39 / 46
6日目(夜)
39
しおりを挟む部屋に着いてとりあえず食事を開き、車崎は内装を窺いつつハンバーガーに齧り付いた。
そしてソファーへ深く掛けて、
「まぁ座り、すぐに襲いはせんから」
と、秋花を隣へ招き寄せて抱き締める。
「はい、あ、」
「ドキドキしてんのな、シューカ…心臓ばくばくしてる」
「初めてでもあれへんのにね…変なの…」
これから始まるという期待感、秋花の鼓動はランジェリーに包まれた胸を介して車崎へと伝わった。
「ええやん、俺かてドキドキするよ」
「そう?もう慣れたんかと…」
「1日過ぎればリセットやな、1から攻める緊張と…気持ち良くしてあげられへん心配とか…前回はイカせたけど今回はどやろかとか…うん、飽きられても嫌やしな、」
車崎は抱いた背中をトントンと子供をあやす様に叩き、
「飽きられるんが怖いんは私の方ですよ……上手に反応できひん」
とこぼす彼女の頭をくしゃくしゃと撫でる。
「上手って…派手に喘ぐAVみたいなこと?逆にシューカがあんな声出し続けてたらちょっと引いてまうよ…どんだけ慣れてんねん、て」
「あっそう…」
「出すのはかめへんけど…演技はやっぱ嫌やな、自然なシューカちゃんを見して」
「はい、…………ん、美味し」
「ナゲットは奇数か…シューカ3個な、」
二人は一度セックスのことを忘れ、きちんと行儀良く食事を摂る。
ファーストフードとはいえなかなかの食事ができ、時間もちょうど頃合…車崎は股間に燃える様な熱を感じていた。
「ん、ごっそさん…あ、シューカ見て、効いてきた。ガチガチ」
「わ、」
車崎はケチャップをコーラで流し、先に腹に入っていた精力剤の効果を秋花に披露する。
仕事終わりに履き替えたジーンズの股座を突っ張らせて存在を主張するソレは本人も驚くほどの強さで、しかし意思の伴わない猛りは少々虚しくも感じられた。
なので長い腕を万歳して
「脱がして」
と秋花へせがみ、
「はぁ、」
と素っ気ない彼女に自分から寄り添ってみる。
「お前から誘ってんねんから」
「分かったて」
薄手の長袖Tシャツ、通気性の良い肌着の下には割れた腹筋。
さっき自分で鳴らしていたバックルを両手で外してジーンズを下げれば、下着もパツパツに張っていた。
「(フーゾクでもこんなんしてもらうんかな)」
「風俗でもこんな感じよ」
「…聞いてへん………わ、ぁ、」
恐る恐るボクサーをずらせばそのままのポジションで車崎は角度を保ち、秋花はまだ直視できず足首までパンツを落として足から抜いてやる。
これでこの興奮にも理由ができた、車崎はニィと歯を見せて笑った。
「シューカ、脱がしてええか?」
「はい…」
次は俺の番、と全裸の車崎は秋花のシャツをまくり上げて、
「ん、………お、………おいおい…」
と下から覗いたランジェリーを二度見する。
「……」
「………シューカ、下は?…あらあら………エロ、シューカちゃんエロエロやん、」
「むー」
毛も肌さえも透ける揃いのレースランジェリーは男の視線を釘付けにして、ギラギラしたそれを次第にとろんと甘い眼差しに変えた。
「こんなん下に着てんの?エッロ……なに、勝負下着?」
「せや…」
「何戦目?」
「初戦や!買うたばっかりやねん、」
「誰のために?」
「シンタローさんの、た、め、」
本当はドライブデートの時に既に届いていた、家に泊まった時だって二人で軋ませたベッドの下に隠していた…貴方のために誂えた私、秋花は白い肌をほんのりピンクに染めてもじもじと膝を擦り合わせる。
「ふーん?ほんま?」
「ほんまや、あ、」
三角の布地に収まらない適度に大きな乳房の丸みをすりすりと触られればゾクゾクと興奮と痺れに襲われて、
「エッロ…乳首透けてるやん…なぁ、1日これで過ごしてん?」
息がかかる距離で車崎が質問するものだからぴくんと腰が振れた。
「ちゃうわ、夕方…家で着替えて…シンタローさんに連絡してん…あ、あ♡」
守る気も隠す気も無いレース越しの乳首、車崎はそこへ鼻を付けて唇で挟んで、盛り上がりができると舌を出して物欲しそうに舐る。
「シューカちゃん、お手々がお留守になってんで?ちゃんと触って、シンタローさんのち◯ぽ」
「調子乗んなよ……ン♡ふ、ア、」
車崎は逃げる手を捕まえて自身の股間へ当てがい、「こうするんやで」と上から押さえて触り方をレクチャーした。
「どや、硬い、な、」
「ひ、はい、ぅわ、んッ♡」
「気持ちい…ん、可愛い、シューカちゃん」
立ったまま、触り合って、キスをして、抓って、摩って、元々用を成さない下着がぐしょぐしょに濡れてしまった頃、
「ん、そろそろ1発目ぇやな、」
と車崎が申告する。
そしてソファーへ投げたビニール袋に秋花を抱いたままテコテコ動いて手を伸ばし、
「はい、開けて」
と彼女へ渡せば当然キョトンと眉頭を上げた。
「私が?」
「うん、誰から誘ったんやったっけ?」
「…それ、ずっと言うんすか」
秋花はペリペリと外装フィルムを剥がし、前回と同じパッケージを開封する。
「5回シたけど全部俺からのアプローチやったやろ?今回はシューカから、俺はお願いされる立場やぞ?」
「私だってお願いとかされてへんけど」
「あら、ほなやめて帰ろか?」
ひとつ取り出したスキンと箱を回収して車崎が仏頂面でそう告げれば、秋花は狙い通り
「あ、待って、」
と取り上げられたスキンを手で追い爪先立ちになった。
「うん?シューカちゃん、コレ要らんやろ?お願いもできんのに、」
「いや、ここ来る前にも私から言うたでしょ、ね、」
ひょい、ひょいと猫を猫じゃらしで翻弄するように車崎はスキンを高く掲げて、掴もうと軽く跳んだりする秋花も遊ばれていると分かりながら退くことができない。
「シューカ、ちゃんと言え、どうして欲しい?」
「それ、使って、だ、…抱いて、シンタローさん、」
「ん?ゴムだけで抱けるかなぁ、指でええんかなぁ?」
「くそ意地悪やなっ!コレ、ッ……ちんちん、で、シて、」
茂みにぺちぺち当たっている主張を握り、車崎が怯んだ隙に秋花はその手のスキンを奪取した。
「あ、」
「取った、あはっ♡シンタローさん、抱いて、シて、エッチ、して、」
くしゃっと笑う秋花の顔に車崎はいよいよ滾り、
「おし、抱こか」
とやっと了承する。
0
あなたにおすすめの小説
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
屈辱と愛情
守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。
【R18】幼馴染がイケメン過ぎる
ケセラセラ
恋愛
双子の兄弟、陽介と宗介は一卵性の双子でイケメンのお隣さん一つ上。真斗もお隣さんの同級生でイケメン。
幼稚園の頃からずっと仲良しで4人で遊んでいたけど、大学生にもなり他にもお友達や彼氏が欲しいと思うようになった主人公の吉本 華。
幼馴染の関係は壊したくないのに、3人はそうは思ってないようで。
関係が変わる時、歯車が大きく動き出す。
病弱な彼女は、外科医の先生に静かに愛されています 〜穏やかな執着に、逃げ場はない〜
来栖れいな
恋愛
――穏やかな微笑みの裏に、逃げられない愛があった。
望んでいたわけじゃない。
けれど、逃げられなかった。
生まれつき弱い心臓を抱える彼女に、政略結婚の話が持ち上がった。
親が決めた未来なんて、受け入れられるはずがない。
無表情な彼の穏やかさが、余計に腹立たしかった。
それでも――彼だけは違った。
優しさの奥に、私の知らない熱を隠していた。
形式だけのはずだった関係は、少しずつ形を変えていく。
これは束縛? それとも、本当の愛?
穏やかな外科医に包まれていく、静かで深い恋の物語。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
謎多きお見合い相手は、秘めた愛を彼女に注ぐ
玖羽 望月
恋愛
老舗医療機器メーカーのマーケティング・企画部で働く石田琴葉【いしだことは】(28)は、仕事一筋で生きてきた。
学生時代に恋愛で痛手を負った琴葉は、それから勉強と仕事を最優先に生きてきた。
ある日琴葉は、祖母にお見合いを勧められ、「会うだけなら」と渋々お見合いに臨んだ。
そこに現れたのは眉目秀麗という言葉が似合う榛名智臣【はるなともおみ】(33)だった。
智臣は琴葉の仕事や業界に精通していて、思いの外話しは弾む。ただ自身のことは多くを語らず、会話の端々に謎を残してお見合いは終わった。
その後何も連絡はなく、気になりながらも目の前の仕事に全力を尽くす琴葉。
やがて迎えた、上層部の集う重要会議。
緊張感の中、突如発表されたのはマーケティング・企画部長の異動と、新たな部長の着任だった。
そこに現れた新部長は――
※こちらのサイトのみ投稿しています。
(3月中旬頃まで充電期間いただきます🙏再開をお待ちいただけると嬉しいです)
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる