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第1章 猫にまたたび
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店を出てもマフラーは手に持ったまま駅を目指す。
冷たい夜風が火照った首筋を撫でるのが気持ちいい。
「詩乃さん、寒くない?」
「丁度いいくらいだよ」
「しのりん、珍しく飲んだね」
初めのビールこそ、半分ムラ君に引き取ってもらったけど、梅酒ロック3杯と4杯目はソーダ割りにした。炭酸のおかげで満腹だ。
「ごめんね。無理させちゃったかな」
そう言いながら、逸登君が車道側に立ち替わってくれた。
飲み会は終わったのに、さりげない気遣いは継続中。
なんだか少し申し訳ないような気分になってくる。
「全然。楽しくて、つい調子にのっちゃった」
一歩前に出て、逸登君と紗也に「私こそごめん」と頭を下げた。
二次会の流れがあったが、紗也が一番に帰りを告げた。弟の先輩を相手に付き合いを十分に果たした──だけじゃなく、私が切り上げると分かっていたに違いない。
実際、これ以上飲んだら帰宅困難者になるのは確実で辞退するつもりだった。
それに、人生最後の合コンはこのまま気持ちよく終わりたかった。
「んなゲロったわけでもなし」
紗也は茶化してくれるけど、送迎係をかってでてくれた逸登君も一緒に付き合わせてしまっているのは事実。
「紗也は健次君の手前があるでしょ。それに、逸登君は、ほら、理都がお二人と行っちゃったし」
「健次はどうでもいいけど、確かにあっちはちょっとねぇ」
紗也と目を合わせて苦笑すると、逸登君は不思議そうに首を傾げた。
私と紗也が離脱したのは理都のためになったはず。
理都を引っ張って帰ることもできたけど、私はそこまで面倒をみるつもりはない。
「あいつらザルだから飲み直すのは絶対。むしろ、理都子さんが残ってくれて喜んでるよ」
「んーと、そうじゃなくてね」
逸登君にも苦い顔を向けるものの、巧く説明が出て来ない。
この後、逸登君が二次会に合流する可能性もある。できたら行って欲しくない。
残念ながら止められる立場ではないから、やり過ごすのだけど。
「今夜は理都が持ち帰るはず。ムラ君もくまちゃんも気に入ってたっぽいもんねー」
「え?」
面食らう逸登君をよそに、紗也は「んーっ」と伸びをした。
「どちらかに絞れないなら、迷わず両方に手を出す子だからさぁ」
ふぅっと息を吐き出して、赤裸々な女子トークに砕けている。
逸登君に聞かせていいのかと思わないでもないけど、きっと健次君にも同じように報告するはず。だとしたら時間差で耳に入る話だ。
「じゃ、私はこっちだから」
紗也がボックス型の入口を指した。
紗也と逸登君はここから地下鉄で、私はこの先の鉄道利用者だ。ふたりとはここで別れることになる。
その前に、一つ解消しておきたいことがある。
居酒屋にいる時から紗也にいつもの元気がないと気がついていた。
仕事の疲れか、お酒を入れる体調でなかったか、それとも他に心配事でもあるのなら話を聞くぐらいのことならできる。
「紗也、大丈夫? 今日ちょっと」
「お兄ちゃんに迎え頼んだから問題なし!」
私の言葉を遮った紗也と、沈黙の中でしばしの睨み合い。
紗也の目に憂いはない。
多少の悩みはあっても、大きな問題に巻き込まれているわけではなさそう。
「ん。分かった」
話したくなったら聞かせてくれるはず。
紗也が今じゃないと思うなら、それでいい。
「サンキュ、詩乃。じゃ、あとはよろしく!」
私ではなく逸登君の肩をポンッと叩いた。
何言ってんの、と文句を言う暇もなく、颯爽と駆け下りていった。
私が紗也の雰囲気を感じ取ったのだから、紗也も私の気持ちを読み取った可能性は高い。
最後の合コン、知り合ったばかりの男性に駅まで送られるのもこれが最後だ、、、けれど、それは私の勝手な都合にすぎない。
どうしたものかと逸登君を伺えば、全く動じていない。マウンテンジャケットのカラーに、にこやかな笑顔を乗せている。
「行こっか」
逸登君の鶴の一声に、反射で頷いて横に並んだ。
「なんか色々、、、」
「楽しかったよ。個性派集団で」
ごめんはもういいと言わんばかりに、逸登君が被せた。
社交辞令ではない口調は、紗也のおかげかも。
「個性派か。上手いこと言うね」
「もちろんいい意味で」
「そこはお互いさまってやつかなー」
「卒業しても付き合い続くってすごいじゃん」
「逸登君たちだってお仕事でもずっと一緒なんでしょ? プライベートで飲みに行くほうがすごいよ」
私にとって友人と同僚は別もの。会社の飲み会ならまだしも、仕事上の相手とプライベートで会うことはない。異性ともなれば、相応の覚悟の上だ。
「今はムラと健次が同じチームで、俺は別。でもって、くまは救急隊員だからまた別のシフトだよ。ローテーションによっては同日勤務になることもあるけど、災害か大規模訓練でもない限りは別のことやってる」
「そうなんだ。すっごい仲良しって感じしたから」
「え、何それ恥ずかしい。でも、まぁ、あれかな。俺らにとっての同僚って、場合によっては自分の命を預ける仲間でもあるからね。そりゃ中には合わないヤツもいるけど、基本的には信頼してるって言うか」
「苦手な人を信頼できるってすごくない?」
「その辺も考えられたチーム編成になってるんだって」
「なるほど。ってことは、逸登君……」
「それは逆! ムラと健次って、チャラ男とバカだよ? ぜってー背中預けらんねー」
「それ言っちゃっていいんだ」
軽口はお互い理解した上でのこと。
こういう雰囲気を楽しめるのっていい。
隣が逸登君で良かった。
押しが強くもなく、会話も自然で居心地がいい。
こんな人と一緒にいられたら気楽だろうなって、そう感じた時、駅周辺が異様にざわついていることに気がついた。
飲み会帰りの時間だというのに、主要駅に向かう人より出てくる人の方が多い。
「うっそ」
案の定、どこかの駅で人身事故が起きたと放送があった。
事故発生直後では振替運転の案内はなされておらず、人で溢れかえっている。既にタクシー乗り場もバスターミナルも長蛇の列が出来上がっていた。
「逸登君、今日はありがとう。私に付き合ってると遅くなっちゃうから」
「どうするつもり?」
「タクシーの列に並ぶよ」
安心させるために、自宅まで一直線の方法を選んだ。
どの道時間がかかるのなら、いっそ酔い覚ましに歩いてもいい。
「だったら、うちに来ない?」
控え目に提案する逸登君が、すっきり切り整えられたもみあげを掻いている。視線を外した締まらないお誘いは、状況的にはありがたい。
魅力的な選択肢に飛びつきたいところだけど……。
「あ、怖がらせたらごめん。その、あくまで非常事態発生につき、なんだけど」
待つのも寒いしねと照れる様子から、誘い慣れていないのが分かった。もし演技だったら、もっと格好良く決めてくれるだろう。
好感度上がるなぁ。
表情筋が自然と緩む。
「ありがとう、けど」
まだ迷いが残る。
恐怖や危険は感じていない。
ただ、ついて行ったら私も理都と同じだって思われそう。
「あれ? 猫ちゃんじゃん」
不意に聞き覚えのある声が届いてドキっとした。
私を「猫間」という名字から「猫ちゃん」と呼ぶのはひとりだけ。
冷たい夜風が火照った首筋を撫でるのが気持ちいい。
「詩乃さん、寒くない?」
「丁度いいくらいだよ」
「しのりん、珍しく飲んだね」
初めのビールこそ、半分ムラ君に引き取ってもらったけど、梅酒ロック3杯と4杯目はソーダ割りにした。炭酸のおかげで満腹だ。
「ごめんね。無理させちゃったかな」
そう言いながら、逸登君が車道側に立ち替わってくれた。
飲み会は終わったのに、さりげない気遣いは継続中。
なんだか少し申し訳ないような気分になってくる。
「全然。楽しくて、つい調子にのっちゃった」
一歩前に出て、逸登君と紗也に「私こそごめん」と頭を下げた。
二次会の流れがあったが、紗也が一番に帰りを告げた。弟の先輩を相手に付き合いを十分に果たした──だけじゃなく、私が切り上げると分かっていたに違いない。
実際、これ以上飲んだら帰宅困難者になるのは確実で辞退するつもりだった。
それに、人生最後の合コンはこのまま気持ちよく終わりたかった。
「んなゲロったわけでもなし」
紗也は茶化してくれるけど、送迎係をかってでてくれた逸登君も一緒に付き合わせてしまっているのは事実。
「紗也は健次君の手前があるでしょ。それに、逸登君は、ほら、理都がお二人と行っちゃったし」
「健次はどうでもいいけど、確かにあっちはちょっとねぇ」
紗也と目を合わせて苦笑すると、逸登君は不思議そうに首を傾げた。
私と紗也が離脱したのは理都のためになったはず。
理都を引っ張って帰ることもできたけど、私はそこまで面倒をみるつもりはない。
「あいつらザルだから飲み直すのは絶対。むしろ、理都子さんが残ってくれて喜んでるよ」
「んーと、そうじゃなくてね」
逸登君にも苦い顔を向けるものの、巧く説明が出て来ない。
この後、逸登君が二次会に合流する可能性もある。できたら行って欲しくない。
残念ながら止められる立場ではないから、やり過ごすのだけど。
「今夜は理都が持ち帰るはず。ムラ君もくまちゃんも気に入ってたっぽいもんねー」
「え?」
面食らう逸登君をよそに、紗也は「んーっ」と伸びをした。
「どちらかに絞れないなら、迷わず両方に手を出す子だからさぁ」
ふぅっと息を吐き出して、赤裸々な女子トークに砕けている。
逸登君に聞かせていいのかと思わないでもないけど、きっと健次君にも同じように報告するはず。だとしたら時間差で耳に入る話だ。
「じゃ、私はこっちだから」
紗也がボックス型の入口を指した。
紗也と逸登君はここから地下鉄で、私はこの先の鉄道利用者だ。ふたりとはここで別れることになる。
その前に、一つ解消しておきたいことがある。
居酒屋にいる時から紗也にいつもの元気がないと気がついていた。
仕事の疲れか、お酒を入れる体調でなかったか、それとも他に心配事でもあるのなら話を聞くぐらいのことならできる。
「紗也、大丈夫? 今日ちょっと」
「お兄ちゃんに迎え頼んだから問題なし!」
私の言葉を遮った紗也と、沈黙の中でしばしの睨み合い。
紗也の目に憂いはない。
多少の悩みはあっても、大きな問題に巻き込まれているわけではなさそう。
「ん。分かった」
話したくなったら聞かせてくれるはず。
紗也が今じゃないと思うなら、それでいい。
「サンキュ、詩乃。じゃ、あとはよろしく!」
私ではなく逸登君の肩をポンッと叩いた。
何言ってんの、と文句を言う暇もなく、颯爽と駆け下りていった。
私が紗也の雰囲気を感じ取ったのだから、紗也も私の気持ちを読み取った可能性は高い。
最後の合コン、知り合ったばかりの男性に駅まで送られるのもこれが最後だ、、、けれど、それは私の勝手な都合にすぎない。
どうしたものかと逸登君を伺えば、全く動じていない。マウンテンジャケットのカラーに、にこやかな笑顔を乗せている。
「行こっか」
逸登君の鶴の一声に、反射で頷いて横に並んだ。
「なんか色々、、、」
「楽しかったよ。個性派集団で」
ごめんはもういいと言わんばかりに、逸登君が被せた。
社交辞令ではない口調は、紗也のおかげかも。
「個性派か。上手いこと言うね」
「もちろんいい意味で」
「そこはお互いさまってやつかなー」
「卒業しても付き合い続くってすごいじゃん」
「逸登君たちだってお仕事でもずっと一緒なんでしょ? プライベートで飲みに行くほうがすごいよ」
私にとって友人と同僚は別もの。会社の飲み会ならまだしも、仕事上の相手とプライベートで会うことはない。異性ともなれば、相応の覚悟の上だ。
「今はムラと健次が同じチームで、俺は別。でもって、くまは救急隊員だからまた別のシフトだよ。ローテーションによっては同日勤務になることもあるけど、災害か大規模訓練でもない限りは別のことやってる」
「そうなんだ。すっごい仲良しって感じしたから」
「え、何それ恥ずかしい。でも、まぁ、あれかな。俺らにとっての同僚って、場合によっては自分の命を預ける仲間でもあるからね。そりゃ中には合わないヤツもいるけど、基本的には信頼してるって言うか」
「苦手な人を信頼できるってすごくない?」
「その辺も考えられたチーム編成になってるんだって」
「なるほど。ってことは、逸登君……」
「それは逆! ムラと健次って、チャラ男とバカだよ? ぜってー背中預けらんねー」
「それ言っちゃっていいんだ」
軽口はお互い理解した上でのこと。
こういう雰囲気を楽しめるのっていい。
隣が逸登君で良かった。
押しが強くもなく、会話も自然で居心地がいい。
こんな人と一緒にいられたら気楽だろうなって、そう感じた時、駅周辺が異様にざわついていることに気がついた。
飲み会帰りの時間だというのに、主要駅に向かう人より出てくる人の方が多い。
「うっそ」
案の定、どこかの駅で人身事故が起きたと放送があった。
事故発生直後では振替運転の案内はなされておらず、人で溢れかえっている。既にタクシー乗り場もバスターミナルも長蛇の列が出来上がっていた。
「逸登君、今日はありがとう。私に付き合ってると遅くなっちゃうから」
「どうするつもり?」
「タクシーの列に並ぶよ」
安心させるために、自宅まで一直線の方法を選んだ。
どの道時間がかかるのなら、いっそ酔い覚ましに歩いてもいい。
「だったら、うちに来ない?」
控え目に提案する逸登君が、すっきり切り整えられたもみあげを掻いている。視線を外した締まらないお誘いは、状況的にはありがたい。
魅力的な選択肢に飛びつきたいところだけど……。
「あ、怖がらせたらごめん。その、あくまで非常事態発生につき、なんだけど」
待つのも寒いしねと照れる様子から、誘い慣れていないのが分かった。もし演技だったら、もっと格好良く決めてくれるだろう。
好感度上がるなぁ。
表情筋が自然と緩む。
「ありがとう、けど」
まだ迷いが残る。
恐怖や危険は感じていない。
ただ、ついて行ったら私も理都と同じだって思われそう。
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