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覚醒編
第16話 ベテラン冒険者の実力
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私達が森林で採集クエストをする時は、ロイさんの討伐に同行させてもらう事になったの。
森林で採集する必要がある素材は【紫苔】【幻惑茸】で、これは解毒薬に必要な素材みたいなの。最低でも週に2回は森林へ行ってまとめて採集する必要があるんだけど、『その回数なら毎週行ってるから同行するかい?』って話になったの。
他の素材は草原地帯で採集出来るので、ロイさんが森林へ行かない時に行けば良いからね!
そして今日が、ロイさんの森林での討伐に同行させてもらう日なんだよ♪
森林は草原での採集クエストと違って、採集中に魔物に遭遇して襲われる危険があるの。
今回の私は軽装ではなく、ロイさんから言われた革製の胸当てや手甲に足甲を装備してる。
当然の事なんだけど、装備を揃えるのにお金は掛かった。でも生命を守る装備だから出し惜しみは出来ないよね。先行投資だと納得して銀貨75枚を使って購入したの。採集の指名依頼が継続出来れば装備代なんて直ぐに取り戻せるよね?
ロイさんを先頭に私達は草原から森林へと向かってるの。普段はソロで活動してるらしいけど、今日は私達が初めての森林なので、気を使って奥さんのユーリさんも付いて来てくれた。
「セレンちゃん、ここから森林へと入ると魔物の領域になる、俺も周囲の気配に気を付けるが、魔物が襲撃してくる事を頭に入れておいて欲しい」
私は『コクリ』と頷いて返事をする。
「判りました。周りを警戒します」
ロイさんから森林での注意を受けた後は、いよいよ森林へと足を踏み入れて行った。
草原と違って地面は凸凹して歩き難いので、足元に気を付けながら進んで行くと『ゾクッ』と背中に悪寒が走る感覚に襲われた。
「ロイさん……右斜前方からなんですけど、大きな気配を感じるんです。あの、気の所為だと良いのですが……」
「えっ?何かを感じたのかい?」
「はい……背中に悪寒の様な物が走ったので……」
「うん、鋭い直感だね。その気配はオークだよ」
これが気配を感じるって事なんだね。この感覚に慣れれば、ロイさんみたいに直ぐに魔物の種類も判るのかな?もっと感覚を研ぎ澄まさないとね!
「オークがこっちへ近付いてくるな。今回は俺が倒すから2人はオークの動きがどんなものか観察しておくように」
「「はい!」」
私達はロイさんの合図でオークへ向かって行くと、大きな豚のような魔物が視界に入った。オークの体長は2.5m程の大きさで、動きは思ったよりも遅く感じた。
ロイさんは素早いフットワークで、オークの正面から突撃するのかと思ったら、突然『スッ』と横にステップしてオークの視界から消える。オークは目の前から人が消えて驚き、『キョロキョロ』と周りを見渡してると、背後に回っていたロイさんはショートソードで右耳から突き刺すと、剣が頭を貫通してオークは絶命してそのまま崩れるように倒れた。
倒れたオークから刺さった剣を抜いて、付着した血を剣を振って落として鞘に戻した。
「まぁ、見ての通りオークは動きが遅いんだよ。攻撃手段は物理でも魔法でも構わない。とにかく先制攻撃を仕掛け易いから初手で倒せると楽だよ」
「「はい!」」
ベテラン冒険者からの的確なアドバイスは、私達みたいな駆け出しの冒険者達には、最高のお手本になったの。ロイさんに同行出来るうちに色々と勉強して、冒険者としてのスキルアップを目指さないとね♪
森林で採集する必要がある素材は【紫苔】【幻惑茸】で、これは解毒薬に必要な素材みたいなの。最低でも週に2回は森林へ行ってまとめて採集する必要があるんだけど、『その回数なら毎週行ってるから同行するかい?』って話になったの。
他の素材は草原地帯で採集出来るので、ロイさんが森林へ行かない時に行けば良いからね!
そして今日が、ロイさんの森林での討伐に同行させてもらう日なんだよ♪
森林は草原での採集クエストと違って、採集中に魔物に遭遇して襲われる危険があるの。
今回の私は軽装ではなく、ロイさんから言われた革製の胸当てや手甲に足甲を装備してる。
当然の事なんだけど、装備を揃えるのにお金は掛かった。でも生命を守る装備だから出し惜しみは出来ないよね。先行投資だと納得して銀貨75枚を使って購入したの。採集の指名依頼が継続出来れば装備代なんて直ぐに取り戻せるよね?
ロイさんを先頭に私達は草原から森林へと向かってるの。普段はソロで活動してるらしいけど、今日は私達が初めての森林なので、気を使って奥さんのユーリさんも付いて来てくれた。
「セレンちゃん、ここから森林へと入ると魔物の領域になる、俺も周囲の気配に気を付けるが、魔物が襲撃してくる事を頭に入れておいて欲しい」
私は『コクリ』と頷いて返事をする。
「判りました。周りを警戒します」
ロイさんから森林での注意を受けた後は、いよいよ森林へと足を踏み入れて行った。
草原と違って地面は凸凹して歩き難いので、足元に気を付けながら進んで行くと『ゾクッ』と背中に悪寒が走る感覚に襲われた。
「ロイさん……右斜前方からなんですけど、大きな気配を感じるんです。あの、気の所為だと良いのですが……」
「えっ?何かを感じたのかい?」
「はい……背中に悪寒の様な物が走ったので……」
「うん、鋭い直感だね。その気配はオークだよ」
これが気配を感じるって事なんだね。この感覚に慣れれば、ロイさんみたいに直ぐに魔物の種類も判るのかな?もっと感覚を研ぎ澄まさないとね!
「オークがこっちへ近付いてくるな。今回は俺が倒すから2人はオークの動きがどんなものか観察しておくように」
「「はい!」」
私達はロイさんの合図でオークへ向かって行くと、大きな豚のような魔物が視界に入った。オークの体長は2.5m程の大きさで、動きは思ったよりも遅く感じた。
ロイさんは素早いフットワークで、オークの正面から突撃するのかと思ったら、突然『スッ』と横にステップしてオークの視界から消える。オークは目の前から人が消えて驚き、『キョロキョロ』と周りを見渡してると、背後に回っていたロイさんはショートソードで右耳から突き刺すと、剣が頭を貫通してオークは絶命してそのまま崩れるように倒れた。
倒れたオークから刺さった剣を抜いて、付着した血を剣を振って落として鞘に戻した。
「まぁ、見ての通りオークは動きが遅いんだよ。攻撃手段は物理でも魔法でも構わない。とにかく先制攻撃を仕掛け易いから初手で倒せると楽だよ」
「「はい!」」
ベテラン冒険者からの的確なアドバイスは、私達みたいな駆け出しの冒険者達には、最高のお手本になったの。ロイさんに同行出来るうちに色々と勉強して、冒険者としてのスキルアップを目指さないとね♪
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