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6.告白
しおりを挟む「俺と付き合って。」
気まずいところからいきなりそう言われて、私は精一杯頭の中を整理した。
「えっ、あの…私でいいの?」
「うん、だから告ってる。」
「そっか。怒ってるんだとばかり思ってた。」
「怒ってないよ。どうしたらいいか考えてた。で、どう?」
「えーっと、私で良ければお願いします。…でもなんでこのタイミング?」
「元々今日言おうと思ってたんだよ。なのにこの空気だろ?俺もタイミングがわからなくて、もう言った方がいいやと思って。」
「それは…ごめん。外、暗くなっちゃったね。」
「よし!じゃあ今日のところはそろそろ帰るか。」
そう言って一緒に階段を降りると、いつものようにそのまま別々に帰った。
告白されてから帰るまでの流れがいつも通りすぎて、付き合った実感が何一つなかった。
付き合うことになったんだよね?
あっさり帰りすぎじゃない?
告白されて嬉しかった反面、本当に好かれてるのか不安になった。
好きって言われてないし…
そう思うと、いつの間にか私の方が駿二のことを好きになっていたんだなと気づいた。
家に帰ると、メールしようかどうかめちゃくちゃ迷った。
打っては消し、打っては消し…
でも、今日の出来事に自信が持てなかった私は、自分からは連絡出来なかった。
しかも、いつもなら夜になるとメールが来るのに、今日に限って来ない!
もう今日は来ないのかと、お風呂に入ることにした。
お風呂から上がってすぐにケータイを見たけど、着信はなし。
待つのも考えるのも嫌になって、その日はいつもより早めに寝ることにした。
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