異世界に落っこちたおっさんは今日も魔人に迫られています!R18版

水野酒魚。

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オマケ

*『暴食公』と『苛烈公』

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 安穏の闇から放り出されて、『苛烈公』ラルカが最初に感じたのは全身をさいなむ痛みだった。
 ここが何時いつだか解らない。ここが何処どこだか解らない。解っているのは、自分は負けたのだと言うこと。それも、かんきまでに。

「ぐうぅぅ……っ」

 痛みよりもくちしさで、声が漏れた。毛足の長いじゆうたんほおが触れている。優しげな緑色の壁紙、目前にそびえ立っているこの馬鹿デカいのは寝台か?
 ここは寝室か。でも、誰の?
 身を起こしたい。何がどうなっているのか。状況を把握しなければ。いつまでも、床にいつくばってはいられない。力が入らない。身じろぐ度に身体がきしむ。
 一度『死んで』しまえば、全身のを無かったことに出来るのに。今のままでは自死する事も出来ない。
 死によって、不調もも病すらも無かったことにできる。それが、ラルカの能力、『再生リボーン』の効果だった。

「……っ」

 背後に気配がした。次の瞬間には首筋をつかまれて、高々と持ち上げられていた。ラルカはわずかにき、あらがいの声を上げる。

「は、なせ……っ」

 こきり。やけにあっけない音がして、けいついを折られた。途端にくたりとかんした身体は、床に放り出される。一瞬にも満たない死の静寂。その後でラルカは息を吸い込み、大きくんだ。

「げほっ、げほっ……っなにを……する……!」
「死んだら再生するってのはぁ本当だったんだなぁ」

 低く腹に響く声の癖に、ひどく間延びした話し方だ。それで、ラルカは自分を『殺した』のが『暴食公』だと解った。

「……暴食公……ッ」

 ぎりと奥歯を噛んで、ラルカは目の前の『暴食公』レオノ・コルハーロを見上げる。

「貴様! ……貴様のせいで!!」

ラルカは立ち上がり、素早く身構える。夢幻インフィニティ収納・ストレージにいる間は、どうすることも出来なかった。こうして自由になったからには、あの忌ま忌ましいはんりゆうじんに思い知らせてやらなければ。

「……ああ、忘れてたぁ。アンタにはぁ、コレやるよぉ、ラルカ・ラケフィナぁ」

 煮えたぎるはらわたを持て余すラルカの頭に、レオノは何気なく何かをかぶせた。
 奴隷の証だ。そう認識したときには遅かった。それは首元でピタリと縮まって、取り外せなくなる。

「……は、あ?! 奴隷の、証?!」
「魔の王陛下にぃアンタを取り出して良いかぁ聞いたのよぉ。そしたらぁ『好きにしていいけどぉ逃がしちゃダメだよぉ』だってさぁ」
「……こんな、モノ……っ!!」

 力任せに引っ張っても、継ぎ目も無い金属の輪はびくともしない。ならば、魔法でと試してみるが、くいかない。魔力の流れが乱されている。どんな呪文も発動しない。

「ああ、そいつは特製だぁ。魔法封じの効果もあるぅ」
「ぐ、ぅ……っよくも、この私にこんな……ゲスな……!!」

 用意周到なことだ。魔法が使えれば、『暴食公』とだって一対一で渡り合えるのに!

「お似合いだよぉ。『苛烈公』ぅ。はははぁ。二つ名が泣くなぁ」

 のんびりとした口調で、こちらをあざわらうレオノをラルカはにらみつける。いちど『再生リボーン』して、体力も気力も十分だ。威厳と余裕をコイツに見せつけてやる。
 気を取り直したラルカは、ふと、なぜ『暴食公』は自分を夢幻インフィニティ収納・ストレージから取り出したのだろうと疑問をいだいた。努めて冷静に、ラルカは燃えたぎる怒りを押し殺す。

「……それで? なぜ私を夢幻インフィニティ収納・ストレージから出したのだ? 『暴食公』。今更、私に謝罪するつもりにでもなったのか?」

 レオノはぐるぐると、楽しげに喉を鳴らした。自身の体格に合わせた巨大すぎるベッドに腰を下ろし、まえかがみに両膝に肘をのせる。

「オレはぁ最近悩みが一つ出来たぁ。近頃ぉ魔の王陛下はぁ布告を出したぁ。『奴隷を安易に壊したり殺してはならなぁい』。それで、オレは困っているぅ」
「なるほど。貴公は『暴食公』。食欲も人一倍であったな」
「奴隷が食えないのはぁ仕方ないぃ。我慢するぅ。ソレよりももっと困るのはぁ……」

 のそり。レオノは立ち上がり、ラルカの肩に手を置いた。
 思わず払いのけようとして、ラルカは息を飲んだ。
 するどい爪の生えた、巨大な手だ。ラルカとて、けして小柄な方ではない。それでもレオノは大きくて、肩に置かれた手はびくともしない。

「奴隷をかんたんに『食えなく』なったぁ。オレが遊んでやるとぉ人間の奴隷はぁかんたんに壊れるぅ」

 ──コイツは何を言っているのだ?

ラルカはにわかに理解できずに、肩に置かれた獣毛に覆われた指を見つめた。

「それでオレはぁ良いコト思いついたぁ。あんたならぁ死ななぁい。壊れてもぐになおせるぅ。なんていい『玩具おもちや』だろぉってぇ」

 ぞっと背筋に冷たい戦慄。冗談ではない!
 いくら『再生リボーン』するとは言え、痛みも苦しみもある。レオノのようなモノにもてあそばれて、のたうち回るのはごめんだ!

「……やめろ……放せ!!」
「大丈夫ぅ大丈夫ぅ。その内慣れるからぁ」
「イヤだ!! 絶対にイヤだ!!」

 暴れるラルカの身体を、レオノはやすやすとベッドに放り投げた。そのまま足を押さえつけ、逃げられぬようにがっちりとのしかかる。
 レオノはラルカが着ていた青いコートを、その爪で簡単に引き裂いた。

「ふぅん。ふん。ふん、ふーん」

 鼻唄を口ずさみながら、レオノはお菓子の包み紙でもむくようにラルカの着衣をはがしていく。

「私はげんだぞ!! やめろ!! 放せ!!!!」
「おおぉ怖い怖いぃ。魔法も使えないぃ、怪力でもないぃ……そんなげん様ぁ怖くてたまらなぁい」
「……っ!」

 にいっと、レオノは遊色ゆうしよくの牙をむきだして笑う。楽しげに。
 すっかり大切な部分をさらされた、ラルカの肌があわつ。陽の光に照らされることの無い肌だ。滑らかで白く、わずかに腹筋が割れている。おのれの見栄えの良さだけに付けた筋肉だ。レオノの圧倒的な筋力とは格が違う。

「オレもぉ、血も涙も無い男じゃぁ無いぃ。あんたがぁ気持ち良くなるよぉにしてやるからぁ」

 レオノはポケットから、薄水色の小ビンを取り出した。レオノの手の中では、かなり小振りなビン。みつろうでされた封を切り、とろりと粘度の高い液体をラルカの口に垂らす。

「……な、ん……う、ぷっ……やめろ……!!」

 花の香りのする液体を拒んで、ラルカは口をつぐむ。つんととがったりようをレオノが摘まんでやると、ラルカは苦しげに口を開いた。
 ビンごと口に突っ込まれて、花の香りのする液体を飲まされる。

「『一本で十分でございますぅ』とか言われたけどなぁ。あんたはげんだからぁ。もう一本、行っとくかぁ」

 片手で器用にビンを開け、レオノは二本目も中身を全てラルカに注ぎ込む。

「……んぐ、げほっ……ぁ……なにを、飲ませ……んぐ……っ!」

 液体は甘く、とろとろと喉を焼く。胃まで降りていく内に、かっと身体が火照ってきた。

「あんたがぁ素直になるぅ、薬ぃ」
「ふざけ……ひぁ!?」

 不意に乳首に触れられて、ラルカは悲鳴を上げた。

「な、……に……っ?!」
「効いてきたかぁ? 即効性だって聞いてたけどぉ」
「あ、や、触るな! ……あっ」

 ぴちゃりと、れた舌の感触にラルカはもだえる。その声がわずかに甘くしびれている。

「うわ、すげぇ敏感ん。こりゃぁ楽しいかもぉ」
「や、やめ、めるな……!」

 ぺろりと舌なめずりするレオノに、ラルカは震える声で拒絶した。

「はははぁ。そっかぁ。まだぁ嫌なのかぁ」
「当然だ!! 貴様のような汚らしい獣に……ッ」
「でもぉ、ここはそう言ってないぜぇ?」
「あ、ぁ、ああぁぁぁ!!」

 急所をぎゅ、っと強くつかまれて、ラルカは身を反らせて叫ぶ。

「ほぉら、もうってるぅ」
「ちが、違う、これは……っ」
「違わないぃ。さっきのぉやくがぁ身体を熱くしてぇ感覚を鋭敏にするぅ。それでぇ感じやすくなってるぅ」

 ラルカのほおが怒りとしゆうで赤く染まる。レオノの言葉は真実だった。触れられたところが熱い。じくじくとうずいて、何かを求めている。

「ぅ、く、ぁ、離せ……っ」
「あんたのココはぁ、オレが欲しくてたまらないんだよぉ。『苛烈公』はぁ、オレを待ちわびているぅ」
「だ、黙れ! このケダモノめ! 貴様のようなモノに、誰が屈するものか!!」
「強情だなぁ。まぁいいやぁ。あんたはぁオレが食べるぅ。オレがぁ『食って』あげるぅ」

 レオノはラルカの下肢に顔を埋めた。ラルカは必死に身をねじるが、押さえつけられた足はびくともしない。

「やめろ! やめろ!! やめろ!!」
「いただきますぅ」
「やめろぉぉぉぉ!!」

 ぱくり。
 ちゆうちよ無く、レオノはラルカの雄を口に含んだ。生暖かいこうこうに包まれて、ぞくりと快感が背筋を駆け抜ける。

「や、やめ……あ……!」
「ふへ、ふぁめふぁよぉ」
「しゃべるな!! そこでしやべるな!!」

 ラルカは涙目で訴えるが、レオノは聞く耳を持たない。
 ちゅばちゅばとわざとらしく音を立てて、ラルカ自身を吸い上げる。ざらついた舌で、裏筋から先端にかけて何度もなぞられると、それだけで頭が真っ白になりそうだ。

「く、う……やめろ、はなせ……っ!!」
「ふぁめふぁよぉ」
「く……ぁっ」

ラルカの身体が跳ね上がる。限界だ。レオノの頭を外そうともがくが、その度に喉の奥に自身を押し付けてしまい、余計に追い詰められてしまう。

「あ、く、だめだ、放せ……っ放せ……!」
「ふぁめら」
「う、ぁ、ああ……っ!」

 どくん。喉奥に吐き出されたそれを、レオノは残さず飲み干した。

「ぷはぁ……あんたのぉ、濃いぃなぁ。げんのはぁ、あんまり美味くなぁい」
「うるさい……っ」
 息も絶え絶えに、ラルカはレオノに悪態をつく。
「じゃぁ、今度はぁこっちぃ」

 レオノは楽しげに笑いながら、ベッドサイドの引き出しからもう一つ小瓶を取り出した。

「も、もういらない……いらない……!!」

 小ビンの中には、透明な液体が入っている。先程の花と同じ香りがするソレの正体は、聞かずとも知れていた。
 ただでさえ、二本も飲まされたやくの効果が身体を駆けめぐっている。心拍は跳ね上がり、肌はどこもかしこも熱く火照って。

「大丈夫ぅ。さっきのよりぃちょっと弱いぃ」
「やめろ! そんなもの……どうする気だ!」
「大丈夫ぅ。痛くないぃ」
「そう言う事じゃ無い! 嫌だ!! 止めろ!! 止めろ!!」

 わめてるラルカを押さえつけ、レオノは容赦なく小ビンを傾ける。どろりとした液体を、ゆっくりと秘所に塗り込んで行く。

「いや、いやだ……あ、あぁぁ……っ」

 冷たい感触にラルカは身震いするが、やがてその冷たさが熱を帯びてくる。

「う……あ、あ……熱い……あつい……ッ」
「効いてきたぁ? これはぁ、やくの効果を何倍にも高めてくれるぅ潤滑剤ぃだってよぉ」
「ひあ!?」

 ぐりっと体内に指を突き入れられて、ラルカは悲鳴を上げた。薬のせいでかんしたそこは、レオノの太い指を簡単に受け入れてしまった。

「いやだ、あ! あ! あ!」

 内壁をかれ、擦られ、ラルカは声を抑えられない。
 レオノは二本目の指を差し込み、ぐちゃぐちゃと乱暴にまわす。薬を塗り込むように中をじゆうりんされて、痛みよりも快感の方が勝ってしまう。

「あーあ。もうぅ三本入っちゃったぁ。すげぇ柔らかいぃ」
「ひ、う……いやだ……抜……け……ぇ……」
「気持ち良すぎてぇ、イヤなのかぁ? ははぁ。可愛いなぁ」

 レオノはラルカの中をいじり回しながら、彼の胸に顔を近づける。

「ひっ……な、なにを……?」
「こっちもぉ、めてやるぅ」

 べろりと乳首をめられて、ラルカは身を反らせた。

「や、やめろ! やめてくれ!!」
「いいぃぃっぱい可愛がってぇ、柔らかくしてぇ、それから食べてやるぅ」
「嫌だ!! やめろ!! あ、あああっ!!」

 じゅるりと強く吸われて、ラルカは甲高い声で叫んだ。片方の胸を口であいされ、もう片方の胸は手で摘ままれる。両方同時に責め立てられて、頭がおかしくなりそうだ。

「やだ、いやだぁ! ああ! そこ、やめろぉ!!」
「やめないよぉ。ここもぉ、オレが食べるんだぁ」
「いやだ! やだぁ! めるの、やめろぉ!!」

 びく、とラルカの身体が大きく跳ねた。
 レオノはラルカの胸元から離れ、満足そうに微笑む。

「んふぅ。いいぃ顔してたぁ。今のでイッたんだろぉ」
「……う……う……うぅ……」

ラルカの目尻から涙が流れる。
 悔しくてたまらない。こんな獣に、かつてはただのばつの一員で有ったモノに、良い様にされるなんて。

「泣くほど良かったのかぁ。じゃぁ、もっと良くしてやらないとなぁ」
「え……や、やめろ……!」
「やめろぉばっかりぃだなぁ。やめるわけ無いだろぉ」

 レオノはラルカの足を持ち上げると、そのまま肩に担いでしまった。大きく足を広げさせられ、ラルカの顔がしゆうに染まる。

「いや、いやだ!! 見るな!!」
「ははぁ。れいな色してんなぁ。さすがはげん様だなぁ。処女みたいで、可愛いぃ」
「やめろ!! 汚らわしい!! 離せ!!」

 じたばたと暴れるラルカを無視して、レオノはラルカのそこに自分のモノを押し当てる。
 それはぞっとするほど巨大にそそり立ち、先端は赤く充血していた。人のモノとは少し形の違う、『巨木』とでも言える、それ。

「挿れるぞぉ」
「い、いやだ……それだけは、止め……ああああああ!!!」

 ずぶりと先端が埋め込まれる。十分に解されたそこは、レオノの先端を飲み込んだ。それだけでも、初めての身にはやはり苦しくて。ラルカは大きく目を見開き、はくはくと口を開閉させる。

「あ……ぎ……あ……あ……あ……っ」
「きつぃけどぉ、まぁなんとか入るかなぁ」

 レオノはラルカの様子など気にもとどめずに、ゆっくりと腰を進めていった。ぎちぎちという音が聞こえてきそうなくらい狭い。に剛直を沈めると、ラルカの腹にはぽっこりと巨木の影が浮き出る。

「ほらぁ。入ったぁ」
「ひぐ……あ……うぉ……っ!! 腹……壊れ、る……!」
「動くよぉ」
「あ……あ゛……あ゛……あぁ゛っ」

 ずるりと引き抜かれたかと思うと、また一気に奥まで突き入れられる。その度にラルカの口から苦鳴くめいが漏れた。

「やめ……あ゛! あ゛! おぐ……っ!」
「やめないぃ。あんたはぁ、これからぁ、毎日こうやって犯されるぅ」
「やめろ! やめてくれ!! お! あ! あ!」

 レオノは何度もラルカの最奥を穿うがった。届いてはいけない場所まで、余すことなく犯される。最初は苦しいだけだったラルカの声が、次第に甘いものに変わっていく。

「あ、あ、あ、だめだ、そんな、あ、あ、あ」
「はははぁ。気持ちよくなってきたかぁ?」
「う、あ、あ、あ、あ……!」

 身を穿うがたれる痛みが、次第にして行く。代わりに、過分に注がれたやくが全身に回っていく。
 どうして。苦しくて、悔しくて、もう身体がバラバラに裂けて死んでしまいたい、のに。
 腹の底から沸き上がってくる、この甘いわななきはなんだ。

「そっかぁ。気持ちいいんだなぁ。よかったなぁ」

 ずちゅ、ずちゅんと肉を打つ音が激しくなる。

「あ、あ、あ、あ、あ、もうダメだ、イク、やだ……イキたくないぃぃぃ!!」
「イケばいいぃ。何度だってぇイカせてやるぅ」

 レオノはラルカの両足を折り曲げ、上から押しつぶすようにして激しく抽挿ちゆうそうを繰り返す。
 成人の腕ほどもあるレオノの雄。それがラルカの体内を容赦なく暴いていった。

「ひぐ、あ、ああ、あぐお、お、おおおおぉぉぉ!!」

 どくん。最奥に、熱いものが注ぎ込まれる。汚される。こんなケダモノに、身体の奥までたっぷりと。視界が暗くなる。同時に、ラルカも果てていた。

「く……ぁ……は……っ」

 レオノが身体を起こすと、結合部からごぷりと白濁が流れ出た。それは、人では考えられないほどの量だ。

「ふへぇ……しかったぁ……」

 レオノは満足げにつぶやいて、白目をむいて意識を失ったラルカを眺めた。

「オレはぁあんたのこと大嫌いぃだけどぉ。あんたの身体はぁ悪くないぃ。これからぁ楽しめそうだなぁあ。『苛烈公ぅ』?」

 レオノはにやりと笑うと、再びラルカに覆いかぶさった。


「ん……ぁ……は、ぁ……っ」
「ああぁ。よくじみむぅ。最高だぁ」
「あ、あ、あ、あっ」

 あれからどのくらいっただろうか。ラルカはいまだ、レオノに組み敷かれ続けていた。

「いいぃ声で泣くぅ。もっとぉ泣けぇ」
「ひっ! おぐっ! あっあっあっ!!」

 レオノに突かれるたびに、ラルカはたかぶった声で泣き叫ぶ。
 もはや声を抑えることなどできない。レオノはしつようにラルカを犯し続けた。

「も、もぅ、やめ……やめろ……! あ、ああ! そこ、嫌だぁ……!!」
「ここぉ? ここが良いのかぁ?」
「やめろ……そこ、ぐりってするの、やめろ……! はぁ……あ、お、お、おぐっ!!」

 弱いところを責められて、ラルカはがくがくと震える。

「やめろぉ……! も、もう、やめ……て……くれ……」
「やめないぃ。まだ食べきれてないぃ」
「頼、む……許してくれ……なんでも……貴公の言うことを聞く、から……っ」
「んー。そうかぁ。じゃあぁ」

 レオノはラルカの中から自分のモノを引き抜くと、彼の腕を引っ張って上はん身を引き起こした。

「じゃぁぁ、『暴食公様ぁ。どうかお情けをくださいぃ』っていうならぁ、考えてもいいぃ」
「暴食公、様……?」
「そうだぁ。暴食公様ぁ。早く言えよぉ」
「暴食公様……」
「なんだぁ? 聞こえないぃ」
「暴食公様……どうか……お慈悲、を……」
「うん。それで良いぃ」

 レオノはラルカの頭をでると、そのまま彼をうつ伏せに押し倒した。それから、腰を高く上げさせて、一気に貫く。

「あ、あ――っ」

 先程までの行為で押し広げられたそこは、難なくレオノを受け入れた。

「あ、あ、なん、で……?!」
「慈悲がぁ欲しいんだろぉ? くれてぇやるよぉ。よろこべよぉ。おらぁ!」
「ん……ぶっ……っ」

 内臓ごと、突き上げられる。そのまま、口から中身が飛び出しそうだ。

「どうしたぁ。さっきみたいにぃ、可愛く泣いてみせてくれよぉ」
「……いや……だ……暴食公、……ああ……あ、あ、あ……お、あ……っ」
「ははぁ。すっかり壊れちまったかぁ。まぁいいかぁ」

 レオノはラルカの腰をつかむと、激しく突き始めた。

「あ、あ、あ、おご……お、お、お……!」
「ほらぁ。もっとぉ、鳴いてみろぉ!」
「あ、あ、あ、あ、あ、あ」

 とうとう、ラルカの瞳からは光が消え失せた。虚空を見つめながら、ひたすらあえぎ続ける。

「あ、あ、あ、あ」
「ほらぁ! イケよぉ!」
「あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ」

 どくん。体内に熱を感じても、ラルカは何も反応しなかった。ただされるがままに犯され続けている。

「んふぅ。これでぇ全部入ったぁ」
「あ、あ、あ、あ、あ」
「おぉい。聞いてるかぁ?」
「あ、あ、あ、あ、あ」
「こりゃぁダメだなぁ」

 レオノはため息をつくと、ラルカの中に全てを出し切ってようやく身体を起こした。

「ふぅ。スッキリしたぁ」
「……」
「はははぁ。そんな目ぇしても無駄だぞぉ。あんたはぁ、死んでもオレに犯されるんだぁ」
「……」
「あんたはぁ、もうオレのものなんだよぉ」
「……う……うう……ううううっ」

 ラルカの金色の目から、涙が一粒こぼれる。私はげんで、ばつの長で、人の上に立つモノで……プライドも自負も、何もかもがあっけなく砕かれた。
 許さない。許さない。自分をこんな目にわせた『暴食公』も、彼に自分の身柄を預けたはんりゆうじんも、『冷淡公』も、アイツの取り巻きも何もかも、何もかもを!!

「ああ。可哀想にぃ。泣いても良いぜぇ」

 レオノはラルカを抱き寄せると、背中をでた。その手つきはとても優しげで。

「安心しろよぉ。ちゃんと大事にするからなぁ」

 レオノは、ラルカの耳元に大きな口を寄せた。

「あんたはぁ、オレのモノだぁ」

 レオノは、蜜のように甘くささやきかける。

「オレのぉ可愛い玩具おもちやぁ」

 胸元をあいしながら、レオノは耳に舌を差し入れた。

「ずっとぉ、一緒だからなぁ」
「……っ!!」

 ラルカは弾かれたように顔を上げた。

「……れ……」
「ん? なんて言ったんだぁ?」
「……まれ……」
「なんにも聞こえないぃ。もっとぉ大きな声でぇ言ってみろぉ」
「黙れ!! このケダモノが!! 私はお前のものになんてならない! 私はげんだ! 『強硬派』の長なのだ! きっと返り咲いてやるからな!!」

 ラルカが叫んだ瞬間、レオノの表情が消える。次の瞬間には、ラルカの腹を殴りつけていた。

「ぐっ……!!」
「はははぁ。威勢が良いなぁ。そういうのは嫌いじゃないぜぇ」

 レオノはラルカの髪をつかんで引き寄せると、彼のほおに拳をたたきつけた。

「やれるもんならぁ、やってみろよぉ。魔の王陛下に勝ってみろよぉ」
「げほっ……ごぼっ……」
「あははぁ。痛いかぁ? 苦しいかぁ?」
「ひぐっ……! あ、ひぃ……!!」

 レオノは笑いながら、ラルカの顔に何度も平手打ちをする。手加減されている。『暴食公』が本気になれば、簡単に自分を『殺す』事が出来るというのに。

「あははぁ。いいぃ声だぁ。もっと聞かせてくれぇ」
「げほ……っ! やめ、もう、やめ……!!」
「やめないぃ。もっとだぁ。もっと泣けぇ。泣け泣け泣けぇ」
「やめろ……やめ……いやだあああぁぁぁ!!」

 ラルカの悲鳴が寝室に響き渡る。
 こうして、『苛烈公』は『暴食公』のモノとなったのだった。
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