48 / 166
覚醒編
第17話 セレンの力
しおりを挟む
ロイさんの冒険者として、卓越した技術を目にした私は素直に凄いと感激したの。
「ロイおじさん、凄くカッコイイ♪私やガイさんも一生懸命に頑張れば、そんなカッコイイ冒険者になれるのかな?」
「あ、あぁ、セレンちゃんに言われると、なんか照れるな……でも、頑張れば必ず良い冒険者にはなれるんだよ!」
私がロイさんを褒めると、少し照れながらも私達も一生懸命に頑張れば、ロイさんの様な冒険者になれると聞いて、私とガイさんはお互いに顔を見合わせてから声を掛け合った。
「「頑張ろうね!」」
そして、討伐したオークから必要な討伐証明となる部位の説明を受けたの。
「心臓には魔石が入っていて、これがオークの討伐証明の部位になるんだよ。他にも肉は食用に睾丸は薬の素材となるからね」
オークの心臓に魔石が討伐証明部位になるみたい、他にも睾丸は薬師や錬金術師が買い取ってくれたり、お肉は食用として重宝されるらしいけど、とにかくオークは大きいので、全てを持って帰る事は出来ない……私は魔法の鞄を持ってるので、長屋の皆さんと大家さんが食べる分を魔法の鞄へ入れてると、ロイさんが驚いてた声を掛けてきた。
「えっ、セレンちゃんは魔法の鞄を持ってるのか、それなら週に3回ほど、森林でのオーク討伐の手伝いをこちらから頼みたいよ」
「親父、流石に週に3回は多くないか?確かに、毎日美味いオーク料理が食えるのは嬉しいけど」
「まぁその辺は採集素材の関係もあるから、指名依頼を優先にしないとな。さて次はセレンちゃんの魔法が、オークに対してどこまで通じるかを確認しておこうか。2人のパーティーだと、魔法攻撃でダメージを与えてから対処する事がベストかな」
ロイさんの話が終わると、少しずつ森林の奥へと進みながら、必要素材である紫苔と幻惑茸を採集して行った。すると左方向から大きな気配を感じたのでロイさんにその事を伝える。
「ロイさん、左方向に気配を感じます。距離は30m位でオークでしょうか?」
「ほぅ、素晴らしい感覚をしてるね。セレンちゃんの魔法が届く距離まで近付いてみてから攻撃してみようか」
「はい!」
私達は音を立てずにゆっくりとオークへ近付いていって、オークの背後5m付近まで近付いた。
私は水魔法で水の槍をイメージしてから、魔法を発動させてオークへ放った。
「貫け〚水槍〛!」
『バシュッ』
「ブモーン……」
水の槍をオークの頭へ放つと、高速回転した水槍がオークの頭を貫通して突き抜けると、オークはその場に倒れた……あれ?一撃で倒せちゃったよ……
ロイさんは、私の魔法でオークを一撃で打ち倒した事に驚いていた。
「ロイおじさん、凄くカッコイイ♪私やガイさんも一生懸命に頑張れば、そんなカッコイイ冒険者になれるのかな?」
「あ、あぁ、セレンちゃんに言われると、なんか照れるな……でも、頑張れば必ず良い冒険者にはなれるんだよ!」
私がロイさんを褒めると、少し照れながらも私達も一生懸命に頑張れば、ロイさんの様な冒険者になれると聞いて、私とガイさんはお互いに顔を見合わせてから声を掛け合った。
「「頑張ろうね!」」
そして、討伐したオークから必要な討伐証明となる部位の説明を受けたの。
「心臓には魔石が入っていて、これがオークの討伐証明の部位になるんだよ。他にも肉は食用に睾丸は薬の素材となるからね」
オークの心臓に魔石が討伐証明部位になるみたい、他にも睾丸は薬師や錬金術師が買い取ってくれたり、お肉は食用として重宝されるらしいけど、とにかくオークは大きいので、全てを持って帰る事は出来ない……私は魔法の鞄を持ってるので、長屋の皆さんと大家さんが食べる分を魔法の鞄へ入れてると、ロイさんが驚いてた声を掛けてきた。
「えっ、セレンちゃんは魔法の鞄を持ってるのか、それなら週に3回ほど、森林でのオーク討伐の手伝いをこちらから頼みたいよ」
「親父、流石に週に3回は多くないか?確かに、毎日美味いオーク料理が食えるのは嬉しいけど」
「まぁその辺は採集素材の関係もあるから、指名依頼を優先にしないとな。さて次はセレンちゃんの魔法が、オークに対してどこまで通じるかを確認しておこうか。2人のパーティーだと、魔法攻撃でダメージを与えてから対処する事がベストかな」
ロイさんの話が終わると、少しずつ森林の奥へと進みながら、必要素材である紫苔と幻惑茸を採集して行った。すると左方向から大きな気配を感じたのでロイさんにその事を伝える。
「ロイさん、左方向に気配を感じます。距離は30m位でオークでしょうか?」
「ほぅ、素晴らしい感覚をしてるね。セレンちゃんの魔法が届く距離まで近付いてみてから攻撃してみようか」
「はい!」
私達は音を立てずにゆっくりとオークへ近付いていって、オークの背後5m付近まで近付いた。
私は水魔法で水の槍をイメージしてから、魔法を発動させてオークへ放った。
「貫け〚水槍〛!」
『バシュッ』
「ブモーン……」
水の槍をオークの頭へ放つと、高速回転した水槍がオークの頭を貫通して突き抜けると、オークはその場に倒れた……あれ?一撃で倒せちゃったよ……
ロイさんは、私の魔法でオークを一撃で打ち倒した事に驚いていた。
99
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
戦場の英雄、上官の陰謀により死亡扱いにされ、故郷に帰ると許嫁は結婚していた。絶望の中、偶然助けた許嫁の娘に何故か求婚されることに
千石
ファンタジー
「絶対生きて帰ってくる。その時は結婚しよう」
「はい。あなたの帰りをいつまでも待ってます」
許嫁と涙ながらに約束をした20年後、英雄と呼ばれるまでになったルークだったが生還してみると死亡扱いにされていた。
許嫁は既に結婚しており、ルークは絶望の只中に。
上官の陰謀だと知ったルークは激怒し、殴ってしまう。
言い訳をする気もなかったため、全ての功績を抹消され、貰えるはずだった年金もパー。
絶望の中、偶然助けた子が許嫁の娘で、
「ルーク、あなたに惚れたわ。今すぐあたしと結婚しなさい!」
何故か求婚されることに。
困りながらも巻き込まれる騒動を通じて
ルークは失っていた日常を段々と取り戻していく。
こちらは他のウェブ小説にも投稿しております。
大和型戦艦、異世界に転移する。
焼飯学生
ファンタジー
第二次世界大戦が起きなかった世界。大日本帝国は仮想敵国を定め、軍事力を中心に強化を行っていた。ある日、大日本帝国海軍は、大和型戦艦四隻による大規模な演習と言う名目で、太平洋沖合にて、演習を行うことに決定。大和、武蔵、信濃、紀伊の四隻は、横須賀海軍基地で補給したのち出港。しかし、移動の途中で濃霧が発生し、レーダーやソナーが使えなくなり、更に信濃と紀伊とは通信が途絶してしまう。孤立した大和と武蔵は濃霧を突き進み、太平洋にはないはずの、未知の島に辿り着いた。
※ この作品は私が書きたいと思い、書き進めている作品です。文章がおかしかったり、不明瞭な点、あるいは不快な思いをさせてしまう可能性がございます。できる限りそのような事態が起こらないよう気をつけていますが、何卒ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
宍戸亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる