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学園編
第6話 A組トーナメント優勝
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私とカンテラが選択した武器は木槍で、5m程度の距離をおいて互いに木槍を構えたの。
「では、A組トーナメント第1試合始め!」
試験官の開始の合図と同時に、カンテラは私との間合いを一気に詰めて、連続の突き攻撃を仕掛けてきたの。
「オラオラ~!」
「はっ、はっと!」
私は突きを見切って、冷静にバックステップを踏んでカンテラとの距離をとり、全ての突きを躱したの。カンテラは一瞬で決まると思ってたのかな?私に突きを躱された事に驚いてるみたい。
「いっ、意外にやるじゃないか!」
「えへっ♪それはどうも♪次は私から行くね♪」
私は槍を下段に構えてから、カンテラとの距離を一気に詰めて下から上へと斬り上げる。カンテラは両手で槍を横に持ち斬り上げを受け止める。ざんねんだけど初撃は囮なんだよね。斬り上げを受け止められた瞬間に、私は槍の軌道を変えて前押し出して突きを放ったの。カンテラは突きに反応が出来ず、槍先が鳩尾に突きが当たったところで、前屈みになって膝を付いたところで勝負あり。
「勝者セレン!見事な連続攻撃だったな。カンテラは突き鋭いが単調だったぞ。一応、救護班で診てもらえ」
「はい……」
全く手応えが無かった思ったんだけど、平民の女だから油断してたのかな?まぁ、楽に勝てたからラッキーだったね♪
その後も、全く手応えのない相手にトーナメントを勝ち進んでいって、決勝戦まで進んだのは良いんだけど、相手はティアード帝国第二皇子なんだよねぇ……これは絶対に負けた方がいいよね?
「では、A組トーナメントの決勝を行う。スレイン皇子とセレン闘技場の上がれ!」
「「はい!」」
私は木槍をスレイン皇子は木剣を手にして、闘技場へ上がると私に向かって声を掛けた。
「皇子だからって手を抜かないで欲しいんだ」
「……はい、判りました」
スレイン皇子が手を抜くなと言ってきたので、少し悩んだんだけどスレイン皇子の気持ちに応えて、本気でいく事にした。
「A組トーナメント決勝始め!」
スレイン皇子の素早い踏込みから、私の懐に入って剣を振るって私の腹部へ打ち込んでくる。
『カンッ、カンッ』
私は軽く槍先で捌いてから、槍の持ち手を変えて【石突】で突き放つ。
『シュッ!』「ほっ!」
ギリギリのところで躱されたけど、槍を柄を手元に戻してから槍を大きく振るように上段から斬り降ろす。
『ビュン!』『カンッ!』
スレイン皇子は剣を盾代わりにして、槍の斬撃を受け止めたの。『いい反応をするなぁ~』と思いながらもバランスを崩したスレイン皇子へ、槍を地につけた反動で前回りをして踵落としをすると、頭を避けたけど右肩に直撃した。
「やぁ~!」
『ドスッ!』「うぐっ……」
スレイン皇子は右膝をついたけど、直ぐに立ち上がろうとする。そんな隙を私は見逃さずに、スレイン皇子の首元に槍先が『ピタリ』と止まったところで試験官が勝者を告げたの。
「勝負あり、勝者セレン!」
負けたスレイン皇子が笑顔で語り掛けてきて、同時に握手を求めてきたの。
「僕の完敗だよ。同世代に君のような子が居るなんて驚いたよ!」
「皇子様も強かったですよ♪剣での勝負なら恐らく負けてました。機会があれば剣術の指導を受けたい程でしたよ♪(ニコッ)」
私は握手をしながら笑顔で答えると、スレイン皇子は少し頬を赤くしながら応える。
「あぁ、その時が来るのを楽しみにしてるよ♪」
「はい♪」
A組で行われた武術試験のトーナメントは、私が優勝するという結果で終わったの。
「では、A組トーナメント第1試合始め!」
試験官の開始の合図と同時に、カンテラは私との間合いを一気に詰めて、連続の突き攻撃を仕掛けてきたの。
「オラオラ~!」
「はっ、はっと!」
私は突きを見切って、冷静にバックステップを踏んでカンテラとの距離をとり、全ての突きを躱したの。カンテラは一瞬で決まると思ってたのかな?私に突きを躱された事に驚いてるみたい。
「いっ、意外にやるじゃないか!」
「えへっ♪それはどうも♪次は私から行くね♪」
私は槍を下段に構えてから、カンテラとの距離を一気に詰めて下から上へと斬り上げる。カンテラは両手で槍を横に持ち斬り上げを受け止める。ざんねんだけど初撃は囮なんだよね。斬り上げを受け止められた瞬間に、私は槍の軌道を変えて前押し出して突きを放ったの。カンテラは突きに反応が出来ず、槍先が鳩尾に突きが当たったところで、前屈みになって膝を付いたところで勝負あり。
「勝者セレン!見事な連続攻撃だったな。カンテラは突き鋭いが単調だったぞ。一応、救護班で診てもらえ」
「はい……」
全く手応えが無かった思ったんだけど、平民の女だから油断してたのかな?まぁ、楽に勝てたからラッキーだったね♪
その後も、全く手応えのない相手にトーナメントを勝ち進んでいって、決勝戦まで進んだのは良いんだけど、相手はティアード帝国第二皇子なんだよねぇ……これは絶対に負けた方がいいよね?
「では、A組トーナメントの決勝を行う。スレイン皇子とセレン闘技場の上がれ!」
「「はい!」」
私は木槍をスレイン皇子は木剣を手にして、闘技場へ上がると私に向かって声を掛けた。
「皇子だからって手を抜かないで欲しいんだ」
「……はい、判りました」
スレイン皇子が手を抜くなと言ってきたので、少し悩んだんだけどスレイン皇子の気持ちに応えて、本気でいく事にした。
「A組トーナメント決勝始め!」
スレイン皇子の素早い踏込みから、私の懐に入って剣を振るって私の腹部へ打ち込んでくる。
『カンッ、カンッ』
私は軽く槍先で捌いてから、槍の持ち手を変えて【石突】で突き放つ。
『シュッ!』「ほっ!」
ギリギリのところで躱されたけど、槍を柄を手元に戻してから槍を大きく振るように上段から斬り降ろす。
『ビュン!』『カンッ!』
スレイン皇子は剣を盾代わりにして、槍の斬撃を受け止めたの。『いい反応をするなぁ~』と思いながらもバランスを崩したスレイン皇子へ、槍を地につけた反動で前回りをして踵落としをすると、頭を避けたけど右肩に直撃した。
「やぁ~!」
『ドスッ!』「うぐっ……」
スレイン皇子は右膝をついたけど、直ぐに立ち上がろうとする。そんな隙を私は見逃さずに、スレイン皇子の首元に槍先が『ピタリ』と止まったところで試験官が勝者を告げたの。
「勝負あり、勝者セレン!」
負けたスレイン皇子が笑顔で語り掛けてきて、同時に握手を求めてきたの。
「僕の完敗だよ。同世代に君のような子が居るなんて驚いたよ!」
「皇子様も強かったですよ♪剣での勝負なら恐らく負けてました。機会があれば剣術の指導を受けたい程でしたよ♪(ニコッ)」
私は握手をしながら笑顔で答えると、スレイン皇子は少し頬を赤くしながら応える。
「あぁ、その時が来るのを楽しみにしてるよ♪」
「はい♪」
A組で行われた武術試験のトーナメントは、私が優勝するという結果で終わったの。
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