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3日目
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しおりを挟む「お疲れ様でーす…」
一応挨拶をして更衣室へ、専用スペースへ入ると秋花は作業着の前を開けて中の肌着を脱いだ。
9月でもまだ気温が高いし熱がこもって汗をかくので取り替えるのだ。
『♪~』
「ん?」
ロッカーに入れているスマートフォンに通知が入り、メッセージを確認してみると実家の母からで、
『晋太郎くんがお線香あげに来てくれたよ。いっくんにもお土産貰ったわ。会ったら改めてお礼伝えといて』
とのことだった。
いっくんとは秋花の兄の子、1歳3ヶ月になる甥っ子・樹のことである。
「わざわざ…」
休みに来てくれたのか、父を慕っていたものな、
『わかった』
とだけ返して、ロッカーへスマートフォンを戻した。
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