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第15章 我慢と限界
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志月が牛丼を選んで戻ってきた。
「おまたせ。翔いいよ。」
「じゃ、行ってきまーす」
翔がいなくなるとまた涙が溢れ出す。
「廉くん、大学再開するのまだ辞める?」
そう聞くと首をブンブン横に振った。
「行ける?」
「いっ、、、ける、、」
「そうかなぁ?」
否定はしないが改めて自分の意見を考えるような聞き方をした。
翔がうどんを選んで戻ってきたため廉の気持ちを改めて確認はできなかった。
「あれ?まだ泣き止めない?」
「うん、翔いなくなったから寂しかったかな?」
「...」
「廉くんゆっくり食べていいからね?」
「ん、、、。」
3人で窓の外を眺めながらゆっくり食べる。
「廉くん、ほらあーん。」
翔が短くしたうどんを食べさせてあげた。
「おいし、、、」
「な。ここはうどんうまいって有名なんだよ。」
「へー。うちの大学はカツカレーだったな」
そんな話をしながらゆっくり食べる廉を優しく待つ。
「翔さん、、、お腹いっぱい、、。」
「いいよ。残り食べるから」
「なんか、翔は兄というより母だね」
「好きに言ってろ~」
少し廉が笑って安心する2人。
「じゃあ帰ろうか。志月は仕事?」
「うん、じゃあ帰るね!」
「ありがとうございました」
そう小さい声ながら廉が言ってきたのが聞こえて頭をそっと撫でた。
「この怖いお兄様がいたら大丈夫だよ」
「うん…」
「じゃ、またね」
志月が帰り、廉も翔と出る。
出る時は翔が帽子を被せ、マスクをくれたので顔を隠して出れた。
それでもあのしつこいやつが気になり翔の服を握りしめてしまう。
「廉くん、Oliveに一緒に行くのとお家に帰るのどちらにする?」
「お家、、、」
「1人で待てる?」
「ん。」
「廉くん、お家にいてねって朝言ったと思うけど行きたくなっちゃった?」
車のエンジンをつけて少し向き合う。
「ん…」
「そっか。」
あえて怒らない翔に少し不安になる廉。
「ん?どうした?」
「怒らないの?」
「仕方ないよ、廉くんは子供じゃないから好きにどこにでも行ける。大人なら当たり前だもん。」
「怒って欲しかった?」
「...」
「んーん...でも、怒られると思った。」
「信じてるからさ、廉くんの事。言わなくても気づいてくれるって。もちろん伝わらなかったらいう時もあるかもしれないけど。」
「...もう勝手に外行かない」
「連絡くれてたら安心できるから嬉しいな。」
「うん、ごめんなさい...」
「もう泣かないよ。ほらお家に帰ろうね!」
助手席でメソメソ泣いていたが、疲れたのかすぐに寝てしまった。
「おまたせ。翔いいよ。」
「じゃ、行ってきまーす」
翔がいなくなるとまた涙が溢れ出す。
「廉くん、大学再開するのまだ辞める?」
そう聞くと首をブンブン横に振った。
「行ける?」
「いっ、、、ける、、」
「そうかなぁ?」
否定はしないが改めて自分の意見を考えるような聞き方をした。
翔がうどんを選んで戻ってきたため廉の気持ちを改めて確認はできなかった。
「あれ?まだ泣き止めない?」
「うん、翔いなくなったから寂しかったかな?」
「...」
「廉くんゆっくり食べていいからね?」
「ん、、、。」
3人で窓の外を眺めながらゆっくり食べる。
「廉くん、ほらあーん。」
翔が短くしたうどんを食べさせてあげた。
「おいし、、、」
「な。ここはうどんうまいって有名なんだよ。」
「へー。うちの大学はカツカレーだったな」
そんな話をしながらゆっくり食べる廉を優しく待つ。
「翔さん、、、お腹いっぱい、、。」
「いいよ。残り食べるから」
「なんか、翔は兄というより母だね」
「好きに言ってろ~」
少し廉が笑って安心する2人。
「じゃあ帰ろうか。志月は仕事?」
「うん、じゃあ帰るね!」
「ありがとうございました」
そう小さい声ながら廉が言ってきたのが聞こえて頭をそっと撫でた。
「この怖いお兄様がいたら大丈夫だよ」
「うん…」
「じゃ、またね」
志月が帰り、廉も翔と出る。
出る時は翔が帽子を被せ、マスクをくれたので顔を隠して出れた。
それでもあのしつこいやつが気になり翔の服を握りしめてしまう。
「廉くん、Oliveに一緒に行くのとお家に帰るのどちらにする?」
「お家、、、」
「1人で待てる?」
「ん。」
「廉くん、お家にいてねって朝言ったと思うけど行きたくなっちゃった?」
車のエンジンをつけて少し向き合う。
「ん…」
「そっか。」
あえて怒らない翔に少し不安になる廉。
「ん?どうした?」
「怒らないの?」
「仕方ないよ、廉くんは子供じゃないから好きにどこにでも行ける。大人なら当たり前だもん。」
「怒って欲しかった?」
「...」
「んーん...でも、怒られると思った。」
「信じてるからさ、廉くんの事。言わなくても気づいてくれるって。もちろん伝わらなかったらいう時もあるかもしれないけど。」
「...もう勝手に外行かない」
「連絡くれてたら安心できるから嬉しいな。」
「うん、ごめんなさい...」
「もう泣かないよ。ほらお家に帰ろうね!」
助手席でメソメソ泣いていたが、疲れたのかすぐに寝てしまった。
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