彼女は銀狼ギャル、ときどきコアラ

茜琉ぴーたん

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6日目(夜)

39

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 部屋に着いてとりあえず食事を開き、車崎は内装を窺いつつハンバーガーに齧り付いた。
 そしてソファーへ深く掛けて、
「まぁ座り、すぐに襲いはせんから」
と、秋花を隣へ招き寄せて抱き締める。
「はい、あ、」
「ドキドキしてんのな、シューカ…心臓ばくばくしてる」
「初めてでもあれへんのにね…変なの…」
 これから始まるという期待感、秋花の鼓動はランジェリーに包まれた胸を介して車崎へと伝わった。
「ええやん、俺かてドキドキするよ」
「そう?もう慣れたんかと…」
「1日過ぎればリセットやな、1から攻める緊張と…気持ち良くしてあげられへん心配とか…前回はイカせたけど今回はどやろかとか…うん、飽きられても嫌やしな、」
 車崎は抱いた背中をトントンと子供をあやす様に叩き、
「飽きられるんが怖いんは私の方ですよ……上手に反応できひん」
とこぼす彼女の頭をくしゃくしゃと撫でる。
「上手って…派手に喘ぐAVみたいなこと?逆にシューカがあんな声出し続けてたらちょっと引いてまうよ…どんだけ慣れてんねん、て」
「あっそう…」
「出すのはかめへんけど…演技はやっぱ嫌やな、自然なシューカちゃんを見して」
「はい、…………ん、美味し」
「ナゲットは奇数か…シューカ3個な、」
 二人は一度セックスのことを忘れ、きちんと行儀良く食事を摂る。
 ファーストフードとはいえなかなかの食事ができ、時間もちょうど頃合…車崎は股間に燃える様な熱を感じていた。
「ん、ごっそさん…あ、シューカ見て、効いてきた。ガチガチ」
「わ、」
 車崎はケチャップをコーラで流し、先に腹に入っていた精力剤の効果を秋花に披露する。
 仕事終わりに履き替えたジーンズの股座またぐらを突っ張らせて存在を主張するソレは本人も驚くほどの強さで、しかし意思の伴わない猛りは少々虚しくも感じられた。
 なので長い腕を万歳して
「脱がして」
と秋花へせがみ、
「はぁ、」
と素っ気ない彼女に自分から寄り添ってみる。
「お前から誘ってんねんから」
「分かったて」
 薄手の長袖Tシャツ、通気性の良い肌着の下には割れた腹筋。
 さっき自分で鳴らしていたバックルを両手で外してジーンズを下げれば、下着もパツパツに張っていた。
「(フーゾクでもこんなんしてもらうんかな)」
「風俗でもこんな感じよ」
「…聞いてへん………わ、ぁ、」
恐る恐るボクサーをずらせばそのままのポジションで車崎は角度を保ち、秋花はまだ直視できず足首までパンツを落として足から抜いてやる。
 これでこの興奮にも理由ができた、車崎はニィと歯を見せて笑った。
「シューカ、脱がしてええか?」
「はい…」
 次は俺の番、と全裸の車崎は秋花のシャツをまくり上げて、
「ん、………お、………おいおい…」
と下から覗いたランジェリーを二度見する。
「……」
「………シューカ、下は?…あらあら………エロ、シューカちゃんエロエロやん、」
「むー」
 毛も肌さえも透ける揃いのレースランジェリーは男の視線を釘付けにして、ギラギラしたそれを次第にとろんと甘い眼差しに変えた。
「こんなん下に着てんの?エッロ……なに、勝負下着?」
「せや…」
「何戦目?」
「初戦や!買うたばっかりやねん、」
「誰のために?」
「シンタローさんの、た、め、」
本当はドライブデートの時に既に届いていた、家に泊まった時だって二人で軋ませたベッドの下に隠していた…貴方のためにあつらえた私、秋花は白い肌をほんのりピンクに染めてもじもじと膝を擦り合わせる。
「ふーん?ほんま?」
「ほんまや、あ、」
 三角の布地に収まらない適度に大きな乳房の丸みをすりすりと触られればゾクゾクと興奮と痺れに襲われて、
「エッロ…乳首透けてるやん…なぁ、1日これで過ごしてん?」
息がかかる距離で車崎が質問するものだからぴくんと腰が振れた。
「ちゃうわ、夕方…家で着替えて…シンタローさんに連絡してん…あ、あ♡」
 守る気も隠す気も無いレース越しの乳首、車崎はそこへ鼻を付けて唇で挟んで、盛り上がりができると舌を出して物欲しそうにねぶる。
「シューカちゃん、お手々がお留守になってんで?ちゃんと触って、シンタローさんのち◯ぽ」
「調子乗んなよ……ン♡ふ、ア、」
 車崎は逃げる手を捕まえて自身の股間へ当てがい、「こうするんやで」と上から押さえて触り方をレクチャーした。
「どや、硬い、な、」
「ひ、はい、ぅわ、んッ♡」
「気持ちい…ん、可愛い、シューカちゃん」
 立ったまま、触り合って、キスをして、抓って、摩って、元々用を成さない下着がぐしょぐしょに濡れてしまった頃、
「ん、そろそろ1発目ぇやな、」
と車崎が申告する。
 そしてソファーへ投げたビニール袋に秋花を抱いたままテコテコ動いて手を伸ばし、
「はい、開けて」
と彼女へ渡せば当然キョトンと眉頭を上げた。
「私が?」
「うん、誰から誘ったんやったっけ?」
「…それ、ずっと言うんすか」
秋花はペリペリと外装フィルムを剥がし、前回と同じパッケージを開封する。
「5回シたけど全部俺からのアプローチやったやろ?今回はシューカから、俺はお願いされる立場やぞ?」
「私だってお願いとかされてへんけど」
「あら、ほなやめて帰ろか?」
 ひとつ取り出したスキンと箱を回収して車崎が仏頂面でそう告げれば、秋花は狙い通り
「あ、待って、」
と取り上げられたスキンを手で追い爪先立ちになった。
「うん?シューカちゃん、コレ要らんやろ?お願いもできんのに、」
「いや、ここ来る前にも私から言うたでしょ、ね、」
ひょい、ひょいと猫を猫じゃらしで翻弄するように車崎はスキンを高く掲げて、掴もうと軽く跳んだりする秋花も遊ばれていると分かりながら退くことができない。
「シューカ、ちゃんと言え、どうして欲しい?」
「それ、使って、だ、…抱いて、シンタローさん、」
「ん?ゴムだけで抱けるかなぁ、指でええんかなぁ?」
「くそ意地悪やなっ!コレ、ッ……ちんちん、で、シて、」
茂みにぺちぺち当たっている主張を握り、車崎がひるんだ隙に秋花はその手のスキンを奪取した。
「あ、」
「取った、あはっ♡シンタローさん、抱いて、シて、エッチ、して、」
 くしゃっと笑う秋花の顔に車崎はいよいよたぎり、
「おし、抱こか」
とやっと了承する。
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