尊敬している上司の性処理相手に選ばれました。恥ずかしいですが幸せです

いちのにか

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前編

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 少し埃っぽい閉塞的な空気の中、小さな破裂音が響き渡っている。ぱちゅぱちゅと水音がぶつかり合うような音の合間に、子猫が啜り泣くような声が混ざっている。



 大きな書庫の影に隠れるようにして絡み合っているのは一組の男女だった。床の上、おざなりに広げられた埃除けのシーツの上、男が女を組み敷いている。全身のほぼ全てが露わになっている娘と比較し、ビジリアンの髪を後方に撫でつけた男アクスには、着衣の乱れがそれほどない。寛げた下衣にはベルトが引っかかったまままで、行為が終わればすぐにでも仕事に戻れる、そんな格好だった。一方、組み敷かれた娘ウルリアは、散々な有様だった。ブルネットの髪をシーツに散らした娘は、新芽色の瞳をぐずぐずに溶かし、薄い腹の中男の欲望を受け入れている。身につけていたはずのお仕着せや下着たちは部屋の彼方此方に放られている。男の動きに合わせてふよふよと形を変える柔らかな胸も、薄い腹も、本来何よりも秘匿されるべき秘部さえも全てが陽光の元に晒されていた。

——ぱちゅんっ♡ ぱちゅんっ♡ ぱちゅん♡

「ぅ……ぁっ……ん、……ひっ」

 動きに合わせ小さく喘ぐ娘に、男は穏やかに微笑みかける。

「中が、締まってきましたね。……そろそろイキそう?」

 男が耳元でそう呟いた瞬間、きゅん♡と膣壁が痙攣した。

「ふふ、ほんとにイキそうなんだ。じゃあもう少し早めましょうか?それとも」

——にゅちゅぢゅぅう♡

「もっと焦らしてほしい?」
「ん、…んぅーーーッ♡」

 膣の中で円を描くように掻き回され、娘が嫌々と首を振る。

「じゃあ、大好きなココ、たくさん突き上げてあげたら、深イキできるかな?……やってみようか?」

 膣口の少し上あたりに位置する下腹部をくぅ♡と押され、その真下をゆるく擦り上げられる。

じゅくぅぅ♡
「は、ひゅっ……ぁ"んうぅ♡♡♡」

 効果はテキメンで、ウルリアは思わず両脚を屈曲し、高い声をあげてしまう。ぴしゅ♡と間抜けな音を立てて潮が漏れ出る。

「またお漏らししちゃったね」
「はっ……はっ……はっ」

 犬のように浅い呼吸を繰り返すウルリアの理性は限界に近づいていた。それでも健気な彼女は、必死に声を押し殺そうと唇を噛み締める。しかし、一度の熱く硬い肉棒にぐちょん♡と内臓を押し上げられて仕舞えば、じん♡、とウルリアの頭が痺れ、どうしても唾液と共に甘ったるい嬌声が漏れ出てしまうのだ。

 好き勝手されているこの場所が、常時人の寄り付かない倉庫代わりの部屋であることが唯一の救いだった。人に見つかる心配はないとはいえ、それでも自らこの声を、痴態を晒したくはなくて、ウルリアはなんとか声を潜めようと躍起になっている。

「考え事、してる?」

 そんな彼女の頭上から降り注いだ声は、どこか冷たい響きを帯びていて。

「ち、ちがいま」
——ごぢゅぅぅぅ♡♡♡
「、……しゅぅぅ"んんぅっ♡♡♡」

 否定しようとした言葉は最後まで言わせてもらえなかった。明らかにウルリアの弱いところを狙った鋭い突き上げに、脳天から星を飛ばしたウルリアは思わず絶頂した。じゅわぁぁ♡♡下腹部から全身に甘い甘い幸福感が広がっていく。

「ぁーーっ♡ ぁーーーーっ♡」

 ひゅくっ♡ ひゅくくっ♡と全身を震わせながら、焦点の合わない瞳で天井を見上げたらウルリアは譫言のように喘ぎ続ける。どこもかしこも散々に愛でられ、真っ赤に熟れ切った秘部から何度目かわからない温かな液体がしょわぁ♡と漏れ出てくる。それイキ潮なのか、それとも嬉尿なのかウルリア自身にも分からなかった。

——どうしてこんなことになったんだっけ。

薄れていく意識の中。
ウルリアはぼんやりとそんなことを思った。





 時は半年前に遡る。王都から遠く離れた片田舎にある、小さな屋敷の前で、ウルリアは旅行鞄を持ち上げる。

「忘れ物はないか?」
「風邪をひかないように、きちんと温かくするのよ」

 見送りに出た心配そうな両親に、ウルリアは穏やかな笑顔を向けた。

「大丈夫!うまくやってみせます!」

 こつんと自分の胸を小突き朗らかに告げた彼女は、今まさに王都にある伯爵家の屋敷に旅立つところだった。





 きっかけは、王都に住む叔母からの手紙だった。片田舎に住む貧乏男爵家の家に生まれたウルリアは、日々倹約の生活をしていた。貴族とはいえ出世思考の低い父の稼ぎでは、通いの使用人を雇うのがやっとだった。王都の学校に通う兄の学費も都合をつけなくてはならず、家計は常に火の車だった。そんなウルリア一家に、施しを与えてくれるのが、ウルリアの叔母であるケイトリンだった。

 父と同じ遺伝子を持っているのかと疑ってしまうほどに、しっかりと出世思考を持ち合わせていた彼女は、名のある侯爵家の嫡男と一世一代の大恋愛の末結婚し、莫大な富を所有する立場になった。そんな彼女は社交シーズンが終わるたびに訪れ、何かと面倒を見てくれるのだ。叔母が尋ねてくると屋敷の雨漏りが治っていたり、家具がワンランク上等なものになったりした。また自分にも他人にも厳しい叔母は、その矜持の高さから淑女として完璧な所作をマスターしていた。

 ウルリアが物心ついた頃から、頼んでもいないマナーのレッスンが幕を開けた。一つ一つの所作を丁寧かつ厳しく叩き込まれる。叔母が屋敷を訪れるたびに施されるレッスンをウルリアの父母は止めなかった。叔母のおかげで、マナー講師を雇うお金も節約できたし、何より叔母の教育は厳しい中にも姪をおもう愛が滲み出ていたのだ。
 その愛はしっかりとウルリアにも伝わっていた。だから、ウルリアは叔母が来るとちょっぴり辟易しながらも、やはり嬉しい気持ちになるのだった。

 そんな叔母から今回手紙が届いたと聞き、ウルリア一家はそれぞれ、ワクワクと不安が混在する面持ちになる。おずおずと父が手紙を開封し、丁寧な文体で書き綴られた書面に目を通し、そして。

——どさぁっとその場に崩れ落ちた。

「!」

 これにはウルリアも母も仰天した。父が取り落とした文面を引ったくるようして二人が読み込んでいき、読み終わる頃には悲痛な面持ちで抱き合ってしまった。

 ウルリア一家を絶望に叩き落とした文面はこうだ。

 そろそろ成人を迎えるウルリアについて、婚約者探しのため箔をつけたほうがいいのでは?という非常に厄介かつお節介な内容で、——提案だけ、であればまだ良かった。

 文面はまだまだ続く。既に名のある伯爵家に話をつけ、行儀見習いをさせてもらう約束を取り付けた、との内容だった。すぐにでも出仕できると伝えたため、数日後には伺うように。とのお達しまで盛り込まれている。

 普段多くの事柄で世話になっているため直接口にすることは憚られるが、叔母は昔からこういうところがある。ガチャガチャと場を荒らすのが大好きなのだ。
既に話が決まって仕舞ったのであれば、もう断ることなどできない。ウルリアも父母も諦めるしかなかった。





 乗り込んだ馬車が動き出すと、途端に寂しい気持ちになる。それを押し殺し、笑みを保ったままウルリアは顔を出し家族に向けて手を振る。不安はないとはいえないが、旅立ちの時くらいは笑顔で別れたかった。

 乗合馬車をいくつか経由して、大都市からは鉄道に乗り換える。過ぎ去る景色を眺めようやっと降り立ったのは王都の中心街にある駅であった。

 常に視界の端にあった草木や森はどこにも見当たらない。轟々と煙を吹く黒々とした鉄道に囲まれたレンガ畳を超えて改札に出ると、洒落たな建物に舗装された広い道路がウルリアを出迎える。人々の喧騒に驚いたウルリアは身をすくませながら道の端に寄った。


「ブルネットに新芽色の瞳。うん、あなたがウルリアかな?」

 ビジリアンの髪を後方に撫でつけた若い男に話しかけられ、ウルリアは目を瞬かせる。整った衣服に身を包んだ男はどこからどう見ても上流階級の出自である。

 慌てて腰を低く落としウルリアは最上級の礼をして非礼を詫びた。そんなウルリアを眺め、男はくふりと笑い、大きな掌で自らの口元を覆う。男の纏う白い手袋が眩しく見えた。

「うん、綺麗な礼だ。君の叔母様が仰っていたように、優秀だと一目見てわかる。……でも、そんな畏まる必要はないんだよ。僕は旦那様ではないからね。君の上司であることは間違いないんだけど」

 どうやら失敗してしまったらしい。頰を赤く染めたウルリアに、青年はちゃめっけたっぷりの顔でウィンクして見せる。気障ったらしい動きも彼がやると嫌味を感じないから不思議だ。

「僕はアクス。まだまだ未熟ではあるが、伯爵家では執事として働かせてもらっている。よろしく頼むよ」
「は、はい」

 素直に頷いたウルリアに満足した様子のアクスは、一つ頷くと言葉を続けた。

「荷物はこれだけ?ずいぶん少ないんだね」

 視線の先には、古ぼけた旅行鞄がある。祖父から譲り受けた革鞄は小柄なウルリアが持つには少々渋い代物である。しかしなかなか使い勝手が良かった。当のウルリアにとってはお気に入りだった。

「あ、あのっ持ちます」
「ここは王都だ。女性に物を持たせていては男性が笑われてしまうんだよ」

 ひょい、とアクスに荷物を奪われたウルリアはなす術なく着いていく。駅を出て少し行くと馬車留まりがあった。それぞれの家紋が刻まれた馬車は形といい、装飾といい、どれも豪奢で作物を運ぶような荷馬車とは全く違う。

 ぽかんと見惚れかけたウルリアの手を引いたアクスはその中でも一等大きな馬車の前まで来ると、ウルリアをスマートにエスコートしてくれた。まるでお姫様のように馬車に誘われた時は、恥ずかしくて俯いてしまった。間も無く馬車が走り出すが、ウルリアは中々顔を上げることができなかった。田舎でこんなことをしてくれる男性はいなかったからだ。耳まで真っ赤に染める初々しいウルリアをアクスは深緋色の瞳でながめる。


「それでは先輩として、若く麗しいレディに助言を」

 今度は少しだけ低い声音で告げられた言葉は、今までの軽快さが嘘のように消え失せていた。

「一つ、旦那様、——エルグレース様とは、目を合わせてはいけないよ。二つ、懸想なんて以ての外。貴族として生きていきたいのであれば、気をつけること」

 どこか一つ一つ言い聞かせるような、物言いには明らかな威圧が含まれているように思えて、ウルリアは改めて気持ちを引き締める。

「そして最後に一つ。屋敷の三階から上には決して足を踏み入れてはいけない。わかったね?」

 柔らかく細められていたはずの瞳に強い力が宿ったような気がして、ウルリアは思わず怯みあがる。コクコク、と首を縦に振るとアクスは再度穏やかな笑みを浮かべる。

 きっとこれは彼の仮面なのだ。

 人好きのするような笑みを浮かべるのは、初対面の相手にも親しみやすさを感じさせるため。気楽な言葉を流暢に操るのは、相手の警戒を容易に解くため。
 たとえ使用人としてであっても、主人の威厳を損なうことのないように立ち振る舞わなければならないのだ。ここは王都。ウルリアは改めて思い知る。

「察しが良くて助かるよ。それじゃあ私がサポートできるのはここまでだ」

 神妙顔つきになったウルリアの肩をポンと軽く叩いたアクスは、表情をそのままにそっと姿勢を変える。それから間も無く車輪が小さく軋んだ音を立てて、馬車が止まった。到着、したのだろうか。

ひらり、と飛び降りたアクスは、再度スマートにエスコートをしてウルリアの降車をサポートする。

広々とした石畳のアプローチのその先、天高く聳える古城のような建物視界いっぱいに広がり、ウルリアは思わず息を呑んだ。立ち尽くす彼女の後方から笑みを含んだアクスの声がかけられる。

「……!」
「バーネット伯爵家へようこそ、ウルリア。君を歓迎するよ」








 それから半年が過ぎたとある日のバーネット伯爵邸。昼下がりの柔らかな陽光が差し込む執務室の中、甘やかな嬌声が響き渡っていた。

「あ、アクス様、ぁ……っ、だめぇっ」

 悲痛な、しかしどこか快楽を匂わせる声をあげているのは最近パーラーメイドに昇格したばかりのウルリアというメイドだった。

 執務椅子に無理やり腰掛けさせられたウルリアは、今まさに襲われている真っ最中だった。相手は執事頭のアクス。使用人を束ねる長であるはずの彼。誰よりも規律を重視しなければならないはずの男は、だらしなく首元のタイを緩め、今まさに部下であるメイドに迫っている。


「なぜ?」
「だ、だって……♡ お、おしごと、……ちゅうっ♡」


——くぷぷ♡
「……んぁぁっ♡」

 ウルリアはなんとか逃れようと腰を引くが、重厚な背もたれがそれを許してはくれない。はしたないことに膝を立てた形で椅子に座らされたせいで、お仕着せのロングスカートは太腿部分まで捲りあがり、ドロワーズが露わになっている。不躾にもスカートの中に侵入した不埒な腕がドロワーズを辿り、オープンクロッチの無防備な秘部をさすりと撫で上げた。先程はアクス自身の唾液をたっぷりと纏った指がくちゅり♡と水音をたて、秘唇を割入ってくるのをウルリアは両脚をなんとか閉じて防ごうとする。本来編み上げられメイドキャップで留められているはずのブルネットは片口に流れ落ち、ウルリアの必死な防御と共に緩やかなウェーブが揺れる。こうしてウルリアが襲われるのは初めてのことではない。

 仕事に中々慣れることができず、戸惑っていたウルリアの世話を焼いてくれたのは他ならぬアクスだった。彼自身も多忙なはずなのに、仕事の合間を縫っては、ウルリアの様子を確認に来てくれる。ウルリアも自然と甘えるようになってしまう。それでも異性との距離は厳しい叔母にしっかりと躾けられていたため、線引きだけは明確にしていた。

……つもりだった。
のに。

当たり前のように仕事の相談に乗ってもらっているうちに、いつしか距離が近づき、気がつくとアクスに抱きしめられていた。ウルリアは強く拒絶できなかった。上司の誘い、だからではない。胸に浮かんだのはなぜか歓喜だったからだ。その日。ウルリアはアクスに初めてを捧げた。スマートなアクスは何もかもリードしてくれて、丁寧にウルリアの身体を解してくれた。初めから最後まで夢のような時間だった。

——性に奔放なんて、やっぱり王都の方々はすごいわ。こんな私でも一夜のお相手に選んでもらえるなんて!

 根がおっとりとしているウルリアは、そんなふうに考えていた。入職して半年もすれば、元が真面目なウルリアもだんだんと職場に慣れ、そつのない動きが板についてきた。つまり、相談するようなこともなくなってくる。必然的にアクスと顔を合わせる機会も必減ってしまうだろうと寂しく思っていた。だから。

 限られた行儀見習いの時間の中、"良い思い出"を貰えて良かったと、能天気にそんなことすら考えていた。

 だというのに、その認識はあっという間に崩される。気がつけばアクスに呼び出され、愛でられる日々が続いた。執事長のアクスは多くの仕事を抱えており、毎日のようにとはいかない。しかし大きな仕事が終わると決まってウルリアに声がかかるのだ。




 今日もウルリアはアクスに呼び出された。もしかしたら、今日もそう、かもしれない。高鳴る胸に気がつかないふりをしてウルリアは呼び出された執務室に向かった。

 愛とか恋とか、そういうのとは違う。欲求を解消するためだけの相手、なのかもしれない。ウルリアのどの要素がアクスの琴線に触れたのかはわからない。田舎娘で御し易いと思われて、適当に声がかかっただけかもしれない。それに、ウルリア以外にも他のお相手がいて、今はその人の代わりなのかもしれない。例えそうだとして、ウルリアは構わなかった。少なくとも、私的な時間を共有する相手として選んでもらった。その事実がウルリアにとって光栄なことだったのだ。

 だが、いざ呼び出され行為が始まるとそうはいかない。信じられないような格好を晒し、信じられないような愛撫を受ける。平常では決してみせない痴態を晒すことにウルリアの理性が悲鳴をあげてしまうのだ。

「だめっ……♡ やだぁっ……♡」

 必死に首を振りながら壊れた蓄音機のように言葉を繰り返す娘にアクスは大きくため息をつく。

——ぢゅぷぅ♡ぢゅにゅぅぅ♡♡

「はあ、ウルリア。まだ理解してないんですか?あなたの今の仕事は、執務室の担当だと伝えたはずでしょう」
「……っぁ、あぁっ♡ そこ、触な、……でぇっ♡♡」

 大事なところを這い回る指のせいで、覚えの悪い部下を優しく嗜めるような響きで告げられた言葉も、右から左へ流れていく。

「やらぁ……っ♡ だめ、……です……!」

 身体の芯に明らかな淫欲が点り始めているだろうに、決して首を縦に振らないウルリア。大方、執務室に来訪者が来やしないか怯えていると言ったところか。

 多忙な主人がこの部屋を訪れることはほぼない。そもそもウルリアは誤解しているが、この部屋は主人専用の執務室ではない。多くの重要な判断を任されることが多いアクスに太っ腹な主人が与えてくれたアクス専用の執務室であった。まだ屋敷に来て日の浅いウルリアは知る由もない。つまり、突然人が尋ねて来る心配など無駄でしかないのだ。が、アクスがそれを明言することはない。

「ですから、執務室担当のあなたの今の仕事は、この部屋にいる私の欲望をその愛らしい胎に受け入れて、擦り上げることに決まっているでしょう?」
「んぁ、……っ♡♡ そんなわけ、な……ぁっ♡ んひっ♡、しょこ、つちゅかないでぇっ♡♡♡」

 非常に横暴な論を並び立てる男に、ウルリアは思わず突っ込みを入れるが、淫芽を擦り上げられて仕舞えばたちまち腰が砕け落ちてしまうのだ。続けようと思っていた抗議の声も甘い嬌声へと塗り替えられてしまう。

「さあ、ウルリア、きちんとお仕事しましょうね。まずは、——そうですね。この状況を、ちゃんと理解できているか、説明してみましょうか。」

「ぇ……?」
「何度もお伝えしましたよね?今のウルリアのお仕事は?」

途端に先程耳を塞ぎたくなるような言葉が蘇る。あんな恥ずかしいことを復唱するなんで出来るわけがない。

ぐずぐずするウルリアの眼前でアクスは金属音を立てて自らズボンをくつろげる。

「ねえ、ウルリア。今日の貴女は執務室付きで、」
「私のペニスの」
「お世話をするんですよね?」

「きちんと理解できましたか?」
「やぁ……っそ、なの言える、ワケ、……なぁっ……ぅぅ」
「物分かりが悪いんですね……困ったな」

——にゅち♡きゅぅう♡
「ぇ、………ん、きゃぁっ♡♡」

 アクスの柳眉が下げられる。悲しげな顔に、健気なウルリアは慌てて上体を起こしかけるが、その隙を突かれクリトリスを摘まれてしまう。

 慌てて身を引いたせいで、ウルリアは次にアクスが呟いた言葉を聞き漏らしてしまう。

「これでは、——最後まで貴女を愛でてあげられない、」

 そこから。
 ウルリアの地獄が始まった。
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