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雛鳥の章
第五話 忠政という男
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聚楽第の朝は、いつも決まりきっていた。
香の香りが漂う部屋に陽光が差し、襖の向こうから衣擦れの音と小声の指示が聞こえる。
侍女たちは淡い笑みを浮かべながら三法師に仕え、朝餉の膳には今朝摘みの山菜が彩られていた。
だが、三法師にとってこれまでの日々とは景色が、色彩が違っていた。
小さく笑みを浮かべ、襖の向こうの気配を鋭く見やった。
彼はもう、誰かの視線に怯えるばかりの子供ではない。
忠政との日々が、少しずつ彼を変えていた。
「……今日も来るかな」
小さく呟いた声に、侍女が「何かおっしゃいましたか?」と首をかしげる。
それに対し「何でもない、ご馳走様」と短く答え、午前の日課である学問所へと向かう支度を始めた。
◆
「よう、三法師。遊びに来てやったぞ」
日は中天に達し、柔らかな日差しが降り注ぐ庭に、忠政がいた。
いつも会う時、必ずそう言うのだ。不遜な態度で構える忠政が、僕は好きだった。
「ねえ、大名ってそんなに暇なの?」
「おう、暇だ。暇だからこうしておまえと遊んでやってんだよ」
言い合いながら木刀を交わす二人に、庭の木々がざわめくように風を運ぶ。
忠政と過ごす時だけ、聚楽第は「城」ではなくなった。
彼は兄の森蘭丸と違い、武ばかりが先に立つ奔放な男だったが、三法師にとっては、それが救いだった。
稽古などと称しているものの、実際は猫がじゃれ合っているようなものだ。
ぶっきらぼうな物言いの忠政だが、存外、優しい男だった。
三法師の腕力に合わせて打ち合ってくれるし、時々負けてもくれる。
それでも本気の打ち込みは鋭く、意表を突くような動きもされる。
その度に三法師は忠政という歳上の男を尊敬し、彼の動きから剣術を学びとっていった。
既にそんな日々も二十を数え、正午を過ぎたこの刻限に庭で待ち合わせるのが、二人の日課となっていた。
「なあ、三法師」
「ん?」
「お前さ、何が好きなんだ?」
突拍子もない問いに、三法師は汗を拭う手を止めた。
打ち合いを終え、休憩に入る所だった。
「好き……?」
「そう。飯でも本でも人でもいい。何が好きかって、ちゃんと考えたことあるか?」
答えに詰まった。
好きなもの。そんなこと、誰にも聞かれたことはなかった。考えたこともなかった。
「……分からない」
「だろうな。そりゃお前、誰かの顔ばっか見て生きてきたんだろ」
忠政の言葉に、胸の奥がぎゅっと締め付けられた。
図星だった。
「俺もそうだったよ。家を継いでからは特にな。兄貴らのことを誰かが言うたびに、比べられてんじゃねえかって、ずっとビクビクしてた」
「今は……?」
「今? ふふん、俺は今の俺が気に入ってるぜ。好きなことして、言いたいことを言ってるからな」
そう言って忠政は桶の水を頭からかぶり、庭の縁に腰を下ろした。
何とも自由だ。三法師はその姿に憧れを覚えた。
「忠政は、何歳で家督を継いだの?」
「十四の頃だな。忘れもしねえ。兄貴……長可が遺言状を遺していたんだがよ、俺を後継ぎにするのは嫌だと書き残していたんだ」
「へえ……仲悪かったの?」
「いや、良かったよ」
照れくさそうに頬を掻く忠政は、どこか遠くを見る目をしている。
「俺が兄貴に言ってたんだよ。兄貴達がどんどん死んじまって、そうなったら今度は長可兄いの番になるんじゃないかってな。だから、跡継ぎになるのなんてご免だから、生きててくれって言ってたんだ。そしたら兄貴の奴真面目だからよ、遺言状に『あとつぎ候事、いやにて候』ってな」
「……そっか」
くっくっく、と心底おかしそうに笑う忠政を見て、いたたまれない気持ちに襲われた。
五人も居た兄全てを喪ったその気持ちは、兄弟の居ない自分には分かるわけもないが。
「結局関白殿下が俺を跡継ぎに指名して、金山七万石の大名様よ。そっからは目まぐるしかったぜ」
「大変だったんだね」
僕の返事を聞くと忠政は目を丸くしてこちらを見た。それから意地の悪い笑みを浮かべて僕の頭をぐしゃぐしゃと撫でる。
「嫌みか、三法師。おまえは三歳で織田の家督継いだんじゃねーかよ!」
「そんなつもりはないってば!」
忠政の手から逃れようと払い除けるが、しつこく追われたので脛を蹴り上げる。
「っ痛え! やったなあ?」
「忠政が悪い! ばーか!」
それからは取っ組み合いだ。なりふり構わず掴み、投げ、時には殴り、蹴り。
二人とも疲れ切るまで続き、大の字になって木陰に寝ころんだ。
「三法師よう……おまえ、結構根性あるよな」
「まあね。忠政よりは」
「言ってろ」
お互いにんまりと笑い、それから侍女達が持ってきた手拭いと水を受け取る。
「俺らはしばらくここで休んでるからよ、あんたらは他の仕事やってこいよ。俺が三法師見てやるからよ」
「それはいけません。羽柴様にそのような……」
「風呂に入りてえから準備してくれ。こんな泥だらけで屋敷に上げらんねーだろ?」
「はあ……」
困惑気味な侍女に対して忠政は「行け」の一点張り。さすがに根負けして侍女達はすごすごと姿を消した。
「なあ、三法師。俺はな、おまえが嫌いだったんだ」
「……え?」
突然の言葉に、胸に刃を突き入れられたような、そんな痛みを覚えた。
「勘違いすんなよ。おまえに会う前の話だ。俺もな、信長様の所に一時期奉公に出てたんだよ。まあ粗相が酷いんで突き返されたがよ」
「初めて聞いた。そうだったんだ」
「結局他の兄貴達が信長様の所に残った。んで、あの焼き討ちだ。身代わりにしちまった自分が許せなかったし、明智を憎んだし、そんで……織田を恨んだよ。なんで防げなかったんだ、ってな」
起き上がった忠政は小石を掴み、適当に放り投げた。
「それからだ、おまえの事を知ったのは。あの織田家を継いだのは僅か三歳の童。お前の周りではかつての織田の家臣達が血で血を洗う戦を始めちまって大混乱。せめて後継ぎがちゃんとした大人だったら、って思ってたよ」
「僕は……」
「いい、分かってる。別におまえを責めるつもりはねえ。それに、これは多分秀吉の策謀だ。自分が天下を取る為の、な」
今、「秀吉」と呼び捨てにしたのを聞いた。普段は「関白殿下」と呼んでいるのに。
「ここに逗留してるのは、まあ病の事もあったんだが、実は秀吉に命じられていてな。おまえに近づいて心を開くように、とよ」
再び胸に鋭い痛みが走る。
僕が唯一信じられると思っていたこの人が、まさか秀吉の手の者だったの?
「……なんでそれを、僕に……?」
「おまえはやっぱり賢いな。普通なら怒って殴り掛かるところだぞ。俺はな、おまえが気に入ったんだよ。心底な」
顔を逸らし、頬を掻く忠政。この二十日程で分かった事だが、照れている時の仕草だ。綺麗な女中と話す時、よくそうしている。
「俺には兄貴ばっかで弟がいねえ。だから、おまえを弟みたいに思っちまった。それに互いに家を継がされた身だ。望まなくとも、な」
忠政は十九と言っていた。僕は八つになったばかり。それでも対等に扱ってくれていたのは、そういう事か。
「まあこれが俺の本心だ。信じるも信じねえも勝手にしろ」
「うん……」
正直、忠政の肚が読めない。どうしてわざわざ僕にこんな話をしたのか、信じて欲しいのか、疑って欲しいのか、分からない。僕は、どうしたらいいんだ。
「俺の役目もここまでだ。人払いはしたがどうせ誰かに聞かれてる。今晩にでも秀吉の耳に入るだろうさ。それに、そろそろ戦支度で金山に戻る。数日中にはここを発つ」
「え……」
「悪いな、三法師。どうにも腹が気持ち悪くて吐き出しちまった。別に俺を嫌っても構わねえし、恨んでもいい。それだけの事を、俺はおまえにやっちまってる」
立ち上がった忠政の視線は、ずっと遠く、遥か先を見ているようだった。
「稽古はここまでだ。次会えるかも分からねえ。そこらのつまらねえ戦場で討たれて死ぬか、家臣の誰かに裏切られて死ぬか、くだらん病に倒れて死ぬか、天にだって読めねえだろうさ。だから、ちゃんと別れておきたい」
「……僕は」
忠政が好きだよ。と言いたかった。
しかし喉まで出かかった言葉は、音にならずに下っていく。僕にはそれを言う資格が無いように思えて。
黙していると忠政は僕の肩を軽く叩き、背を向けて去っていく。
――僕にはそれを、ただ見つめて送る事しかできなかった。
香の香りが漂う部屋に陽光が差し、襖の向こうから衣擦れの音と小声の指示が聞こえる。
侍女たちは淡い笑みを浮かべながら三法師に仕え、朝餉の膳には今朝摘みの山菜が彩られていた。
だが、三法師にとってこれまでの日々とは景色が、色彩が違っていた。
小さく笑みを浮かべ、襖の向こうの気配を鋭く見やった。
彼はもう、誰かの視線に怯えるばかりの子供ではない。
忠政との日々が、少しずつ彼を変えていた。
「……今日も来るかな」
小さく呟いた声に、侍女が「何かおっしゃいましたか?」と首をかしげる。
それに対し「何でもない、ご馳走様」と短く答え、午前の日課である学問所へと向かう支度を始めた。
◆
「よう、三法師。遊びに来てやったぞ」
日は中天に達し、柔らかな日差しが降り注ぐ庭に、忠政がいた。
いつも会う時、必ずそう言うのだ。不遜な態度で構える忠政が、僕は好きだった。
「ねえ、大名ってそんなに暇なの?」
「おう、暇だ。暇だからこうしておまえと遊んでやってんだよ」
言い合いながら木刀を交わす二人に、庭の木々がざわめくように風を運ぶ。
忠政と過ごす時だけ、聚楽第は「城」ではなくなった。
彼は兄の森蘭丸と違い、武ばかりが先に立つ奔放な男だったが、三法師にとっては、それが救いだった。
稽古などと称しているものの、実際は猫がじゃれ合っているようなものだ。
ぶっきらぼうな物言いの忠政だが、存外、優しい男だった。
三法師の腕力に合わせて打ち合ってくれるし、時々負けてもくれる。
それでも本気の打ち込みは鋭く、意表を突くような動きもされる。
その度に三法師は忠政という歳上の男を尊敬し、彼の動きから剣術を学びとっていった。
既にそんな日々も二十を数え、正午を過ぎたこの刻限に庭で待ち合わせるのが、二人の日課となっていた。
「なあ、三法師」
「ん?」
「お前さ、何が好きなんだ?」
突拍子もない問いに、三法師は汗を拭う手を止めた。
打ち合いを終え、休憩に入る所だった。
「好き……?」
「そう。飯でも本でも人でもいい。何が好きかって、ちゃんと考えたことあるか?」
答えに詰まった。
好きなもの。そんなこと、誰にも聞かれたことはなかった。考えたこともなかった。
「……分からない」
「だろうな。そりゃお前、誰かの顔ばっか見て生きてきたんだろ」
忠政の言葉に、胸の奥がぎゅっと締め付けられた。
図星だった。
「俺もそうだったよ。家を継いでからは特にな。兄貴らのことを誰かが言うたびに、比べられてんじゃねえかって、ずっとビクビクしてた」
「今は……?」
「今? ふふん、俺は今の俺が気に入ってるぜ。好きなことして、言いたいことを言ってるからな」
そう言って忠政は桶の水を頭からかぶり、庭の縁に腰を下ろした。
何とも自由だ。三法師はその姿に憧れを覚えた。
「忠政は、何歳で家督を継いだの?」
「十四の頃だな。忘れもしねえ。兄貴……長可が遺言状を遺していたんだがよ、俺を後継ぎにするのは嫌だと書き残していたんだ」
「へえ……仲悪かったの?」
「いや、良かったよ」
照れくさそうに頬を掻く忠政は、どこか遠くを見る目をしている。
「俺が兄貴に言ってたんだよ。兄貴達がどんどん死んじまって、そうなったら今度は長可兄いの番になるんじゃないかってな。だから、跡継ぎになるのなんてご免だから、生きててくれって言ってたんだ。そしたら兄貴の奴真面目だからよ、遺言状に『あとつぎ候事、いやにて候』ってな」
「……そっか」
くっくっく、と心底おかしそうに笑う忠政を見て、いたたまれない気持ちに襲われた。
五人も居た兄全てを喪ったその気持ちは、兄弟の居ない自分には分かるわけもないが。
「結局関白殿下が俺を跡継ぎに指名して、金山七万石の大名様よ。そっからは目まぐるしかったぜ」
「大変だったんだね」
僕の返事を聞くと忠政は目を丸くしてこちらを見た。それから意地の悪い笑みを浮かべて僕の頭をぐしゃぐしゃと撫でる。
「嫌みか、三法師。おまえは三歳で織田の家督継いだんじゃねーかよ!」
「そんなつもりはないってば!」
忠政の手から逃れようと払い除けるが、しつこく追われたので脛を蹴り上げる。
「っ痛え! やったなあ?」
「忠政が悪い! ばーか!」
それからは取っ組み合いだ。なりふり構わず掴み、投げ、時には殴り、蹴り。
二人とも疲れ切るまで続き、大の字になって木陰に寝ころんだ。
「三法師よう……おまえ、結構根性あるよな」
「まあね。忠政よりは」
「言ってろ」
お互いにんまりと笑い、それから侍女達が持ってきた手拭いと水を受け取る。
「俺らはしばらくここで休んでるからよ、あんたらは他の仕事やってこいよ。俺が三法師見てやるからよ」
「それはいけません。羽柴様にそのような……」
「風呂に入りてえから準備してくれ。こんな泥だらけで屋敷に上げらんねーだろ?」
「はあ……」
困惑気味な侍女に対して忠政は「行け」の一点張り。さすがに根負けして侍女達はすごすごと姿を消した。
「なあ、三法師。俺はな、おまえが嫌いだったんだ」
「……え?」
突然の言葉に、胸に刃を突き入れられたような、そんな痛みを覚えた。
「勘違いすんなよ。おまえに会う前の話だ。俺もな、信長様の所に一時期奉公に出てたんだよ。まあ粗相が酷いんで突き返されたがよ」
「初めて聞いた。そうだったんだ」
「結局他の兄貴達が信長様の所に残った。んで、あの焼き討ちだ。身代わりにしちまった自分が許せなかったし、明智を憎んだし、そんで……織田を恨んだよ。なんで防げなかったんだ、ってな」
起き上がった忠政は小石を掴み、適当に放り投げた。
「それからだ、おまえの事を知ったのは。あの織田家を継いだのは僅か三歳の童。お前の周りではかつての織田の家臣達が血で血を洗う戦を始めちまって大混乱。せめて後継ぎがちゃんとした大人だったら、って思ってたよ」
「僕は……」
「いい、分かってる。別におまえを責めるつもりはねえ。それに、これは多分秀吉の策謀だ。自分が天下を取る為の、な」
今、「秀吉」と呼び捨てにしたのを聞いた。普段は「関白殿下」と呼んでいるのに。
「ここに逗留してるのは、まあ病の事もあったんだが、実は秀吉に命じられていてな。おまえに近づいて心を開くように、とよ」
再び胸に鋭い痛みが走る。
僕が唯一信じられると思っていたこの人が、まさか秀吉の手の者だったの?
「……なんでそれを、僕に……?」
「おまえはやっぱり賢いな。普通なら怒って殴り掛かるところだぞ。俺はな、おまえが気に入ったんだよ。心底な」
顔を逸らし、頬を掻く忠政。この二十日程で分かった事だが、照れている時の仕草だ。綺麗な女中と話す時、よくそうしている。
「俺には兄貴ばっかで弟がいねえ。だから、おまえを弟みたいに思っちまった。それに互いに家を継がされた身だ。望まなくとも、な」
忠政は十九と言っていた。僕は八つになったばかり。それでも対等に扱ってくれていたのは、そういう事か。
「まあこれが俺の本心だ。信じるも信じねえも勝手にしろ」
「うん……」
正直、忠政の肚が読めない。どうしてわざわざ僕にこんな話をしたのか、信じて欲しいのか、疑って欲しいのか、分からない。僕は、どうしたらいいんだ。
「俺の役目もここまでだ。人払いはしたがどうせ誰かに聞かれてる。今晩にでも秀吉の耳に入るだろうさ。それに、そろそろ戦支度で金山に戻る。数日中にはここを発つ」
「え……」
「悪いな、三法師。どうにも腹が気持ち悪くて吐き出しちまった。別に俺を嫌っても構わねえし、恨んでもいい。それだけの事を、俺はおまえにやっちまってる」
立ち上がった忠政の視線は、ずっと遠く、遥か先を見ているようだった。
「稽古はここまでだ。次会えるかも分からねえ。そこらのつまらねえ戦場で討たれて死ぬか、家臣の誰かに裏切られて死ぬか、くだらん病に倒れて死ぬか、天にだって読めねえだろうさ。だから、ちゃんと別れておきたい」
「……僕は」
忠政が好きだよ。と言いたかった。
しかし喉まで出かかった言葉は、音にならずに下っていく。僕にはそれを言う資格が無いように思えて。
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――僕にはそれを、ただ見つめて送る事しかできなかった。
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