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お返事だけは一人前
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「つまり、二人がシロとクロってこと?」
「うん! 私がシロだよ!」
「私が……クロ」
向かい合ってソファに座る少女たち。
うち隣り合って座る対照的な髪の毛をした二人の少女は全裸だ。
素っ裸。ヌード。一糸まとわぬ、生まれたままの姿。
一応美乃里からタオルを渡されているが、何に使うのか分からず脇に追いやられている。
もともと仔猫だから服を着る文化がないのだ。全裸でも仕方がない。
つまり、おっぱいも、おへそも、腋も、脚も、そしてなによりも大事な蕾が。丸見えの状態で座っていた。
「気づいたら人間になってた……と?」
「そうだよ!」
「うん。お昼寝して起きたら……」
猫耳やしっぽはついていない様だが、その姿性格はシロとクロに瓜二つだった。
元気で活発な女の子、シロ。
物静かでおとなしい女の子、クロ。
よくよく観察してみると、シロのおっぱいは大きく、クロのおっぱいは控え目だった。
2匹…………二人ともスラッとして、腕や脚は細く、シロは鍛えられているような、クロはぷにぷにで柔らかそうな印象がある手足だ。
いつも家でシロが活発に遊び回っていて、クロが軽くじゃれる程度ということも理由の一つだろう。
ひとまず美乃里は色々と二人に質問し、とりあえず様子を見よう、という結論になった。
「ごはんどうしよう……。お米1人分しか炊いてない……」
まさか二人も暮らす人が増えるとは思ってもいなかったので、自動で炊かれるように外出前に予約しておいた炊飯器の中のお米は一人分。
そしてお肉料理に簡単なおかずと味噌汁をつくる材料。典型的な日本の夕食の食卓であった。
「仕方ない。コンビニに行こうか」
「こんびに!? なにそれ!」
「気になる……」
美乃里の呟きに即座に反応するシロとクロ。二人は猫の姿であった時も、美乃里が何かをしようとするとすぐ、追いかけてきていた。
「……三人で行こっか」
「やった~!」
「ありがとう」
美乃里が決断した途端、玄関に向かって走りだすシロとクロ。
…………もちろん全裸のままである。
「ちょ、ちょっとまって! ストップ、ストーップ!! 一回戻ってきてぇ!」
苦労させながら服を着せ、美乃里の家から最も近いコンビニに向かう三人。美乃里が真ん中、シロとクロが両脇について、手をつないでお散歩気分だ。
…………実際は、人間になって見え方が違う街を探検しようと、勝手に走って迷子になりそうになったところを引き留めておこうとした策なのだが。
「人間のお洋服、重くて暑いの……」
「不便……」
「人間社会では服を着ないといけないの! ……家では脱いでていいから外に出るときは必ず服を着ること!」
「裸の方が楽なのにね」
「裸の方が身軽なのに」
どうやら洋服は元猫たちには不評らしい。
ちゃっかり家では全裸で良いと言う美乃里。策士である。
三人はそのままコンビニで夕食を買い、家に帰るとすぐ食べ始めた。日はもうとっくの前に沈み、美乃里の本来の夕食の時間よりも遅い。
「…………明日は土曜日だし、この子達の面倒を見なきゃだから、一日くらい勉強しなくても大丈夫よね」
「べんきょー? 美乃里ちゃんべんきょーするの?」
「遊んで……くれないの?」
美乃里の言葉に、目をうるうるさせながら下からじっと見つめてくるシロとクロに、美乃里はきゅんっ♪ とときめく。
「うっ、上目遣い可愛いっ……♪ 今日は遊んであげるから、まずお風呂に入りましょう」
「やった~! お風呂!」
「あったかくて、気持ちいよね」
食べた物を片付け、タオルと着替えを準備する美乃里を脇目に脱衣室へダッシュする二人。
ちなみに帰ってすぐ洋服を脱ぎ捨てたため全裸である。
「家の中は走らない!」
「「はーい」」
返事だけはとてもいい二人であった。
「うん! 私がシロだよ!」
「私が……クロ」
向かい合ってソファに座る少女たち。
うち隣り合って座る対照的な髪の毛をした二人の少女は全裸だ。
素っ裸。ヌード。一糸まとわぬ、生まれたままの姿。
一応美乃里からタオルを渡されているが、何に使うのか分からず脇に追いやられている。
もともと仔猫だから服を着る文化がないのだ。全裸でも仕方がない。
つまり、おっぱいも、おへそも、腋も、脚も、そしてなによりも大事な蕾が。丸見えの状態で座っていた。
「気づいたら人間になってた……と?」
「そうだよ!」
「うん。お昼寝して起きたら……」
猫耳やしっぽはついていない様だが、その姿性格はシロとクロに瓜二つだった。
元気で活発な女の子、シロ。
物静かでおとなしい女の子、クロ。
よくよく観察してみると、シロのおっぱいは大きく、クロのおっぱいは控え目だった。
2匹…………二人ともスラッとして、腕や脚は細く、シロは鍛えられているような、クロはぷにぷにで柔らかそうな印象がある手足だ。
いつも家でシロが活発に遊び回っていて、クロが軽くじゃれる程度ということも理由の一つだろう。
ひとまず美乃里は色々と二人に質問し、とりあえず様子を見よう、という結論になった。
「ごはんどうしよう……。お米1人分しか炊いてない……」
まさか二人も暮らす人が増えるとは思ってもいなかったので、自動で炊かれるように外出前に予約しておいた炊飯器の中のお米は一人分。
そしてお肉料理に簡単なおかずと味噌汁をつくる材料。典型的な日本の夕食の食卓であった。
「仕方ない。コンビニに行こうか」
「こんびに!? なにそれ!」
「気になる……」
美乃里の呟きに即座に反応するシロとクロ。二人は猫の姿であった時も、美乃里が何かをしようとするとすぐ、追いかけてきていた。
「……三人で行こっか」
「やった~!」
「ありがとう」
美乃里が決断した途端、玄関に向かって走りだすシロとクロ。
…………もちろん全裸のままである。
「ちょ、ちょっとまって! ストップ、ストーップ!! 一回戻ってきてぇ!」
苦労させながら服を着せ、美乃里の家から最も近いコンビニに向かう三人。美乃里が真ん中、シロとクロが両脇について、手をつないでお散歩気分だ。
…………実際は、人間になって見え方が違う街を探検しようと、勝手に走って迷子になりそうになったところを引き留めておこうとした策なのだが。
「人間のお洋服、重くて暑いの……」
「不便……」
「人間社会では服を着ないといけないの! ……家では脱いでていいから外に出るときは必ず服を着ること!」
「裸の方が楽なのにね」
「裸の方が身軽なのに」
どうやら洋服は元猫たちには不評らしい。
ちゃっかり家では全裸で良いと言う美乃里。策士である。
三人はそのままコンビニで夕食を買い、家に帰るとすぐ食べ始めた。日はもうとっくの前に沈み、美乃里の本来の夕食の時間よりも遅い。
「…………明日は土曜日だし、この子達の面倒を見なきゃだから、一日くらい勉強しなくても大丈夫よね」
「べんきょー? 美乃里ちゃんべんきょーするの?」
「遊んで……くれないの?」
美乃里の言葉に、目をうるうるさせながら下からじっと見つめてくるシロとクロに、美乃里はきゅんっ♪ とときめく。
「うっ、上目遣い可愛いっ……♪ 今日は遊んであげるから、まずお風呂に入りましょう」
「やった~! お風呂!」
「あったかくて、気持ちいよね」
食べた物を片付け、タオルと着替えを準備する美乃里を脇目に脱衣室へダッシュする二人。
ちなみに帰ってすぐ洋服を脱ぎ捨てたため全裸である。
「家の中は走らない!」
「「はーい」」
返事だけはとてもいい二人であった。
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