃんと婚約したいの。お姉ちゃんは、僕が16歳ってことはわかっていても、僕が一人の男なんだってことはわかってないよね?だから、お姉ちゃん………」
エリアスの瞳が、妖しく私をみつめた。
いつものエリアスとは、まるで別人のように甘い声。
まるでそれは………それは………。
「僕と、一線越えよう?」
それは………性的な誘いの色を帯びていた。
「エリアス、あとみていない場所はないが、この後はどうする?」
「えっとね、じゃあ………お姉ちゃんのお部屋に行きたいな!」
「ふふ、いいだろう」
エリアスはずっと私の腕にくっついていたが、この甘えん坊なところが可愛いと私は思う。
まぁ、甘えん坊過ぎて家族(主に兄たち)の過保護が大変らしいが。
私たちは、私の部屋に移動してお互いにベッドに腰かけた。
昔から不思議に思っているんだが、エリアスは椅子よりベッド派なんだ。
必ずベッドに座る。
まぁ、飲んだり食べたりの際はちゃんと椅子やソファーに座るんだが、それ以外はベッドを好む傾向にある。
それで、私も流れでベッドに座るんだ。
「お姉ちゃん、今日はありがとうね!お姉ちゃんと一緒だと、どんなことをしても僕は幸せになれるんだ。もう僕、お姉ちゃんがいないと生きていけないよ」
「大袈裟だな?」
エリアスの言葉を聞いて、私はつい微笑みを浮かべた。
私はエリアスの頭を撫でてやり、そして抱き締めた。
「エリアス、お前はもう16歳だ。ずっと私ばかりに構っていたら、ずっと婚約者ができないぞ」
ズキッ!
お姉ちゃん離れができないエリアス。
しかし………そんな私も弟離れができないでいる。
好きという気持ちは厄介だな。
エリアスには幸せになってほしいのに、私の存在が妨害になっている自覚がある。
私は、エリアスの婚約者が決まった時………ちゃんと喜んでやれるだろうか?
ちゃんと………手放してやれるだろうか?
私は弟離れができるだろうか………?
この気持ちが…………ブラコンというのだな。
世の中の兄や姉の気持ちがよくわかるぞ。
「ねぇ、お姉ちゃん………」
「ん、エリア……ス………?」
ぼふっ!
一瞬、私は何が起こったのかわからなかったが、エリアスが私をベッドに押し倒しただけだと気づいた。
「エリアス、眠いのか?」
この時の私は、エリアスが眠いから一緒に寝たいのだと思った。
しかし、実際は違った。
「お姉ちゃん、僕はね、本当にお姉ちゃんが好きなんだよ。お姉ちゃんと婚約したいの。お姉ちゃんは、僕が16歳ってことはわかっていても、僕が一人の男なんだってことはわかってないよね?だから、お姉ちゃん………」
エリアスの瞳が、妖しく私をみつめた。
いつものエリアスとは、まるで別人のように甘い声。
まるでそれは………それは………。
「僕と、一線越えよう?」
それは………性的な誘いの色を帯びていた。
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