お姉ちゃんを僕のお嫁さんにするよ!「………私は男なのだが」

ミクリ21

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13◆リンジュ視点

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とりあえず、お気に入りの場所が特になかったから普通に学園内を案内した。

「エリアス、あとみていない場所はないが、この後はどうする?」

「えっとね、じゃあ………お姉ちゃんのお部屋に行きたいな!」

「ふふ、いいだろう」

エリアスはずっと私の腕にくっついていたが、この甘えん坊なところが可愛いと私は思う。

まぁ、甘えん坊過ぎて家族(主に兄たち)の過保護が大変らしいが。

私たちは、私の部屋に移動してお互いにベッドに腰かけた。

昔から不思議に思っているんだが、エリアスは椅子よりベッド派なんだ。

必ずベッドに座る。

まぁ、飲んだり食べたりの際はちゃんと椅子やソファーに座るんだが、それ以外はベッドを好む傾向にある。

それで、私も流れでベッドに座るんだ。

「お姉ちゃん、今日はありがとうね!お姉ちゃんと一緒だと、どんなことをしても僕は幸せになれるんだ。もう僕、お姉ちゃんがいないと生きていけないよ」

「大袈裟だな?」

エリアスの言葉を聞いて、私はつい微笑みを浮かべた。

私はエリアスの頭を撫でてやり、そして抱き締めた。

「エリアス、お前はもう16歳だ。ずっと私ばかりに構っていたら、ずっと婚約者ができないぞ」

ズキッ!

お姉ちゃん離れができないエリアス。

しかし………そんな私も弟離れができないでいる。

好きという気持ちは厄介だな。

エリアスには幸せになってほしいのに、私の存在が妨害になっている自覚がある。

私は、エリアスの婚約者が決まった時………ちゃんと喜んでやれるだろうか?

ちゃんと………手放してやれるだろうか?

私は弟離れができるだろうか………?

この気持ちが…………ブラコンというのだな。

世の中の兄や姉の気持ちがよくわかるぞ。

「ねぇ、お姉ちゃん………」

「ん、エリア……ス………?」

ぼふっ!

一瞬、私は何が起こったのかわからなかったが、エリアスが私をベッドに押し倒しただけだと気づいた。

「エリアス、眠いのか?」

この時の私は、エリアスが眠いから一緒に寝たいのだと思った。

しかし、実際は違った。

「お姉ちゃん、僕はね、本当にお姉ちゃんが好きなんだよ。お姉ちゃんと婚約したいの。お姉ちゃんは、僕が16歳ってことはわかっていても、僕が一人の男なんだってことはわかってないよね?だから、お姉ちゃん………」

エリアスの瞳が、妖しく私をみつめた。

いつものエリアスとは、まるで別人のように甘い声。

まるでそれは………それは………。

「僕と、一線越えよう?」

それは………性的な誘いの色を帯びていた。
 





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