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遭遇
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当日丹下と久米田は朝から撮影の準備をして目的地に向かうとメールがきた。
俺と聖は学校が終わり次第合流する流れだ。
「ほらハル早く!」
「そんな急いでも、まだ月が出てねーんだから焦らせるなよ!」
「何言ってるんだよ!もう日が暮れるそれまでには公園に行かないと間に合わないよ!」
学校から、現地までは公園を通り抜ければ近いのに何焦ってるんだ?と見ると聖は呆れた顔で
「ハルは着替えがあるんだよ!そんなに早く着替え出来ないと僕は思うよ?」
「はぁ?たかだかワンピースだろ?被ったら終わりだろ?」
「…やっぱり分かってない…ハルこのワンピース背中チャックだよ?ちゃんと出来る?」
「出来るに決まってるだろ!」
「それに、これに合わせた下着もちゃんと着けるんだよ?分かってる?」
「うっ!そんなの着けなくてもいいだろ?」
「ほら!やっぱり分かってない!このワンピースは下着とワンピースが上手く繋ぎ合って出来てるんだよ!だから!ちゃんとワンピース見なよって!言ったのに!」
「…嘘だろ?」
「この面倒臭い服を5、6分で着れるなら良いけど?遅刻でもしたら僕は知らないからね?」
「聖!走るぞ!」
「もう!何で僕まで!」
聖の文句を聞きながら公園まで走った。
そうこうしてると日が暮れて月が見えた。
「ほら、ハルさっさと着替えておいでよ、荷物は僕が持っててあげるから」
聖が手を差し出し俺の鞄を持った。
「あーうるせーな!分かってるってんだろ!」
その足でトイレに入ろうとすると
「ちょっと!何処行くのそっちじゃないだろ!こっちだろ!」
女子トイレを指さした。
「は!そっちは女子トイレだろうが!」
「何言ってるのハル今性別変わってるんだから男子トイレはダメでしょ!危ない!」
「無理に決まってるだろう!それに今誰も入ってないんだし良いだろ!」
「ダメに決まってるだろ!途中で誰か入ってきたらどうすんの?もうこんな事でグダグダしないで、さっさと着替えて来ないと時間が勿体ないよ!それに女子トイレ今人居なさそうだから早く!それとこれ着替!」
強く背中を押されバックを渡された。
「オイ!やめろ押すな!」
ここで押し問答していても時間が勿体ない実際今の俺は男だった時の様な力は無い…
この前丹下の機材運ぼうとして機材が持ち上がらなかった時は…凄いショックだった。
俺は仕方無く回りに人が居ないのを確認して今だかってないスピードでトイレに入り着替えをする為に個室に入りバックから着替えを取り出した。
「チャリン」
何か落ちた。
下を見るとブレスレットだった。
何だこれと思いながら手洗いでブレスレットを洗いポケットに仕舞い急いで服を着替えた。
そして急いでトイレから出ると
「あれ?結構早かったね?ちゃんと着れたみたいだねー!凄い!やれば出来るだねハルでも!」
恥を偲んで女子トイレ入ったのに
…いつか仕返しをしようと心に誓った。
ポケットからブレスレットを取り出すと
「あ!それ」
「これ何だよ?」
「それ着けてね」
「何でだよ」
「昨日母さんがばあちゃん家に行った時、なんかどっかのお土産で買ったらしいよ?お守りだって!」
「…なんかこれ女用じゃねーか?」
「ばあちゃんだからね…多分間違えて買っちゃったんじゃないの?ほらこれ僕の」
と手首に着いてる色違いのブレスレットを見せた。
「着けないとダメかこれ…」
「まぁハルが嫌なら着けなくてもいいけど…僕は知らないよ」
うちのババアに逆らえば、こっちの身がヤバイ!ババアのくせに黒帯で未だ現役の鬼だ。
「…着けるから…着けてくれ」
左手を出すと聖が、ため息をつきながら
「まぁ適当な所で切れた事にすれば、ばあちゃんだって文句は言わないでしょ?多分」
「ああ…」
それでも、しばらくは着けて無いと絞められそうだが…
「それじゃ荷物を駅のロッカーに仕舞おっかー」
「良いのか寄り道して」
「良いよ、まだ時間もあるし、それにこれ重いんだよ」
それもそうかと俺達は駅に向かった。
ゴソゴソとロッカーに荷物を押し込んで
「これでよし!じゃ、行こうか…」
と振り向き俺をジーと見て
「何だよ?」
「それにしても…その姿だと本当百合さんに良く似てるよね」
「何が言いたいんだよ聖」
睨むと首を傾げ
「いや、何も?行こう!丹下さん達待ってるよ!」
「分かってる!走れば…!」
聖を押し退けて早足で進むと急に強い風が
吹き前が見えなくて
「うわ!…痛て!」
と前から来た人とぶつかった拍子に髪の毛が相手の服に絡まってしまった。
「いてて!髪が!聖!」
「もう、何してるの!ハル!」
すると目の前から
「え?」
とその声に聞き覚えがあるような?
恐る恐る顔を上げると会長と目が合った。
「!」
「あれ?もしかして?」
慌てて
「違います!」
「え!会長?うそ!」
顔を背けると絡まった髪が引っ張られて痛い!
もう髪は痛いし聖も焦って役に立たない!
俺は覚悟を決めて!絡まった髪を勢いよく引っ張った。
すると
「ブチブチ!」
と嫌な音を立てて取れた。
そして急いで聖の手を掴み走った!
「行くぞ!」
「あ!ちょっと!」
と会長の声がしたが無視をして全力疾走をした。
「ハァハァ…もう…大丈夫かな」
後ろを振り返りながら
「追って来て無いよな?」
ゼェゼェと膝で息をしながら
「ハァハァ!…大丈夫そうだね…少し休憩しよう…疲れた!」
と合ったベンチに座った。
「何で、あんな所に会長居んだよー!ちくしょー!」
「あー絶対…僕達怪しかったよね!」
あの対応はまずかったが頭が回らね…
頭を抱えた聖が顔を上げて
「よし!一端これは保留にしようハル!それより早く行かないと!」
ああ、それもあったと頷き立ち上がると聖が
「それにしても…ハル髪の毛大丈夫?凄い音したよ?櫛は?あー!ロッカーだった、どうしょう…その頭は流石に酷いよ!」
「どうこうしようがねーだろ…」
「せめて髪解かさないと丹下さん怒るよ」
そこまでか?と髪を触ると
「いて!」
手に髪が引っ掛かって痛い
こんなんで丹下と久米田に会ったら何言われるか…聖が何度目かのため息を着いて
「…どっか美容院やってないかな?」
「時間いいのか?」
「遅刻とその髪どっちが怒られないかな?どう思う?ハル」
「…わかった。」
俺と聖は美容院を探した。
俺と聖は学校が終わり次第合流する流れだ。
「ほらハル早く!」
「そんな急いでも、まだ月が出てねーんだから焦らせるなよ!」
「何言ってるんだよ!もう日が暮れるそれまでには公園に行かないと間に合わないよ!」
学校から、現地までは公園を通り抜ければ近いのに何焦ってるんだ?と見ると聖は呆れた顔で
「ハルは着替えがあるんだよ!そんなに早く着替え出来ないと僕は思うよ?」
「はぁ?たかだかワンピースだろ?被ったら終わりだろ?」
「…やっぱり分かってない…ハルこのワンピース背中チャックだよ?ちゃんと出来る?」
「出来るに決まってるだろ!」
「それに、これに合わせた下着もちゃんと着けるんだよ?分かってる?」
「うっ!そんなの着けなくてもいいだろ?」
「ほら!やっぱり分かってない!このワンピースは下着とワンピースが上手く繋ぎ合って出来てるんだよ!だから!ちゃんとワンピース見なよって!言ったのに!」
「…嘘だろ?」
「この面倒臭い服を5、6分で着れるなら良いけど?遅刻でもしたら僕は知らないからね?」
「聖!走るぞ!」
「もう!何で僕まで!」
聖の文句を聞きながら公園まで走った。
そうこうしてると日が暮れて月が見えた。
「ほら、ハルさっさと着替えておいでよ、荷物は僕が持っててあげるから」
聖が手を差し出し俺の鞄を持った。
「あーうるせーな!分かってるってんだろ!」
その足でトイレに入ろうとすると
「ちょっと!何処行くのそっちじゃないだろ!こっちだろ!」
女子トイレを指さした。
「は!そっちは女子トイレだろうが!」
「何言ってるのハル今性別変わってるんだから男子トイレはダメでしょ!危ない!」
「無理に決まってるだろう!それに今誰も入ってないんだし良いだろ!」
「ダメに決まってるだろ!途中で誰か入ってきたらどうすんの?もうこんな事でグダグダしないで、さっさと着替えて来ないと時間が勿体ないよ!それに女子トイレ今人居なさそうだから早く!それとこれ着替!」
強く背中を押されバックを渡された。
「オイ!やめろ押すな!」
ここで押し問答していても時間が勿体ない実際今の俺は男だった時の様な力は無い…
この前丹下の機材運ぼうとして機材が持ち上がらなかった時は…凄いショックだった。
俺は仕方無く回りに人が居ないのを確認して今だかってないスピードでトイレに入り着替えをする為に個室に入りバックから着替えを取り出した。
「チャリン」
何か落ちた。
下を見るとブレスレットだった。
何だこれと思いながら手洗いでブレスレットを洗いポケットに仕舞い急いで服を着替えた。
そして急いでトイレから出ると
「あれ?結構早かったね?ちゃんと着れたみたいだねー!凄い!やれば出来るだねハルでも!」
恥を偲んで女子トイレ入ったのに
…いつか仕返しをしようと心に誓った。
ポケットからブレスレットを取り出すと
「あ!それ」
「これ何だよ?」
「それ着けてね」
「何でだよ」
「昨日母さんがばあちゃん家に行った時、なんかどっかのお土産で買ったらしいよ?お守りだって!」
「…なんかこれ女用じゃねーか?」
「ばあちゃんだからね…多分間違えて買っちゃったんじゃないの?ほらこれ僕の」
と手首に着いてる色違いのブレスレットを見せた。
「着けないとダメかこれ…」
「まぁハルが嫌なら着けなくてもいいけど…僕は知らないよ」
うちのババアに逆らえば、こっちの身がヤバイ!ババアのくせに黒帯で未だ現役の鬼だ。
「…着けるから…着けてくれ」
左手を出すと聖が、ため息をつきながら
「まぁ適当な所で切れた事にすれば、ばあちゃんだって文句は言わないでしょ?多分」
「ああ…」
それでも、しばらくは着けて無いと絞められそうだが…
「それじゃ荷物を駅のロッカーに仕舞おっかー」
「良いのか寄り道して」
「良いよ、まだ時間もあるし、それにこれ重いんだよ」
それもそうかと俺達は駅に向かった。
ゴソゴソとロッカーに荷物を押し込んで
「これでよし!じゃ、行こうか…」
と振り向き俺をジーと見て
「何だよ?」
「それにしても…その姿だと本当百合さんに良く似てるよね」
「何が言いたいんだよ聖」
睨むと首を傾げ
「いや、何も?行こう!丹下さん達待ってるよ!」
「分かってる!走れば…!」
聖を押し退けて早足で進むと急に強い風が
吹き前が見えなくて
「うわ!…痛て!」
と前から来た人とぶつかった拍子に髪の毛が相手の服に絡まってしまった。
「いてて!髪が!聖!」
「もう、何してるの!ハル!」
すると目の前から
「え?」
とその声に聞き覚えがあるような?
恐る恐る顔を上げると会長と目が合った。
「!」
「あれ?もしかして?」
慌てて
「違います!」
「え!会長?うそ!」
顔を背けると絡まった髪が引っ張られて痛い!
もう髪は痛いし聖も焦って役に立たない!
俺は覚悟を決めて!絡まった髪を勢いよく引っ張った。
すると
「ブチブチ!」
と嫌な音を立てて取れた。
そして急いで聖の手を掴み走った!
「行くぞ!」
「あ!ちょっと!」
と会長の声がしたが無視をして全力疾走をした。
「ハァハァ…もう…大丈夫かな」
後ろを振り返りながら
「追って来て無いよな?」
ゼェゼェと膝で息をしながら
「ハァハァ!…大丈夫そうだね…少し休憩しよう…疲れた!」
と合ったベンチに座った。
「何で、あんな所に会長居んだよー!ちくしょー!」
「あー絶対…僕達怪しかったよね!」
あの対応はまずかったが頭が回らね…
頭を抱えた聖が顔を上げて
「よし!一端これは保留にしようハル!それより早く行かないと!」
ああ、それもあったと頷き立ち上がると聖が
「それにしても…ハル髪の毛大丈夫?凄い音したよ?櫛は?あー!ロッカーだった、どうしょう…その頭は流石に酷いよ!」
「どうこうしようがねーだろ…」
「せめて髪解かさないと丹下さん怒るよ」
そこまでか?と髪を触ると
「いて!」
手に髪が引っ掛かって痛い
こんなんで丹下と久米田に会ったら何言われるか…聖が何度目かのため息を着いて
「…どっか美容院やってないかな?」
「時間いいのか?」
「遅刻とその髪どっちが怒られないかな?どう思う?ハル」
「…わかった。」
俺と聖は美容院を探した。
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