25 / 73
第二十四話 誘拐
しおりを挟む
暗闇の中。身動きする事も出来ない。
――ここは、どこなんだ?
何も見えない。何も聞こえない。ただ考えることだけは出来る。だから、自分が存在している事を『理解』出来る。
――何が、起こってるんだ?
匂いも無ければ、指先に触れるモノも無い。
ありとあらゆる感覚が、無くなっている。
こんな所に長いこと閉じこめられたら、正気を失うのでは無いか。
泰樹は目を閉じようとして、どうすることも出来ずに暗闇に漂った。
どれだけ、時間が経ったのだろう。
暗闇の中に、光が一筋。泰樹はその光で意識を取り戻した。
俺は見る事が出来る。感じることが出来る。
考えることが出来る。
浮揚する感覚。光の中に、引っ張り出される。
「……!?」
突然、泰樹は揺れる室内に放り出された。ここは、どこだ?
「よぉ。『ソトビト』ちゃぁん。正気のままかぁ?」
目の前には『暴食公』。ここは、この前乗った魔獣車の中に似ている。
「オマエがいたのは、オレの『夢幻収納』の中だぁ。そこに入れたものは、時間が止まって鮮度が保たれるぅ。人間を長く入れとくと、気か狂っちまうのがなぁ。困ったところだぁ」
恐ろしいキバをむき出して、『暴食公』が笑う。泰樹は、そこから目を反らせずに息を飲んだ。
「……っ」
「オマエを入れといたのは、たいした時間じゃ無かったからなぁ。まだ正気だろぉ?」
「お、俺は、イリス……『慈愛公』の『ソトビト』、だっ……アンタは何で俺を連れ出した?」
それだけ言うのが精一杯。泰樹は恐怖と困惑を抑えて、無理矢理胸を張った。
『暴食公』は泰樹の緊張を楽しむように、余計に歯をむき出しにする。
「かわいいなぁ。オマエぇ。……おっとぉ。まずはこれをどうにかしねぇとなぁ」
『暴食公』に『奴隷の証』をはめていた、左手をとられた。
「何すんだよ?!」
「ああ、美味そうだなぁ。でも、まだ食えねえんだなぁ」
ぶつぶつと不満をつぶやきながら、『暴食公』は大口を開けて、『奴隷の証』に噛みついた。恐ろしげなキバが金属の『証』を噛みちぎり、泰樹の腕から外してしまう。ぷっと吐き出したそれを、『暴食公』は魔獣車の窓から投げ捨てた。
「……あ……?!」
「アレは厄介だからなぁ。さ、これでオマエは、オレのモノだぁ」
ギラギラと光る『暴食公』の黒瞳が、泰樹を見すえる。それはまさしく、獣の目だ。
本能的な恐怖が、泰樹の心臓をわしづかんでいる。
捕まえたままだった泰樹の左手を、『暴食公』の濡れた舌がべろりと舐め上げた。
「んー。美味そうぅ。我慢、出来るかなぁ……?」
『暴食公』の本音ダダ漏れのつぶやきに、泰樹は恐怖をかみ殺すように奥歯を噛んだ。
魔獣車は、ずいぶん長く走っていた。夜中の街中を抜け、郊外の道を進み、田舎道に入っていく。やがて、魔獣車は大きな屋敷の前で止まった。まだ夜は明けていない。
「ここはなぁ。オレの別荘だぁ。ほら、さっさと入れよぅ」
どうにか、逃げ出せない物だろうか。拘束はされていない。ただ、『暴食公』はのんびりとしているようで、隙が無い。背中をこづかれながら、泰樹は玄関の階段を上がった。
「ようこそ、『暴食公』レオノ様」
「おぅ。コイツを洗って着替えさせろぉ。逃がすんじゃねぇよぉ」
「かしこまりました」
『暴食公』の配下らしき獣人に、身柄を引き渡される。ウサギそっくりな顔のそいつも、魔人らしい。頭のてっぺんの耳は、片方が、遊色に輝いている。
そいつの他にも、何人か使用人らしきヤツらがいる。中には魔人も。全員がクマやら狼、犬猫などの獣人だ。
こんな状況で無ければ、メルヘンやらファンタジーを感じたかも知れない。
獣人たちは、みな二足歩行で歩き、体格も良い。こんなに大勢の目が有ると、逃げ出す隙が見つけられない。
泰樹はウサギ魔人と狼獣人に連れられて、浴室に放り込まれた。
裸にむかれる前に、慌ててポケットの中の小びんを手のひらに握り込んで隠す。
――これ、いつ使ったら良いんだ?
まだ、今では無いような気がする。迷ううちに、全身をくまなく洗われた。
自分で出来るから、と訴えても、『暴食公』の使用人たちは手を止めない。
柔らかな布で身体を拭かれて、あれよあれよという間にイヤに露出度の高い衣装を着せられる。
サイズが小さめの肩の無い上着、襟は高めで丈は短い。胸の下くらいまでしか無い。
腹はむき出しで、ゆったりとしたズボンと、サンダルをはかされる。肩はむき出しなのに、二の腕にふわりとした袖を止められて、ついでに薄いベールをかけられた。
「……なあ、これ、女物じゃねーか?」
袖もズボンもやけにひらひらしている。それに宝石のような装飾が、色々ついている。
ウサギ魔人は、何も答えない。すっかり着替え終わった泰樹を、彼はどこかに連れて行く。
二階の一室。一際豪華で分厚い扉の前までやって来ると、ウサギ魔人は一言だけ泰樹に告げた。
「レオノ様に逆らうな。……生きていたいならな」
ぎいっと音を立てて、装飾の施された扉が開かれた。
その先には、デカい部屋が広がっている。
ベッド、テーブル、椅子、ソファにタンス。レオノのサイズに合わせてあるのだろうか。豪華な家具たちは、何もかもがデカい。
この部屋の主であるレオノは、馬鹿でかいソファに腰掛けて泰樹を待っていた。
「……ああ、変な匂いがとれたなぁ。そのままの方が、オマエは美味そうだぁ」
――ここは、どこなんだ?
何も見えない。何も聞こえない。ただ考えることだけは出来る。だから、自分が存在している事を『理解』出来る。
――何が、起こってるんだ?
匂いも無ければ、指先に触れるモノも無い。
ありとあらゆる感覚が、無くなっている。
こんな所に長いこと閉じこめられたら、正気を失うのでは無いか。
泰樹は目を閉じようとして、どうすることも出来ずに暗闇に漂った。
どれだけ、時間が経ったのだろう。
暗闇の中に、光が一筋。泰樹はその光で意識を取り戻した。
俺は見る事が出来る。感じることが出来る。
考えることが出来る。
浮揚する感覚。光の中に、引っ張り出される。
「……!?」
突然、泰樹は揺れる室内に放り出された。ここは、どこだ?
「よぉ。『ソトビト』ちゃぁん。正気のままかぁ?」
目の前には『暴食公』。ここは、この前乗った魔獣車の中に似ている。
「オマエがいたのは、オレの『夢幻収納』の中だぁ。そこに入れたものは、時間が止まって鮮度が保たれるぅ。人間を長く入れとくと、気か狂っちまうのがなぁ。困ったところだぁ」
恐ろしいキバをむき出して、『暴食公』が笑う。泰樹は、そこから目を反らせずに息を飲んだ。
「……っ」
「オマエを入れといたのは、たいした時間じゃ無かったからなぁ。まだ正気だろぉ?」
「お、俺は、イリス……『慈愛公』の『ソトビト』、だっ……アンタは何で俺を連れ出した?」
それだけ言うのが精一杯。泰樹は恐怖と困惑を抑えて、無理矢理胸を張った。
『暴食公』は泰樹の緊張を楽しむように、余計に歯をむき出しにする。
「かわいいなぁ。オマエぇ。……おっとぉ。まずはこれをどうにかしねぇとなぁ」
『暴食公』に『奴隷の証』をはめていた、左手をとられた。
「何すんだよ?!」
「ああ、美味そうだなぁ。でも、まだ食えねえんだなぁ」
ぶつぶつと不満をつぶやきながら、『暴食公』は大口を開けて、『奴隷の証』に噛みついた。恐ろしげなキバが金属の『証』を噛みちぎり、泰樹の腕から外してしまう。ぷっと吐き出したそれを、『暴食公』は魔獣車の窓から投げ捨てた。
「……あ……?!」
「アレは厄介だからなぁ。さ、これでオマエは、オレのモノだぁ」
ギラギラと光る『暴食公』の黒瞳が、泰樹を見すえる。それはまさしく、獣の目だ。
本能的な恐怖が、泰樹の心臓をわしづかんでいる。
捕まえたままだった泰樹の左手を、『暴食公』の濡れた舌がべろりと舐め上げた。
「んー。美味そうぅ。我慢、出来るかなぁ……?」
『暴食公』の本音ダダ漏れのつぶやきに、泰樹は恐怖をかみ殺すように奥歯を噛んだ。
魔獣車は、ずいぶん長く走っていた。夜中の街中を抜け、郊外の道を進み、田舎道に入っていく。やがて、魔獣車は大きな屋敷の前で止まった。まだ夜は明けていない。
「ここはなぁ。オレの別荘だぁ。ほら、さっさと入れよぅ」
どうにか、逃げ出せない物だろうか。拘束はされていない。ただ、『暴食公』はのんびりとしているようで、隙が無い。背中をこづかれながら、泰樹は玄関の階段を上がった。
「ようこそ、『暴食公』レオノ様」
「おぅ。コイツを洗って着替えさせろぉ。逃がすんじゃねぇよぉ」
「かしこまりました」
『暴食公』の配下らしき獣人に、身柄を引き渡される。ウサギそっくりな顔のそいつも、魔人らしい。頭のてっぺんの耳は、片方が、遊色に輝いている。
そいつの他にも、何人か使用人らしきヤツらがいる。中には魔人も。全員がクマやら狼、犬猫などの獣人だ。
こんな状況で無ければ、メルヘンやらファンタジーを感じたかも知れない。
獣人たちは、みな二足歩行で歩き、体格も良い。こんなに大勢の目が有ると、逃げ出す隙が見つけられない。
泰樹はウサギ魔人と狼獣人に連れられて、浴室に放り込まれた。
裸にむかれる前に、慌ててポケットの中の小びんを手のひらに握り込んで隠す。
――これ、いつ使ったら良いんだ?
まだ、今では無いような気がする。迷ううちに、全身をくまなく洗われた。
自分で出来るから、と訴えても、『暴食公』の使用人たちは手を止めない。
柔らかな布で身体を拭かれて、あれよあれよという間にイヤに露出度の高い衣装を着せられる。
サイズが小さめの肩の無い上着、襟は高めで丈は短い。胸の下くらいまでしか無い。
腹はむき出しで、ゆったりとしたズボンと、サンダルをはかされる。肩はむき出しなのに、二の腕にふわりとした袖を止められて、ついでに薄いベールをかけられた。
「……なあ、これ、女物じゃねーか?」
袖もズボンもやけにひらひらしている。それに宝石のような装飾が、色々ついている。
ウサギ魔人は、何も答えない。すっかり着替え終わった泰樹を、彼はどこかに連れて行く。
二階の一室。一際豪華で分厚い扉の前までやって来ると、ウサギ魔人は一言だけ泰樹に告げた。
「レオノ様に逆らうな。……生きていたいならな」
ぎいっと音を立てて、装飾の施された扉が開かれた。
その先には、デカい部屋が広がっている。
ベッド、テーブル、椅子、ソファにタンス。レオノのサイズに合わせてあるのだろうか。豪華な家具たちは、何もかもがデカい。
この部屋の主であるレオノは、馬鹿でかいソファに腰掛けて泰樹を待っていた。
「……ああ、変な匂いがとれたなぁ。そのままの方が、オマエは美味そうだぁ」
10
あなたにおすすめの小説
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
異世界にやってきたら氷の宰相様が毎日お手製の弁当を持たせてくれる
七瀬京
BL
異世界に召喚された大学生ルイは、この世界を救う「巫覡」として、力を失った宝珠を癒やす役目を与えられる。
だが、異界の食べ物を受けつけない身体に苦しみ、倒れてしまう。
そんな彼を救ったのは、“氷の宰相”と呼ばれる美貌の男・ルースア。
唯一ルイが食べられるのは、彼の手で作られた料理だけ――。
優しさに触れるたび、ルイの胸に芽生える感情は“感謝”か、それとも“恋”か。
穏やかな日々の中で、ふたりの距離は静かに溶け合っていく。
――心と身体を癒やす、年の差主従ファンタジーBL。
俺、転生したら社畜メンタルのまま超絶イケメンになってた件~転生したのに、恋愛難易度はなぜかハードモード
中岡 始
BL
ブラック企業の激務で過労死した40歳の社畜・藤堂悠真。
目を覚ますと、高校2年生の自分に転生していた。
しかも、鏡に映ったのは芸能人レベルの超絶イケメン。
転入初日から女子たちに囲まれ、学園中の話題の的に。
だが、社畜思考が抜けず**「これはマーケティング施策か?」**と疑うばかり。
そして、モテすぎて業務過多状態に陥る。
弁当争奪戦、放課後のデート攻勢…悠真の平穏は完全に崩壊。
そんな中、唯一冷静な男・藤崎颯斗の存在に救われる。
颯斗はやたらと落ち着いていて、悠真をさりげなくフォローする。
「お前といると、楽だ」
次第に悠真の中で、彼の存在が大きくなっていき――。
「お前、俺から逃げるな」
颯斗の言葉に、悠真の心は大きく揺れ動く。
転生×学園ラブコメ×じわじわ迫る恋。
これは、悠真が「本当に選ぶべきもの」を見つける物語。
続編『元社畜の俺、大学生になってまたモテすぎてるけど、今度は恋人がいるので無理です』
かつてブラック企業で心を擦り減らし、過労死した元社畜の男・藤堂悠真は、
転生した高校時代を経て、無事に大学生になった――
恋人である藤崎颯斗と共に。
だが、大学という“自由すぎる”世界は、ふたりの関係を少しずつ揺らがせていく。
「付き合ってるけど、誰にも言っていない」
その選択が、予想以上のすれ違いを生んでいった。
モテ地獄の再来、空気を読み続ける日々、
そして自分で自分を苦しめていた“頑張る癖”。
甘えたくても甘えられない――
そんな悠真の隣で、颯斗はずっと静かに手を差し伸べ続ける。
過去に縛られていた悠真が、未来を見つめ直すまでの
じれ甘・再構築・すれ違いと回復のキャンパス・ラブストーリー。
今度こそ、言葉にする。
「好きだよ」って、ちゃんと。
優しい檻に囚われて ―俺のことを好きすぎる彼らから逃げられません―
無玄々
BL
「俺たちから、逃げられると思う?」
卑屈な少年・織理は、三人の男から同時に告白されてしまう。
一人は必死で熱く重い男、一人は常に包んでくれる優しい先輩、一人は「嫌い」と言いながら離れない奇妙な奴。
選べない織理に押し付けられる彼らの恋情――それは優しくも逃げられない檻のようで。
本作は織理と三人の関係性を描いた短編集です。
愛か、束縛か――その境界線の上で揺れる、執着ハーレムBL。
※この作品は『記憶を失うほどに【https://www.alphapolis.co.jp/novel/364672311/155993505】』のハーレムパロディです。本編未読でも雰囲気は伝わりますが、キャラクターの背景は本編を読むとさらに楽しめます。
※本作は織理受けのハーレム形式です。
※一部描写にてそれ以外のカプとも取れるような関係性・心理描写がありますが、明確なカップリング意図はありません。が、ご注意ください
希少なΩだと隠して生きてきた薬師は、視察に来た冷徹なα騎士団長に一瞬で見抜かれ「お前は俺の番だ」と帝都に連れ去られてしまう
水凪しおん
BL
「君は、今日から俺のものだ」
辺境の村で薬師として静かに暮らす青年カイリ。彼には誰にも言えない秘密があった。それは希少なΩ(オメガ)でありながら、その性を偽りβ(ベータ)として生きていること。
ある日、村を訪れたのは『帝国の氷盾』と畏れられる冷徹な騎士団総長、リアム。彼は最上級のα(アルファ)であり、カイリが必死に隠してきたΩの資質をいとも簡単に見抜いてしまう。
「お前のその特異な力を、帝国のために使え」
強引に帝都へ連れ去られ、リアムの屋敷で“偽りの主従関係”を結ぶことになったカイリ。冷たい命令とは裏腹に、リアムが時折見せる不器用な優しさと孤独を秘めた瞳に、カイリの心は次第に揺らいでいく。
しかし、カイリの持つ特別なフェロモンは帝国の覇権を揺るがす甘美な毒。やがて二人は、宮廷を渦巻く巨大な陰謀に巻き込まれていく――。
運命の番(つがい)に抗う不遇のΩと、愛を知らない最強α騎士。
偽りの関係から始まる、甘く切ない身分差ファンタジー・ラブ!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
異世界に勇者として召喚された俺、ラスボスの魔王に敗北したら城に囚われ執着と独占欲まみれの甘い生活が始まりました
水凪しおん
BL
ごく普通の日本人だった俺、ハルキは、事故であっけなく死んだ――と思ったら、剣と魔法の異世界で『勇者』として目覚めた。
世界の命運を背負い、魔王討伐へと向かった俺を待っていたのは、圧倒的な力を持つ美しき魔王ゼノン。
「見つけた、俺の運命」
敗北した俺に彼が告げたのは、死の宣告ではなく、甘い所有宣言だった。
冷徹なはずの魔王は、俺を城に囚え、身も心も蕩けるほどに溺愛し始める。
食事も、着替えも、眠る時でさえ彼の腕の中。
その執着と独占欲に戸惑いながらも、時折見せる彼の孤独な瞳に、俺の心は抗いがたく惹かれていく。
敵同士から始まる、歪で甘い主従関係。
世界を敵に回しても手に入れたい、唯一の愛の物語。
男子高校に入学したらハーレムでした!
はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。
ゆっくり書いていきます。
毎日19時更新です。
よろしくお願い致します。
2022.04.28
お気に入り、栞ありがとうございます。
とても励みになります。
引き続き宜しくお願いします。
2022.05.01
近々番外編SSをあげます。
よければ覗いてみてください。
2022.05.10
お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。
精一杯書いていきます。
2022.05.15
閲覧、お気に入り、ありがとうございます。
読んでいただけてとても嬉しいです。
近々番外編をあげます。
良ければ覗いてみてください。
2022.05.28
今日で完結です。閲覧、お気に入り本当にありがとうございました。
次作も頑張って書きます。
よろしくおねがいします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる