ちびっこライの人生昇格。

白うさぎ

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第1章

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食事も下げてもらい、本格的に寝る時間。
「カリファー・・・。眠たい・・・」
「えぇ。寝ても大丈夫よ。寝る時間だからね。」
「いっしょ。」
「ライはこんなに甘えん坊坊ちゃんだったかしら?」
「んぅ・・・。いいの・・・。帰りたい。」
「うん、早く帰りましょうね。」
「いつ?」
「いつって言われたら困るわね。でもなるべく早くよ?」
「わかった・・。我慢する。」
「偉いわ、ライ」
そのまま二人で静かに眠りについた。

翌朝、ノックの音で目が覚めた。
寝ぼけた頭でカリファーが頭をよぎるが。手探りでカリファーをベッドの中探したがどうやらベッド下にすでに非難しているようだ。
「朝です。朝食をお持ちしました。」
メイドが朝食を持ってきてささっと置いて部屋を出た。
席について驚いた。
乗っていたのはパンの耳、ヨーグルト、牛乳。
昨日とは打って変わって食事の量が減っておりバランスも悪いものとなっている。
「・・・・。」
食べれたらいいという感覚で生きているライは不満はないのだが、少々驚いた。
パンの耳をかじる。少し時間が経っているのかかみちぎるのが難しいくらい固くなっていたけど、ライにとっては問題ない。
でもちょっとだけスープがあったらなって思った。
パンの耳を2本と牛乳をカリファーの元へ持っていく。
「カリファー、ヨーグルト食べる?」
「ライ、あなたが食べなさい?私はこれだけあれば上等。」
「じゃぁ、半分こ!!」
「わかったわ、ライありがとう」
「ううん!!僕が一緒に食べたいだけだもん!!」
「そうだ、ライ。約束して、トイたちが心配するから泣いたらダメよ?」
「どうして僕が泣いたらトイが心配するの?泣いてるのなんてわからないでしょ?」
「あなたは神子だから。あなたが泣くと雨が降るの。少しじゃないわ。あなたが大泣きしたら嵐が起こる。だから泣かないで。これだけは約束。」
「・・・。うん」
カリファーが食べ終わった頃にまたライの部屋に訪問者が現れた。
「君が僕と同じ神子候補の子だよね?昨日会った。」
ライはベッドの後ろに隠れる。
街でイジメられてからライは同い年くらいの子供が苦手だ。
「・・・はい。」
「神子同士仲良くしよ!!」
「あの・・・僕は神子じゃないと思うので帰りたい・・・。」
「え?帰りたいの!?」
ライは小さく返事をした。
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