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12.別館の裏で
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――キスしていい?
少し不安そうで、でも真面目な顔をしてそう言われた。
「えっ?それお願いなの?」
「うん。」
「もしかして、今日やたら触ってきたりそわそわしたりしてたのって…」
「ずっとしたかったけど、礼ずっと喋ってんだもん。」
「あ、ごめん。」
「いい?」
「…うん、いいよ。」
そう言うと、30㎝くらい身長差がある駿二の顔が近づいてきた。
軽く唇に触れる優しいキスだった。
ものすごくドキドキした。
私自身ファーストキスではなかったけど、それ以上にドキドキした。
というか、今まで付き合った人は始めからディープな方をしてきたので、こんなに優しいキスは初めてだった。
ある意味ファーストキスだと思った。
私がドキドキで立ち止まっていると、恥ずかしいからかすぐ歩きだそうとする駿二。
だから今度は私がお願いした。
「ねぇ、お願いがあるんだけど。」
「何?」
「手繋いで?」
「いいよ。はい。」
前を行く駿二は、前を向いたまま後ろの私に手を差し出した。
この日から、一緒に歩く時はいつも私の右手は駿二の左手の中にあった。
これが私たちのポジション。
お互い逆の手だと落ち着かなくて、私はすぐ駿二の左側に移動していた。
少し不安そうで、でも真面目な顔をしてそう言われた。
「えっ?それお願いなの?」
「うん。」
「もしかして、今日やたら触ってきたりそわそわしたりしてたのって…」
「ずっとしたかったけど、礼ずっと喋ってんだもん。」
「あ、ごめん。」
「いい?」
「…うん、いいよ。」
そう言うと、30㎝くらい身長差がある駿二の顔が近づいてきた。
軽く唇に触れる優しいキスだった。
ものすごくドキドキした。
私自身ファーストキスではなかったけど、それ以上にドキドキした。
というか、今まで付き合った人は始めからディープな方をしてきたので、こんなに優しいキスは初めてだった。
ある意味ファーストキスだと思った。
私がドキドキで立ち止まっていると、恥ずかしいからかすぐ歩きだそうとする駿二。
だから今度は私がお願いした。
「ねぇ、お願いがあるんだけど。」
「何?」
「手繋いで?」
「いいよ。はい。」
前を行く駿二は、前を向いたまま後ろの私に手を差し出した。
この日から、一緒に歩く時はいつも私の右手は駿二の左手の中にあった。
これが私たちのポジション。
お互い逆の手だと落ち着かなくて、私はすぐ駿二の左側に移動していた。
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