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10.部屋で…
しおりを挟む二階に上がると部屋は二つあった。
手前は大学進学で一人暮らしをしている駿二のお兄さんの部屋。
そして、奥が駿二の部屋だった。
テレビに布団にこたつにソファー。
駿二はすぐに普段の定位置であろうこたつに入ったので、私はその対面に座った。
「こたついいね♪」
私がそう言うと、少し不満そうな駿二。
少し考えて、自分の隣をトントンと叩いた。
「こっち座って。」
「なんで?そっちじゃ狭いでしょ?」
「狭くない。くっつきたいから来て。」
「やだよ。恥ずかしい///」
「お願い。」
「やだ。」
「礼、マジで。早く。」
「もぉ~、しょうがないなぁ。」
省略したけど、実際はもう少し「来て」「やだ」のやりとりをした。
照れくさくてようやく動いた私だったけど、隣に座ると駿二はドヤ顔。
なんか負けた気がして悔しかった。
でも満足そうな駿二を見て、私もまぁいっか!と思い直した。
自分の行動で相手が喜んでくれるのは、単純に嬉しかった。
そのあとは隣に座りながらいろんな話をした。
スキンシップもなんとなく多い?気がした。
「駿二~?」
いきなり階段の下から声がした。
気づかないうちに駿二のお母さんが帰ってきていた。
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