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乙夜家の長男
猫
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佐伯家の朝は、夜の気配がまだ色濃く残る中、杳が務めに立つことから始まる。
いつも通り杳を見送り食事の準備を済ませた後、及己は庭箒を手に取った。これもまた、この家に流れる静かな日課の一つだ。
掃き清められた庭の植え込みの影が、ようやく自分の足元まで短くなった頃。母屋の前に一つの影が立った。
「――佐伯の番犬が異形と聞いていたが。おまえ、魔族か」
不意にかけられた声に、及己はゆっくりと顔を上げた。門前に立っていたのは一人の少年だった。
修行僧のような簡素な衣を纏い、年の頃は杳と同じか、やや上に見える。だが、その佇まいには年齢にそぐわぬ落ち着きと、刺すような鋭さが同居している。
「人間の口から、直接『魔族』と言われたのは初めてだ」
及己は庭箒を動かす手を止めずに答える。
金の瞳が値踏みするように少年を捉えた。
「魔族風情が、こんなところで何をしている」
「朝の庭掃き」
「ふざけるな」
「真面目だ。……なんだ、魔族に何か思うところでもあるのか」
「おまえたち魔族は人間にとって害悪だと聞いている。異国の過去の大戦で、多くの人の国を滅ぼしたとも」
「……『聞いた』、ね」
及己の声にわずかな侮蔑が滲む。
「情報だけで嫌悪を示すか。浅はかな奴め」
「伝承のようなものならそうかもしれないがな。生憎、かなり正確な情報だ」
少年は、ふっと口元を歪めた。
「こいつに聞いた」
その背後で黒いもやがゆらりと立ち上る。やがてもやは輪郭を得て――一匹の小柄な獣の姿をとった。
少年の肩に乗る、爛々と輝く二つの翠玉の瞳、黒い毛並み。
――猫。
その姿を視界に捉え、緑の瞳と目が合った瞬間、及己の全身から血の気が引いた。
心臓を氷の手で鷲掴みにされたかのように、思考が硬直する。
庭箒を取り落としそうになるのをかろうじて堪えた。一歩、後ずさりかけた足を必死にその場へ縫い付ける。
侵入者だ。
しかも、明確な敵意を帯びている。
――ここで退くわけには、いかない。
「そ、そいつは……なんだ……」
震えを押し殺したつもりの声は、自分でも情けないほど上ずっていた。
「俺の使役獣だ」
「し、使役獣……? そいつはそんなもんじゃないだろ! おまえどうやってその人間に取り入った!?」
問いかけは完全に猫へ向けられていた。黒猫は喉の奥で低く唸り、威嚇の声を漏らす。
「フシャーッ!!」
「おまえ喋れるだろ……! 猫ぶるな……!!」
及己の心の底からの叫びが、静かな朝の空気に響き渡った。
そのあまりにも奇妙な応酬の最中に、杳が帰ってきた。
「………なんだ?」
務めを終えた身体に染みついた疲労も忘れ、目の前の光景に眉を顰める。
ふと、少年の姿に気づき、驚いたように名を呼んだ。
「あ……尚《ヒサシ》か?」
「乙夜《イツヤ》家の長男の尚だ。正月の挨拶くらいでしか会わないけど」
母屋の客間。三つの湯呑みが並ぶ卓を挟み、杳は及己にそう紹介した。
「乙夜……? あの、代替わりしたら鬼鎮めをしてやるとか言っていた、不遜な家の……」
「そう。あの家の長男が、こいつ」
「……あれの子か。確かに不遜な奴だな」
「そうそう」
「嫌な紹介の仕方をすんじゃねえよ。一応、親父の非礼を詫びに来たんだぞ」
適当な紹介に、尚は苦虫を噛み潰したような顔で言い返した。
「……どうした、及己」
そこでようやく、杳は及己の異変に気づいた。
いつもは泰然としている友人が明らかに精彩を欠き、視線が落ち着きなく揺れている。
及己が震える指先で尚の背後を指さした。
「あれ……」
「ああ、これか?」
尚は気安く背後の猫を抱き上げ、ひょいと持ち上げる。
「いや、出すな!」
及己が悲鳴に近い声を上げた。
「いや、指差しただろ」
「違う、そうじゃない!」
差し出された猫を前に、及己は本気で怯えている。
その見たこともない姿に、杳は言葉を失い改めて猫を見る。猫は直感で異形だとわかった。魂の形を視る要領で意識を沈めると、文字の渦がそこに見えた。
「……文字が見えるってことは、『本に封印された者』……? でも、縛りの言葉がない……?」
その反応に、及己はかろうじて思考を取り戻した。
「……あいつは『本に封印された者』じゃない。『本から生まれたモノ』だ」
「本から……生まれた?」
「人の妄執が力を持ち具現化したものだ。おまえたちなら式神や形代のようなもの、と言った方がわかりやすいかも」
猫から必死に視線を背けながら、及己は早口で続ける。
「そして、そいつは……かつて殺され、弔われることもなく捨てられた猫たちの恨みが、いつか人間に復讐しに来るんじゃないか、という……妄執が生み出したものだ」
尚は腕を組み及己と猫を交互に見ながら黙って聞いていた。
杳は、そこで一つの可能性に行き当たる。
「化け猫、みたいなものか」
「バケネコ……? なんだ、それ」
「伝承にある猫の妖怪だよ。人への恨みで化けて、死体を操ったり、食った人に成り代わったりする」
「だめだろ、それ……!」
及己が明らかに狼狽し始めた。
「カスパルの方がまだマシだ……! あれは基本、火を守る家の守護霊で……破滅を招くこともあるが、それは家が悪いことをした時で……悪いことがあってもカスパルが悪いってより、家が悪いからだってことになっ…て……」
普段からは考えられないほど、早口で知識を吐き出す。内心の恐慌を誤魔化そうとしている気配すらある。
その完全に取り乱した様子に、尚が直球を投げる。
「さっきから思ってたけど……おまえ、猫嫌いなのか?」
及己は、ぐっと口をつぐむ。
杳は小さく肩を震わせ必死に目を合わせない及己と、悪びれもせず佇む猫を何度も見比べ、ようやく理解した。
「おまえにも苦手なものがあったのか……」
及己は何も言い返せず、数呼吸置いてから、苦々しく頷いた。
そこへ、尚が追い打ちをかける。
「猫顔なのにな」
――空気が、凍った。
「――言 っ て は い け な い こ と を 言 っ た な」
地を這うような低い声。
「気にしてるのに……!!」
立ち上がった及己の全身から、これまで感じたことのない純粋な怒りの気配が立ち上る。
「及己、落ち着け!」
「尚、おまえも煽るな!」
殺気を放ち始める及己と、なおも面白がる尚の間に杳が必死に割って入った。
「そもそも、なんでそんなのがおまえのそばにいるんだ!」
及己が尚から猫を引き剥がさんばかりの勢いで問い詰める。尚は、少しだけ気まずそうに視線を逸らした。
いつも通り杳を見送り食事の準備を済ませた後、及己は庭箒を手に取った。これもまた、この家に流れる静かな日課の一つだ。
掃き清められた庭の植え込みの影が、ようやく自分の足元まで短くなった頃。母屋の前に一つの影が立った。
「――佐伯の番犬が異形と聞いていたが。おまえ、魔族か」
不意にかけられた声に、及己はゆっくりと顔を上げた。門前に立っていたのは一人の少年だった。
修行僧のような簡素な衣を纏い、年の頃は杳と同じか、やや上に見える。だが、その佇まいには年齢にそぐわぬ落ち着きと、刺すような鋭さが同居している。
「人間の口から、直接『魔族』と言われたのは初めてだ」
及己は庭箒を動かす手を止めずに答える。
金の瞳が値踏みするように少年を捉えた。
「魔族風情が、こんなところで何をしている」
「朝の庭掃き」
「ふざけるな」
「真面目だ。……なんだ、魔族に何か思うところでもあるのか」
「おまえたち魔族は人間にとって害悪だと聞いている。異国の過去の大戦で、多くの人の国を滅ぼしたとも」
「……『聞いた』、ね」
及己の声にわずかな侮蔑が滲む。
「情報だけで嫌悪を示すか。浅はかな奴め」
「伝承のようなものならそうかもしれないがな。生憎、かなり正確な情報だ」
少年は、ふっと口元を歪めた。
「こいつに聞いた」
その背後で黒いもやがゆらりと立ち上る。やがてもやは輪郭を得て――一匹の小柄な獣の姿をとった。
少年の肩に乗る、爛々と輝く二つの翠玉の瞳、黒い毛並み。
――猫。
その姿を視界に捉え、緑の瞳と目が合った瞬間、及己の全身から血の気が引いた。
心臓を氷の手で鷲掴みにされたかのように、思考が硬直する。
庭箒を取り落としそうになるのをかろうじて堪えた。一歩、後ずさりかけた足を必死にその場へ縫い付ける。
侵入者だ。
しかも、明確な敵意を帯びている。
――ここで退くわけには、いかない。
「そ、そいつは……なんだ……」
震えを押し殺したつもりの声は、自分でも情けないほど上ずっていた。
「俺の使役獣だ」
「し、使役獣……? そいつはそんなもんじゃないだろ! おまえどうやってその人間に取り入った!?」
問いかけは完全に猫へ向けられていた。黒猫は喉の奥で低く唸り、威嚇の声を漏らす。
「フシャーッ!!」
「おまえ喋れるだろ……! 猫ぶるな……!!」
及己の心の底からの叫びが、静かな朝の空気に響き渡った。
そのあまりにも奇妙な応酬の最中に、杳が帰ってきた。
「………なんだ?」
務めを終えた身体に染みついた疲労も忘れ、目の前の光景に眉を顰める。
ふと、少年の姿に気づき、驚いたように名を呼んだ。
「あ……尚《ヒサシ》か?」
「乙夜《イツヤ》家の長男の尚だ。正月の挨拶くらいでしか会わないけど」
母屋の客間。三つの湯呑みが並ぶ卓を挟み、杳は及己にそう紹介した。
「乙夜……? あの、代替わりしたら鬼鎮めをしてやるとか言っていた、不遜な家の……」
「そう。あの家の長男が、こいつ」
「……あれの子か。確かに不遜な奴だな」
「そうそう」
「嫌な紹介の仕方をすんじゃねえよ。一応、親父の非礼を詫びに来たんだぞ」
適当な紹介に、尚は苦虫を噛み潰したような顔で言い返した。
「……どうした、及己」
そこでようやく、杳は及己の異変に気づいた。
いつもは泰然としている友人が明らかに精彩を欠き、視線が落ち着きなく揺れている。
及己が震える指先で尚の背後を指さした。
「あれ……」
「ああ、これか?」
尚は気安く背後の猫を抱き上げ、ひょいと持ち上げる。
「いや、出すな!」
及己が悲鳴に近い声を上げた。
「いや、指差しただろ」
「違う、そうじゃない!」
差し出された猫を前に、及己は本気で怯えている。
その見たこともない姿に、杳は言葉を失い改めて猫を見る。猫は直感で異形だとわかった。魂の形を視る要領で意識を沈めると、文字の渦がそこに見えた。
「……文字が見えるってことは、『本に封印された者』……? でも、縛りの言葉がない……?」
その反応に、及己はかろうじて思考を取り戻した。
「……あいつは『本に封印された者』じゃない。『本から生まれたモノ』だ」
「本から……生まれた?」
「人の妄執が力を持ち具現化したものだ。おまえたちなら式神や形代のようなもの、と言った方がわかりやすいかも」
猫から必死に視線を背けながら、及己は早口で続ける。
「そして、そいつは……かつて殺され、弔われることもなく捨てられた猫たちの恨みが、いつか人間に復讐しに来るんじゃないか、という……妄執が生み出したものだ」
尚は腕を組み及己と猫を交互に見ながら黙って聞いていた。
杳は、そこで一つの可能性に行き当たる。
「化け猫、みたいなものか」
「バケネコ……? なんだ、それ」
「伝承にある猫の妖怪だよ。人への恨みで化けて、死体を操ったり、食った人に成り代わったりする」
「だめだろ、それ……!」
及己が明らかに狼狽し始めた。
「カスパルの方がまだマシだ……! あれは基本、火を守る家の守護霊で……破滅を招くこともあるが、それは家が悪いことをした時で……悪いことがあってもカスパルが悪いってより、家が悪いからだってことになっ…て……」
普段からは考えられないほど、早口で知識を吐き出す。内心の恐慌を誤魔化そうとしている気配すらある。
その完全に取り乱した様子に、尚が直球を投げる。
「さっきから思ってたけど……おまえ、猫嫌いなのか?」
及己は、ぐっと口をつぐむ。
杳は小さく肩を震わせ必死に目を合わせない及己と、悪びれもせず佇む猫を何度も見比べ、ようやく理解した。
「おまえにも苦手なものがあったのか……」
及己は何も言い返せず、数呼吸置いてから、苦々しく頷いた。
そこへ、尚が追い打ちをかける。
「猫顔なのにな」
――空気が、凍った。
「――言 っ て は い け な い こ と を 言 っ た な」
地を這うような低い声。
「気にしてるのに……!!」
立ち上がった及己の全身から、これまで感じたことのない純粋な怒りの気配が立ち上る。
「及己、落ち着け!」
「尚、おまえも煽るな!」
殺気を放ち始める及己と、なおも面白がる尚の間に杳が必死に割って入った。
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