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25.嫌な予感
しおりを挟むしばらくどうしようかとケータイとにらめっこしていたら、また鳴らずに履歴だけが残った。
駿二だ。
さすがに二度目はヤバいと思ったけど、電話する勇気はなくてメールにした。
『ごめん、今ひろチーと電話してた。』
着信拒否すると、相手にはプープーっと電話中みたいになる。
でもメールしたのは間違いだった。
そのあと駿二からすぐまた電話がかかってきた。
そりゃそうだ。
メールが来るってことは電話も終わったってこと。
なのに私はまだ着信拒否中。
『電話繋がらんけど、もしかして拒否してる?』
『してないよ!調子悪いんかな?電話じゃなくてメールじゃダメ?』
駿二に気づかれてしまった。
それでも私は電話で話すのが怖かった。
絶対いい話じゃない。
そう思っても、駿二はそれを許してはくれなかった。
そして、また履歴だけ残る。
もう無理だと、着信拒否を解除した。
--♪♪♪--
「…もしもし?」
「やっぱり着信拒否にしてただろ?」
「してないよ。ほんとに調子悪いだけだって。」
「…まぁいーや。礼も思うところがあるってことだろ?」
「え?」
「俺らちょっと距離置こう。」
「………」
「礼のこと好きかわからんくなってる。ちょっと考えたい。」
「………」
「礼、黙ってないでなんか言って。」
「…他に好きな人でも出来た?」
「いや、それはない。」
「じゃあなんで?」
「ごめん。礼のせいじゃない。勝手に俺の気持ちが冷めてきただけ。」
「…もういいよ。」
話すのが辛くなって、一方的に電話を切った。
でも駿二からかけ直してくることもなかった。
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