当て馬にも、ワンチャンあってしかるべき!

紫蘇

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学園6年目

最後の冬休み ※微

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冬休みだ!

というわけで、俺はまたも終業式直後に殿下に担がれて特製馬車へ詰め込まれ、ウトウトしたり喘がされたりしながら王宮へ向かう。

「ん…っ、アル…」チュッ。
「どうした、ルース」ちゅ。
「王宮には、冬休みって、無いでしょ?」
「ああ…正月ぐらいだな」ちゅ、ちゅ…
「んん…っ、あ、冬休みも、最後か…」
「今までまともな冬休みなぞ有ったか?」
「あっ、ふ、そ、だね、無い…かも」

言われてみれば1年生の時からクリスマスパーティーしたり色々してたな…。
でもあの時のクリスマスツリーから神殿とご縁ができたんだから、考えてみるとスゴイ。

「長めの休みが取れるように、考えようよ」
「そうだな、視察ついでにはなるだろうが…
 さて、そろそろこっちに集中しろ、ルース」

きゅっと両方の乳首をつままれてビクンとなる。
軽いキスは唇を舐められたのをきっかけに深いものへと切り替わる。

「ん…ふ、アル…」
「ルース…もっとだ、足りない」
「んん…んちゅ…」

キスをしながらズボンを脱ぐ。
なんせ着換えがないから汚せない。
するとアルはキスを止め、俺の太腿へ頬を寄せる。

ずっと思ってたけど、アルって脚フェチだよな…

「ん…ふ、ね、アル、俺の脚、好きなの?」
「ああ…とても」

そして、腿の付け根の内側をつつかれる。

「ひゃっ」
「特にここのほくろの辺りが好みだ」
「えっ、そんなとこに…ん、あん」

俺も、幸せそうなアルを見るのは好きだ。
脚フェチくらいなら全然譲歩でき、る…んっ。

「ふぅ…あ、はぁ…ん」

ゆらゆらした気持ち良さに身を任せて吐息を漏らす。
俺の脚に唇を寄せてうっとりしているアルが言う。

「新年を迎えたら、初夜まであと2か月半だ。
 少しずつ準備をしていかないと…な」
「んん…そ、だね…アルの、おっきいし…」
「…大きい?」
「うん」
「…誰と比べて?」
「うん?」

あっ、や、いやん!!
急に何、あ、あっ、ああっーーー!

***


「…他の男のモノを見る機会でもあったのかと」
「家族以外の誰のを見るんですか!?
 あと俺のは別にちいさくないですからね!!」
「すまん」

なんということでしょう!
イチモツの大きさを褒めたはずの言葉が、むしろ「比べられるほど他の男のモノを見ていたのか…?」とアルを疑心暗鬼にさせてしまったのです……

謎過ぎ!!

「もうちょっと信頼してくださいよ!」
「う…うむ、信頼していないわけでは…ないが…
 その、風呂に腰布を巻くことを知らなかったり色々あったから、その…幼い頃に何か、そういう…
 …昔から可愛かったし、そういう悪戯をしてみたいと思う奴はいたかも…だろう?」
「は!?どこにですか!?
 大体俺を可愛いと思ってるのは殿下だけですからね!?」

俺は怒る。
それでもまだアルは言う。

「……でも」
「そりゃ多少物騒なことはありましたよ?
 うちは何の警備もなかったですし」
「やっぱりあったんじゃないか」
「でも、狙われてたのは俺じゃなくて兄さんたちだったから…
 俺はまだ、子ども産める歳じゃなかったし」
「……そうか」
「魔法攻撃を防ぐのに、結界も早めに覚えましたしね。
 だからまあ、それほどの事は無いんですよ」

それに、俺の家族は全員俺ぐらい魔法を使える。
みんな最低でも2属性は持ってるしね!
…まあ、今更言う事でも無いけど。


しかし、そろそろお腹も空いてきた。
もう結構な時間を休憩なしで走ってる気がする…

「アル、そろそろ御者さん交代じゃない?
 晩ごはんどうする?」
「ああ、それなんだがな。
 今年は特別に宿を取ってあるんだ」
「そうなの!?今の時期、高いんじゃないの?」
「ルースは俺を誰だと思ってるんだ?
 王子様だぞ」

アルはニヤリと笑ってそう言った。
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