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序章2

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また触れた途端、もの凄い勢いで記憶が頭に入っていって、色づいてゆく。
____ものすごく聞き覚えのある怒鳴り声が聞こえてくる。

「いひゃい!」
「このゴミ以下が!ここまで育ててやったのに逆らいやがって!!!!」

?...これは...自分か?
我ながらなんて醜いんだ...肌色も悪いしガリガリだし痣だらけだし髪もボサボサだし...なんなら歯も抜けてないか?

「ごふぇん..らふぁい...」
「フンッ!これ以上やったら死んじまうからこれでやめておこう。ただ、次逆らったらどうなるか...」
「わひゃっひぇまふゅ...」
「もう無駄な抵抗すんなよwじゃあw」

.......

「ゲッホゲッゴハッホ!!!」

意識が戻ってきた。まだイライラする...
あのクソジジイが...

「ゲッホ!!!ガッホ!」

咳が止まらなくて息ができない...
苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい

「あー...これだから躊躇ったのね。」

自我さんが近づいてきた。すると手をこっちに向けてきた。段々咳が収まっていく...

「ッ...あ...ありがとう...ございま...す...」

咳が完全に収まった。本当に申し訳ない...

「じゃ。私はもう行くわね。」
「おう。いってらー」

自我さんがどっかに行くらしい。

「んじゃっ俺も自我とは別の方向に行きますんで。」

エッッッッチョイマテ

「えっ...あの...」
「もう1人で大丈夫だろ?」
「じゃあの。」

ロイドも何故かどっか行った。やばい、1人になってしまった。






........いや...ロイドはいる...姿は見えないが気配を感じる...
一体なんの為に隠れてるんだ?....まぁ、触れない方が良いだろう。

何かしら理由がある筈だ。例えば自分を試してるとか。とりあえず、気づいていないフリをしながら進んで行くかな...





























そういや腹が減らないな。食料は大丈夫そうだ。
そして進む目標を決めよう。そうじゃなきゃ永遠に出られない気がする。


そうだな...何百年とかかったとしてもこの空間の端っこを目指すかな。直感だが限りはあるはずだ。きっと。

歩けば歩くほど、この空間がどれだけ広いかが分かってくる。が、ずっと真っ白ではない。不純物もいるし、不純物とは別の...なんだろう。ノイズ?みたいなのがある。








____なぜ考えが説明みたいになっているんだ?
今までは気にならなかったがようやく違和感を感じた。
普通、こんな長々しい解説みたいな思考にはならない筈だ。よっぽどの事がない限り。
仮説だが、誰かが自分の思考をある程度操っているのかもしれない。今のところ特に問題はないから放っておいて大丈夫だろうか。
仮に何か危害を加えてくるのであれば最悪自害しなければいけないだろうか...



ッ!?
頭痛がする。これは...
......足元にふみ潰せそうなぐらい小さな不純物がいる。踏み潰してしまおうか。

「プチッ」

気持ちいいほどに綺麗に潰れた。これまでの2匹に比べるとだいぶ弱いな。
仮説ではあるが強弱の基準は体の大きさだ。ネズミと像が戦っても結果は一目瞭然。
...咄嗟に言葉が出てきたがネズミと像ってなんだろう。

そういえばレコードが出てこないな。まだ生まれたてとか...?
不純物の発生条件はなんなのだろうか。今までは
レコードから出てくると思っていたが違うらしい。

考えれば考えるほど疑問が湧き出てくる。なんなら何故自分がこの空間にいるのかも分からないし.......

........今考えても無駄なのかもしれないなぁ...
こういう事はもっと色々な事を体験してから考えた方が良いのかもしれない...
歩きながらそう思った。
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