129 / 166
学園編
第38話 鉄壁のセイレーン
しおりを挟む
3人で会話をしながら食事を取っていると、ストラトス君は色々と話しかけてくる。
「セレンって授業の後は何をしてるの?」
「私とレンは、いつも私の部屋で話や勉強をして過ごしてるのよ」
「レンって言われてるのは何故なの?」
「私の愛称がセレンなの。同じだと間際らしいからレンと呼ぶ事にしたのよ」
「そ、そうなんですね……」
私が答える前にセレン様が全て答えてる……なので、私からストラトス君に話しかけてみた。
「ストラトス君は将来は軍人になりたいの?」
「そうだね。軍には所属するだろうけど、僕はバリオス伯爵家を継ぐ事になるからね。期間限定で軍に所属するだけかな。いずれは領地を運営をする事になるからね」
伯爵家の跡取りなので、軍人ではなく領主として生きていく事になるんだね。返事をしようとすると、またしてもセレン様が先に話し出した。
「まぁ、貴族の長男として生まれた者の宿命と言えるわね」
「皇族は貴族と違って後継レースがあるのが羨ましいかな?」
「皇族は国を治める存在だから、兄みたいな馬鹿が皇帝になったら滅びるでしょ?」
「「そこはノーコメントで……」」
何とか3人の会話に入れたんだけど、私は殆ど答える事が出来ずにいたけど、ストラトス君が出身地の質問をしたので、応えるチャンスがきた。
「レンはどこ出身なの?」
「シリウス領スピカ市って田舎だよ」
「そこでハンター活動をしてたのかな?ダンジョンがある所だからハンター活動にはいいよね」
「その経験がレンの強さなのよ!」
何故かセレン様が自慢している……
「バリオス領にもダンジョンがあるんだよ。長期休暇になったらレンを招待したいな」
「残念ね、私とバカンスへ行くので無理よ!」
「そ、そうですか……」
結局、セレン様とストラトス君との会話となったの。2人はとても相性が良さそうだね。
そして、昼食時間も終わったので、午後の授業が行われる教室へ戻る事にしたの。
「セイレーン様にレン、楽しい時間を過ごせました。またご一緒してもよろしいですか?」
「うん、良いよ♪」
「次は、私達のランチBOXも用意してね。それと私の事はセレンでいいわよ」
「セレン様、ありがとうございます。レン、僕の事はストラトスでいいよ。君は不要だからね。だって友達なんだから」
「OK!ストラトス個人訓練頑張ってね」
友達と言われて少し嬉しくなって、笑顔で話しかけるとストラトスは頬を赤らめなが返事をした。
「う、うん、ありがとう」
午後からも私とセレン様は魔力操作の練習と、図書館へ行って人体構造について勉強をしたの。
➖➖➖➖セイレーン視点➖➖➖➖
ストラトスは『グイグイ』来るわね。
私の鉄壁のガードで防ぎきったけど、あれはめげずに何度も来るわね。
これからはスレインも昼食に呼んで、2人を勝手に牽制させるのがベストかもね(含笑)
学園での生活は始まったばかり、誰がレンに相応しいか見極める時間はたくさんあるんだから、私がレンを守るのよ。
「セレンって授業の後は何をしてるの?」
「私とレンは、いつも私の部屋で話や勉強をして過ごしてるのよ」
「レンって言われてるのは何故なの?」
「私の愛称がセレンなの。同じだと間際らしいからレンと呼ぶ事にしたのよ」
「そ、そうなんですね……」
私が答える前にセレン様が全て答えてる……なので、私からストラトス君に話しかけてみた。
「ストラトス君は将来は軍人になりたいの?」
「そうだね。軍には所属するだろうけど、僕はバリオス伯爵家を継ぐ事になるからね。期間限定で軍に所属するだけかな。いずれは領地を運営をする事になるからね」
伯爵家の跡取りなので、軍人ではなく領主として生きていく事になるんだね。返事をしようとすると、またしてもセレン様が先に話し出した。
「まぁ、貴族の長男として生まれた者の宿命と言えるわね」
「皇族は貴族と違って後継レースがあるのが羨ましいかな?」
「皇族は国を治める存在だから、兄みたいな馬鹿が皇帝になったら滅びるでしょ?」
「「そこはノーコメントで……」」
何とか3人の会話に入れたんだけど、私は殆ど答える事が出来ずにいたけど、ストラトス君が出身地の質問をしたので、応えるチャンスがきた。
「レンはどこ出身なの?」
「シリウス領スピカ市って田舎だよ」
「そこでハンター活動をしてたのかな?ダンジョンがある所だからハンター活動にはいいよね」
「その経験がレンの強さなのよ!」
何故かセレン様が自慢している……
「バリオス領にもダンジョンがあるんだよ。長期休暇になったらレンを招待したいな」
「残念ね、私とバカンスへ行くので無理よ!」
「そ、そうですか……」
結局、セレン様とストラトス君との会話となったの。2人はとても相性が良さそうだね。
そして、昼食時間も終わったので、午後の授業が行われる教室へ戻る事にしたの。
「セイレーン様にレン、楽しい時間を過ごせました。またご一緒してもよろしいですか?」
「うん、良いよ♪」
「次は、私達のランチBOXも用意してね。それと私の事はセレンでいいわよ」
「セレン様、ありがとうございます。レン、僕の事はストラトスでいいよ。君は不要だからね。だって友達なんだから」
「OK!ストラトス個人訓練頑張ってね」
友達と言われて少し嬉しくなって、笑顔で話しかけるとストラトスは頬を赤らめなが返事をした。
「う、うん、ありがとう」
午後からも私とセレン様は魔力操作の練習と、図書館へ行って人体構造について勉強をしたの。
➖➖➖➖セイレーン視点➖➖➖➖
ストラトスは『グイグイ』来るわね。
私の鉄壁のガードで防ぎきったけど、あれはめげずに何度も来るわね。
これからはスレインも昼食に呼んで、2人を勝手に牽制させるのがベストかもね(含笑)
学園での生活は始まったばかり、誰がレンに相応しいか見極める時間はたくさんあるんだから、私がレンを守るのよ。
134
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
戦場の英雄、上官の陰謀により死亡扱いにされ、故郷に帰ると許嫁は結婚していた。絶望の中、偶然助けた許嫁の娘に何故か求婚されることに
千石
ファンタジー
「絶対生きて帰ってくる。その時は結婚しよう」
「はい。あなたの帰りをいつまでも待ってます」
許嫁と涙ながらに約束をした20年後、英雄と呼ばれるまでになったルークだったが生還してみると死亡扱いにされていた。
許嫁は既に結婚しており、ルークは絶望の只中に。
上官の陰謀だと知ったルークは激怒し、殴ってしまう。
言い訳をする気もなかったため、全ての功績を抹消され、貰えるはずだった年金もパー。
絶望の中、偶然助けた子が許嫁の娘で、
「ルーク、あなたに惚れたわ。今すぐあたしと結婚しなさい!」
何故か求婚されることに。
困りながらも巻き込まれる騒動を通じて
ルークは失っていた日常を段々と取り戻していく。
こちらは他のウェブ小説にも投稿しております。
大和型戦艦、異世界に転移する。
焼飯学生
ファンタジー
第二次世界大戦が起きなかった世界。大日本帝国は仮想敵国を定め、軍事力を中心に強化を行っていた。ある日、大日本帝国海軍は、大和型戦艦四隻による大規模な演習と言う名目で、太平洋沖合にて、演習を行うことに決定。大和、武蔵、信濃、紀伊の四隻は、横須賀海軍基地で補給したのち出港。しかし、移動の途中で濃霧が発生し、レーダーやソナーが使えなくなり、更に信濃と紀伊とは通信が途絶してしまう。孤立した大和と武蔵は濃霧を突き進み、太平洋にはないはずの、未知の島に辿り着いた。
※ この作品は私が書きたいと思い、書き進めている作品です。文章がおかしかったり、不明瞭な点、あるいは不快な思いをさせてしまう可能性がございます。できる限りそのような事態が起こらないよう気をつけていますが、何卒ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
宍戸亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる