64 / 218
【過去ばなし】チート魔術師とチャラ男令息
チート魔術師の過去 3
立派だが使い込まれた鎧を着た彼らは、魔物討伐にやってきた騎士たちだった。
俺たちはどうやら助かった…らしい。
この先の事を考えると、命があったからどうだという話になるかもしれないけれど。
一昨日街へ着いたばかりだという騎士団は、まず先遣隊をこの道へ向かわせたらしい。
そしてその先遣隊が途中で俺たちを見つけ、報告のために1人を街へ向かわせ、警護にこの2人を残した。
後の人間は俺たちの村へ向かったそうだ。
騎士たちは俺たちにパンを食わせながら、今後の計画を説明してくれた。
「本隊は先遣隊と合流する為にもうすぐここを通るはずだ。
報告に行ったやつに馬車を寄越してくれって頼んであるからさ、それが来たらみんなで乗ってさ、一旦君たちの村へ行こうぜ」
「……分かりました」
誰か1人でも生きていれば良いけれど、とは返せなかった。
子ども達に非情な現実を見せることになるだろうとは思ったけれど、それも必要な事なのかもしれない、とも思った。
「……」
地面を叩いた騎士は黙りこむ俺に、単に話を繋げる為なのか、昨今の国内事情を話し出した。
「各地方から『魔物の被害が増えている』と報告が相次いでな。だから急ぎ国中へ討伐隊が派遣される予定だったんだ」
「そうだったのですか」
「…だけど『まず地方の領主たちに任せるべきだ!』って、誰かさんが言い始めたんだよ」
「はあ、まあ言い分は分からなくも無いですね」
「だがそのことで、結果として、対応が後手後手になってしまった…。
魔物の数は膨れ上がり、我々は進む事もままならず、国土も討伐隊の被害も甚大になってしまった」
「そうですか…」
誰かがこの魔物の増殖を読み違えた。
いや、単に読み違えたのではなく、何か意図があったのかもしれない。
俺には今のところ、判別がつかないが。
「裕福な街や貴族は私兵を囲えるが、君たちのいた村ではそれも厳しかっただろう…」
は?厳しかっただと?
そんな事を思いつく余裕なんか無かったよ。
あの村を捨てて、全員で逃げる事すら思いつかなかったよ。
みんな、その日を生きるだけで精一杯で、先のことなんて考える余裕は無かったんだよ。
だから、人買いの甘言に乗せられて…
子どもたちの為に、子どもたちを売ったんだよ。
俺は腹が立った。
ムカムカして、何か言ってやらないと気が済まなくなって…そして、彼らに毒を吐いた。
「ええ、ここ数年は畑で採れる作物が不調で、いくら売っても金になりませんでしたしね」
一度考えた事を口に出したら、思考が滑り出した。
そうだ、前世でもそういう癖が…
話しながら思考をまとめる癖が、俺にはあった。
炭水化物を食って、ようやく回り始めた脳味噌が、言語を吐き出す。
「…だから、税金を払う為にいつも以上に量を売らなきゃならなくなって、食べる分すら買い叩かれて、仕方なく普段入らないような山奥へまで食べる物を探しに入って…」
生きる為に、食うものは村の中に無い。
村の周りにももう無い。
あるのは、いや、あるかもしれないのは、森の奥…
「そうやって、仕方なく、仕方なく、で魔物の縄張りを荒らした、だから魔物は、人を襲った。
そうして…」
俺の頭に、ふと「三毛別羆事件」という言葉が浮かんで、消えた。
「人肉の味を覚えた魔物は、次々に人を襲う、つまり、人間という、狩りやすい餌があることを学んで、食って、腹を満たし、そして……
数を増やした、の、かも、しれませんね」
村を襲えば、人も家畜も農作物も手に入る。
人間が食えない物も食える彼らには、貧しい村が最高の餌場に見えるに違いない。
だが、そうさせたのは結局、何だった?
無理な開拓、縄張りの侵蝕…それは…何故?
簡単な話じゃないか。
「結局は、魔物だけのせいでもないんでしょう」
「どういう事だ?」
「人間が欲をかきすぎたんですよ」
農地を拡げれば儲かる。
税金を集める側は。
「貧乏人に土地をやって無理にでも開拓させれば、そのまま放っておくより税金を取れますもんね?」
「…っ」
「それに、随分色々と買い叩かれましたが、それらを運んだ先では一体いくらで取引されていたんでしょうね?」
「…、君は」
「貧乏人を搾取し、さらなる貧困へ追い込んだ後、最後には魔物に喰わせて処分する。
それが一番金のかからない方法…つまり、儲かる方法というところですかね?」
「……」
「ですから、皆さんの到着が遅くなったからといって、領主様はお怒りになったりしませんよ。
むしろ喜んで下さるのでは?」
こんなところで彼らにこんな事を言うなんて、八つ当たりも良い所だろう。
それでも言わずにいられなかった。
騎士というのは、どちらかといえば搾取する側だと思ったからだ。
少なくとも子どもを売らなきゃならない程、困窮した事もないはずだしな。
俺は言うだけ言って黙った。
これで彼らがキレて俺を攻撃するなら、魔法で応戦してやるつもりで。
「…君は」
「……何です」
だが、またもや俺の想像は外れた。
あの、地面を叩いた騎士はこう言ったのだ。
「…君は、随分と賢いんだな」
だから俺は咄嗟に返した。
「見た目より多少長く生きてますから」
「……へえ」
嘘ではない。
この世界に生まれてからは10年も経っていないが、前世を含めれば60年程度の人生経験と知識がある。
ちょっと軽口な騎士が聞いた。
「じゃあお前、いくつなんだ?」
「今、いくつに見えます?」
「俺がお前に聞いてるんだけど?」
「貴方の予想の2倍は生きてますよ」
すると、地面を叩いた方の騎士が言った。
「なるほど、10歳…か」
…俺が5歳程度に見えたのか、それとも実際の年齢を聞き出す為のブラフだったのかは分からない。
だから俺はこう言ったんだ。
「多分、貴方より年上ですよ?」
…と。
俺たちはどうやら助かった…らしい。
この先の事を考えると、命があったからどうだという話になるかもしれないけれど。
一昨日街へ着いたばかりだという騎士団は、まず先遣隊をこの道へ向かわせたらしい。
そしてその先遣隊が途中で俺たちを見つけ、報告のために1人を街へ向かわせ、警護にこの2人を残した。
後の人間は俺たちの村へ向かったそうだ。
騎士たちは俺たちにパンを食わせながら、今後の計画を説明してくれた。
「本隊は先遣隊と合流する為にもうすぐここを通るはずだ。
報告に行ったやつに馬車を寄越してくれって頼んであるからさ、それが来たらみんなで乗ってさ、一旦君たちの村へ行こうぜ」
「……分かりました」
誰か1人でも生きていれば良いけれど、とは返せなかった。
子ども達に非情な現実を見せることになるだろうとは思ったけれど、それも必要な事なのかもしれない、とも思った。
「……」
地面を叩いた騎士は黙りこむ俺に、単に話を繋げる為なのか、昨今の国内事情を話し出した。
「各地方から『魔物の被害が増えている』と報告が相次いでな。だから急ぎ国中へ討伐隊が派遣される予定だったんだ」
「そうだったのですか」
「…だけど『まず地方の領主たちに任せるべきだ!』って、誰かさんが言い始めたんだよ」
「はあ、まあ言い分は分からなくも無いですね」
「だがそのことで、結果として、対応が後手後手になってしまった…。
魔物の数は膨れ上がり、我々は進む事もままならず、国土も討伐隊の被害も甚大になってしまった」
「そうですか…」
誰かがこの魔物の増殖を読み違えた。
いや、単に読み違えたのではなく、何か意図があったのかもしれない。
俺には今のところ、判別がつかないが。
「裕福な街や貴族は私兵を囲えるが、君たちのいた村ではそれも厳しかっただろう…」
は?厳しかっただと?
そんな事を思いつく余裕なんか無かったよ。
あの村を捨てて、全員で逃げる事すら思いつかなかったよ。
みんな、その日を生きるだけで精一杯で、先のことなんて考える余裕は無かったんだよ。
だから、人買いの甘言に乗せられて…
子どもたちの為に、子どもたちを売ったんだよ。
俺は腹が立った。
ムカムカして、何か言ってやらないと気が済まなくなって…そして、彼らに毒を吐いた。
「ええ、ここ数年は畑で採れる作物が不調で、いくら売っても金になりませんでしたしね」
一度考えた事を口に出したら、思考が滑り出した。
そうだ、前世でもそういう癖が…
話しながら思考をまとめる癖が、俺にはあった。
炭水化物を食って、ようやく回り始めた脳味噌が、言語を吐き出す。
「…だから、税金を払う為にいつも以上に量を売らなきゃならなくなって、食べる分すら買い叩かれて、仕方なく普段入らないような山奥へまで食べる物を探しに入って…」
生きる為に、食うものは村の中に無い。
村の周りにももう無い。
あるのは、いや、あるかもしれないのは、森の奥…
「そうやって、仕方なく、仕方なく、で魔物の縄張りを荒らした、だから魔物は、人を襲った。
そうして…」
俺の頭に、ふと「三毛別羆事件」という言葉が浮かんで、消えた。
「人肉の味を覚えた魔物は、次々に人を襲う、つまり、人間という、狩りやすい餌があることを学んで、食って、腹を満たし、そして……
数を増やした、の、かも、しれませんね」
村を襲えば、人も家畜も農作物も手に入る。
人間が食えない物も食える彼らには、貧しい村が最高の餌場に見えるに違いない。
だが、そうさせたのは結局、何だった?
無理な開拓、縄張りの侵蝕…それは…何故?
簡単な話じゃないか。
「結局は、魔物だけのせいでもないんでしょう」
「どういう事だ?」
「人間が欲をかきすぎたんですよ」
農地を拡げれば儲かる。
税金を集める側は。
「貧乏人に土地をやって無理にでも開拓させれば、そのまま放っておくより税金を取れますもんね?」
「…っ」
「それに、随分色々と買い叩かれましたが、それらを運んだ先では一体いくらで取引されていたんでしょうね?」
「…、君は」
「貧乏人を搾取し、さらなる貧困へ追い込んだ後、最後には魔物に喰わせて処分する。
それが一番金のかからない方法…つまり、儲かる方法というところですかね?」
「……」
「ですから、皆さんの到着が遅くなったからといって、領主様はお怒りになったりしませんよ。
むしろ喜んで下さるのでは?」
こんなところで彼らにこんな事を言うなんて、八つ当たりも良い所だろう。
それでも言わずにいられなかった。
騎士というのは、どちらかといえば搾取する側だと思ったからだ。
少なくとも子どもを売らなきゃならない程、困窮した事もないはずだしな。
俺は言うだけ言って黙った。
これで彼らがキレて俺を攻撃するなら、魔法で応戦してやるつもりで。
「…君は」
「……何です」
だが、またもや俺の想像は外れた。
あの、地面を叩いた騎士はこう言ったのだ。
「…君は、随分と賢いんだな」
だから俺は咄嗟に返した。
「見た目より多少長く生きてますから」
「……へえ」
嘘ではない。
この世界に生まれてからは10年も経っていないが、前世を含めれば60年程度の人生経験と知識がある。
ちょっと軽口な騎士が聞いた。
「じゃあお前、いくつなんだ?」
「今、いくつに見えます?」
「俺がお前に聞いてるんだけど?」
「貴方の予想の2倍は生きてますよ」
すると、地面を叩いた方の騎士が言った。
「なるほど、10歳…か」
…俺が5歳程度に見えたのか、それとも実際の年齢を聞き出す為のブラフだったのかは分からない。
だから俺はこう言ったんだ。
「多分、貴方より年上ですよ?」
…と。
あなたにおすすめの小説
秘匿された第十王子は悪態をつく
なこ
BL
ユーリアス帝国には十人の王子が存在する。
第一、第二、第三と王子が産まれるたびに国は湧いたが、第五、六と続くにつれ存在感は薄れ、第十までくるとその興味関心を得られることはほとんどなくなっていた。
第十王子の姿を知る者はほとんどいない。
後宮の奥深く、ひっそりと囲われていることを知る者はほんの一握り。
秘匿された第十王子のノア。黒髪、薄紫色の瞳、いわゆる綺麗可愛(きれかわ)。
ノアの護衛ユリウス。黒みかがった茶色の短髪、寡黙で堅物。塩顔。
少しずつユリウスへ想いを募らせるノアと、頑なにそれを否定するユリウス。
ノアが秘匿される理由。
十人の妃。
ユリウスを知る渡り人のマホ。
二人が想いを通じ合わせるまでの、長い話しです。
虚ろな檻と翡翠の魔石
篠雨
BL
「本来の寿命まで、悪役の身体に入ってやり過ごしてよ」
不慮の事故で死んだ僕は、いい加減な神様の身勝手な都合により、異世界の悪役・レリルの器へ転生させられてしまう。
待っていたのは、一生を塔で過ごし、魔力を搾取され続ける孤独な日々。だが、僕を管理する強面の辺境伯・ヨハンが運んでくる薪や食事、そして不器用な優しさが、凍てついた僕の心を次第に溶かしていく。
しかし、穏やかな時間は長くは続かない。魔力を捧げるたびに脳内に流れ込む本物のレリルの記憶と領地を襲う未曾有の魔物の群れ。
「僕が、この場所と彼を守る方法はこれしかない」
記憶に翻弄され頭は混乱する中、魔石化するという残酷な決断を下そうとするが――。
転生したら、主人公の宿敵(でも俺の推し)の側近でした
リリーブルー
BL
「しごとより、いのち」厚労省の過労死等防止対策のスローガンです。過労死をゼロにし、健康で充実して働き続けることのできる社会へ。この小説の主人公は、仕事依存で過労死し異世界転生します。
仕事依存だった主人公(20代社畜)は、過労で倒れた拍子に異世界へ転生。目を覚ますと、そこは剣と魔法の世界——。愛読していた小説のラスボス貴族、すなわち原作主人公の宿敵(ライバル)レオナルト公爵に仕える側近の美青年貴族・シリル(20代)になっていた!
原作小説では悪役のレオナルト公爵。でも主人公はレオナルトに感情移入して読んでおり彼が推しだった! なので嬉しい!
だが問題は、そのラスボス貴族・レオナルト公爵(30代)が、物語の中では原作主人公にとっての宿敵ゆえに、原作小説では彼の冷酷な策略によって国家間の戦争へと突き進み、最終的にレオナルトと側近のシリルは処刑される運命だったことだ。
「俺、このままだと死ぬやつじゃん……」
死を回避するために、主人公、すなわち転生先の新しいシリルは、レオナルト公爵の信頼を得て歴史を変えようと決意。しかし、レオナルトは原作とは違い、どこか寂しげで孤独を抱えている様子。さらに、主人公が意外な才覚を発揮するたびに、公爵の態度が甘くなり、なぜか距離が近くなっていく。主人公は気づく。レオナルト公爵が悪に染まる原因は、彼の孤独と裏切られ続けた過去にあるのではないかと。そして彼を救おうと奔走するが、それは同時に、公爵からの執着を招くことになり——!?
原作主人公ラセル王太子も出てきて話は複雑に!
見どころ
・転生
・主従
・推しである原作悪役に溺愛される
・前世の経験と知識を活かす
・政治的な駆け引きとバトル要素(少し)
・ダークヒーロー(攻め)の変化(冷酷な公爵が愛を知り、主人公に執着・溺愛する過程)
・黒猫もふもふ
番外編では。
・もふもふ獣人化
・切ない裏側
・少年時代
などなど
最初は、推しの信頼を得るために、ほのぼの日常スローライフ、かわいい黒猫が出てきます。中盤にバトルがあって、解決、という流れ。後日譚は、ほのぼのに戻るかも。本編は完結しましたが、後日譚や番外編、ifルートなど、続々更新中。
5回も婚約破棄されたんで、もう関わりたくありません
くるむ
BL
進化により男も子を産め、同性婚が当たり前となった世界で、
ノエル・モンゴメリー侯爵令息はルーク・クラーク公爵令息と婚約するが、本命の伯爵令嬢を諦められないからと破棄をされてしまう。その後辛い日々を送り若くして死んでしまうが、なぜかいつも婚約破棄をされる朝に巻き戻ってしまう。しかも5回も。
だが6回目に巻き戻った時、婚約破棄当時ではなく、ルークと婚約する前まで巻き戻っていた。
今度こそ、自分が不幸になる切っ掛けとなるルークに近づかないようにと決意するノエルだが……。
【本編完結済】巣作り出来ないΩくん
こうらい ゆあ
BL
発情期事故で初恋の人とは番になれた。番になったはずなのに、彼は僕を愛してはくれない。
悲しくて寂しい日々もある日終わりを告げる。
心も体も壊れた僕を助けてくれたのは、『運命の番』だと言う彼で…
【完結】第三王子、ただいま輸送中。理由は多分、大臣です
ナポ
BL
ラクス王子、目覚めたら馬車の中。
理由は不明、手紙一通とパン一個。
どうやら「王宮の空気を乱したため、左遷」だそうです。
そんな理由でいいのか!?
でもなぜか辺境での暮らしが思いのほか快適!
自由だし、食事は美味しいし、うるさい兄たちもいない!
……と思いきや、襲撃事件に巻き込まれたり、何かの教祖にされたり、ドタバタと騒がしい!!
転生したら嫌われ者No.01のザコキャラだった 〜引き篭もりニートは落ちぶれ王族に転生しました〜
隍沸喰(隍沸かゆ)
BL
引き篭もりニートの俺は大人にも子供にも人気の話題のゲーム『WoRLD oF SHiSUTo』の次回作を遂に手に入れたが、その直後に死亡してしまった。
目覚めたらその世界で最も嫌われ、前世でも嫌われ続けていたあの落ちぶれた元王族《ヴァントリア・オルテイル》になっていた。
同じ檻に入っていた子供を看病したのに殺されかけ、王である兄には冷たくされ…………それでもめげずに頑張ります!
俺を襲ったことで連れて行かれた子供を助けるために、まずは脱獄からだ!
重複投稿:小説家になろう(ムーンライトノベルズ)
注意:
残酷な描写あり
表紙は力不足な自作イラスト
誤字脱字が多いです!
お気に入り・感想ありがとうございます。
皆さんありがとうございました!
BLランキング1位(2021/8/1 20:02)
HOTランキング15位(2021/8/1 20:02)
他サイト日間BLランキング2位(2019/2/21 20:00)
ツンデレ、執着キャラ、おバカ主人公、魔法、主人公嫌われ→愛されです。
いらないと思いますが感想・ファンアート?などのSNSタグは #嫌01 です。私も宣伝や時々描くイラストに使っています。利用していただいて構いません!
[離婚宣告]平凡オメガは結婚式当日にアルファから離婚されたのに反撃できません
月歌(ツキウタ)
BL
結婚式の当日に平凡オメガはアルファから離婚を切り出された。お色直しの衣装係がアルファの運命の番だったから、離婚してくれって酷くない?
☆表紙絵
AIピカソとAIイラストメーカーで作成しました。