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26.抱えきれない
しおりを挟む駿二から距離を置きたいと言われて、初めてと言っていいくらい私にしては珍しく友達に頼りたくなった。
普段自分の悩みを人には絶対言わない。
悩みなんて結局自分で解決するしかないし、自分の負の感情を人に与えたくないと思っているから。
それは今でもそう思う。
でもこの時は頼らないと自分が支えられなかった。
どうにもこの現実を抱えきれなくなった私は、あっちゃんにメールした。
詳しいことは言わず、明日会って話したいと。
あっちゃんは察してくれたのか訳も聞かず、明日の朝話そうと言ってくれた。
駿二と電話した時間も遅かったので、明日のためにも寝なきゃいけなかったのに、なかなか眠れなかった。
“俺がどれだけ好きかわかる?俺もわからんくらいだし。”
卒業する前はそう言ってくれていたのに…
距離置くって、遠距離の時点で十分距離置いてるし、別れるためのワンクッションでしょ?
駿二から貰ったペンダントを握り締めて願ってもみた。
私の誕生日に二人で撮ったプリクラを見て、恋しい気持ちと切ない気持ちで苦しくなった。
でももう何をしても駿二の気持ちを取り戻せる気がしなくて、次から次へと涙が溢れた。
最後は疲れ果てたように、いつの間にか眠っていた。
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