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居場所
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付いて行った先はボロい4階建てのマンションだった。
つかマンションであってんのかこれ?
「何かボロいな」
俺の言葉に聖が
「ハル!失礼だよ!すいません」
「ん?ああ良いよ本当の事だし、それに住んでるの私だけだしね」
こんだけボロいと
「立ち退きか?」
「違うよ、元は私の祖父の持ち物だったんだけど私が相続したんだ。私の部屋は一番上だよ」
外壁はボロボロだったけど中は綺麗にリフォームされて居た。
聖が階段を見上げて
「あの、もしかして階段なんですか?」
「そうだよ!がんばろうね!」
と男は慣れた様子で上がって行ってしまった。
俺はゲンナリしながら
「マジか…帰りたくなって来た。」
言うと聖が呆れた顔で
「その姿じゃ無理だよ」
「うるせー!分かってる!言ってみただけだ」
「なら良いけど?ほらハル置いて行くよ」
さっさと行ってしまった。
俺も聖の後に階段を上った。
「ゼェゼェ!」
「大丈夫ハル?凄く辛そうだけど?このぐらいの運動で?」
「うるせー!お前と一緒にすんな!それにこの体になってからすげー体が重いんだぞ!」
「へー?やっぱ男と女って違うんだ!ビックリだね!あんなに喧嘩する体力があるのに女の子になった途端ここまで体力無いなんて面白いね!」
聖を睨むとしまった!と顔をしたが文句を言う体力も無ねー!
男に戻ったら覚えてろよと心の中で呟いていると、いつの間にか4階に着いて居た。
「おー。ようやく来たね」
「……」
無言で返すと男が苦笑しながら
「慣れれば平気になるよ」
何で俺がと男を睨むと
「さあ私の部屋はこっち、そっちの部屋は空き部屋」
と言いポケットから鍵を取り出して鍵を開けて
「どうぞ?」
「うわ!ここ思ったより広いですねー!」
中に入ると思ったより広かった。
男が言うには元々このフロアには4つの部屋があったが狭かったから2部屋にして部屋を広くしたらしい
部屋のソファに座ると男は俺を見て
「改めてお礼を、助けてくれてありがとう。あ、そうだ自己紹介が、まだだったね私は丹下善行フォトグラファーやってるんだ。それで良かったら君達の名前教えて貰えるかな?」
聖を見ると頷き
「僕は芹沢聖です。ハル?」
聖は目で俺も自己紹介をしろと目で訴えて来た俺は渋々
「はぁ…俺は月城遥」
「成る程、よろしくね芹沢君にハル君だね!」
何で俺だけ名前なんだ!
「おい!何で俺だけ違うんだよ!」
文句を言うと丹下は
「そんな事よりさっきの事なんだけど…」
「!」
「本当に全部見てたんですね」
2人とも俺を無視して喋り始めやがった。
「ああ!本当ビックリしたよ!いきなり満月が雲から出てきたと思ったら!天使が舞い降りて来たのかと!綺麗だったなー!撮りたかった!」
俺は丹下の胸ぐらを掴み
「忘れろ!」
言うと聖が
「もー止めなよハル!そんな事しても何も解決しないだろ」
イラッと聖を睨み
「そもそも聖のせいだろうが!」
「え?そうだっけ?」
すっとぼけようとする聖に文句を言おうとすると男が
「一体何があったか聞いても良いかな?私に出来る事だったら協力するよ?」
俺は丹下を疑わしそうな顔で
「何が目的だ」
丹下は首を傾げ
「うーん、まぁ助けて貰ったお礼もあるんだけど…それに多少の下心があるんだ」
その言葉に聖の目が鋭くなった。
「丹下さん僕達未成年ですからね?」
「それは分かってるつもりだよ芹沢君」
「そうですか…それは何ですかって聞いても?確か丹下さんフォトグラファーって言ってましたよね?」
「もう分かってるんじゃないか、そうだよハル君、君には私の写真の被写体になって欲しい」
「はぁ?嫌に決まってるだろ」
「だ、そうですよ?丹下さん」
「まぁ、それはオイオイ話して行こうか!」
「おい!ちゃんと人の話を聞け!」
「それより君は、もっと大事な事があるだろ?今後それをどうするの?」
大事な事?なんだそれはと聖を見ると
「そうだよ!ハル!今後満月が来る度に女の子になるんだよ!それをどうやって隠すの!」
「ん?ああ、そんなの家に居ればいいだろう」
「百合さんにバレるけど?良いの?」
「!」
聖の言葉に詰まっていると
「だったら、ここはどうかな?まぁ別にこの部屋じゃなくてもこのフロアにもう1つ部屋があっただろ?その部屋を君達にあげるよ?悪い話じゃ無いだろう?」
どうと言われても…
「悪くは無いが…」
「それで?その見返りはハルのモデルですか?」
「ダメかな?モデル料も勿論払うよ」
俺としてはモデルなんてやりたくない!でも母さんに俺が女になったなんて絶対にばれたく無い!どうしたらと葛藤してると肩に手が置かれ
「ハル!モデル頑張ろうか!」
ふざけんな!コイツ寝返りやがった!
ベチっと聖の頭を叩いた。
俺達の居場所が出来た。
つかマンションであってんのかこれ?
「何かボロいな」
俺の言葉に聖が
「ハル!失礼だよ!すいません」
「ん?ああ良いよ本当の事だし、それに住んでるの私だけだしね」
こんだけボロいと
「立ち退きか?」
「違うよ、元は私の祖父の持ち物だったんだけど私が相続したんだ。私の部屋は一番上だよ」
外壁はボロボロだったけど中は綺麗にリフォームされて居た。
聖が階段を見上げて
「あの、もしかして階段なんですか?」
「そうだよ!がんばろうね!」
と男は慣れた様子で上がって行ってしまった。
俺はゲンナリしながら
「マジか…帰りたくなって来た。」
言うと聖が呆れた顔で
「その姿じゃ無理だよ」
「うるせー!分かってる!言ってみただけだ」
「なら良いけど?ほらハル置いて行くよ」
さっさと行ってしまった。
俺も聖の後に階段を上った。
「ゼェゼェ!」
「大丈夫ハル?凄く辛そうだけど?このぐらいの運動で?」
「うるせー!お前と一緒にすんな!それにこの体になってからすげー体が重いんだぞ!」
「へー?やっぱ男と女って違うんだ!ビックリだね!あんなに喧嘩する体力があるのに女の子になった途端ここまで体力無いなんて面白いね!」
聖を睨むとしまった!と顔をしたが文句を言う体力も無ねー!
男に戻ったら覚えてろよと心の中で呟いていると、いつの間にか4階に着いて居た。
「おー。ようやく来たね」
「……」
無言で返すと男が苦笑しながら
「慣れれば平気になるよ」
何で俺がと男を睨むと
「さあ私の部屋はこっち、そっちの部屋は空き部屋」
と言いポケットから鍵を取り出して鍵を開けて
「どうぞ?」
「うわ!ここ思ったより広いですねー!」
中に入ると思ったより広かった。
男が言うには元々このフロアには4つの部屋があったが狭かったから2部屋にして部屋を広くしたらしい
部屋のソファに座ると男は俺を見て
「改めてお礼を、助けてくれてありがとう。あ、そうだ自己紹介が、まだだったね私は丹下善行フォトグラファーやってるんだ。それで良かったら君達の名前教えて貰えるかな?」
聖を見ると頷き
「僕は芹沢聖です。ハル?」
聖は目で俺も自己紹介をしろと目で訴えて来た俺は渋々
「はぁ…俺は月城遥」
「成る程、よろしくね芹沢君にハル君だね!」
何で俺だけ名前なんだ!
「おい!何で俺だけ違うんだよ!」
文句を言うと丹下は
「そんな事よりさっきの事なんだけど…」
「!」
「本当に全部見てたんですね」
2人とも俺を無視して喋り始めやがった。
「ああ!本当ビックリしたよ!いきなり満月が雲から出てきたと思ったら!天使が舞い降りて来たのかと!綺麗だったなー!撮りたかった!」
俺は丹下の胸ぐらを掴み
「忘れろ!」
言うと聖が
「もー止めなよハル!そんな事しても何も解決しないだろ」
イラッと聖を睨み
「そもそも聖のせいだろうが!」
「え?そうだっけ?」
すっとぼけようとする聖に文句を言おうとすると男が
「一体何があったか聞いても良いかな?私に出来る事だったら協力するよ?」
俺は丹下を疑わしそうな顔で
「何が目的だ」
丹下は首を傾げ
「うーん、まぁ助けて貰ったお礼もあるんだけど…それに多少の下心があるんだ」
その言葉に聖の目が鋭くなった。
「丹下さん僕達未成年ですからね?」
「それは分かってるつもりだよ芹沢君」
「そうですか…それは何ですかって聞いても?確か丹下さんフォトグラファーって言ってましたよね?」
「もう分かってるんじゃないか、そうだよハル君、君には私の写真の被写体になって欲しい」
「はぁ?嫌に決まってるだろ」
「だ、そうですよ?丹下さん」
「まぁ、それはオイオイ話して行こうか!」
「おい!ちゃんと人の話を聞け!」
「それより君は、もっと大事な事があるだろ?今後それをどうするの?」
大事な事?なんだそれはと聖を見ると
「そうだよ!ハル!今後満月が来る度に女の子になるんだよ!それをどうやって隠すの!」
「ん?ああ、そんなの家に居ればいいだろう」
「百合さんにバレるけど?良いの?」
「!」
聖の言葉に詰まっていると
「だったら、ここはどうかな?まぁ別にこの部屋じゃなくてもこのフロアにもう1つ部屋があっただろ?その部屋を君達にあげるよ?悪い話じゃ無いだろう?」
どうと言われても…
「悪くは無いが…」
「それで?その見返りはハルのモデルですか?」
「ダメかな?モデル料も勿論払うよ」
俺としてはモデルなんてやりたくない!でも母さんに俺が女になったなんて絶対にばれたく無い!どうしたらと葛藤してると肩に手が置かれ
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ベチっと聖の頭を叩いた。
俺達の居場所が出来た。
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