13 / 28
13◆リンジュ視点
しおりを挟む
とりあえず、お気に入りの場所が特になかったから普通に学園内を案内した。
「エリアス、あとみていない場所はないが、この後はどうする?」
「えっとね、じゃあ………お姉ちゃんのお部屋に行きたいな!」
「ふふ、いいだろう」
エリアスはずっと私の腕にくっついていたが、この甘えん坊なところが可愛いと私は思う。
まぁ、甘えん坊過ぎて家族(主に兄たち)の過保護が大変らしいが。
私たちは、私の部屋に移動してお互いにベッドに腰かけた。
昔から不思議に思っているんだが、エリアスは椅子よりベッド派なんだ。
必ずベッドに座る。
まぁ、飲んだり食べたりの際はちゃんと椅子やソファーに座るんだが、それ以外はベッドを好む傾向にある。
それで、私も流れでベッドに座るんだ。
「お姉ちゃん、今日はありがとうね!お姉ちゃんと一緒だと、どんなことをしても僕は幸せになれるんだ。もう僕、お姉ちゃんがいないと生きていけないよ」
「大袈裟だな?」
エリアスの言葉を聞いて、私はつい微笑みを浮かべた。
私はエリアスの頭を撫でてやり、そして抱き締めた。
「エリアス、お前はもう16歳だ。ずっと私ばかりに構っていたら、ずっと婚約者ができないぞ」
ズキッ!
お姉ちゃん離れができないエリアス。
しかし………そんな私も弟離れができないでいる。
好きという気持ちは厄介だな。
エリアスには幸せになってほしいのに、私の存在が妨害になっている自覚がある。
私は、エリアスの婚約者が決まった時………ちゃんと喜んでやれるだろうか?
ちゃんと………手放してやれるだろうか?
私は弟離れができるだろうか………?
この気持ちが…………ブラコンというのだな。
世の中の兄や姉の気持ちがよくわかるぞ。
「ねぇ、お姉ちゃん………」
「ん、エリア……ス………?」
ぼふっ!
一瞬、私は何が起こったのかわからなかったが、エリアスが私をベッドに押し倒しただけだと気づいた。
「エリアス、眠いのか?」
この時の私は、エリアスが眠いから一緒に寝たいのだと思った。
しかし、実際は違った。
「お姉ちゃん、僕はね、本当にお姉ちゃんが好きなんだよ。お姉ちゃんと婚約したいの。お姉ちゃんは、僕が16歳ってことはわかっていても、僕が一人の男なんだってことはわかってないよね?だから、お姉ちゃん………」
エリアスの瞳が、妖しく私をみつめた。
いつものエリアスとは、まるで別人のように甘い声。
まるでそれは………それは………。
「僕と、一線越えよう?」
それは………性的な誘いの色を帯びていた。
「エリアス、あとみていない場所はないが、この後はどうする?」
「えっとね、じゃあ………お姉ちゃんのお部屋に行きたいな!」
「ふふ、いいだろう」
エリアスはずっと私の腕にくっついていたが、この甘えん坊なところが可愛いと私は思う。
まぁ、甘えん坊過ぎて家族(主に兄たち)の過保護が大変らしいが。
私たちは、私の部屋に移動してお互いにベッドに腰かけた。
昔から不思議に思っているんだが、エリアスは椅子よりベッド派なんだ。
必ずベッドに座る。
まぁ、飲んだり食べたりの際はちゃんと椅子やソファーに座るんだが、それ以外はベッドを好む傾向にある。
それで、私も流れでベッドに座るんだ。
「お姉ちゃん、今日はありがとうね!お姉ちゃんと一緒だと、どんなことをしても僕は幸せになれるんだ。もう僕、お姉ちゃんがいないと生きていけないよ」
「大袈裟だな?」
エリアスの言葉を聞いて、私はつい微笑みを浮かべた。
私はエリアスの頭を撫でてやり、そして抱き締めた。
「エリアス、お前はもう16歳だ。ずっと私ばかりに構っていたら、ずっと婚約者ができないぞ」
ズキッ!
お姉ちゃん離れができないエリアス。
しかし………そんな私も弟離れができないでいる。
好きという気持ちは厄介だな。
エリアスには幸せになってほしいのに、私の存在が妨害になっている自覚がある。
私は、エリアスの婚約者が決まった時………ちゃんと喜んでやれるだろうか?
ちゃんと………手放してやれるだろうか?
私は弟離れができるだろうか………?
この気持ちが…………ブラコンというのだな。
世の中の兄や姉の気持ちがよくわかるぞ。
「ねぇ、お姉ちゃん………」
「ん、エリア……ス………?」
ぼふっ!
一瞬、私は何が起こったのかわからなかったが、エリアスが私をベッドに押し倒しただけだと気づいた。
「エリアス、眠いのか?」
この時の私は、エリアスが眠いから一緒に寝たいのだと思った。
しかし、実際は違った。
「お姉ちゃん、僕はね、本当にお姉ちゃんが好きなんだよ。お姉ちゃんと婚約したいの。お姉ちゃんは、僕が16歳ってことはわかっていても、僕が一人の男なんだってことはわかってないよね?だから、お姉ちゃん………」
エリアスの瞳が、妖しく私をみつめた。
いつものエリアスとは、まるで別人のように甘い声。
まるでそれは………それは………。
「僕と、一線越えよう?」
それは………性的な誘いの色を帯びていた。
0
あなたにおすすめの小説
元執着ヤンデレ夫だったので警戒しています。
くまだった
BL
新入生の歓迎会で壇上に立つアーサー アグレンを見た時に、記憶がざっと戻った。
金髪金目のこの才色兼備の男はおれの元執着ヤンデレ夫だ。絶対この男とは関わらない!とおれは決めた。
貴族金髪金目 元執着ヤンデレ夫 先輩攻め→→→茶髪黒目童顔平凡受け
ムーンさんで先行投稿してます。
感想頂けたら嬉しいです!
平凡ハイスペックのマイペース少年!〜王道学園風〜
ミクリ21
BL
竜城 梓という平凡な見た目のハイスペック高校生の話です。
王道学園物が元ネタで、とにかくコメディに走る物語を心掛けています!
※作者の遊び心を詰め込んだ作品になります。
※現在連載中止中で、途中までしかないです。
俺の婚約者が変態過ぎる!〜いいだろ。コイツ俺のなんだぜ?〜
ミクリ21
BL
婚約者のヒューゴのことを、主人公のユリスは苦手であった。
何故なら、ヒューゴは超ド級の変態だったからだ。
しかし、ある時前世の記憶を思い出したユリスは、ヒューゴを深く深く愛し始める。
何故なら、ユリスは前世で変態大好きな性癖だったから………。
姉が結婚式から逃げ出したので、身代わりにヤクザの嫁になりました
拓海のり
BL
芳原暖斗(はると)は学校の文化祭の都合で姉の結婚式に遅れた。会場に行ってみると姉も両親もいなくて相手の男が身代わりになれと言う。とても断れる雰囲気ではなくて結婚式を挙げた暖斗だったがそのまま男の家に引き摺られて──。
昔書いたお話です。殆んど直していません。やくざ、カップル続々がダメな方はブラウザバックお願いします。やおいファンタジーなので細かい事はお許しください。よろしくお願いします。
タイトルを変えてみました。
同室のアイツが俺のシャワータイムを侵略してくるんだが
カシナシ
BL
聞いてくれ。
騎士科学年一位のアイツと、二位の俺は同じ部屋。これまでトラブルなく同居人として、良きライバルとして切磋琢磨してきたのに。
最近のアイツ、俺のシャワー中に絶対入ってくるんだ。しかも振り向けば目も合う。それとなく先に用を済ませるよう言ったり対策もしてみたが、何も効かない。
とうとう直接指摘することにしたけど……?
距離の詰め方おかしい攻め × 女の子が好きなはず?の受け
短編ラブコメです。ふわふわにライトです。
頭空っぽにしてお楽しみください。
転生したら魔王の息子だった。しかも出来損ないの方の…
月乃
BL
あぁ、やっとあの地獄から抜け出せた…
転生したと気づいてそう思った。
今世は周りの人も優しく友達もできた。
それもこれも弟があの日動いてくれたからだ。
前世と違ってとても優しく、俺のことを大切にしてくれる弟。
前世と違って…?いいや、前世はひとりぼっちだった。仲良くなれたと思ったらいつの間にかいなくなってしまった。俺に近づいたら消える、そんな噂がたって近づいてくる人は誰もいなかった。
しかも、両親は高校生の頃に亡くなっていた。
俺はこの幸せをなくならせたくない。
そう思っていた…
息子よ……。父を性的な目で見るのはやめなさい
チョロケロ
BL
《息子×父》拾った子供が成長したらおかしくなってしまった。どうしたらいいものか……。
ムーンライトノベルズ様でも投稿しています。
宜しくお願いします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる