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しおりを挟むあれから数日…とある休日。
「はい、オートロック開けますんで上がって来て下さい……茉莉花、ピザ来た。出れる?」
キッチンで昼食用のレタスを捥ぐ俺は、インターホンの終了ボタンを肘で押してリビングの茉莉花へと尋ねる。
「あ、え、うん、」
「支払いは済んでるから、受け取りだけな」
「うん、うんン…待って…」
茉莉花は慌てて服を着て、玄関へと走った。
今日は朝から自宅での引きこもり映画鑑賞会を実施中で、しかし数分前まで俺は彼女の胎に入って暴れていた。
茉莉花の『シたい合図』である魅惑の上目遣いウィンクをかまされては、映画が良い場面でもリモコンで一時停止してズボンを脱ぎ捨てるほか俺に選択肢は無いのである。
「(どうせまたスるんだから、パンツ一丁でいても良いんだけどな)」
茉莉花には敢えてデリバリーの到着予定を知らせずにソファーでゆっくりさせていたのだが、チャイムの音に跳び上がり驚いていたから少し可哀想なことをしてしまったか。
ノーパンノーブラでワンピースを着て出たが濃紺だし透けてはないだろう。バイブを仕込んで悶えさせるなんて手もあるが、茉莉花の可愛い顔は俺には至宝だが公にはただの猥褻物だ。だからその辺りは弁えている。
「アツアツだよ~、これレシートね……空くん、ピザ来るなら言ってよぉ、すごい挙動不審になっちゃった」
「ごめんごめん…次はバイブ挿れて出る?」
「やらぁ、配達の人に迷惑だよ…もう、温かいうちに食べよ」
「うん。ほい、サラダ」
趣向を暴露した後、茉莉花の服装は少しラフなものに変わった。部屋着で短パンや膝丈のワンピースを着るようになって、生脚を惜しげもなく眺められるようになった。
「今日はどんなパンツ?」「えへ、こんなの♡」なんて甘ったるい馬鹿会話なんかもしたりする。セックス導入へのハードルが下がってカジュアルになって、お互い思ったことを言い易い環境になった。
一昨日は俺好みの黒のセクシーランジェリーもネットでポチったし、届くのを楽しみに待っている状態だ。
「ご馳走さまー、食った食った……茉莉花、アゴにマヨネーズ付いてる」
「あ、ほんと?やだ」
「舐めてやろうか?」
「え、あの、…うん…」
犬のお座り状態で目を閉じた茉莉花の、白い喉がごくんと上下する。
最近めっきり肌荒れ知らずの頬をむにゅっと潰して口付ければ、展開を察した茉莉花の息が段々と荒くなっていく。
俺は開きっぱなしの引き出しからスキンを1枚取りズボンを脱ぎ落とし彼女のマヨネーズを舐め取って、
「茉莉花、欲しいなら着けて」
と仁王立ちになるのだった。
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