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とある研究者の悲劇
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◇
地下の研究所へ続くエレベーターから降りた途端、ヨホ博士が僕とエディを出迎えた。
「昨日は大変だったね。怖かったでしょう」
「いえ、あの……皆さんは大丈夫でしたか?」
「あ……あぁ。まぁね。────昨日、君たちが帰った後、E-16が暴走をやめたんだ」
「え?」
あのあとE-16はピタリと暴れるのを止め、大人しくなったらしい。研究者たちが怪我をしなかったようで、胸を撫で下ろす。
「新入りである俺たちが、彼の機嫌を損ねたのかも知れないな……」
エディがボソリとそう呟く。ヨホ博士が顔を上げ、そして苦笑いを漏らした。
「そうだね。けど、それは────いや、この話は監視室についてからにしよう」
真白い廊下を歩み、監視室へ向かう。ドアを開けると、中には数名の博士がいた。
みんな一斉にこちらを振り向き、やがて博士同士で目を合わせる。
────なんだ、この感じ。まるで、僕たちの到着を待ち侘びていたかのような……。
不気味さを抱きながら、E-16へ視線を投げる。
瞬間、触手がガラス窓に這い、埋め尽くされた。
うねうねと動くそれらは昨日と似た動きを見せており、思わず悲鳴を上げる。
「やはり」
誰かがそう、声を上げた。瞬間、腕が掴まれ、僕とエディは引き剥がされる。
なんですか? と言う間もなく、ライコ博士が声を上げた。
「エディ。ちょっとガラスに近づいてくれないか?」
「え、えぇ!?」
素っ頓狂な声をあげ、エディが目を見開く。ガラス越しとはいえ、今にも飛びかかってきそうな怪物へ近づくのは嫌なのだろう。
しかし、博士たちの目はエディへ集中しており、誰もがみな彼の行動に注目している。
エディは仕方がない、と言いたげに一歩を踏み出した。ガラス窓へ近づき、E-16を見上げる。
やがて、E-16は先ほどの動きをやめ、触手を下ろした。
まるで、エディには興味がないと言わんばかりの反応に、博士たちが目を合わせる。
その時、僕はとても嫌な予感がしていた。背中に何かが走り、額に汗が滲む。
「……次はシク。君の番だ」
視線が一気に僕へ集中する。何かを期待する目に、違和感を覚えた。
イヤだ、と言いたかったが言葉が出ない。
「さぁ早く」と促された僕は震える足を踏み出した。
途端に、E-16が動きを活性化させた。触手がガラスだけでは飽き足らず、彼を隔離している部屋中を這い回る。
とうとう、バンバンとガラスを叩き始めた。突き破り、こちらに侵入してくるのではないかという恐怖を与える。
僕の不安とは他所に、周りの人間が歓声を上げた。
「もっと、近づきたまえ」
誰かの声がした。鼓膜に張り付いたその言葉に無意識に従う。
ガラス窓スレスレに近づくと、E-16の動きはもっと激しくなった。
────まるで、僕を捕食しようとしているような……。
そう考えた途端、この部屋から逃げ出したい衝動に駆られる。
逃げねば、逃げねば。そんな言葉が脳みそを埋め尽くす。
渇いた喉に唾液を送り込み、踵を返そうとした僕の肩を何かが掴む。それは複数人の手だった。
「シク。詳しく説明するが、まず率直に結論を伝える」
モレン博士が宥めるような、落ち着いた声色を放つ。僕は何も言えないまま黙って彼の言葉を待った。
「今から君に、あの部屋へ入ってもらう」
彼が指さしたのは、E-16が収監されている部屋だ。
「え?」と漏れ出た僕の情けない音と重なるように、エディが声を上げた。
「そ、それは。それはどういうことですか……?」
「E-16は通常、大人しい性質なんだ。あのように暴れたり、気性が荒くなることは今まで無かった。しかし、君たち……いやシク。君の登場により、その常識が一変した。彼は確実に、君に感化されている。だからこそ、彼と君が対面した時にどんな結果になるのか、我々は知りたい」
「む、無理です。無理です。僕、そんなことできな────」
後退りした背中を、周りに立っていた博士たちが抑える。
異常なまでに脈打つ心臓が、今にも張り裂けそうだ。
脳裏で警告音がずっと鳴り響いている。ここから早く逃げろ、と。
だが、体がいうことを聞かない。
「出来ない。じゃない。しなければならない。君は何の為にここへ来たんだ。研究のためだろう」
「そ、それとこれとは、話がちが……」
「違わないよ。君は、ここへ招かれる際に契約書にサインをしたはずだ。忘れたのかい?」
この地下研究室へ入る際、確かに契約書にサインをした。
しかしそれは、この研究所に関する情報を一切口外しないことや、した際にどのような罰が下るかなどの確認だったはずだ。
戸惑う様子に見兼ねたモレン博士が、近くにあった机の上に置かれたファイルをこちらに手渡した。
「その中に、契約書がある。きちんと読みたまえ」
受け取り、隅々まで読み尽くす。そして、血の気が引いていくのを実感した。
「そ、そんな! あんまりです。だって、普通こんな細かな文言が並んだ契約書を隅々まで読む人間なんていないでしょう。重要な事柄は口頭で伝えるべきだ!」
契約書の中にはこう記されていた。
契約者は人権などを放棄し研究に全てを捧げる、と。
つまり、この場にいる人間は研究のために死ねと言われたら、死ななければいけないのだ。
僕の言葉に、他の博士たちがため息を漏らす。
「契約書を読まなかった君が悪いんだよ」
「で、でも。エディ、君はこのこと知ってた?」
エディに視線が集中する。彼は青褪めた頬を引き攣らせ、首を横に振った。
「ほら、彼も知らなかった。こんなの、おかしい。そんな重要な事柄を、なぜこんな紙切れ一枚に収めているんです!」
「納得できないなら、仕方がない────警備隊、ここへ来てくれ」
僕の悲痛な叫びも虚しく、モレン博士が白衣のポケットへ手を突っ込み小型の機械を取り出す。それは無線機のようだ。
「了解」と返された言葉の数秒後、ドアが大袈裟に開かれ、警備服を着た屈強な男たちが続々と入り込んできた。
やがて僕を取り囲み、拘束する。
「や、やめてください。本気でこんなこと……」
「研究において、犠牲はつきものだ」
男たちに引きずられ、僕は監視室の奥にある扉へ連れていかれた。
監視室と隔離室の間に設けられた長い廊下には、何重にも閉ざされた頑丈な扉がある。
セキュリティカードを翳しながら、扉の開閉を行うモレン博士は淡々とした口調で続けた。
「我々が彼をここに隔離してから、特に目立った問題は起こしていない。過去に他の研究員が彼に接触を試みたが、その時も無事生還している」
最後の扉が開かれる。けたたましい警告音が鳴り響き、モレン博士がセキュリティを解除する。
扉の先には、真白い部屋があった。
部屋の奥には、先程まで見た重厚なものとは比べ物にならないほど、ひっそりとした扉がある。
あの先に、E-16がいるのだ。そう思った途端、胃液が逆流しそうになり、震える声を漏らした。
「お、お願いします。両親に、連絡させてください」
「シク。先程も言ったが、前回ここへ入った研究員は無事に生還している。何も心配することは無い。それに万が一、何かが起こった場合はここに待機している警備隊がE-16を制圧してくれる。大丈夫だ。僕たちも無謀な試みをしている訳では無い。対策はとっている」
そう語るモレン博士の目は、どこか興奮を孕んでいた。
僕とE-16が接触した際にどのような化学反応が起きるのか、今から待ち遠しいのだろう。
とうとう溢れ出した涙が床に落ちる。「大袈裟だよ」と肩を叩いたモレン博士が続けた。
「ここは昔、とあるウイルスに感染した人間を隔離し、動向を監視していた部屋なんだ。だから、隔離部屋の奥には簡易的だがベッドもあるし、シャワールームとトイレもある。もちろん、使用可能だ。好きなように使ってくれ。食事は部屋にある小窓から支給する。もし、なにか必要な場合は監視カメラへ合図してくれ。ある程度は用意しよう。あ、申し訳ないが、隔離部屋同様、トイレや風呂、寝床にも監視カメラがある。プライバシーはないものだと思ってくれ」
彼の言葉に絶望する。つまり、僕をすぐに解放しないということだ。
「嫌だ」とうわ言のように繰り返す僕を、無数の男たちが引き摺る。
モレン博士が扉を開けたと同時に背中を強く押され、前のめりに転がった。
地下の研究所へ続くエレベーターから降りた途端、ヨホ博士が僕とエディを出迎えた。
「昨日は大変だったね。怖かったでしょう」
「いえ、あの……皆さんは大丈夫でしたか?」
「あ……あぁ。まぁね。────昨日、君たちが帰った後、E-16が暴走をやめたんだ」
「え?」
あのあとE-16はピタリと暴れるのを止め、大人しくなったらしい。研究者たちが怪我をしなかったようで、胸を撫で下ろす。
「新入りである俺たちが、彼の機嫌を損ねたのかも知れないな……」
エディがボソリとそう呟く。ヨホ博士が顔を上げ、そして苦笑いを漏らした。
「そうだね。けど、それは────いや、この話は監視室についてからにしよう」
真白い廊下を歩み、監視室へ向かう。ドアを開けると、中には数名の博士がいた。
みんな一斉にこちらを振り向き、やがて博士同士で目を合わせる。
────なんだ、この感じ。まるで、僕たちの到着を待ち侘びていたかのような……。
不気味さを抱きながら、E-16へ視線を投げる。
瞬間、触手がガラス窓に這い、埋め尽くされた。
うねうねと動くそれらは昨日と似た動きを見せており、思わず悲鳴を上げる。
「やはり」
誰かがそう、声を上げた。瞬間、腕が掴まれ、僕とエディは引き剥がされる。
なんですか? と言う間もなく、ライコ博士が声を上げた。
「エディ。ちょっとガラスに近づいてくれないか?」
「え、えぇ!?」
素っ頓狂な声をあげ、エディが目を見開く。ガラス越しとはいえ、今にも飛びかかってきそうな怪物へ近づくのは嫌なのだろう。
しかし、博士たちの目はエディへ集中しており、誰もがみな彼の行動に注目している。
エディは仕方がない、と言いたげに一歩を踏み出した。ガラス窓へ近づき、E-16を見上げる。
やがて、E-16は先ほどの動きをやめ、触手を下ろした。
まるで、エディには興味がないと言わんばかりの反応に、博士たちが目を合わせる。
その時、僕はとても嫌な予感がしていた。背中に何かが走り、額に汗が滲む。
「……次はシク。君の番だ」
視線が一気に僕へ集中する。何かを期待する目に、違和感を覚えた。
イヤだ、と言いたかったが言葉が出ない。
「さぁ早く」と促された僕は震える足を踏み出した。
途端に、E-16が動きを活性化させた。触手がガラスだけでは飽き足らず、彼を隔離している部屋中を這い回る。
とうとう、バンバンとガラスを叩き始めた。突き破り、こちらに侵入してくるのではないかという恐怖を与える。
僕の不安とは他所に、周りの人間が歓声を上げた。
「もっと、近づきたまえ」
誰かの声がした。鼓膜に張り付いたその言葉に無意識に従う。
ガラス窓スレスレに近づくと、E-16の動きはもっと激しくなった。
────まるで、僕を捕食しようとしているような……。
そう考えた途端、この部屋から逃げ出したい衝動に駆られる。
逃げねば、逃げねば。そんな言葉が脳みそを埋め尽くす。
渇いた喉に唾液を送り込み、踵を返そうとした僕の肩を何かが掴む。それは複数人の手だった。
「シク。詳しく説明するが、まず率直に結論を伝える」
モレン博士が宥めるような、落ち着いた声色を放つ。僕は何も言えないまま黙って彼の言葉を待った。
「今から君に、あの部屋へ入ってもらう」
彼が指さしたのは、E-16が収監されている部屋だ。
「え?」と漏れ出た僕の情けない音と重なるように、エディが声を上げた。
「そ、それは。それはどういうことですか……?」
「E-16は通常、大人しい性質なんだ。あのように暴れたり、気性が荒くなることは今まで無かった。しかし、君たち……いやシク。君の登場により、その常識が一変した。彼は確実に、君に感化されている。だからこそ、彼と君が対面した時にどんな結果になるのか、我々は知りたい」
「む、無理です。無理です。僕、そんなことできな────」
後退りした背中を、周りに立っていた博士たちが抑える。
異常なまでに脈打つ心臓が、今にも張り裂けそうだ。
脳裏で警告音がずっと鳴り響いている。ここから早く逃げろ、と。
だが、体がいうことを聞かない。
「出来ない。じゃない。しなければならない。君は何の為にここへ来たんだ。研究のためだろう」
「そ、それとこれとは、話がちが……」
「違わないよ。君は、ここへ招かれる際に契約書にサインをしたはずだ。忘れたのかい?」
この地下研究室へ入る際、確かに契約書にサインをした。
しかしそれは、この研究所に関する情報を一切口外しないことや、した際にどのような罰が下るかなどの確認だったはずだ。
戸惑う様子に見兼ねたモレン博士が、近くにあった机の上に置かれたファイルをこちらに手渡した。
「その中に、契約書がある。きちんと読みたまえ」
受け取り、隅々まで読み尽くす。そして、血の気が引いていくのを実感した。
「そ、そんな! あんまりです。だって、普通こんな細かな文言が並んだ契約書を隅々まで読む人間なんていないでしょう。重要な事柄は口頭で伝えるべきだ!」
契約書の中にはこう記されていた。
契約者は人権などを放棄し研究に全てを捧げる、と。
つまり、この場にいる人間は研究のために死ねと言われたら、死ななければいけないのだ。
僕の言葉に、他の博士たちがため息を漏らす。
「契約書を読まなかった君が悪いんだよ」
「で、でも。エディ、君はこのこと知ってた?」
エディに視線が集中する。彼は青褪めた頬を引き攣らせ、首を横に振った。
「ほら、彼も知らなかった。こんなの、おかしい。そんな重要な事柄を、なぜこんな紙切れ一枚に収めているんです!」
「納得できないなら、仕方がない────警備隊、ここへ来てくれ」
僕の悲痛な叫びも虚しく、モレン博士が白衣のポケットへ手を突っ込み小型の機械を取り出す。それは無線機のようだ。
「了解」と返された言葉の数秒後、ドアが大袈裟に開かれ、警備服を着た屈強な男たちが続々と入り込んできた。
やがて僕を取り囲み、拘束する。
「や、やめてください。本気でこんなこと……」
「研究において、犠牲はつきものだ」
男たちに引きずられ、僕は監視室の奥にある扉へ連れていかれた。
監視室と隔離室の間に設けられた長い廊下には、何重にも閉ざされた頑丈な扉がある。
セキュリティカードを翳しながら、扉の開閉を行うモレン博士は淡々とした口調で続けた。
「我々が彼をここに隔離してから、特に目立った問題は起こしていない。過去に他の研究員が彼に接触を試みたが、その時も無事生還している」
最後の扉が開かれる。けたたましい警告音が鳴り響き、モレン博士がセキュリティを解除する。
扉の先には、真白い部屋があった。
部屋の奥には、先程まで見た重厚なものとは比べ物にならないほど、ひっそりとした扉がある。
あの先に、E-16がいるのだ。そう思った途端、胃液が逆流しそうになり、震える声を漏らした。
「お、お願いします。両親に、連絡させてください」
「シク。先程も言ったが、前回ここへ入った研究員は無事に生還している。何も心配することは無い。それに万が一、何かが起こった場合はここに待機している警備隊がE-16を制圧してくれる。大丈夫だ。僕たちも無謀な試みをしている訳では無い。対策はとっている」
そう語るモレン博士の目は、どこか興奮を孕んでいた。
僕とE-16が接触した際にどのような化学反応が起きるのか、今から待ち遠しいのだろう。
とうとう溢れ出した涙が床に落ちる。「大袈裟だよ」と肩を叩いたモレン博士が続けた。
「ここは昔、とあるウイルスに感染した人間を隔離し、動向を監視していた部屋なんだ。だから、隔離部屋の奥には簡易的だがベッドもあるし、シャワールームとトイレもある。もちろん、使用可能だ。好きなように使ってくれ。食事は部屋にある小窓から支給する。もし、なにか必要な場合は監視カメラへ合図してくれ。ある程度は用意しよう。あ、申し訳ないが、隔離部屋同様、トイレや風呂、寝床にも監視カメラがある。プライバシーはないものだと思ってくれ」
彼の言葉に絶望する。つまり、僕をすぐに解放しないということだ。
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